広報よこはま都筑区版 2022(令和4)年12月号 テキストデータ

12ページ トピックス


●秋冬に急増!
ノロウイルスの感染を防ぐために

◆ノロウイルスとは
 ノロウイルスは、秋から冬にかけて流行する胃腸炎の原因の1つです。感染力がとても強く、ウイルスが100個以下という、とても少ない量でも発症します。
・潜伏期間(感染から発症までの期間):1~2日
・主な症状:下痢、おう吐、発熱など

◆3つのポイントに気を付けて感染を防ぎましょう
◇手洗い
 ノロウイルスに感染するリスクは、日常生活の中にあります。特に手はさまざまなところに触れるので、正しいタイミングで手洗いを行いましょう。
〈手洗いのタイミング〉
調理をする前、食事をする前、トイレの後、おむつ替えの後、帰宅した時
◇食品はしっかり加熱する
・ノロウイルスは、おもに二枚貝(カキ、アサリ、ハマグリ、ホタテなど)に蓄積します。
・ノロウイルスは十分に加熱することでやっつけることができるため、食品を調理するときは中心温度が85~90度で90秒以上の加熱となるようにしましょう。
◇調理器具などの消毒
 ノロウイルスはアルコールに強いウイルスのためアルコール消毒は効果が薄いです。塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)を使いましょう。

問合せ 食品衛生係 電話 948-2356 ファクス 948-2388 


●隔月連載コラム 第4回
みんなで実践!3R夢(スリム)なつづき
ごみと資源について役立つ情報をお知らせするコラムです。

◆危険!充電式電池内蔵製品を燃やすごみへ絶対に混入しないでください!
 モバイルバッテリー、電子機器のバッテリー等、リチウムイオン電池を含む電子機器が燃やすごみなどに混入することによる発火・発煙事故が多発しています。
 リチウムイオン電池等は圧力や強い衝撃を受けると発火するおそれがあります。
 リチウムイオン電池・ニカド電池・ニッケル水素電池・モバイルバッテリーは、購入した店舗、家電量販店や区役所等にある黄色い小型充電式電池回収ボックスにお出しください。
 なお、プラスチック製で最長辺50センチメートル未満の小型家電(コードレス掃除機、ロボット掃除機など)でバッテリーが取り外せないものは、燃やすごみの収集日に「燃やすごみとは別に中身の分かる透明・半透明の袋」に入れてお出しください。
 また、タテ・ヨコが30センチメートル×15センチメートル未満の小型家電は電池が外せないものも小型家電回収ボックスに出すことができます。

◆回収ボックス設置場所
◇小型充電式電池回収ボックス
都筑区役所、資源循環局都筑事務所、中川西地区センター、家電量販店などの一般社団法人JBRCの二次電池回収協力店に設置されています。

「充電式電池 回収場所」で検索 二次元コード

◇小型家電回収ボックス
都筑区役所、資源循環局都筑事務所、資源循環局都筑工場、中川西地区センター、イトーヨーカドーららぽーと横浜店に設置されています。

「横浜市 小型家電 設置場所」で検索 二次元コード

問合せ 資源化推進担当 電話 948-2241 ファクス 948-2239


●都筑区に関する歴史コラム 第4回
大山講御神酒枠(おおやまこうおみきわく)
横浜市歴史博物館 石崎 康子(いしざき やすこ)

 江戸時代も半ばを過ぎると、生活に余裕が生まれ、人々は参詣や鎌倉・江の島などの名所めぐりの旅に出るようになります。相模国のほぼ中央にある大山は、古くから五穀豊穣や雨乞いに霊験あらたかな神として、多くの信仰を集めました。江戸やその周辺の地域では、大山へ代表者を参詣させる大山講が各地で結成されました。人々は矢倉沢往還(やぐらさわおうかん)(現在の国道246号)を通り、毎年旧暦の6月27日から7月17日までの山開きの間、大山へと向かいました。そして招福除災を祈願して奉納する木太刀や、奉納する酒や大山でいただいた神水を入れて運ぶ御神酒枠を担いで参道を登りました。参詣の帰りに鎌倉や江の島などに寄っても5日程度の行程の旅は、手ごろな信仰の旅でした。都筑の村々の人たちも大山詣でに出かけたようです。横浜市歴史博物館の常設展、近世(江戸時代)のコーナーには、山田村の大山講中が作製した、大山講御神酒枠(横浜市指定文化財)が展示されています。

問合せ 横浜市歴史博物館 電話 912-7777 ファクス 912-7781