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幼児期の食生活

最終更新日 2019年4月26日

幼児期の食生活~楽しくたべる子どもに~

食習慣の基礎作りとしての食事
食べる意欲を大切に、食の体験を広げよう

 「食」は、子どもの健やかなこころとからだの発達に欠かせない大切なものです。授乳期から「食」の大切さを意識し、豊かな食の体験を積み重ねていくことで、子どもは生涯にわたって健康で楽しい食生活を送ることができます。こころもからだも元気に育てるため、バランスのとれた栄養素の摂取だけでなく、食事は楽しく、家族揃っての食卓を大切にしましょう。

よくある悩み(子どもの食事で困っていること)から

好き嫌いなく食べるための工夫

 味覚が発達し、微妙な味の違いがわかり、好みが出てきたり、意思表示ができるようになると、急に「食べない」といいますが、子どもの好き嫌いは一過性のものです。食事の基本は、からだを動かしておなかがすいた状態で食事を迎えること、そして大人も一緒に食卓を囲み、楽しい雰囲気で食べることが大切です。

1.生活リズムをつけよう

 偏食の予防にはおなかをすかせ、食卓につくことができるように、遊び、食事、睡眠などのリズムを整えることが大切です。

2.無理強いしないように

 子どもにとって嫌いなものは味だけではなく、においや食感などさまざまな要因が考えられます。無理強いするとかえって食べようとしなくなるのでやめましょう。

3.食べられたらたくさんほめよう

 嫌いなものを細かく刻んだり、すりおろしたりして、料理に混ぜ込むだけでなく、うまみのある食材と一緒に調理したり、汁気の多い料理にしたりすると多少食べやすくなります。食べられたらほめてあげると自信になり、食べる力を育てます。

4.大人がおいしそうに食べて見せよう

 家族がおいしそうに食べている姿を見て、いつの間にか嫌いなものでも食べてくれることがあります。あせらずに見守り、根気よく励ましましょう。

5.いつもと違う盛り付け、雰囲気で楽しく食べよう

 お弁当に入れたり、庭で食べてみたり…。苦手なものも好奇心を刺激して。産地見学に行ったり、栽培や調理に挑戦したり、それまでとは違う目で食材を見ることができる機会をつくり、興味を持たせましょう。

6.お子さんと一緒に「食」を楽しむ

 食事は味だけでなく目でも食べると言われています。季節の味を取り入れて、材料に変化をつけたり、切り方も花形や動物に切ってみたり、そして時には食器も変えてみましょう。

7.調理の工夫を

食事は楽しい雰囲気の中で。

にんじん

目先を変える(花型や星型など型抜きして)

ピーマンや玉ねぎなど

細かく刻んでオムレツやチャーハンに

トマト

皮をむいて食べやすく
煮込み料理に使用など

おにぎり

嫌いなものをおいしく食べる工夫

嫌いなものをおいしく食べる調理法のご紹介
食品名 調理法

牛乳のイラスト
牛乳


冷たくして
 (フルーツミルク)
あたためて
 (ミルクココア、ミルク紅茶)
そのまま
 (オートミール、コーンフレークスなどにかけて)
料理にいれて
 (ホワイトソースあえ、ミルク煮、コロッケ、クリームスープ)

魚のイラスト

茹でてほぐして
 (コロッケ、サラダ、グラタン)
調味料で臭みを消して
 (トマト煮、タルタルソースかけ、クリーム煮)
調理法を変える
 (でんぶ、スープ煮、チャウダー、天ぷら、茶わんむしの種)

肉のイラスト


挽肉にして
 (コロッケ、ミートソース、しゅうまい、ワンタン、ぎょうざ、ロールキャベツ、野 菜のそぼろ煮)
そぼろにして
 (卵豆腐、炒り豆腐、オムレツにまぜる)
調味料で臭みを消して
 (バーベキューソース、ブラウンソース、カレー粉、コーン缶をつかって)

野菜のイラスト

野菜

おろしや、みじん切り
 (揚げものの衣、コロッケ、ポタージュ、果物とあえる、いり卵、オムレツにいれる、お好み焼き、まぜ飯、挽肉料理に)
目新しい形に切る
 (スティック、花形、舟型)
臭みを減らして
 (揚げる、ケチャップ煮、肉類と煮る)
調理法を変える
 (あえもの(ピーナッツ、ゴマ、くるみ)、サラダ(マヨネーズ、フレンチドレッシング))
【備考】
緑黄色野菜は工夫して不足しないように
生野菜が食べられない場合は、煮物、汁もの、炒めもの等食べやすく調理しましょう

ご飯とパンのイラスト

穀類

調理法を変えて
 (おにぎり、炒めご飯、丼物、むしパン、お好み焼、煮込みうどん、スパゲティミートソース)

少食・食欲不振の時は

お子さんの体重や身長が伸び、元気であれば心配ありませんが、
気になるときには、原因を考えてみましょう。

こんなことはありませんか?

