広報よこはま都筑区版 平成29年12月号 テキストデータ 7ページ ふるさとにぎわい面 毎年12月3日~9日は「障害者週間」です 一人ひとりに輝ける場所はある  区内とその周辺を中心に活動する『無礼面(ぶれいめん)』は、障害理解教育に取り組んでいるバンドです。活動の現場にお邪魔しました。 ●『無礼面』ってなに?  『無礼面』は2010年1月に、隊長のツネ蔵(ぞう)さんを中心に都筑区視覚障害者福祉協会(TSSK)のメンバー5人で結成されたバンドです。ツネ蔵さんをはじめ皆さん目が不自由ですが、時にコミカルに、時にやさしく、音楽や寸劇、視覚障害者の誘導体験などを交えた障害理解教育を年に20回以上も実施しています。 ・『無礼面』の障害理解教育の環境の一部を紹介します  ここは横浜市立谷本小学校(青葉区)。『無礼面』のメンバーが障害理解教育を実施しているところです。  初めて点字の教科書を目にした子どもたちから「わぁー、すごい!」と歓声が上がります。それもそのはず、教科書1冊が点字になると電話帳ぐらいの厚さになり、しかも2分冊になります。  「障害者だから、健常者が助けるのが当たり前などと伝えたいわけではありません。自分たちも健常者と同じ社会の一員だから、ただそうあるためには、みんなのほんの少しの親切が必要なんだ」との思いで、『無礼面』は今日もどこかで誰かに伝え続けています。 ・ツネ蔵さんに聞きました Q全盲って、いつも真っ暗闇ってこと?  私の目は開けても閉じても真っ白。まるで映写前のスクリーンのようなんだよ。真っ暗な人もいるし、何かがうっすらと動いているのは分かるけど、何なのかは分からないという人もいる。本当にさまざまなんだ。 Qスポーツなどの趣味を持つのは大変なの?  音の鳴るボールで卓球をしたり、伴走の人がいてくれればマラソンだってできるんだ。読上げ装置を使えば読書だってできるよ。 Q目の不自由な人は誰でも点字が読めるの?  私もそうだけど、生まれつき全盲ではない人は、点字が読めない人も多いよ。 Q目の不自由な人を街で見かけたら、どうすればいいの?  気軽に声をかけてほしいな。「何かお困りですか?」「お手伝いしましょうか?」そういう一言がうれしいんだ。 何かのお役に立てるのなら、どんな小さなコンサートでも伺います! ホームページで私たちの歌声も聞けますよ~♪ 詳しくは ツネ蔵の世界 検索← ●区内には他にも活動する団体があります ・すずらん会  すずらん会は、都筑区にお住まいの、精神障害者を抱えた家族のための家族会のことです。同じ立場のご家族の皆さんが集まって話し合ったり、交流や勉強会などを行っています。  同じ悩みを持つ皆さんと、その悩みを分かち合いませんか。 ●区内には視覚障害者福祉協会やすずらん会など、さまざまな障害者団体があります。詳しくはお問い合わせください。 問合せ 障害支援担当 電話948-2316 ファクス948-2490 ●障害理解教育や障害者のボランティアに興味をもった人は、区社会福祉協議会でご案内しています。 問合せ 区社会福祉協議会 電話943-4058 ファクス943-1863