広報よこはま都筑区版 2019(令和元)年6月号 テキストデータ 12ページ  都筑区トピックス ●第8回 『図説 都筑の歴史』編さん委員会だより *区制25周年に向けて『図説 都筑の歴史』編さん中!!  原始から現代にかけて全6章で構成される『図説 都筑の歴史』の第2章~第4章の見どころ、読みどころをご紹介します。 今年11月の刊行を楽しみにしていてください。 第2章 古代 第3章 中世 都筑には有力な武将がいないのはなぜでしょうか。古代国家が成立すると、この地域は武蔵国都筑郡に編成されました。古代末期の開発を主導した武士たちは都筑・中山などを名乗り地域支配に乗り出して、武家政権を築く原動力となりました。鎌倉幕府が開かれると、この地域は鎌倉の後背地として、将軍家や北条氏などの所領になり生え抜きの武士たちは政争に敗れて姿を消しました。室町時代には鎌倉公方や関東管領の勢力が地域におよび抗争を繰り返したので有力武将が育ちませんでした。しかし、その事が幸いして戦国期には村を基盤とする地侍や農民の成長を促しました。地域に伝わる古文書・石造物・杉山神社や寺院の棟札に彼らの姿を探っていきます。 (編さん委員 中西 望介(なかにし もちゆき)氏) 第4章 近世 江戸時代、都筑の人々の多くは農業で暮らしていました。農業を中心に生活サイクルが回っていたことは日記資料から、農業に適した村落空間を作り上げていたことは村絵図からうかがえます。一方、人々は農業の合間に豊かな信仰生活、文化生活を送っていました。祭りをはじめとする年中行事、富士山や大山への参詣や霊場めぐり、俳諧などの文芸活動、寺子屋での教育活動などは現代のライフスタイルの原型となっています。 (編さん委員 井上 攻(いのうえ おさむ)氏) 問合せ 区民活動係  電話 948-2236 ファクス 948-2239 ●林市長のぬくもりトーク 林文子市長が「モヤ→キラ委員会」の皆さんと意見交換を行いました  「モヤ→キラ委員会」は、都筑区事業「輝く女性応援プロジェクト」の講座に参加した、30~40代女性による団体です。女性が人生における転機に左右されず、家庭も自分のことも諦めずに「わたしらしく」生きることを応援するため、都筑区役所から委託を受け、女性のための講座や講演会の企画運営をしています。  会場は区総合庁舎内の区民活動センター。代表の有好(ありよし)さんは「小さな一歩でも、踏み出せば人生が動き始める面白さを伝えたい」と話します。参加者の皆さんからは「寂しい思いをしていたけれども一歩外に出てみてつながりの大切さが分かった」「講演会の内容に影響されて、その日から行動が変わった」といった話がありました。また、開催したイベントで自分の夢を叫ぶ企画があり、メンバーからの要望を受けて市長自らが夢を叫ぶ場面もありました。  市長からは「ネーミングが今の女性たちにぴったりで素晴らしい。お話を伺って、本当に楽しく、ワクワクしました。女性が夢を実現していく素晴らしいチームだと思いました」との感想をお伝えしました。