広報よこはま都筑区版 2018(平成30)年9月号 保存版 テキストデータ 4ページ 【対処】 ●ケガをしてしまった場合には… ◆まずは自助・共助で応急手当  自分自身による手当(自助)、隣近所や家族による助け合い(共助)をお願いします。  日頃から消毒液やガーゼ付きばんそうこう、ガーゼ、包帯などの救急用品を備蓄しましょう。 ◆救護が難しい場合は仮設救護所へ  都筑区では、横浜市域で震度6弱以上を観測した場合、区役所と都筑区休日急患診療所の2か所に仮設救護所を立ち上げます。  仮設救護所では、区医師会などの協力を得て発災後(特に72時間)に医療救護隊による医療活動を行います。  ・都筑区役所 茅ケ崎中央32-1  ・都筑区休日急患診療所 牛久保西一丁目23-4 ◆医療救護隊のトリアージで重症と判断された場合は災害拠点病院へ  仮設救護所などでの対応が困難な重傷者を中心に負傷者などの受け入れを行います。一般診療は行いません。  【区内の災害拠点病院】 昭和大学横浜市北部病院 茅ケ崎中央35-1 ◆仮設救護所へ行けない場合は最寄りの地域防災拠点へ  地域防災拠点にはさまざまな情報が集まってきます。 また、区災害対策本部に負傷者情報を伝えることができます。 *負傷の程度にもよりますが、速やかに診療を受けるために、自家用車の相乗りや担架・リヤカーによる搬送など、 自助・共助による搬送手段について、日頃から近隣に住む親類や地域の皆さんとで話し合っておきましょう。 〈災害医療とは〉  災害が発生すると、多くの負傷者の発生と医療機関の被災により、普段と同じような治療を受けることが困難になります。  限られた医療資源で1人でも多くの命を救うため、重傷者の治療が優先されます。  都筑区では災害時、仮設救護所を開設し、医療救護隊がトリアージ(負傷者を重症度や緊急度などによって分類し、 治療や搬送の優先順位を決めること)を実施します。 〈Yナース(横浜市災害支援ナース)募集中〉  災害時に医師、薬剤師などによって編成される「都筑区医療救護隊」に看護師として、主に負傷者の対応やトリアージなどの医療救護活動をしていただける人(Yナース)を募集しています。 問合せ 事業企画担当 電話948-2344 ファクス948-2354 ●家庭でできる応急手当 ◆出血している場合 1 感染の危険性を防ぐために手袋をします。 【手袋のかわりになるもの】 ・ビニール袋 ・ラップ など 2 止血します。 【直接圧迫止血法】 傷口を清潔なガーゼやハンカチなどで強く押さえます。 ◆骨折している場合 1 骨折した部分を固定するための副木を用意します。(骨折部の両側の関節より長いもの) 【副木として使えるもの】 ・新聞紙 ・雑誌 ・段ボール ・傘 など 2 骨折部の両側の関節を固定します。 【関節を固定するときに使えるもの】 ・ハンカチ ・タオル ・ネクタイ など *腕をつる場合は… 【腕をつるときに使えるもの】 ・レジ袋 ・スカーフ ・ベルト など ◆やけどの場合 1 受傷後はすぐに水道水などの清潔な流水で10分~30分冷却します。 2 衣類の上からのやけどは、患部に接している衣類は脱がせないようにし、まずは衣類を着たまま10分~30分流水で冷やします。 3 冷却後、清浄なガーゼやタオルなどをあてます。タオルの上から間接的に保冷剤や氷を入れたビニール袋で冷やすと、痛みを軽くすることができます。 〈注意〉 ・水ぶくれは、やけどの傷口を保護する役割があるため、破れないように気を付けましょう。 ・患部を氷水に浸したり、氷で直接冷やすと、凍傷を起こすことがあるので注意しましょう。 *都筑消防署では応急手当の講習などを行っています  けがをした際の止血方法や心肺蘇生法などを学ぶことができます。自治会町内会、事業所、学校などで開催が可能です。  また、家庭防災員研修では家庭でできる応急手当や三角巾の取り扱いなどを実施しています。研修への参加をお待ちしています。 問合せ 都筑消防署予防課 電話・ファクス945-0119