【おもてびょうし】 たすけあい・支えあい・人と人とのネットワーク 令和3~7年度 第4期鶴見区地域福祉保健計画「鶴見・あいねっと」 第4期鶴見・あいねっと推進委員会/鶴見区役所/鶴見区社会福祉協議会 【表紙裏】 【はじめに】 ~この冊子を手に取ったみなさまへ~ いたるところで行われているお祭り、災害に備えた防災訓練、高齢者等の見守り、ラジオ体操等をはじめとした健康づくりなどのさまざまな取組は、地域住民を中心に、まちをより良くしたい!という想いが形となったかけがえのないものです。鶴見区では、「子どもも大人も、障害のある人も誰もが安心して健やかに暮らせるまちづくり」が行われるよう、すべての地域福祉保健活動を「鶴見・あいねっと」と呼び、計画を進めてきました。 令和元年度末から新型コロナウイルス感染症が猛威をふるい、感染拡大期にあっては誰もが「新しい生活様式」を求められ、私たちの暮らしに大きな影響を及ぼしました。これまでの方法では、続けることが難しくなった地域活動もあります。それでも、危機に直面し、どうすれば大切な居場所を守れるのかそれぞれの場で話し合い、方向性を見い出せたのは大きな成果といえます。 第4期計画では、「人材」「相互理解」「場・機会」の3点を、すべての地域活動に共通する要素とし、 “推進の土台”と新たに名づけます。地域の身近な活動に参加する人が1人でも増え、住む人同士がお互いを理解・尊重でき、居場所や交流の機会がさらに充実するよう、“自分で、地域で始められること”を具体的に盛り込みました。(19 ページ、27 ページ、35 ページへ) 未来の鶴見区は、団塊世代が後期高齢者(75 歳)に達する2025 年問題や、人口減少により1.5人の現役世代で1 人の高齢世代を支える2040 年問題など、これまで以上に福祉のまちづくりの重要性が高まっていきます。 これからも、区民のみなさまを始め行政、関係団体・機関など鶴見にかかわるみんなで、鶴見・あいねっとの基本理念「たすけあい・支えあい・人と人とのネットワーク」を実現していきましょう! 【1ページ】 目次 第4期鶴見区地域福祉保健計画(鶴見・あいねっと)の策定にあたって…2ページ 鶴見区地域福祉保健計画(鶴見・あいねっと)公認マスコットの策定について…3ページ 第1章:鶴見区地域福祉保健計画(鶴見・あいねっと)とは…4ページ 1、鶴見区地域福祉保健計画とは…4ページ 2、市計画との関係…5ページ 3、区計画の経過…5ページ 4、第3期計画の振り返り…6ページ 第2章:区全体計画…8ページ 1、第4期区全体計画の概要…8ページ 2、第4期区全体計画の策定経過…9ページ 第4期鶴見区地域福祉保健計画(鶴見・あいねっと)の方向性…10ページ 推進の柱①:つながりのある地域づくり…12ページ 推進の土台:人材(未来の担い手づくり)…18ページ 推進の柱②:必要なときに支援が届く地域づくり…20ページ 推進の土台:相互理解(住民同士の理解や尊重)…26ページ 推進の柱③:健やかに暮らせる地域づくり…28ページ 推進の土台:場・機会(居場所や機会の充実)…34ページ 第3章:地区別計画…36ページ 第4章:計画を推進するための体制・支援…74ページ 1、鶴見区の地域支援体制…74ページ 2、区社会福祉協議会…75ページ 3、地域ケアプラザ…75ページ 4、関係団体・機関…76ページ 5、第4期計画の評価指標…81ページ 第5章:鶴見区の現状…82ページ 資料編…91ページ 関係機関一覧…91ページ 鶴見・あいねっと推進委員会メンバー紹介…92ページ 【2ページ】 第4期鶴見区地域福祉保健計画(鶴見・あいねっと)の策定にあたって 鶴見・あいねっと推進委員会 委員長:杉浦 節子 この度、令和3 年度から令和7年度までの5年間を計画期間とする第4期鶴見区地域福祉保健計画(鶴見・あいねっと)を策定いたしました。 第3期計画の5年の間は、少シ高齢化・核家族化が進み、地域の支えあいの基盤が弱まっている状況の中でも、地域住民、関係団体・機関でのつながりづくりが着実に広がってきました。新型コロナウイルス感染症の影響により、地域活動が縮小している状況もありますが、このようなときだからこそ、人と人とのつながりの大切さを再確認しているかたも多いことと思います。 