広報よこはま都筑区版 2022(令和4)年9月号 テキストデータ 保存版 災害への備えと避難行動 1ページ ●災害への備えと避難行動  市内で30年以内に震度5強以上の地震が起きる可能性は86%といわれており、大地震は今日起きるかもしれません。  日頃から自宅で必要な備えや、自分の命を守る避難行動の準備を考えましょう。 ■事前に備えよう  災害発生直後は、食料や日用品の購入が難しくなります。家族構成を考え、必要な備蓄をしておきましょう。また、すぐ取り出せるところに非常持出品を準備しておきましょう。  家族構成や生活スタイルに合わせて、食料や日用品を少し多く買い備えて、備えたものを順番に使いながら新たに買い足していく循環型備蓄(ローリングストック)という考え方もあります。 ◆非常持出品(Check!) □懐中電灯・ランタン  予備電池も用意しましょう。 □携帯ラジオ  AM、FM両方聞けるものを用意しましょう。 □貴重品  現金、預貯金通帳、印鑑、健康保険証 □その他  紙皿、紙コップ、救急医薬品(ばんそうこうなど)、常用薬、お薬手帳、モバイルバッテリー、ウェットティッシュ、生理用品、ビニール袋、タオル、歯みがき用品、軍手、食品用ラップ、ホイッスル、ヘルメット、厚底の運動靴、マスク (ペットをお連れの人は、保存版4面をご覧ください) ◆備蓄品(Check!)  備蓄する量の目安は最低3日分(できれば1週間分)です。 □飲料水  1人3日分で9リットルが目安です。 □食料品  クラッカーなどの調理せずに食べられるもの、缶詰(缶切りが不要なもの)など □トイレパック  1日当たりの平均排泄回数は5回といわれています。 ◆家の中の備え(Check!)  地震で家具などが倒れないよう固定するなど、家の中の安全を確保しましょう。 □粘着マット・粘着ベルト  金具で固定できないテレビや冷蔵庫は、粘着マットや粘着ベルトで固定する □金具による固定  L字金具やチェーンで柱や壁の間柱に固定する □ポール式器具(突っ張り棒)による固定  ・家具と天井の間に突っ張り棒を入れて固定する  ・柔らかいベニヤ板などの天井には不向き 収納や置き方を工夫する  ・重いものは下に収納する  ・高いところに物を置かない  ・家具の前の方に板を置き、壁に寄りかからせる 問合せ 防災担当 電話 948-2212 ファクス 948-2208 ■健康を守ろう  災害時は水不足などで十分な衛生環境が保てず、感染症にかかるリスクが高くなります。手指、からだや口を清潔にすることはとても大切です。自身と家族の健康を守るために、日頃からの準備と心構えをしておきましょう。 ◆いざという時の心構え 水のないときは? ◇手指の清潔  断水などで水が使えないときでも手を清潔にする方法があります。外出時など水のない場所でためしてみましょう。  (1)ウェットティッシュで拭く  (2)速乾性アルコール消毒薬をすりこむ ◇からだの清潔  からだを清潔にすることは、感染症を予防するためだけでなく、全身の観察をすることでからだの異常の早期発見や、リラックス効果にもつながります。  ・タオル、ウェットティッシュ、汗拭きシートなどでからだを拭く。  ・下着をまめに取り換える。  ・洗面器にお湯を入れ、足や手など部分的な入浴をする。 ◇水不足の時の歯みがきの方法  災害時の偏った食生活やストレスが原因で、むし歯、歯周病など、お口のトラブルが起こりやすくなります。むし歯や歯周病は、全身の病気の悪化を引き起こすことがあります。特に高齢者は、お口のケア不足で、誤嚥(ごえん)性肺炎などが増加します。  (1)コップを2個用意し、少ない水の方で歯ブラシをゆすぎます。  (2)歯をみがきます。  (3)歯ブラシが汚れたら、ティッシュでぬぐいとります。  (4)少ない水のコップで歯ブラシをゆすぎながら、くり返します。  (5)最後にもうひとつのコップの水で少なくとも2回ゆすぎます。 <出典:日本歯科医師会> 「非常袋に歯ブラシとコップを!!」 詳しくは「~日頃からの健康づくり~災害時にも役立つBOOK」を健康づくり係(23番窓口)で配布しています。ぜひご活用ください! 問合せ 健康づくり係 電話 948-2350 ファクス 948-2354