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泉区 地域力支援講座

最終更新日 2026年8月14日

 地域力支援講座は、自治会町内会をはじめとした地域団体で活動されている方々が、課題解決に向けたさまざまな取組を知ることで、課題解決の手法やまちの魅力づくりについて学び合う講座です。学び合いを通じて多種多様な主体とともに協働で地域づくりが進められていることを理解し、地域づくりに関わる人材の発掘・育成、地域活性につなげることを目的に開催しています。
  

令和8年度「地域活動アップデート講座」について

 自治会町内会等をはじめとした地域活動団体では、高齢化の進行や担い手の減少などにより、地域活動の継続が課題となっていることから、市民主体の地域運営の低下・停滞が懸念されています。

 また、ICTを活用した情報収集や多様な参加スタイルが広がる中で、地域活動への不安や負担感から積極的な地域参画の意識が減少している傾向にあります。

 このような状況の中で、地域活動の負担感の改善に向けた新たな取組や次世代が求める自治会町内会をはじめとした住民主体の地域自治の取組を学ぶ機会として地域活動者向け講座を実施しました。

地域活動アップデート講座チラシ画像

令和8年度 地域活動アップデート講座 チラシ(PDF:1,100KB)

開催報告

講師 兼 ファシリテーター紹介

奥村 玄(おくむら げん) 氏(株式会社GENプランニング 代表取締役、横浜市まちづくりコーディネーター)

講師兼ファシリテーター 奥村 玄 氏

 市民参加のまちづくりに携わり、地域計画・都市計画のほかコミュニティ再生を通じた地域活性化など多様な視点から地域づくりを支援してきた実績があります。
 本講座では、課題改善に向けた地域活動の具体的なヒントや気付きを引き出すような進行をしていただきました。

開催概要

【日時】 令和8年6月24日(水曜日) 午後1時30分~4時
【会場】 泉区役所 4階ABC会議室

おもなプログラム

講義・事例紹介 「地域活動のアップデートとは」

 講師から、地域活動団体の担い手不足や役員の負担軽減など、課題の解決に向けた他地区のさまざまな活動事例を紹介していただきました。

 まずは、横浜市における市民活動のルーツや自治会町内会加入状況の変化等についてお話しいただきました。コロナ禍を経て人との関わり方や働き方の変化など社会的要因がコミュニティの機能低下に影響していることや、震災等の災害の際には危機管理や地域の持続可能性の課題が浮き彫りになったことが紹介されました。
  
 次に、地域住民同士が顔を合わせる機会の減少や地域活動の担い手不足などの地域課題改善に向けたさまざまな取組事例を紹介していただきました。実際に地域活動にかかわっている参加者にとっては、今後の活動のヒントに気付く機会となりました。
 例えば、

  • こどもを中心とした事業で親世代とのつながりを持つ機会の創出
  • 住民が得意を活かしながら活動にかかわる取組
  • 役員の負担軽減や若い世代とのつながりを目的としたICTの活用

 などは、身近で取り組みやすい活動として紹介され、複数併せて取り組むことが効果的であることが分かりました。
  

パネルディスカッション「新たな担い手を迎えるコツ」

 ファシリテーターとパネリストによる対談です。先進的な地域活動のあり方を実践されている港南区美晴台自治会の代表者から具体的な取組について聞き、今後の活動のコツやヒントを探しました。
  
【ファシリテーター】奥村 玄 氏(講師)
【パネリスト】港南区美晴台自治会 会長 奥嶋 敬司 氏
       美晴台の道に愛称をつける会 代表 髙森 惇 氏
   
 横浜市のデータによると、泉区と港南区の自治会町内会加入率はほぼ同等となっています。その中でも港南区美晴台自治会における加入率は約85%とされ、横浜市の平均65.3%(※1)を大幅に上回っています。
 地域活動団体の役員の高齢化や自治会町内会加入率の低下等により住民同士のつながりの機会の減少が懸念されているなか、美晴台自治会における地域の課題解決に向けた具体的な取組とその効果についてお話をうかがいました。
(※1)令和7年4月1日時点の横浜市のデータによるもの 横浜市ホームページ/自治会町内会調査結果  
  

パネルディスカッションのおもな内容

【自治会と地域の活動団体との関係性について】
(講師) 美晴台自治会では、どのような地域活動団体がありますか?
(会長) 自治会と連動する各種委員会をはじめ趣味や交流活動をおこなうクラブのほか、こども向けのイベントや暮らしに関わる活動をおこなうボランティアグループなどがあります。皆さん、好きな活動をしているので長く続けている方が多いようです。
    また、自治会と連動する各種委員会の活動は各団体に任せ、自治会は指図はしていません。お任せしている分、自治会の負担も少ないと感じています。
(講師) 指図しないというベースにあるのは信頼ですね。
    次に、美晴台自治会と趣味や交流活動をおこなうクラブやボランティアグループとの関係性について教えてください。
(会長) クラブやボランティアグループは、自治会とは別組織として独自の活動をしています。自治会としては、住民のために活動してくれているので助成金で応援しており、お祭りをはじめとした自治会の行事では相互に協力し合っています。
  