第4期計画においても、「あいねっと」を合言葉に、子どもから高齢者、障害のある方や外国につながるかたなど、誰もが安心して健やかに暮らせるまちを目指して、一人ひとりが自分のできることから行い、それが輪になって、福祉保健活動が一層発展していくことを願っています。 最後に、計画策定にあたり、多くの皆様からご協力いただきましたことを、心からお礼申し上げます。 鶴見区長:森 健二 鶴見区では、平成17年に第1期計画として鶴見区地域福祉保健計画(鶴見・あいねっと)を策定し、取組を進めてきました。このたび、令和3年度から7年度までを計画期間とする第4期計画を新たに策定しました。 計画の検討にあたり、鶴見・あいねっと推進委員の皆様が熱心にご議論くださいました。また、区民アンケート、意見募集、地区懇談会等を通じて多くの貴重なご意見・御提案をいただきました。心より感謝申し上げます。 令和元年度末から流行した新型コロナウイルスの影響により、本計画も1年遅れての策定となりました。また、新型コロナウイルスの蔓延には、感染症としてだけでなく、人と人とのつながりが薄れるという社会的な影響もあり、鶴見・あいねっとの基本理念「たすけあい・支えあい・人と人とのネットワーク」の実現の重要性は、ますます高まっています。区民の皆様や関係団体・機関、事業所等の皆様とともに計画を推進してまいりたいと考えております。引き続き御支援・御協力をお願いいたします。 社会福祉法人 横浜市鶴見区社会福祉協議会会長:渡辺 たけし 「たすけあい・支えあい・人と人とのネットワーク」を基本理念とする“鶴見・あいねっと(鶴見区地域福祉保健計画)”が平成17 年度に策定されてから16 年(3期)の月日が経過しました。 この間、鶴見区の各地域では“鶴見・あいねっと”の推進を通じて様々な支えあいの活動が広がりました。特に昨今では感染症の拡大など大きな社会環境の変化にも柔軟に対応し、地域の皆さんが工夫しながら着実に取組を進めておられることに改めてお礼を申しあげます。 さて、このたび令和3年度からの5年計画となる第4期“鶴見・あいねっと”を策定しました。本計画の推進により、これまで各地区で育んできた身近な地域での支えあいの取組がさらに充実したものになることを期待するとともに、本会も微力ながら地域福祉の一翼を担う団体として果たすべき役割をしっかりと進めてまいりたいと考えております。 結びになりますが、策定にあたりご尽力いただきました鶴見・あいねっと推進委員の皆様、地域の皆様、関係機関の皆様に心から感謝いたします。 【3ページ】 鶴見区地域福祉保健計画(鶴見・あいねっと)公認マスコットの策定について 平成17 年度に第1期計画を開始した鶴見・あいねっと。PR の際に、たびたび登場してきたロゴをご存じですか? このたび、第4期計画の開始にあたり、公認マスコットとして正式に制定します! その名も・・・ あいねっとちゃん です!! 鶴見区マスコット「ワッくん」とともに、まちづくりを盛り上げていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。 【4ページ】 第1章:鶴見区地域福祉保健計画(鶴見・あいねっと)とは 1、鶴見区地域福祉保健計画とは 地域福祉保健計画とは、誰もが安心して自分らしく健やかに暮らせる地域づくりを目指し、住民、事業者、公的機関(行政・社会福祉協議会・地域ケアプラザ等)が福祉保健などの地域の課題解決に協働して取り組み、身近な地域の支えあいの仕組みづくりを進めることを目的とした計画です。 鶴見区では、子どもも大人も、障害のある人も誰もが安心して健やかに暮らせるまちづくりのための活動を「鶴見・あいねっと」と呼び、「たすけあい・支えあい・人と人とのネットワーク」を基本理念として、区民の皆様、関係団体・機関、事業所などとともに、平成17 年度から取組を進めています。 コラム:地域のつながりにおけるコロナかの影響~ 鶴見・あいねっと でできること~ 世界的大流行(パンデミック)を起こした新型コロナウイルス感染症は、コミュニケーションのあり方を変えました。対面で会話を楽しみ、一緒に歌い、食事することがリスクとされました。また、外出が減り、生活の不活性による虚弱進行(フレイル)も話題となりました。 