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【インタビュー】「上瀬谷小学校地域フラワーフェスティバル」への思いを伺いました
瀬谷区内の小・中学校では、GREEN×EXPO 2027の開催に向けて、児童生徒や学校を取り巻く地域の方々への機運醸成につながる様々な取組が行われています。それらの取組の中から、令和5年11月25日に上瀬谷小学校で開催された「フラワーフェスティバル」について、横浜市立上瀬谷小学校の小林京子校長にお話を伺いました。
最終更新日 2024年1月24日
フラワーフェスティバルを開催した経緯を教えてください。
小林京子校長
従来、上瀬谷小学校の中庭は、理科の実験等の際に、「教員と一緒にしか入れない場所」となっていました。しかし、昨年度の6年生(現中学1年生)の「中庭をもっと素敵な場所にしたい」との思いを受け、中庭を整備し、その後、瀬谷区の取組であるオープンガーデンに参加することになりました。
現6年生がそれを引き継ぎ、5月開催のオープンガーデンに向けて、中庭の手入れや夏場の水やりなどに取り組みました。
また、オープンガーデン以降も、夏の花の美しさを後に残すためにドライフラワーに挑戦したり、他校を会場に開催された「横浜ばら祭り」に参加して、どのようなことが来場者の喜びにつながるのかを研究したりするなど、取組を続けてきました。
その後、6年生の子どもたちの中で、「上瀬谷小の花の魅力や美しさをもっと伝えていきたい」という思いが高まり、 全校児童や地域を対象にした、学校独自の6年生が創る、今回のフラワーフェスティバルを計画しました。
フラワーフェスティバルの開催に向けた、児童の様子はどうでしたか。
春のオープンガーデンを通じて、たくさんのお客さんに来てもらうためには、自ら精力的に宣伝することが大切だということを、子どもたちは学びました。
そこで11月のフラワーフェスティバルに向けては、集客につながるように、「学校ホームページに招待状を載せたい」、「保護者に宛てた手紙を作りたい」、「地域の掲示板にポスターを貼りたい」、「学校訪問にきてくれた横浜市長などのお客さんを招待したい」など、様々なアイディアが児童たちから出てきて、それらをすべて実行しました。
また、子どもたちの熱意を感じて、地域の方が瀬谷北部町内連合会のホームページにも取り上げてくださいました。瀬谷駅前で行われた「輝きフェスティバル」でも、児童によるPR活動を行いました。
その結果、当日は150名以上のお客様にお越しいただきました。このことを通じて児童たちの“自己有用感”が高まったように思います。
GREEN×EXPO 2027に対する思いを教えてください。
実は、私は瀬谷区の小学校3校で19年教員として勤めています。上瀬谷のこの自然豊かな地域は、当時の子どもたちにとっても、のびのびと育った深い思い入れのある場所です。上瀬谷の土地が返還されて約10年、当時、私の受け持った子どもたちともこの上瀬谷の地をどんな風に土地利用するのかを社会科の時間に一緒に考えました。子どもたちにとっては、「わがまち、ふるさと」です。
GREEN×EXPO 2027やそれ以降の話は将来の話で、何が行われるのかは今後明らかになっていきます。自分たちの自慢のまちで大きなイベントが行われるこのタイミングで、児童として小学校に在籍している子どもたちとっても、まちがより良い場所に変わっていくのであれば、それを児童たちに大いに楽しんでほしいと思っています。
小学校での桜の接ぎ木イベントやオープンガーデンなどの横浜市や瀬谷区が行う取組、また横濱花博連絡協議会主催の絵画コンテストなど、GREEN×EXPO 2027につながるイベントについては、学校を挙げて積極的に参加し、児童たちがこのまちの将来について考える機会をたくさん作っていきたいと考えています。
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