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命を守る!災害時の口腔ケア
最終更新日 2025年4月21日
災害が起きると、飲料水の不足などから歯みがきが難しくなり、お口の細菌による呼吸器感染症が起こりやすくなります。もしものときにも健康に過ごせるように、日頃から備えましょう!
<参考:公益社団法人 日本歯科医師会「非常時の口腔健康管理」>
日頃から準備しておくもの
🦷 歯ブラシ
🦷 デンタルフロス・歯間ブラシ
🦷 洗口液
🦷 コップ
🦷 ハンカチ・ティッシュ
🦷 シュガーレスの飴・ガム(口を潤します)
🦷 入れ歯を使っている人:洗浄剤やケース
もしものときの口腔ケア
水と歯ブラシがある場合
口の中を清潔にしておかないと、口の中で細菌が増えて、肺炎をおこしやすくなります。
特に高齢者の方は誤嚥性肺炎に注意してください。肺炎以外にも、全身の病気に影響を及ぼします。
これらを防ぐためにも、口のお手入れや顔を動かす体操をはじめましょう。
①濡らしたティッシュで軽く唇を拭く
②コップを2つ用意し、水量の少ない方に歯ブラシを入れて濡らす
③歯をみがき、歯ブラシが汚れたらティッシュで汚れを取る
④水量の少ないコップで歯ブラシをすすぎ、水量の多いコップで口をゆすぐ
★ポイント★
・口内炎ができていたり、歯みがきをしていて出血がある場合は、うがい用の薬液(洗口液)を使うと効果があります。
・うがいが可能な量のお水がある場合で、歯みがき剤が手元にある場合は、少しだけ歯みがき剤を使いましょう。
水はあるが、歯ブラシがない場合
①食後に少量の水やお茶でぶくぶく・がらがらうがいをする
②タオルやハンカチ、ティッシュペーパーなどで歯の表面を擦って、できる限り汚れを取り除く
★ポイント★
うがいは、一度に多くの水を含んで吐き出して終わるよりも、少量ずつ水を口に含んで吐き出すことを繰り返した方が効果的で、より口の中の汚れを薄める効果が強くなります。
入れ歯のお手入れ
①できれば毎食後、少なくとも1日に1度は外して、ウェットティッシュやガーゼ・スポンジなどを使って汚れを取る
②部分入れ歯では、針金の部分などが複雑な構造をしている場合が多いので、 義歯用ブラシや歯ブラシ、綿棒などで お手入れをする
★ポイント★
・就寝時は外し、義歯洗浄剤か水中で保管することが望ましいですが、非常時はその限りではありません。
・洗浄剤を充分に洗い流してから口に入れるようにしてください。
・食器洗い用の中性洗剤でも代用できます。
水がない場合
ガムやマウスウォッシュを使って、お口のお手入れをしましょう!
・シュガーレスガムをかむことで、ストレス解消や緊張感の緩和ができます。
また唾液をたくさん出す効果があり、その唾液で口をすすぐことができます。
・マウスウォッシュ(口腔用洗口剤)で口をすすぐことで 菌が増えることを防ぐことができます。
口の中の状態を考えて、 刺激の少ないノンアルコール成分のものをおすすめします。
お口の体操やマッサージをしましょう!
非常時には、慣れない環境などで強いストレスを受け、唾液が出にくくなることがあります。
唾液には口の中をきれいに洗い流してくれる働きがあります。
なるべく口を動かし、またマッサージをして唾液の分泌をうながしましょう。
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