しかし、どのような状況にあっても、人と人とが関わりあうことの大切さは変わりません。鶴見区内では、“3密”を避けながらの見守り活動や、サロン等地域の居場所の運営団体連絡会による活動再開方法検討など、「感染対策と地域交流の両立」が始まっていきました。 鶴見・あいねっとを進めれば、家族やご近所の人々・友人などの身近なつながり、地域のつながりを深めるきっかけとなります。そして、一緒に活動する仲間が増えることや地域の支えあいのしくみづくりなどの新たな動きにも派生します。さらに、「担い手」「受け手」に分かれるのではなく、お互いに支えあいながら、自分らしく活躍できるまちがつくられていきます。 【5ページ】 2、市計画との関係 横浜市地域福祉保健計画は、横浜市全体の基本理念と方向性を示す「市計画」、市内18 区ごとの特性に応じた「区全体計画」、地区ごとの課題に対応した「地区別計画」で構成されています。 市計画:基本理念と方向性を示し、区全域計画の推進を支援する計画。(愛称:よこはま笑顔プラン) 区計画(鶴見・あいねっと) 区全体計画 ・区の特性に応じた、区民に身近な中心的計画 ・区域全体の共通課題、地域の支えあいだけでは解決できない課題に対する取組 地区別計画 ・地区ごとの課題に対応するために、地域が主体となり、関係団体・機関と協働して策定・推進する計画 社会福祉法第107 条に、地域福祉を推進に関する事項を定める「市町村地域福祉計画」が位置づけられています。 3、区計画の経過 (1)第1期計画の経過:平成17 年度から平成21 年度 18 区の中で先行して策定する区の一つとして、平成17 年3 月に、区計画及び地区別計画が策定されました。 【基本理念】 地域社会のつながりをつくります 必要な人には確実に支援が届く仕組みをつくります 互いに支えあう相互扶助の地域社会をつくります (2)第2期計画の経過:平成22 年度から平成27 年度 第1期計画では、「地域福祉保健計画」と区社会福祉協議会の「地域福祉活動計画」が連動して、地域の福祉保健活動を総合的に下支えすることとしていましたが、第2期計画からは、区と区社協が策定プロセスを共有し一体てきな計画として策定しました。 【基本理念】 健康で住みやすい福祉のまちに! 【推進の柱】 一つ目の柱:つながりのある地域づくり 二つ目の柱:必要な人に支援が届く仕組みづくり 三つ目の柱:互いに支えあう地域社会づくり (3)第3期計画の経過:平成28 年度から令和2年度 次ページ「第3期計画の振り返り」をご覧ください。 【6ページ】 4、第3期計画の振り返り 第3期計画(平成28 年度から令和2年度)では、基本理念である「たすけあい・支えあい・人と人とのネットワーク」が広がっていくまちの実現を目指して、3つの「推進の柱」を掲げました。その柱に沿って、地域の皆さん、区役所・区社協・地域ケアプラザ等が連携し取組を進めました。 推進の柱1:つながりのある地域づくり キーワード:交流、人材 【行動目標】 ・世代間の交流を進めます ・地域の団体・関係機関の連携を深めます ・幅広い住民の参加を促し、地域活動の担い手を育てます ・地域活動や個人、団体をつなぐコーディネーターを育てます 【具体的な取組】 ・あいさつやお祭り等の地域行事、地域サロン等を通じた地域交流の取組を進めました。 ・地域ケア会議や事業所連絡会、地域子育て支援ネットワーク等を通じて、地域福祉の関係者の顔のみえる関係づくりを進めました。 ・学校等と連携した認知症サポーター養成講座、生活支援ボランティアの育成等、地域の担い手を増やすための取組を行いました。 推進の柱2:必要な人に支援が届くしくみづくり キーワード:支えあい、見守り、情報、互いの理解 【行動目標】 ・誰もがどこかにつながるような支えあいのネットワークをつくります ・見守りの輪を地域全体に広げます ・必要な情報をわかりやすく届けます ・地域の中で共に暮らすということを意識します 【具体的な取組】 ・見守り・支えあいの輪が広がるよう、配食等の活動を通じた見守り、買い物支援、認知症カフェ等の取組を進めました。 ・ 6か国語でのフェイスブックによる情報発信等、よりわかりやすい情報発信の工夫を行いました。 ・学校等での福祉を学ぶ場づくりやた文化共生に向けた交流の場づくり等に取り組みました。 