広報よこはま都筑区版 2020(令和2)年9月号 テキストデータ

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●災害における避難行動について

【風水害の場合】
台風襲来:台風などによる大雨

◆都筑区には早淵川と鶴見川の2つの河川が流れています。
河川付近には、避難勧告などをお知らせする防災用スピーカーを設置しており、都筑区には計12基を設置しています。

警戒レベル1:早期注意情報
警戒レベル2:洪水注意報・大雨注意報等
・災害への心構え・避難に備えた確認
テレビやインターネット、ラジオなどで警戒レベルの状況などを情報収集してください。
警戒レベル3:避難準備・高齢者等避難開始…該当者は避難開始 (例)大雨・洪水警報 氾濫警戒情報
・危険な場所から高齢者などは避難
・避難に時間を要する人(高齢者・障害のある人、乳幼児など)とその支援者
・自宅が土砂災害警戒区域・洪水浸水想定区域内にあり避難に時間が必要
警戒レベル4:避難勧告、避難指示(緊急)…対象者は避難開始 (例)土砂災害警戒情報 氾濫危険情報
・危険な場所から全員避難
・避難勧告発令 避難勧告が発令されたら、自宅が避難勧告の対象になっているか確認しましょう。
警戒レベル5:災害発生情報 (例)大雨特別警報
・すでに災害が発生している状況です。命を守るための最善の行動をとりましょう。

◆状況に応じて
・屋内避難
自宅の2階以上、斜面の反対側の部屋など、安全な場所へ避難しましょう
・垂直避難
堅牢な建物の2階以上や近隣の高い建物に避難しましょう


【地震の場合】
地震発生:震度5強以上の地震発生

◆地震の三原則にのっとった行動をとりましょう!
(1)その場にあった身の安全
(2)すばやく火の始末
(3)となり近所の助け合い

・原則、自宅にとどまる
自宅建物に火災や倒壊の危険がないときは、あえて避難する必要はありません。
・自宅にとどまれない場合→いっとき避難場所へ
一時的に避難して様子を見るとともに、となり近所の安否確認を実施したり、広域避難場所などへ避難するために地域住民が集結する場所です。
自宅の安全が確保できている場合は自宅へ。
・火災が広がっている場合→広域避難場所へ
地震に伴う大火災が発生して延焼拡大した場合、その熱や煙から生命・体を守るために一時的に避難する場所です。
火災がおさまったら(自宅に被害がない場合)は自宅へ。
・倒壊や火災により自宅で生活ができなくなった場合→避難する場所へ。※避難所(地域防災拠点)に避難する際は、必要なものは自宅から持参してください。


【避難する場所】
・親戚・知人の家など
自宅での在宅避難が難しい場合は、親戚や知人の家などに避難することも検討しましょう。
・避難所(地域防災拠点)
家屋の倒壊などにより自宅にとどまれない人が一定期間避難生活を送る場所です。区内の市立小中学校27か所を指定しています。
地域防災拠点には、防災備蓄庫を設置し、食料や防災資機材を備蓄しています。また、家族や知人の安否情報などの情報受伝達の拠点となります。地域防災拠点の運営は、地域住民による相互扶助を基本とし、避難してきた人全員が協力して行います。
・指定緊急避難場所など
風水害時の避難場所は、災害の危険から命を守るために緊急的に避難をする場所です。
指定緊急避難場所は災害の種別ごとに、市立学校等を指定しており、災害時、避難勧告などが発令された場合に行政が開設します(災害規模や状況によって判断するため、すべての指定緊急避難場所を開設するわけではありません)。
・福祉避難所
高齢者や障害児・者などのうち、地域防災拠点での避難生活に特別な配慮を必要とする要援護者のための避難所です。施設の受入態勢などを確認の上、援護の必要性の高い人を優先して受け入れます。

◆ペットの取り扱いについて
ペットを連れて避難する場合は、ケージに入れてください。※ペットの世話は、飼い主同士で協力します。

◆感染症拡大防止対策を踏まえた拠点運営について
拠点を運営するにあたっては、「3密」の回避、マスクの着用、手洗い・手指消毒など、必要な感染対策の徹底にご協力ください。

【在宅避難の勧め】
自宅が無事ならば、あえて避難所に避難する必要はありません。プライバシーの確保が難しい避難所生活より、住み慣れた家で過ごすほうがストレスの少ない避難生活を送ることができます。