少食・食欲不振のイラスト

夜更かし等で、生活のリズムが乱れている。

食事やおやつ、甘い飲み物を不規則に与えている。

体を動かすことや、外遊びが少ない。

食事の無理強いをしている。

テレビをつけながら食事をしている。

子どもだけで食べている。

栄養のバランスを考え、できるだけ食べやすいメニューを用意しましょう。
食べきれる量を与え、自信を持たせましょう。
外で元気に遊びましょう。
家族と一緒に食べましょう。ひとりぼっちでは食事も進みません。一緒に食事を楽しみましょう。

遊び食べ・むら食いについて

遊び食べ・むら食いのイラスト

遊び食べは好奇心の現れの一つ、無理に妨げず、こんな事に注意して、楽しい食事の雰囲気をつくりましょう。

食事に集中させる雰囲気をつくる。

テレビは消し、おもちゃは片付けます。

だらだら食いはやめ、30分できりあげましょう。

食前に、飲み物などを与えないようにしましょう。

かむことがうまくいかない時は

1歳6か月頃の消化吸収について
 奥歯で食べ物をかみつぶせるようになりますが、歯は生えそろっていませんし、消化能力も発育途上です。ご飯はやわらかめに、野菜などは一口大に切ってやわらかく煮たり、かみやすい形にしてあげましょう。
 その半面、いままでとは異なった大きさや固さの食べ物へ少しずつ挑戦することが成長を促します。

こんな配慮をしてみましょう

口の中に入れる量を少量にして、食べきってから次に入れるようにしましょう。

汁物も一緒にとりましょう。

テーブルの上に水を置いて流し込む習慣をつけないようにしましょう。

子どもが一人だけで食事をすることがないよう、大人も一緒にお手本を見せてあげながら、食事をしましょう。

食卓を囲むイラスト

おやつについて

おやつも小さな食事です

 まだ胃の小さな幼児にとって、おやつは食事の一部です。お昼・夕方の食事までは2時間以上あけ、次の食事に影響がないようにしましょう。

エネルギーが高く、糖分や塩分の多いものはなるべく控えましょう。

菓子類だけでなく、甘い飲み物(ジュース類、乳酸菌飲料、スポーツドリンク等)も食事に影響を与えます。のどがかわいたら水やお茶類をあげましょう。

牛乳・果物などいろいろ組み合わせてあげましょう。

「栄養の補給」「水分の補給」「食べる楽しみ」とおやつの持つ役割は大切です。ただし、夕食後におやつをとることが習慣化している場合には改めましょう。

おやつの与え方も大切

 子どもに与えるおやつをものごとの駆け引きに使ったり、お菓子でごまかしたりすることはやめましょう。
おやつは子どもにとっては小さな食事です。きちんとテーブルについて食べる習慣をつけましょう。

おやつは楽しい心の栄養

 手づくりすることは楽しい時間です。手軽に混ぜるだけ、焼くだけの半加工品を使えばお手伝いもしたくなります。おやつをつくること、食べることはリラックスする時間でもあります。楽しく食べて大人も心にゆとりを持ちましょう。

おやつが多くなっていませんか?

 食事をとらないからといって、次の食事まで待てずにおやつを食べていませんか?
子どもがおやつを欲しがって困るという方は次の点に注意しましょう。

時間を決めてあげましょう。

冷蔵庫にジュースやアイスの買い置きはしないようにしましょう。

おやつのある場所の管理は大人がしましょう。

牛乳、果物、イオン飲料のとりすぎには気をつけましょう。

甘いお菓子ではなくおにぎりなどの食事をあげましょう。

このページへのお問合せ

保土ケ谷区福祉保健課健康づくり係

電話:045-334-6344

電話:045-334-6344

ファクス:045-333-6309

メールアドレス:ho-kenkou@city.yokohama.jp

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