推進の柱3:健やかに暮らせる地域づくり キーワード:健康、場・機会 【行動目標】 ・地域での健康づくり活動に取り組みます ・意欲と能力を発揮でき、いきいきと暮らせる場や機会をつくります 【具体的な取組】 ・自治会町内会圏域でのサロンや元気づくりステーション等、より身近な場所での健康づくりの取組を進めました。 ・ボッチャ等どなたも参加できるスポーツによる交流、ボランティアを通じた社会参加の支援等、住民それぞれの力を活かせる場や機会づくりに取り組みました。 【7ページ】 【次期計画に向けて】 つながりのある地域づくり ・引き続き課題となっている担い手不足の解決に向けて、様々な主体が工夫して取り組んでいます。今後も身近な地域活動への参加の働きかけや、将来を見据えた取組など、地域や関係機関が一丸となって考えていく必要があります。 ・つながりのある地域づくりの更なる充実を目指して、分野(高齢・子ども・障害など)や内容(サロン、イベント、体操など)を超えた交流など、参加者が活動の幅を広げられるきっかけづくりが必要です。 ・関係者間での課題の共有・検討を踏まえ、より具体的な取組につながるように連携を深める必要があります。また、地域活動の活性化には、これまで以上に学校や企業、NPO法人など多様な主体が連携し、それぞれの強みを活かして参画することが重要です。 必要な人に支援が届くしくみづくり ・地域での見守りの輪が広がってきています。今後は公的支援の狭間の課題も含め、誰もが必要なときに必要な支援につながれるようなしくみづくりを更に進める必要があります。 ・共生社会の実現につながる相互理解が徐々に進んできています。今後は交流できる機会の広がりや、地域で生活していくために必要な支援をより具体的に考えていくことが必要です。 ・成年後見制度やエンディングノート(※)の作成啓発など、権利擁護に関する取組が広がってきています。必要なときに活用できるよう、周知・啓発を進めていくことが必要です。 ※【エンディングノート】  認知症等で意思疎通ができなくなったときや亡くなったときのために、自身の思いを書き留めておく「覚書」のこと。遺言のような法的効力はない。 健やかに暮らせる地域づくり ・地域での健康づくりの取組が広がってきています。今後はより身近な場所、継続して通いやすい場所で、健康づくりを継続できる機会の充実が求められています。 ・鶴見区では、健康関連の統計数値が他区と比較してかんばしくない状況が続いています。より一層、住民が進んで健康づくりをしたくなり、続けたくなるしくみづくりを工夫していく必要があります。 ・地域サロンや親子の居場所、障害児しゃのあつまれる場所等、場づくりの充実がみられます。今後は自治会町内会圏域での身近な場づくり、機会づくりをさらに進めていく必要があります。 コラム:数字で見てみよう!~地域のつながりづくり~ 第3期の推進期間には、地域の様々な居場所づくりが広がってきました。 ・放課後キッズクラブ  :すべての小学校(22 校)で整備が完了 ・高齢者の居場所    :160 か所(H28)から192 か所(H30) ・元気づくりステーション:11 か所(H28)から 21 か所(H31) ・認知症カフェ     :10 か所(H27)から19 か所(H30) ・障害者の日中活動場所 :25 か所(H28)から 33 か所(H31) 今後も、さらにつながりのある地域づくりに向けて、地域や関係機関で連携して取組を進めていきます。 【8ページ】 第2章:区全体計画 1、第4 期区全体計画の概要 (1)基本理念・推進の柱の継承 基本理念は、第1 期計画(平成17 年度から 21 年度)では「地域のつながりをつくります」、第2期計画(平成22 年度から27 年度)では「健康で住みやすい福祉のまちに!」としていました。第4 期計画では、多様化・複雑化する区の地域課題を踏まえ、第3 期計画(平成28 年度から令和2年度)の基本理念・推進の柱を概ね継承し、取組を深めていきます。 (2)第4期区全体計画の構成 【基本理念】たすけあい・支えあい・人と人とのネットワーク NEW)すべての地域活動を充実させる共通の要素 【推進の土台】 人材(未来の担い手づくり)、相互理解(住民同士の理解や尊重)、場・機会(居場所や機会の充実) 【推進の柱】 ①:つながりのある地域づくり ②:必要なときに支援が届く地域づくり ③:健やかに暮らせる地域づくり 【9ページ】 2:第4期区全体計画の策定経過 策定にあたり、学識経験者や自治会・町内会、民生委員・児童委員協議会、関係団体・機関、委嘱員など、地域福祉保健活動の推進に積極的に尽力いただいている委員で構成する鶴見・あいねっと推進委員会にて「策定検討プロジェクト」を開催し、検討を進めました。その結果、第3 期計画の基本的な考え方を継承しながら、推進の柱の行動目標等の一部見直しを行い、推進の土台を新たに設定しました。 ●推進の土台 第4 期計画で、初めて誕生します。すべての地域活動を充実させる共通の要素を推進の柱から抽出し、新たに定義しました。 ●推進の柱1:つながりのある地域づくり  区民のつながりが広がり深まるために、世代を超えて(た世代で)交流することが重要との意見がありました。企業、学校、NPO 法人などのさらなる多様な主体が連携して、地域活動に取り組むことを目指します。関係団体・機関の連携が進むと、相互に情報が伝わりやすく、取組の幅を広げることができます。 ●推進の柱2:必要なときに支援が届く地域づくり 多様化・複雑化する地域課題への支援に、一層の充実が求められています。 また、すべての区民が、一生涯の中で、絶えず心身や生活状況を変遷させていくことを踏まえると、必要なときに支援が届けられる地域づくりを目指す必要があります。また、自分らしく暮らすための権利を守る(権利擁護)取組を進めます。 ●推進の柱3:健やかに暮らせる地域づくり  区民がより身近な場所で、地域主体の健康づくり活動に継続参加できることを目指します。日頃から地域の交流を深め、互いに安心・信頼しあい、参加者自らが担い手としてもその活動にたずさわれるよう取組を進めます。また、歯やこころの健康づくりにも着目していきます。 コラム:「推進の土台」ページの読み方 「推進の土台」を紹介するページでは、なぜ取り組むのか立ち止まり、既に地域活動に取り組む区民や団体にどんな気づきがあるかを踏まえながら、“自分”や“地域”で今から始められる種まき(活動)を提案し、これから取り組んでみたいかたの背中をそっと押す内容となっています。ぜひご覧ください。 (18、19、26、27、34、35 ページ) 読み方は、あくまで目安です。関心のあるところから、あなたのペースで読み進めましょう! 【10ページ】 第4期鶴見区地域福祉保健計画(鶴見・あいねっと)の方向性 第3期計画では、あいねっとの語源である「たすけあい・支えあい・人と人とのネットワーク」を基本理念として、新たに健康づくりの視点も加えた3つの推進の柱を定めました。 第4 期計画では、これまで積み重ねてきた活動を尊重しながら、すべての地域活動を充実させる共通の要素を新たに「推進の土台」として据えることで、地域の担い手育成、鶴見区ならではのた文化・た世代共生社会の実現に向けた相互理解、場や機会の充実を着実に推進します。 【基本理念】たすけあい・支えあい・人と人とのネットワーク NEW)【推進の土台】:人材、相互理解、場・機会 人材(未来の担い手づくり) 行動目標:区民の地域活動参加を促し、未来の担い手づくりを進めます 取組例 ・地域活動の参加に向けた取り組み(種まき)      ・地域活動の多様化促進(趣味・特技を活かせる取組) 相互理解(住民同士の理解や尊重) 行動目標:さまざまな人が共に 暮らせるよう相互理解を深めます 取組例 ・た文化共生、他世代への理解、障害・認知症などへの相互理解・啓発 場・機会(居場所や機会の充実) 行動目標:いきいきと暮らせる機会づくりを、より身近な場所で進めます 取組例 ・より身近に集まれる場づくり(自治会・町内会圏域など) ・参加しやすさや支援的な機能など、場の機能の充実 【推進の柱1】:つながりのある地域づくり 《キーワード》交流、多様な主体 【推進の柱2】:必要なときに支援が届く地域づくり 《キーワード》支えあい、見守り 【推進の柱3】:健やかに暮らせる地域づくり 《キーワード》健康 【11ページ】 【推進の柱1】:つながりのある地域づくり 《キーワード》交流、多様な主体 住民同士であいさつや声かけを行い、地域活動に参加することで世代を超えた交流を充実させ、地域での顔のみえる関係づくりをさらに進めます。