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最終更新日 2022年5月11日
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決戦に備えて
解説
昭和13年の灯火管制法公布以降、市民の防空活動も本格化した。昭和14(1939)年には警防団令が制定され、それまであった消防組と防護団の二つの組織を統合した警防団が誕生、警察の指揮を受けて各所で防空指導にあたった。隣組単位で、防火用のバケツ、火はたき、鳶口(とびくち)等の用具を常備、「防空知識」普及の冊子が配布され、日々消火訓練を行って空襲に備えていた。しかし、貧弱な日本の防火用具では、消し止めることはできず、大空襲の猛威にさらされた人々の必死の消火作業も無力であった。
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