広報よこはま都筑区版 2022(令和4)年8月号 テキストデータ 5ページ ふるさとにぎわい面 ●認知症になっても自分らしく生きる  65歳以上の5人に1人、85歳以上では4人に1人が認知症になると言われ、要介護(要支援)認定者の約2人に1人が認知症という現状です。自分らしく生き生きと暮らしたいという思いは、認知症の人もそうでない人も同じです。その思いを実現するためには、みんなが、認知症について正しい知識を持つことが必要です。 ◆Q&Aで確認!まずは認知症について知ろう! ◇Q1:認知症の発症はどうやって分かるの?  A1:多くの場合、発症前にサインがあります。  <サインの一例>   ・約束をよく忘れる   ・趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなる   ・身だしなみを構わなくなる、季節に合った服装を選ぶことができなくなる    出典:厚生労働省「知ることから始めよう みんなのメンタルヘルス」 ◇Q2:発症したらこれまでの生活はできないの?  A2:できること、得意なことは続けましょう。   認知症は個人差があり、症状や進行の程度も人それぞれ。できないことよりできることに着目して、ちょっとした工夫をすることで、今まで通りできることもあります。慣れ親しんだ生活を続けることで、認知症の進行を遅らせることができるかもしれません。  ちょっとした工夫を知りたい人は「かながわオレンジ大使」二次元コード ◇Q3:友だちが認知症かもしれないと思ったら?  A3:温かい目で見守ることが大切です。   例えば、友だちが約束していた曜日や時間を忘れることがあったら。約束の当日に声かけしたり、迎えに行くなどのあなたの少しの協力で、今までと同じように出かけたりでき、社会とのつながりが本人の心の支えになります。   正しい知識を持ち、認知症の人や家族を温かい目で見守りましょう。 認知症キャラバン・メイトからひと言 浅見 敏世(あさみ としよ)さん 「私が目指すこと。それは「認知症の方が暮らしの中で体験する不便や苦悩や悲しみを、自分ごと、自分の痛みと捉え、"あなたがいてくれて嬉しい。決してあなたを一人にしない"と大切に思うこと」「その方が望むことと、できることを知り、その方らしく暮らせ、笑い合える時間が一日でも長く続くよう考え支えること」です。  キャラバン・メイトの皆さんと手を取り合い助け合い、そんな風に考えていただけるような認知症サポーターの輪を広げていきたいと思っています」 認知症キャラバンメイトは地域で認知症への理解を深める活動をしています。 ◇Q4:本人や家族だけで考えなければいけないの?  A4:いろんな相談機関に相談できます。   認知症の診断を受けたい人は、市内にお住まいの65歳以上の人を対象とした、もの忘れ検診(認知症の簡易検査)を無料で受けることができます。 「横浜市 もの忘れ検診」で検索   介護に関する悩み・心配事は、お近くの地域ケアプラザや区役所、コールセンターなどで相談できます。 「横浜市 認知症の相談先」で検索 さらに認知症について知りたい人は「横浜市 オレンジガイド」で検索 二次元コード ◆認知症に関する区のイベント紹介 ◇認知症パネル展:9月1日(木)~7日(水) ◇認知症フォーラム:9月10日(土)14時~16時 ◇エンディングノート書き方講座:10月26日(水)10時~12時 詳しくは8ページ「区役所からのお知らせ」のページへ! 問合せ 高齢支援担当 電話:948-2306 ファクス:948-2490