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神取優弘マイスター(石工)
最終更新日 2021年2月1日
神取 優弘
石工
平成20年度選定(第13期)
瀬谷区在住
- 昭和22年生まれ、横浜市出身
- 神取石材店代表
- 1級石材施工技能士、職業訓練指導員、ものづくりマイスター(厚生労働省)
- 横浜石工連合組合技能育成推進委員会副委員長、技能検定員などを歴任
- 「横浜人図鑑」(J:COM)出演映像(外部サイト)
技術は惜しまず公開し伝えていきたい
「働き始めたばかりのころ、地震の直後に石張りがはがれ落ちて、仲間が大怪我をしました。その時に耐震の大切さを痛感しました。
その後、揺れに強い工法を知るため、阪神・淡路大震災や新潟県中越地震の被災地にも足を運びました。
そして、試行錯誤を繰り返し、従来からある石張り工法に改良を加え、見えないところを金具などで補強する独自の工法を編み出しました」と神取さん。
「技術には終わりがない」、「技術は惜しまず公開し伝えて行きたい」という神取さん。
古い建物の何百年も残る古人の「ノミ跡」を見るたび、いいかげんな仕事はできないと襟を正すのだと言います。
横浜石工連合組合の開催する講習会の講師などを務め、後進の指導育成に貢献し、耐震の知識・技術を広めています。
マイスターの技
石張り、加工、施工など、石材全般に対して卓越した技能を有しています。
特に石造物の耐震工法を得意としており、石と石の継ぎ目に耐震補強金具を外部から見えないようにはめ込む工法や特殊金具による組立工法の技術に秀でていす。
また、現場における特質を捉え、現場に適した道具や補助具を作って駆使し、仕事の効率性と安全性を考慮した上で、石に対して無理のない最良の仕上げをします。
さらに、犬やフクロウの彫刻、野仏など石でいろいろな物も作っています。中でも癒しの音色を出す石で作った水琴窟は自信作です。
プロフィール
横浜生まれ横浜育ち。
父親が経営する石材店に入社。
32歳で代表者となる。
横浜情報文化センター(中区)、横浜外国人墓地資料館(中区)、鎌倉芸術館(鎌倉市)、建長寺基底部(鎌倉市)などの改修工事を手がける。
主な受賞歴
- 平成9年 横浜市優秀技能者表彰受賞(横浜市長)
- 平成30年 横浜市技能功労者表彰受賞(横浜市長)
ここでマイスターの技に出会える!
ライフストーン
横浜市瀬谷区宮沢4-21-37
電話:045-303-5005
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経済局市民経済労働部雇用労働課
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メールアドレス:ke-koyo@city.yokohama.lg.jp
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