広報よこはま都筑区版 2019(令和元)年9月号 テキストデータ 6・7ページ 特集 ●~大規模地震に備えて~地域防災拠点ってどんなところ?? 市内で1か所でも震度5強以上の地震が発生した際は、市内すべての地域防災拠点を開設します。 区内では27か所の小・中学校が指定されています。 ■地域防災拠点の機能  ◆自宅で生活できなくなった人が「避難生活を送る場所」  家屋の倒壊などにより自宅にとどまれない人が一定期間避難生活を送る場所です。  ※自宅が無事だった人は家に戻って生活します。【在宅被災生活者】  ◆区役所と地域の情報をやりとりする「情報の受発信拠点」  家族や知人の安否情報の確認や区役所などとの情報受伝達の拠点となるほか、  区災害ボランティアセンターとの連絡調整などを行います。  ◆生活に必要な食料や生活用品などの「物資の集配地点」  地域防災拠点の避難者や在宅被災生活者に備蓄食料、水、救援物資などを配布します。  ◆備蓄している資機材を利用した「救助・救護活動の拠点」  防災備蓄庫に整備されているジャッキやエンジンカッターなどの防災資機材を用いて、  共助による救助・救護活動を行います。 ※在宅被災生活者と地域防災拠点  自宅が無事な人も地域防災拠点に避難されると、避難スペースがいっぱいになってしまいます。自宅が無事だった人は自宅での生活を続けます。このような人を在宅被災生活者といいます。  区役所からのさまざまな情報や物資などは地域防災拠点に届けられるので、これらは「地域防災拠点の避難者」と「在宅被災生活者」で共有します。 都筑区総務課 危機管理・地域防災担当係長 石井 学(いしい まなぶ) ■その他避難場所  ◆地域で事前に取り決め「いっとき避難場所」…近所の広場、小さな公園など   一時的に避難して様子を見るための場所です。  隣近所の安否確認の場、次の避難場所へ移動するまでの中継地点となる場所です。  あらかじめ、地域や隣近所でどこをいっとき避難場所にするか決めておきましょう。  ◆大火災を避ける「広域避難場所」…大規模な公園など   地震に伴う大火災が発生し、延焼拡大したときに、熱や煙から逃れるための場所です。   〈区内広域避難場所〉   ・勝田団地  ・川和高校・都田公園一帯  ・かしの木台ハイツ一帯   ・横浜国際プール一帯  ・山崎公園一帯  ・葛ケ谷公園一帯  ・茅ケ崎公園一帯  ◆高齢・障害などにより特別な配慮が必要な場合「福祉避難所」…社会福祉施設など   地域防災拠点での避難生活に特別な配慮を必要とする要援護者のうち、  自宅や地域防災拠点での生活が難しい人のための避難所です。  発災直後から必ず開設されるものではなく、施設数に限りがあるため、  専門職などの判断を元に優先度を付け、区役所が誰をどの施設で受け入れるかを決定します。 ■地域防災拠点一覧 学校名 所在地 対象区域(町名) 1 山田小学校 東山田三丁目29-1 東山田町、東山田三丁目、東山田四丁目 2 東山田小学校 東山田一丁目4-1 東山田一丁目、東山田二丁目、北山田七丁目の一部(ララヒルズ) 3 南山田小学校 南山田二丁目27-1 南山田町の一部、南山田一丁目、南山田二丁目、南山田三丁目 4 北山田小学校 北山田五丁目14-1 北山田一丁目、北山田二丁目、北山田三丁目、北山田四丁目、北山田五丁目、北山田六丁目、北山田七丁目の一部(ララヒルズ除く) 5 すみれが丘小学校 すみれが丘34 すみれが丘 6 牛久保小学校 牛久保一丁目23-1 牛久保町、牛久保一丁目、牛久保二丁目、牛久保三丁目 7 中川中学校 大棚町240 南山田町の一部、大棚町の一部 8 中川小学校 牛久保東二丁目21-1 大棚町の一部、大棚西、牛久保東一丁目、牛久保東二丁目、牛久保東三丁目、茅ケ崎町 9 都筑小学校 中川六丁目2-1 中川五丁目、中川六丁目、中川七丁目、中川八丁目、中川中央一丁目、中川中央二丁目、牛久保西一丁目、牛久保西二丁目、牛久保西三丁目、牛久保西四丁目 10 中川西小学校 中川一丁目3-1 中川一丁目の一部(港北ガーデンヒルズ) 11 中川西中学校 中川二丁目1-1 