広報よこはま都筑区版 2022(令和4)年8月号 テキストデータ

12ページ トピックス

●食中毒に気をつけよう!
アニサキス 見逃さないで!

 近年、生鮮魚介類に寄生したアニサキスによる食中毒が多く発生しています。市内で2021年に発生した32件の食中毒のうち、アニサキスによるものは24件で、件数が3年連続1位でした。家庭で作った「刺身」や「しめさば」が原因となった事例も多く、家庭での調理も注意が必要です。
※アニサキスは酢や醤油、わさびなどでは死にません!

◆アニサキスとは
体長2~3センチメートル程で、白色の少し太い糸のような見た目をしています。
サバ、カツオ、サンマ、サケ、イカ、アジなど多くの魚介類に寄生しています。
「丸い模様のように見えるのがアニサキスです。魚に寄生している時は、丸まって見えるときがあります。」

◆アニサキスによる食中毒症状
アニサキスが寄生した生の魚介類を食べることにより、食後数時間~10数時間後に激しい腹痛、おう吐などを引き起こすことがあります。

◆アニサキスによる食中毒を予防するには?
◇冷凍
アニサキスは、摂氏マイナス20度、24時間以上の冷凍により死滅させることができます。あらかじめ冷凍処理された魚を購入することも予防策の一つです。
◇加熱
アニサキスは熱に弱いため、焼き魚や煮魚のような中心部まで十分に加熱するメニューであれば安心です。
◇取り除く
アニサキスは主に魚の内臓に寄生していますが、魚が生きている間に筋肉部位に移行している場合もあります。そのため内臓を早めに除去することだけではなく、移行したアニサキスにも注意が必要です。生の魚介類を調理するときは、アニサキスがついているかいないかをよく確認して、アニサキスがついている場合はアニサキスをしっかり取り除きましょう。

問合せ 食品衛生係 電話 948-2356 ファクス 948-2388


●都筑区に関する歴史コラム 
第2回 都筑区民の足 市営地下鉄のはなし

横浜市歴史博物館 小林 光一郎(こばやし こういちろう)
 今年は、鉄道開業150周年に当たり、また横浜市営地下鉄開業50年など、鉄道に関連した記念すべき年です。みなさんも通勤・通学・お買い物等で地下鉄をご利用かと思いますが、都筑区を走るブルーラインとグリーンラインは乗り換えだけでも、東急田園都市線・東横線、JR東日本横浜線・東海道線・横須賀線・湘南新宿ライン・京浜東北根岸線、横浜高速鉄道みなとみらい線、相模鉄道本線・いずみ野線、京浜急行本線、小田急江ノ島線、JR東海東海道新幹線と、実に13路線と接続した利便性の高い路線であることや、ブルーラインが5月2日に新型車両4000形を導入し、ドアの開閉予告灯や防犯カメラの設置など、快適性や安全性を向上させていることはご存じでしょうか?
 そんな暮らしの一部である鉄道について、当館では9月25日まで、特別展「みんなでつなげる鉄道150年」を開催しております。鉄道や横浜の発展の歴史を考えるいい機会かもしれませんね。

問合せ 横浜市歴史博物館 電話 912-7777 ファクス 912-7781


●隔月連載コラム
みんなで実践! 3R夢(スリム)なつづき
ごみと資源について役立つ情報をお知らせするコラムです。

◆第2回 生ごみを土に変える「土壌混合法」にチャレンジ!
 生ごみと土を混ぜ合わせ、バクテリアの力で生ごみを分解する土壌混合法で、生ごみの減量と土壌づくりができます。プランターを使うことで、戸建・マンションにかかわらず、どなたでも簡単に取り組めます!

◇準備するもの
・プランター
・生ごみ
・土(庭の土や、市販の黒土など)
・スコップ
◇「土壌混合法」の基本ステップ
(1)2~3センチメートルぐらいに生ごみを切る
 細かい方が早く分解が進みます。
(2)生ごみを土に混ぜる
 土団子ができるくらいの水分量にします。
(3)上から乾いた土をかける
 きちんと土で覆うことで、虫の発生を防ぐことができます。
(4)週1回ぐらいでかきまぜます
 水分と空気を入れることで、分解が進みます。
(5)ごみのかたちがなくなったら完成!
 花や野菜づくりに使える良質な土の完成です。

資源循環局都筑事務所では、土壌混合法に取り組む団体等を対象に、土壌混合法の導入のための講習会などを行っています。詳しくはお問い合わせください。

土壌混合法の詳しい進め方についてはこちらをご覧ください。二次元コード

問合せ 資源循環局都筑事務所 電話 941-7914 ファクス 941-8409


●シートベルトはあなたを守る命綱!
 後部座席シートベルト非着用は<危険>です!!

◆事故の衝撃を増大させます
 時速40キロメートルでの衝突で、体重50キログラムの人が受ける衝撃力は体重の約30倍(1.5トン)になります。
◆衝突時に車外放出されやすくなります
 車外放出されると、体が路面に強く打ちつけられたり、後続車両にひかれるなどするため致死率が高くなります。
◆前席乗員へ危害を加えることも
 後部座席の乗員がシートベルトを着用していない場合、事故の衝撃で後部座席の乗員が前席へ激突すると、前席の人をシートとエアバッグなどとの間で押しつぶして重傷を負わせることもあります。

◆シートベルトの着用率(※この統計は神奈川県内のものです)
・運転者 99.3パーセント
・助手席同乗者 98.7パーセント
・後部座席同乗者 60.7パーセント
・チャイルドシート 75.5パーセント

問合せ 都筑警察署 電話 ・ファクス 949-0110