また、住民や関係機関、さらに企業・学校・NPO法人などが連携して、地域活動に取り組むことで、これまで以上に地域づくりを活性化させます。 【行動目標】 ①:た世代でのかかわりなど、地域の交流を深めます 取組例 ・あいさつや声かけ ・た世代交流の機会づくり ②:関係団体・機関が連携し、取組を充実させます 取組例 ・自治会・町内会、近隣施設、専門機関との関係強化 NEW)③:多様な主体が参画し、地域活動を活性化します 取組例 ・企業、学校、NPO 法人、社会福祉法人、保育所等の参画 ・上記のさまざまな主体と地域をつなぐ取組 【推進の柱2】:必要なときに支援が届く地域づくり 《キーワード》支えあい、見守り 地域全体での日頃からの見守り・支えあいのしくみづくりを進め、地域の手で、または支援者や関係機関によって、支援が必要なときに必要な場所へつなげられる状態を目指します。 誰でも安心して自分らしく日々を過ごすことが出来るよう、一人ひとりの権利を守る取組を進め、住民の意識醸成を図ります。 【行動目標】 ①:誰もが必要な支援につながるしくみづくりを進めます 取組例 ・生活困窮、ひきこもりなどの状況への支援 ・潜在したニーズへの支援 ・情報発信の工夫 ・外国につながる人への生活支援 ②:見守りの輪を地域全体に広げ、支援につなげます 取組例 ・世代を限らず自然と気にかけることができる意識の醸成 ・住民が適切なタイミングで支援機関に相談するための支援 (住民の学びの機会づくり、相談しやすい環境づくり)  ・災害時に備えたきょうじょの取組 NEW)③:安心して自分らしく日々過ごせるよう、権利擁護を推進します 取組例 ・人権擁護への区民意識の醸成 ・人権・財産権・自己決定権等を守る取組 ・認知症の理解促進 【推進の柱3】:健やかに暮らせる地域づくり 《キーワード》健康 地域主体で健康づくり活動をこれからも継続して行い、より一層身近な場所で参加することが出来るよう、すそ野を広げていきます。健康づくりに関心を持つ住民が増え、自らすすんで活動を始め、また続けられる環境が整うように、住民の意識醸成や行動の促進を図っていきます。 【行動目標】 ①:地域での健康づくり活動に取り組みます 取組例 ・健康づくりにつながる活動 ・既存の活動における健康づくり要素の付加 NEW)②:住民がすすんで健康づくりを始め、続けられる環境を整えます 取組例 ・健康づくりへの区民意識の醸成 ・心の健康づくりを進める取組 ・特定健診受診率向上のための取組 ・歯の健康づくりを進める取組 【12ページ】 【推進の柱1】:つながりのある地域づくり 《キーワード》交流、多様な主体 鶴見区では、日頃からの近所付き合い、行事・イベントを通した交流、地域サロン等の居場所を通した関わりあいなど、様々な交流が行われています。高齢化・世帯人員の減少・転入者の増加等の中で、地域のつながりはますます重要となっています。 住民同士の顔のみえる関係を構築し、子どもから高齢者まで誰もが暮らしやすい「つながりのある地域」をつくります。また、これまで以上に企業、学校、NPO 法人、社会福祉法人、保育所などの多様な主体が地域へ参画し、元気なまちづくりを進めます。 【行動目標①】:た世代でのかかわりなど、地域の交流を深めます 日頃からのあいさつや声かけなど、一人ひとりができることを実践しながら、年代、出身地などの垣根を越えて、地域のつながりや交流の輪を広げ、子どもから高齢者まで、誰もが暮らしやすいまちになるよう取り組みます。 【みんなの取組例】 ・日頃からのあいさつや声かけ ・地域サロンや子どもの居場所など、より身近に気軽に参加できる場や機会づくり 例)子ども食堂、介護者の集い、認知症カフェなど ・子どもと高齢者が交流できる場づくり ・顔の見えにくいマンション住民同士や新たに引っ越してきた住民との交流のきっかけづくり ・た文化交流につながる取組(例:互いの文化を知るイベントの実施など) ・防災訓練への若い世代の参加など、防災の取組を切り口にした地域のつながりづくり ・子どもが参加する活動や行事を通した親同士のつながりづくり コラム:地域でのた世代交流の取組を紹介します! ・鶴見みんなの会~子どもやパパママ、高齢者までのた世代交流~ 鶴見中央地区では、地域住民、介護事業所、薬局、企業、地域ケアプラザ等で協力しながら、た世代交流サロンを定期開催。