米軍ヘリコプターからの部品落下について（緊急要請）

平成２３年２月３日、米海軍第14対潜ヘリコプター飛行隊所属のヘリコプターが、飛行中に機材を落下させる事故が発生しました。落下場所は住宅地に隣接し、一歩間違えれば人命に関わる可能性のある重大な事故です。
当協議会では、これまでも、機会あるごとに、飛行の安全対策の確立や整備点検の徹底などを繰り返し要請してきましたが、神奈川県内では、平成２２年１月及び３月にも厚木基地所属の航空機による部品落下等の事故が連続して発生しています。同年10月には日米合同委員会で再発防止策が示されたにもかかわらず、今回、再びこうした事態が生じたことは、米軍機の安全管理等に対する不信感を県民に与えるものであり、極めて遺憾です。
貴職におかれては、今後、米軍機の事故が起きることのないよう、次のことについて、万全の対策を講じることを（米軍に申し入れるよう）改めて強く要請します。

※（）内は、日本側への要請に挿入します。

１　今回の事故の原因を早急に究明し、実効性のある再発防止策を確立すること。また、これらについて速やかに公表すること。
２　航空機の整備点検などを確実に実施して、航空機の徹底した安全管理に努めること。

平成２３年２月４日

在日米海軍司令官　リチャード・B・レン少将　殿
厚木航空施設司令官　エリック・W・ガードナー大佐　殿
外務大臣　前原　誠司　殿
防衛大臣　北澤　俊美　殿