中川一丁目の一部(港北ガーデンヒルズ除く)、中川二丁目、中川三丁目、中川四丁目、あゆみが丘 12 茅ケ崎小学校 茅ケ崎南一丁目11-1 茅ケ崎南一丁目の一部(港北ファミールハイツ、シティテラス横濱仲町台弐番館除く)、茅ケ崎南二丁目、 茅ケ崎南三丁目、桜並木  13 茅ケ崎東小学校 茅ケ崎東二丁目11-1 茅ケ崎東一丁目の一部(港北ニュータウン・イオ除く)、茅ケ崎東二丁目、茅ケ崎東三丁目、茅ケ崎東四丁目、茅ケ崎東五丁目、茅ケ崎中央 14 茅ケ崎中学校 茅ケ崎南一丁目10-1 茅ケ崎南一丁目の一部(港北ファミールハイツ、シティテラス横濱仲町台弐番館)、茅ケ崎東一丁目の一部(港北ニュータウン・イオ)、仲町台五丁目の一部(プロムナード仲町台) 15 茅ケ崎台小学校 長坂13-1 長坂、平台、茅ケ崎南四丁目、茅ケ崎南五丁目 16 勝田小学校 勝田町266 勝田町、勝田南一丁目、勝田南二丁目、早渕一丁目、早渕二丁目、早渕三丁目、新栄町 17 折本小学校 折本町1321 折本町、大熊町、川向町の一部、仲町台一丁目、仲町台二丁目、仲町台三丁目、仲町台四丁目、仲町台五丁目の一部(プロムナード仲町台除く) 18 都田小学校 池辺町2831 東方町、池辺町の一部、川向町の一部 19 都田中学校 池辺町2818 池辺町の一部 20 都田西小学校 池辺町2452-1 池辺町の一部、佐江戸町 21 川和小学校 川和町1463 川和町 22 川和東小学校 富士見が丘21-2 富士見が丘、二の丸、高山、葛が谷、見花山 23 川和中学校 富士見が丘21-1 加賀原一丁目、加賀原二丁目、川和台 24 荏田南小学校 荏田南二丁目5-2 荏田南一丁目、荏田南二丁目、荏田南三丁目、大丸 25 荏田小学校 荏田南町694 荏田南町、荏田東町、青葉区荏田町の一部 26 荏田東第一小学校 荏田東三丁目5-1 荏田東三丁目、荏田南四丁目、荏田南五丁目 27 つづきの丘小学校 荏田東一丁目22-1 荏田東一丁目、荏田東二丁目、荏田東四丁目 *あらかじめ、自宅から当該地区の地域防災拠点までどのように避難するか、 避難経路や家族との連絡手段などを確認しておきましょう。  各地域防災拠点などの避難場所が掲載されている都筑区防災・生活マップは、 区役所で配布しているほか、区ホームページからもご覧いただけます。 ■地域防災拠点はどうやって運営するの?  地域の皆さんを中心とした地域防災拠点運営委員会が各地域防災拠点に設置されており、 日頃から会議や訓練を通して防災力の向上に努めています。  発災時には、避難してきた人が協力しながらともに運営します。  いつ起きてもおかしくない災害に備えて、各地域においては、「自らの身は、自ら守る。皆のまちは、皆で守る。」という「自助・共助」の精神で、それぞれの地域の実情に応じた防災力の強化が求められております。 発災時に地域の要となる「地域防災拠点」の役割を知り、いざというときに備えましょう。 都筑区地域防災拠点運営委員会連絡協議会会長 岩嶋 伸幸(いわしま のぶゆき)さん ◆地域防災拠点の訓練  各地域防災拠点では毎年、地域の実情に応じた避難所開設・運営訓練を企画、実施しています。 避難所の安全確認から開設準備に始まり、避難者の受付とスペースの割り振り、区役所と地域防災拠点の情報受伝達や資機材の取り扱いにいたるまで、一連の流れを訓練することで、 発災時における円滑な避難所運営を目指しています。 ※訓練内容は、各地域防災拠点によって年ごとに異なります。  地域防災拠点の訓練に参加することで、日頃自分と家族の身の安全を守るためにはどんな対策を講じておくべきか、さらに発災時には自分達で何ができるかを知る機会にしてもらえばと思います。 川和東小学校地域防災拠点運営委員長 神原 正明(かんばら まさあき)さん 各地域防災拠点の訓練日程は決まり次第、ホームページで順次公開しています。 https://www.city.yokohama.lg.jp/tsuzuki/kurashi/bosai_bohan/saigai/kyotenkunren.html 問合せ 庶務係 電話948-2212 ファクス948-2208