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世界の港湾とともに港湾での排出削減に向けた共同宣言を行いました<2021年度>
フランス国主催の海洋に関する新たな国際的・国内施策を推進するため港湾・海事・運輸関係者の会合と様々なイベントを含めたOne Ocean Summitが開催されました(2月9日~11日)。共同成果として、賛同国及び賛同署名港湾が、船舶の停泊時における環境負荷低減に向けた具体的な取組を約束した共同声明を宣言しました。 横浜港では、カーボンニュートラルポート形成のため、当該声明の具体的な取組事項を推進していることから共同声明に賛同署名しました。
最終更新日 2022年2月18日
共同声明で定めた取組事項
2028年までの陸上電力供給の導入に向けて最善の努力を行う。
陸上電力供給とは、停泊時に船舶のエンジンを停止し、陸上から電力を供給することにより、船舶の排出ガスを減少させ、港の環境保全と脱炭素を進める取組です。
ESI(Environmental Ship Index)制度及びグリーンアウォードプログラムに基づき、港湾は環境配慮船舶へインセンティブを提供する。
〇ESI制度とは、IAPH(国際港湾協会)が運営する環境船舶指標制度のことです。船舶からの大気汚染物質等の排出削減を目的に環境負荷の少ない船舶を測定評価し、港湾側が、優良な船舶にインセンティブを提供する最も国際的に普及している制度です。
横浜港では、2017年4月から参加し、優良な船舶に対し、入港料の15%相当額を減免しています。世界で61港が参加し、約7000隻の様々な船種の船舶が登録しています。日本では、横浜港の他、東京港と苫小牧港のみが参加しています。
〇グリーンアウォードプログラムとは、グリーンアウォード財団(オランダ)よる制度で、タンカー等の燃料運搬船を主な対象とした、環境配慮、安全対策及び船員の質の向上などに資する制度です。横浜港では、2017年4月から参加し、優良な船舶に対し、入港料の15%相当額を減免しています。
署名港
HAROPA(ルアーブル港)、マルセイユ港、ダンケルク港、ブレーメン港、ハンブルク港、アントワープ-ブルージュ港、ノースシーポート、オステンデ港、ロッテルダム港、アムステルダム港、ヨーテボリ港、マルメ港、コペンハーゲン港、タンジェ港、釜山港、モントリオール港、ロサンゼルス港、大阪港、神戸港、東京港、及び横浜港
海洋関連サミット「One Ocean Summit」について
令和4年2月9日~11日 フランス西部ブレストにて開催(オンライン併用)。11日に実施されたハイレベル・セグメントには岸田文雄内閣総理大臣がビデオ・メッセージを送る形で参加しました。
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