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火山災害について
最終更新日 2023年9月25日
世界には、約1,500の活火山があります。そのうち、日本には110の活火山があり、世界でも有数の火山国といえます。
横浜市内には火山はありませんが、周辺には富士山や箱根山などがあり、これらの火山が噴火した場合には火山灰等による被害が出る可能性があります。噴火警報・予報などの情報を得た時は、次のことを参考にして、自分自身の身を守る行動をとってください。
『2013年8月18日 桜島の噴火』(気象庁提供)
火山灰による影響
火山灰は「灰」と書きますが、主にマグマが発泡してできる細かいガラス片のようなものであり、木や紙などを燃やしてできる灰とは成分も性質も異なります。降灰による被害は次のようなものが予想されます。
身体への影響
・鼻やのどの痛みやせきなど、呼吸器系への影響
・目のかゆみや痛み
・皮膚の痛みや炎症
日常生活への影響
・雨水を含んで固まった火山灰による家屋等への被害
・スリップなどによる交通事故や交通機関の乱れ
・農作物への被害
・静電気による電子機器への被害
・湿った火山灰が送電機器のがいしに付着すると漏電し、停電が発生
火山に関する情報
噴火警報・予報
噴火災害軽減のため、気象庁から噴火警報・予報を発表しています。
噴火警報は、噴火に伴って発生した火山現象(大きな噴石、火砕流、融雪型火山泥流等、発生から短時間で火口周辺や居住地域に到達し、避難までの時間的猶予がほとんどない現象)の発生やその拡大により、生命に危険を及ぼすことが予想される場合に、「警戒が必要な範囲」(生命に危険を及ぼす範囲)を明示して発表します。
《噴火警報と「警戒が必要な範囲」について》
気象庁ホームページより
降灰予報
利用者の用途に合わせて3種類の降灰予報(定時・速報・詳細)を発表します。
噴火した際には、噴火発生から6時間先までの降灰の範囲と降灰量を予測しお知らせします。
《過去の降灰警報(例)》
気象庁ホームページより
その他噴火に関する気象情報は、気象庁のホームページ(外部サイト)からご覧いただけます。
噴火した際にとるべき行動
富士山等の火山が噴火した際、火山灰が風向きなどの条件により、本市に降灰する可能性があります。火山灰から身を守るために、次のような行動をとってください。
- 防塵マスクを着用するなど、火山灰を吸い込まないようにしましょう。
火山灰はとても小さいので、空気と一緒に肺の奥まで入っていきます。そのため、せきが増えたり、息苦しくなったりします。鼻水やたんが増え鼻やのどが痛くなることもあります。ぜんそくや気管支炎の人は、発作のようなせきや、胸のしめつけ感、呼吸で苦しくなることなどがありますので、注意しましょう。心臓に重い病気がある人も注意しましょう。
- 火山灰が目に入ったら、手でこすらないようにしましょう。コンタクトレンズをはずして、眼鏡を使いましょう。
火山灰が目に入ると、ごろごろとした感じがしたり、目のかゆみ、痛み、充血がおこったりします。ねばねばした目やにや、なみだが出ることもあります。火山灰で目の表面に傷ができると、結膜炎になって、ひりひりしたり、まぶしく感じたりすることがあるので、気を付けましょう。
- 長袖、長ズボン等を着て、皮膚を守りましょう。
火山灰にふれると、皮膚が炎症をおこすことがあります。痛くなったり、はれたり、ひっかき傷からばい菌がはいったりすることがあるので、注意しましょう
- 交通事故には気を付けましょう。
火山灰が降ると見通しが悪くなって、横断歩道などの表示が見えにくくなります。道路に火山灰が積もると滑りやすくなって、自転車や自動車のブレーキがききにくくなります。たくさん積もると運転できなくなります。
- 建物の中に灰を入れないようにしよう。
建物の中に入ったら、上着を払い灰を落としましょう。
掃除する際は、ドアや窓の隙間、通気口などをテープや湿ったタオルでふさぎましょう。火山灰を軽く水で湿らせると集めやすくなります。
- その他
火山についての正しい情報をテレビ・ラジオ等で収集・確認しましょう。
本市では、防災情報Eメールやtvk(テレビ神奈川)、ツイッター等を用いて、噴火の情報や注意喚起などを発信します。
横浜市防災情報Eメールの紹介ページ
内閣府パンフレットより
リンク集
気象庁ホームページ(外部サイト)
神奈川県「火山の防災対策」(外部サイト)
防災科学技術研究所「火山灰の健康被害 地域住民のためのしおり」(外部サイト)
このページへのお問合せ
総務局危機管理部防災企画課
電話:045-671-4096
電話:045-671-4096
ファクス:045-641-1677
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