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家庭にひそむレジオネラ

最終更新日 2024年5月7日

レジオネラ症とは

レジオネラ症とは、レジオネラ属菌を含む水しぶきを吸入することが原因で起こる感染症です。高熱や呼吸困難などの症状が現れる「レジオネラ肺炎」と、発熱や筋肉痛などの症状が現れる「ポンティアック熱」に分けられます。

レジオネラ属菌が引き起こす疾病
病型レジオネラ肺炎ポンティアック熱
主な症状

高熱、呼吸困難、筋肉痛、吐き気、下痢、意識障害

発熱、寒気、筋肉痛

潜伏期間

2~10日

12時間~3日

特徴

急激に重症化することがある

命にかかわることもある

一般的に軽症で、数日で治ることもある

ヒトからヒトへの感染はありませんが、レジオネラ属菌を含む水しぶきが広範囲に広がると、集団発生を引き起こすこともあります。

レジオネラ属菌はどこにいる

レジオネラ属菌は、土の中や河川、池、沼、温泉など自然界に広く生息し、ぬめり(アメーバなどの原虫や藻類に寄生)のある水の中で増殖します。
家庭内ではお風呂の残り湯や追い炊き配管など、お湯や汚れがたまる場所でレジオネラ属菌が増殖し、その水しぶきを吸い込むことでレジオネラ症に感染するおそれがあります。また、ポータブル加湿器の管理が不十分な場合は、内部で増殖した菌が水しぶきと共に飛散するおそれがあり、注意が必要です。過去には超音波式加湿器を原因とする感染事例も発生しています。

「レジオネラ症ってなんだろう?~身近にひそむ感染源と対策~」(市民向けリーフレット)(PDF:6,753KB)

レジオネラ属菌の感染経路図

家庭内のレジオネラ症防止対策

家庭内でレジオネラ属菌が増殖しないよう管理に注意が必要なもののイラスト

家庭内では、以下のようなところでレジオネラ属菌が増殖しやすいため、適切な管理が必要です。

啓発チラシ「家庭で行うレジオネラ症発生防止対策」(PDF:880KB)

浴槽

管理のポイント

・浴槽のお湯は毎日入れ替えましょう
・スポンジや洗剤を使って浴槽内部やお湯の吐出口を清掃しましょう
・追い炊き風呂の配管は配管洗浄剤等を使用し、定期的に汚れを排出しましょう

シャワーヘッド

シャワーヘッドの写真

管理のポイント

・定期的に通水し、長期間お湯が溜まらないようにしましょう
・スポンジやブラシを使って表面を清掃しましょう
・部品を取り外せる場合は分解し、消毒薬に浸け置きするなど、内部の汚れを取り除きましょう

ポータブル加湿器

加湿器のイラスト

管理のポイント

・タンクは毎日換水・清掃し、内部にぬめりが生じないようにしましょう
・メーカーの取扱説明書に従った管理をしましょう
・長期間使用しないときは水を抜き、よく乾燥させましょう

家庭菜園

・土ぼこりを吸い込まないよう、マスクを着用しましょう
・土に触れる場合は手袋をし、作業後はよく手を洗いましょう

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このページへのお問合せ

医療局健康安全部生活衛生課

電話:045-671-2456

電話:045-671-2456

ファクス:045-641-6074

メールアドレス:ir-seikatsueisei@city.yokohama.jp

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