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吉田昌義(洋家具職(椅子張))

最終更新日 2023年1月11日

吉田昌義マイスター顔写真

吉田 昌義(よしだ まさよし)
洋家具職(椅子張)

令和3年度選定(第26期)
保土ケ谷区在住

  • 昭和17年 群馬県出身
  • 平成14年 株式会社ダニエル入社
  • 家具製作(いす張り作業)1級家具製作技能士

手の感覚と体で覚えた技が、作業のスピードと正確さを支える

「家具というと木工を思い浮かべる人が多いと思うが、椅子張という仕事を知っている人は少ないので、興味を持ってもらえたら」と語る吉田さん。


兄に続いて家具製作会社に入り、椅子張職人歴は60年以上。「椅子張の作業は寸法では測れないもの。手の感覚と体で覚えて作業をしているので、作業のスピードと正確さには自信がある」と吉田さんは語ります。大正時代や昭和初期に製造された椅子を修復することもあり、「いろいろなタイプの椅子に出会え、どうしたらより良くなるかを考えながら修復することが、楽しいところ。是非座り心地と仕上げに注目して欲しい」とやりがいを持って作業をされています。


長年、神奈川県家具協同組合の技能検定試験事前講習で技術指導をされ、技能検定委員や所属会社の取組である「家具の学校」での講師も務められるなど、後進の指導育成に多大な貢献をされてきています。

マイスターの技

吉田昌義マイスターの作業の様子1

横浜クラシック家具の椅子張作業を担当しています。伝統的な技法である複数の単独スプリングをバネ紐で固定する工法を得意とし、また、昔ながらの素材と現代の素材を組み合わせることで長持ちしつつ座り心地の良い椅子を目指すなど、工夫を凝らしています。


所属会社の取組である「家具の病院」では、自社製品ではない椅子の修復にも携わり、数十年前に製作された馬毛や稲藁を使った椅子の修復にも対応できるなど、今ではできる人が非常に少なくなった貴重な技術を有しています。

プロフィール

吉田昌義マイスターの作業の様子2

中学卒業後、家具製作会社にて修行し、椅子張の技能を習得。平成14年、横浜クラシック家具を製作している株式会社ダニエルに入社。

主な受賞歴

  • 平成28年 技能検定委員表彰受賞(神奈川県職業能力開発協会会長)
  • 令和4年 横浜市技能功労者表彰受賞(横浜市長)

ここでマイスターの技に出会える!

株式会社ダニエル
横浜市中区元町3-126
電話:045-661-1171

このページへのお問合せ

経済局市民経済労働部雇用労働課

電話:045-671-4098

電話:045-671-4098

ファクス:045-664-9188

メールアドレス:ke-ginou@city.yokohama.jp

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