ボッチャ、子育てイベント、脳トレ、薬局による健康講座などを行い、幅広い世代の交流をおこなってきました。令和4年3月現在、コロナかにより休止しておりますが、再開に向けて検討していきます。 ・学んでご飯~た世代で見守りながら子どもたちを支援する交流の場~ 寺尾第二地区にて、第3期地区別計画の目標「世代を超えて 未来へつなごう 地域の輪」を実現している取組が、学んでご飯です。地元の高校生ボランティアが小・中学生の学習を支援し、ヘルスメイト(食生活等改善推進員)の作る夕食を頂きます。子どもの帰宅じは「見守り隊」が見送りを行い、さらに有志の食料寄付があるなど、地域の力を結集した交流の場となっています。 【13ページ】 【行動目標②】:関係団体・機関が連携し、取組を充実させます 住民個々のつながりだけでなく、地域にあるさまざまな団体、行政、関係機関などが、横のつながりを強めて、お互いに補い、また強みを活かしながら、それぞれの活動をさらに充実させていきます。 【みんなの取組例】 ・福祉機関や医療機関と住民の交流 例)ケアマネジャーと民生委員・児童委員の交流会、地域ケアプラザ協力医との研修会 ・近隣の福祉施設などと連携した取組を増やす 例)福祉施設での福祉講座や健康づくり講座の開催 ・分野が異なる地域の団体の交流会 ・ICT を活用したつながりづくり 例)SNS、電子メール、ウェブ会議、ホームページ等の活用 【行動目標③】:多様な主体が参画し、地域活動を活性化します 鶴見区では、住民や自治会・町内会を始めとした地域の関係団体・機関が協力し、地域活動が活発に行われてきました。 第4期計画では、地元の企業、学校、NPO 法人、社会福祉法人、保育所などこれまで以上にさまざまな主体が地域に参画し、活気のあるまちづくりをおこなっていきます。 【みんなの取組例】 ・住民と福祉施設、介護事業所、地元の企業、薬局などが協力した取組 例)た世代交流サロン、認知症カフェの開催 ・住民と近隣の公共施設などが連携した、子どもから高齢者までの交流を図る取組 例)公共施設でのた世代交流や健康づくりを切り口にしたイベントの開催 ・地元の企業、学校などと連携した防災訓練の実施 コラム:地元企業との連携による地域防災訓練 えがさき地区では、令和元年度におこなった総合防災訓練において、同町内会と協定を結ぶ東京電力株式会社の建物内に開設される仮設避難じょ(約400 人収容)を見学しました。 ペット同行訓練や要援護者の搬送訓練には、地元の中学生がボランティアとして、さらに地元住民35人も救護協力者として参加しました。避難時には、無事の旨を宅がいに知らせる『黄色いリボン』も活用され、地域の防災への取組が進んでいます。 【14ページ】 【推進の柱1】:つながりのある地域づくりへの主な取組 【区役所の取組】 ◆た世代での交流につながる行事や事業の実施 世代やその地に住む期間にかかわらず住民同士の交流が進むよう、また地域の社会資源(場所や機会や人)につながるきっかけづくりのため、さまざまな人や団体が参加する事業、会議などの実施や支援を行います。(区民フェスティバル、あいねっと推進フォーラム、つるみ子育て・個育ちフォーラムなど) ◆関係者との連絡会の開催 地域の関係団体・機関、企業などのネットワークをさらに強め、それぞれの取組を充実させていくため、関係者との連絡会を開催します。(健康づくり推進会議、地域ケア会議、虐待防止・徘徊認知症高齢者地域支援連絡会、自立支援協議会、要保護児童対策地域協議会、地域子育て支援ネットワーク会議、ふらっとるーむ連絡会など) ◆地域支援体制による地域への関わり 各部署での業務や事業、また地域支援体制での担当地区への関わりを通して、地域のつながりがさらに深まるよう支援を行います。(地区担当による地域支援、地区連合と区役所間での課題共有の実施など) ◆教育機関との連携強化 大学などの教育機関と連携し、学生の発想や能力を活かした地域交流や支えあいを促進する取組を実施します。(包括連携協定を締結した大学との各種事業での連携など) ◆地域活動の担い手の育成 地域活動の担い手の発掘、育成につながる講座や研修を開催したり、普及啓発に取り組みます。