よこはま彩発見
2026年4月号
<読者プレゼントあり>

海、港、緑、歴史、地域、人々、さまざまな魅力を持つ都市横浜。この街の彩りを「よこはま彩発見」としてお届けします。 今回は、横浜市環境科学研究所(神奈川区)からです。

ゆっくり“海さんぽ”
してみませんか?

横浜市環境科学研究所


▲山下公園前海域の海底景観

横浜といえば「海」。そんなイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
港の風景や潮の香りは、市民の暮らしの記憶と深く結びついています。
横浜の海は、埋め立ての歴史とともに少しずつ姿を変えてきましたが、それでも自然の海岸線や干潟、小さな砂浜が今も残っています。


▲鶴見川の河口にある干潟「貝殻浜(鶴見区)」


▲人工干潟がある「高島水際線公園」(西区)

波音を聞きながら海沿いを歩くと、潮風の心地よさに加えて、たくさんの発見があります。
海面では小魚がきらりと光り、岸壁の割れ目には小さなカニが身をひそめています。
砂浜には、波に運ばれた貝殻が点々と残されています。
ウミネコやユリカモメが羽を休める姿に出会えることもあります。海辺には、多くの生き物たちが息づいています。


▲防波堤「象の鼻」と「象の鼻パーク」(中区)


▲市内唯一の自然海岸がある「野島公園」(金沢区)

こうした海沿いの魅力を伝えるため、横浜市環境科学研究所では 「よこはま海さんぽMAP」 を作成しています。

観察スポットや海にまつわる歴史、生き物の豆知識をぎゅっと詰め込んだ一冊です。

ぜひ春の陽ざしが心地よい季節に、「よこはま海さんぽMAP」を片手に、ゆっくり横浜の海辺を歩きながら、“海さんぽ”を楽しんでみてください。

よこはま海さんぽMAPは横浜市環境科学研究所のウェブサイトに掲載しています。

豊かな海づくり

環境科学研究所では、この横浜の海を風景として眺めるだけではなく、より身近に感じてもらえるよう、水質の改善や生き物が暮らしやすい環境づくりに取り組んでいます。

その取組の1つとして、山下公園前の海に民間企業と連携して、「生物付着基盤(つき磯)」を設置しました。これは、製鉄の際に生まれる副産物の「鉄鋼スラグ」を活用したもので、海藻や小さな生き物が住み着く「海のすみか」の役割を果たすものです。

ここに定着したろ過食性動物の二枚貝やホヤが、なんと1日で約8,400キロリットル、25mプール約17杯分もの海水をろ過していることも推計されています。 

こうした取組によって少しずつ水質が改善し、設置から10年以上が経った現在、基盤のまわりには海藻がしっかり根づき、魚たちが集まるようになりました。

最近ではアイナメの産卵も確認されるなど、海の中で好循環が生まれつつあります。
このように、ひとつの工夫が次の変化を引き寄せ、やがて海全体の力になっていく、そんな未来を目指した取組を進めています。

また、こうした海の中の変化をより身近に感じていただけるよう、新しい動画も公開しました。普段はなかなか見ることのできない水中の様子を、映像ならではの臨場感でお届けしていますので、ぜひご覧ください!

▲【動画】海を育む都市へ ー豊かな海づくりへの挑戦ー

環境科学研究所とは?

今年、環境科学研究所は創立50周年を迎えます。
公害や環境問題への対応が社会の課題だった時代に開所して以来、研究所は水・大気・土壌の調査研究を土台に、温暖化対策や生物多様性に関する調査など、横浜の環境を科学の視点から支えてきました。

精密な分析機器を備えた実験室を中心に、現場と研究、そして市民の暮らしをつなぐ“橋渡し役”としての役割を担ってきました。
民間企業や学校との協働など、多様な主体とともに横浜らしい環境の取り組みを積み重ねてきたことも大きな財産です。

50年の歩みは、過去の記録であると同時に、未来への約束でもあります。
これからも、横浜の環境を次の世代へ引き継いでいくため、研究と現場をつなぐ役割を果たしていきます。


▲分析の様子


▲生き物調査の様子

環境科学研究所では、業務紹介と「学び」を提供するため、施設見学を受け付けています。
対象は、10~40名のグループです。見学をご希望の際は、お気軽にお電話でご相談ください。
また今年は、創立50周年を記念したさまざまなイベントも計画中です。
最新情報は環境科学研究所のウェブサイトで随時更新していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

横浜市環境科学研究所 公式ウェブサイト

問合せ

みどり環境局環境科学研究所
TEL 045-453-2550
FAX 045-453-2560

読者プレゼント

【2026年4月30日(木)締切】

いつも「広報よこはま よこはま彩発見」をご覧いただき、ありがとうございます。感想をお寄せいただいた方の中から抽選で、よこはま海さんぽMAPと「ボールペン・缶バッジ風手鏡(各1個ずつ)」のセットを10名様にプレゼントします。

ご希望の方は、次の6項目※を明記し、電子メール(ss-saihakken@city.yokohama.lg.jp)または郵便はがき(〒231-0005 横浜市中区本町6-50-10 横浜市役所政策経営・国際戦略局広報・プロモーション戦略課 あて)でご応募ください。締切は2026年4月30日(木)必着です。

※①郵便番号、②住所、③氏名、④今月号の感想、⑤読んでみたい記事、⑥「4月号プレゼント希望」

なお、当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます。いただいた個人情報は、賞品の発送以外の目的には使用しません。

読者プレゼントの問合せ先

横浜市役所 政策経営・国際戦略局広報・プロモーション戦略課
TEL 045-671-2332
FAX 045-661-2351

広報よこはま2026年4月号に紙面掲載した「よこはま彩発見」の内容は、「よこはま彩発見」紙面連載バックナンバー(2026年分)をご覧ください。

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