広報よこはま都筑区版 2021(令和3)年6月号 テキストデータ

5ページ ふるさとにぎわい面

※広報よこはま都筑区版に掲載されているイベントなどは、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に伴い、変更になる可能性があります。
詳しくはお問い合わせいただくか、ホームページをご覧ください。


●認知症の「予防」と「共生」について考えよう
 新型コロナウイルス感染症の影響が長期化しているなかで、運動の機会や人との交流の機会が少なくなっていませんか?
 適度な運動や、バランスの良い食事、人との交流は、健康づくりにおいて重要なポイントであり、認知症になるのを遅らせたり、認知症の進行を緩やかにする「予防」にも繋がります。
 また、認知症があってもなくても、地域とつながり、住民同士が支え合う地域づくりに取り組む「共生」の拠点として、認知症カフェをご紹介します。

軽度認知障害(MCI)を知っていますか?
 多くの場合、認知症を発症する前に軽度認知障害(MCI)が現れます。この予備群の段階で対処すれば、認知症への移行を遅らせることができるかもしれません。
 下記のようなサインがみられたら、早めに認知症予防の実践や、病院への受診を検討しましょう。
軽度認知障害のサインの一例
□約束をよく忘れるようになった
□趣味への興味がなくなった
□服装に関心がなくなった
□家族や周囲の人との会話が少なくなった
出典:株式会社社会保険出版社「認知症予防大作戦」
・「もの忘れ相談」を実施しています 原則毎月第2金曜午前(予約制)
嘱託医師による高齢者のもの忘れ、認知症などの相談ができます。
問合せ 高齢支援担当

◆自宅で認知症予防を実践しましょう! 
(1)バランスよく食べよう
・野菜や動物性たんぱく質などバランスよく食べよう
 脳の細胞をつくるのも、働かせるのも、毎日の食事でとった栄養素です。
 また、よく噛むことで、消化に良いだけでなく脳に良い刺激を与えます。
(2)体を動かそう
・歩幅を広げて姿勢よく歩こう
 ウォーキングが脳の活動に効果的なことが、さまざまな報告で明らかになっています。
・簡単な筋トレも取り入れよう
 効果的な「歩き」を手に入れるために、横浜市が開発した「ハマトレ」を実践してみましょう。
ハマトレの一例
・横曲げ:猫背改善に!
横に曲げ左右各4カウント。
・脚開き:傾きの改善に!
左右各4回。
足をやや斜め後ろにゆっくり上げます。

ハマトレの動画をご覧になれます。
詳しくは「ハマトレ 動画」で検索

(3)人とのつながりの機会を作ろう
・まずは自分の興味のあることから
 ボランティアグループなどへの社会参加の割合が高い地域ほど、認知症のリスクが低い傾向があります。
・自宅にいても人とのつながりを持とう
 外出が難しい時でも、電話や手紙などを活用し、仲間や友人、家族との交流を図りましょう。

◆身近な「共生」の場 認知症カフェ
 認知症カフェは、認知症の本人や家族、地域住民などの誰もが気軽に立ち寄り、気軽に情報交換や相談ができる「共生」の拠点です。
 都筑区には9か所の「認知症&予防カフェ」があります。(新型コロナウイルス感染症の影響により、活動を休止している場合があります。)
・ほほえみ交流カフェ:「感染対策を講じて活動しています!オンラインでの開催も挑戦中です。

市内の認知症カフェの一覧がご覧になれます。
詳しくは「横浜市 認知症カフェ」で検索

・80歳以上の2人に1人は認知症と言われる時代です。物忘れが心配になった時は迷わずに、かかりつけ医や、予約をして専門医療機関への受診をご検討ください。都筑区には、6人の認知症サポート医がおり、本人、家族にとって難しい相談にも乗ることができます。認知症を早期に発見し、住み慣れた我が家で、最後まで生活できるよう治療をしましょう。
認知症サポート医 小林 雅子(こばやし まさこ)先生

「横浜市 認知症サポート医」で検索

問合せ 高齢支援担当 電話 948-2306 ファクス 948-2490