【自治会への加入と事業について】
(講師) 自治会加入率が約85%とは驚異的な数字に感じますが、新規加入の声掛けのコツなどありますか。
(会長) 現在は、自治会として特別な勧誘はしていません。もし、自治会費が負担だという申告があれば、自治会に設けている会費免除の制度を案内しています。
     また、自治会のイベントにはこども向けの行事が多く、広報紙や団体が配付するチラシには「ようこそ!美晴台へ!」のフレーズを使っていることもあって、若い世代や新入居者は自主的に加入してくれています。ただ、今後は勧誘が必要かもしれません。
  
(講師) こども向けのイベントを企画する際は、まち歩きなどでの日常的なふれあいもヒントになりますか。
(代表) 住民に気軽に声掛けしたり、されたり。登下校を見守るボランティアがこどもとのおしゃべりから得る情報を活用し、入学祝いや赤ちゃん誕生のお祝いなどのこども主体の事業検討につながっています。
   
【デジタル化について】   
(講師) デジタル化にも取り組んでいますか。
(会長) 役員同士、クラブや各委員会の連絡などは全てLINEを活用しているほか、ICTに詳しい人にホームページを作成してもらい、回覧版の内容を掲載しています。学生向けのボランティア募集には二次元コードも活用しています。
     その他、集まりがある時のLINE連絡は、参加する人だけが回答することにしています。強制しない、負担に感じない、楽しい活動を目指しています。
(講師) 断る理由を書かなくていいのは助かります。前向きになれるような仕組みに気を配っているのですね。
(会長) 地域、学校、家庭との連絡会で祭りの話題になった時に中学生から色々な提案があり、やる気があると感じました。上手く働きかけて、若い人にブースを立ち上げてもらうのも良いと思いました。
(代表) 以前、ヨコハマ市民まち普請事業に取り組んだ時に参加した子が大学生になり、今では他の学生に声掛けするなどのつながりも続いています。

【講座参加者からの質問】

  • 質問1

 私達の自治会の老人会は、参加者が減り、役員をやりたくないという声もあり解散してしまいました。今は地区社会福祉協議会の事業に移行していますが、そういった状況に近い自治会に対して何かアドバイスはありますか。
  
(会長) 解散は残念。継続は運営側の思いが必要だと思います。参加者にとっては、楽しく、前向きになれることが大切だと思っています。
(代表) 美晴台自治会の老人会では、誕生会やカラオケの会には軽食を出したり、公園の花植えやこども向け事業に参加してグラウンドゴルフをすることもあります。自治会のホームページにも掲載して周知して参加しやすくしています。
(講師) 他の団体と一緒に事業を実施したり、堅苦しい決まりや役割を設けずに楽しむ会を少人数から始めてみてもいいのかもしれません。
  

  • 質問2

 美晴台自治会のゆるい活動が続くコツや地域で育ってきた子たちを大切にしている発想は、どのような経緯があったのでしょうか。
  
(代表) 3~4年ほど前に将来の町を考える「まちづくり委員会」を4、5人で始めました。自治会をどうしていくか、どんなことをやりたいかを検討し、今後の実現に向けていく構想です。仕事や家庭など個別の事情がある人は、サポーターとして参加してくれています。
(講師) それぞれやってみたい人が集まる機能を自治会がサポートしているのが、ゆるく、長く続く秘訣なのかも知れません。
  
【結びにひとこと】
(代表) 地域の人達の声を聞くため、引き続き日常的にまちを歩くことや任意のクラブ活動・シニアクラブも続けていきたいと思います。また、新たに60代向けの講座を外部講師にお願いすることも考えています。
(会長) 会社勤めをしている時は、家と会社とを往復する「会社人」でした。地域活動に関わることで人とのつながりや社会との関わり方への意識が変化しました。今は「社会人」だと感じているので、もっと地域(社会)に貢献したいと思っています。
(講師) 「会社人」と「社会人」という表現が印象的でした。
     本日は色々な取組をお聞かせいただきありがとうございました。
※発言者の表現を引用しています。
  

情報提供

 地域活動に役立つ支援メニューを紹介しました。

  • 横浜地域活動・ボランティア情報サイト「よこむすび」

 自治会町内会、NPO法人、ボランティア団体など、地域で活動する団体のイベント情報やボランティア募集情報を集めた横浜市が運営するポータルサイトです。
  詳細はこちら▶横浜地域活動・ボランティア情報サイト「よこむすび」(外部サイト)

  • 泉区ICT事例集の紹介

 実際に泉区内でICTを活用した事例集を作成しました。地域活動へICTの導入をご検討の際、ぜひご活用ください。
  詳細はこちら▶「それ、泉区の自治会町内会でもできました!」

  • 泉区地域活動コーディネーター等派遣について

 活動の見直しや防災・防犯、ICTなどさまざまな地域活動のお悩みに対し、区から無料で専門家を派遣します。ぜひ、ご活用ください。
  詳細はこちら▶泉区地域活動コーディネーター等派遣
  

【振り返り】 
 本講座では、参加者それぞれが思う地域課題に対し、解決に向けたヒントを得ていただけるよう事例紹介およびパネルディスカッションをおこないました。泉区と似たような課題を少しずつ改善した取組事例が、参加された皆様にとって参考になっていましたら幸いです。
 今後も地域活動に関するご相談等がありましたら、お気軽に地域力推進担当までお声掛けください。

つながる!地域活動ゼミについて

このページへのお問合せ

泉区総務部地域振興課地域力推進担当

電話:045-800-2333

電話:045-800-2333

ファクス:045-800-2507

メールアドレス:iz-chiikiryoku@city.yokohama.lg.jp

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