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子どもの前では吸わないで!
最終更新日 2023年6月6日
妊娠中の胎児への影響
妊娠中にママ(妊婦さん)がタバコを吸うと、お腹の中の赤ちゃんに様々な影響があります。もちろんママ自身にも影響はあります。
赤ちゃんへの影響
- 低出生体重児(2500g未満)が生まれやすくなります。
- 先天異常(口唇・口蓋裂、先天性心疾患等)が起こる可能性が高くなります。
ママへの影響
- 妊娠・分娩合併症の危険性が高まります。
- 流産・早産の危険性が高まります。
- 胎盤早期剥離、前置胎盤等の危険性が高くなります。
子どもへの影響
タバコの煙にはなんと200種類以上の有害物質が含まれています。親や周りの大人がタバコを吸うと吸っている人だけでなく、子どもも病気にかかりやすくなります。
- 赤ちゃんが突然死んでしまう病気(乳幼児突然死症候群)
両親とも喫煙する 4.7倍
親の一人が喫煙する1.6倍 - 気管支などの病気にかかりやすくなります
肺炎や気管支炎・・・ 1.5~2.5倍
気管支喘息・・・1.5倍
中耳炎・・・1.2~1.6倍 - 他にも子どもの身体発育に悪影響がでたり、歯ぐきに黒ずみが出やすくなったりします
- 母乳栄養にも悪影響があります
統計からみる、子どもへの影響
タバコを吸うとニコチンという有害物質が体の中に取り込まれます。ニコチンは、心拍数の増加、末梢血管の収縮、血圧の上昇を起こし、血管を損傷させます。このニコチンは体の中でコチニンという物質になって、尿から排泄されます。
下のグラフは、このコチニンが子どもの尿からどれだけでているかを測定したものです。タバコを吸わない家庭の子どもを1とした場合、タバコを吸う家庭が何倍多いかを示しています。コチニンはタバコの煙の影響を受けていないと出てきません。つまり、この値が高いということは、子どもの周りの大人の吸うタバコの煙の影響(受動喫煙)を受けているということを示しています。
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