閉じる

ここから本文です。

薬物乱用とは?

最終更新日 2025年3月28日

薬物乱用とは、「決められたルールを守らないで、薬物を使用すること」です。薬物は麻薬及び向精神薬取締法や覚醒剤取締法など、法律によって厳しく取り締まられています。また、医薬品についても「病気や傷の治療に使う」といった本来の目的以外に使えば薬物乱用となります。このような目的で使用した場合、たとえ1度使用しただけでも、薬物乱用にあたります。

脳への影響

主な脳への障害

私たちの脳は、すごいスピードで情報を処理し、心と身体をコントロールする優れた仕組みを持っています。しかし、薬物を乱用すると脳の仕組みにダメージを与え、乱用が続けられるなかで様々な障害を引き起こします。
そして、一度ダメージを与えられた脳は、薬物を使う前の状態には戻らなくなってしまいます。
特に成長期にある青少年の脳は成人に比べて影響を受けやすいため、注意が必要です。

薬物を乱用するとどうなるの?

1幻覚・妄想

2運動機能の低下

内蔵機能の低下

4感情のコントロールがきかなくなる

耐性

耐性とは、薬物を繰り返し使用することによって、最初は効果があった薬物が、同じ効果を得るために使用量を増加しなくてはならなくなる現象です。乱用を続けると、次第に薬物の効果が薄れてきてしまい、同じ量では効かなくなり、摂取量や回数がどんどん増えていくという悪循環に陥ってしまいます。

依存

薬物依存には身体に異常が起こる身体依存と、薬物が欲しくてたまらない気持ちが抑えられなくなる精神依存の2種類があります。
身体依存は、薬物を繰り返し使用すると、いつの間にか、体の中には薬物がいつもあるのだという身体に変化し、薬物が使用できなくなると、汗が出る・手の震え・幻覚や意識障害などの離脱症状が現れる状態です。
一方、精神依存は、薬物を使わないと、物足りない・不安になる・薬物なしではいられなくなるといった、薬物が欲しいという強い欲求である渇望が現れる状態です。
身体依存や精神依存になると、自分の意志では薬物の使用がコントロールできなくなり、離脱症状から逃れるため、薬物に対する渇望のために、何としてでも薬物を手に入れようとする薬物探索行動をするようになります。

薬物依存の2つの悪循環


より詳細を知りたい方は、関連資料・リンクもご覧ください。


【出典・引用】
薬物乱用防止読本「薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」健康に生きようパート38」(厚生労働省)

このページへのお問合せ

医療局健康安全部医療安全課

電話:045-671-3654

電話:045-671-3654

ファクス:045-663-7327

メールアドレス:ir-iryoanzen@city.yokohama.lg.jp

前のページに戻る

ページID:284-311-148

  • LINE
  • Twitter
  • Facebook
  • Instagram
  • YouTube
  • SmartNews