(キャラバンメイトによる認知症サポーター養成講座、子育てサポートシステムの運営支援、区民講座「つるみMACHI 塾」、生涯学習のボランティアバンクの取組「鶴見じんネット」事業、鶴見・まちづくりゼミナールなど) ◆地域活動の支援 地域の様々な課題解決に取り組む活動のきっかけづくりや、地域の団体が連携し、地域活動のさらなる活性化に向けて取り組むことができるよう支援します。(鶴見区新たなチャレンジ応援補助金事業、補助金交付団体の交流会など) ◆地域の資源を生かした多様な主体によるサービスの展開 自治会・町内会などの地縁組織、ボランティア団体、地元の企業、学校、NPO 法人、社会福祉法人、保育所などの多様な主体が、さまざまな生活支援を行う体制づくりや、住民が担い手となる環境づくりを進めます。 ◆地域活動をコーディネートする人材の発掘、育成 地域ケアプラザをはじめとする施設職員と地域支援に向けた協働を行います。また、関係団体・機関と連携しながら、地域の中でさまざまな地域活動をコーディネートする人材が増えるよう取り組みます。(地域活動支援アドバイザーの派遣など) 【15ページ】 【区社協の取組】 ◆区社協会員の連携強化 区社協の会員同士が連携し顔のみえる関係づくりを行えるよう、分科会を横断した意見交換会や、高齢者・障害者・子どもなど、各分野間での合同研修会を開催していきます。また、既存の 種別に加え多様な種別団体の会員加入を促し、多面的な地域福祉の推進を図ります。 ◆地区社協のコーディネート機能の強化 地区社協は、身近な地域のつながりや支えあいを築く上で、その調整役として期待されています。地区社協が地域のコーディネート機能をになえるよう、区民に向けた区社協・地区社協の広報強化と、事業を通じた地域でのネットワーク形成を通じて、活動の基盤が整うよう支援していきます。 ◆地域活動の担い手育成 電球交換や庭の草むしりなどの具体的な活動から、日々の声掛けなどの緩やかな見守りまで、地域の中で課題を発見し、支援が出来るボランティアの育成・発掘を行います。また、既存のボランティアにも活躍してもらえるよう、他機関との情報共有やコーディネートりょく強化を行い、「お互い様」という雰囲気の中で助けあえる体制ができるように支援します。そのために、日常生活の支援が出来るボランティアの育成・発掘を行います。また、既存のボランティアの活動充実も図っていきます。 ◆企業との連携強化 「 誰もが住みよいまちづくり」を進めるため、地域と企業の社会的責任活動のマッチングができるよう、企業との関係 性を深め、営業りょく(広告りょく)や専門的な知識・技術など、企業の強みを新たな事業展開に活かします。従来から築いてきた企業との関わりをもとに、地域の情報提供や解決策の提案など、幅広くアプローチをおこなっていきます。 コラム:人とひととのつながりを保つ、地区社協広報し コロナかで、お祭りや高齢者昼食会など、みんなが集まる行事を中止せざるをえなくなった地域もあります。そんな中、生麦第一地区社協では、地域のつながりを深めていけるよう広報しに『なまいちじゃん』の愛称をつけて毎月発行しています。町内会役員紹介、高齢者昼食会レシピ、生麦甚句、感染防止策など地域の情報や自宅で楽しめる記事を届けています。「よく見かけるあのかたがまちの役員なのね」、「記事にあるレシピを作ってみて美味しかったわ」といった感想を頂いています。 【16ページ】 【地域ケアプラザの取組】 ◆さまざまな世代の交流につながる仕掛けの実施 地域性や住民のその時々のニーズに合った自主事業を行い、さまざまな世代の交流を深めます。地域への愛着や関心が高まる企画を取り入れ、幅広い住民層が交流できるよう工夫します。(例:歴史散策、昔遊びなど)また、関係団体・機関などと協力して、ケアプラザないだけでなく、地域のより身近な場所での交流の場、機会づくりを行います。 ◆地域の福祉保健活動のネットワーク構築 地域との様々な会議、講座、行事などを通して、地域との顔のみえる関係づくりを進めます。また、医療や介護などの専門職間の連携を強めて、地域につなげる橋渡し役を担ったり、団体同士の連絡会などを通じて、お互いの活動を理解し連携できるよう支援します。 ◆地域の担い手の発掘・育成につながる取組の推進 民生委員・児童委員、地区社協、食生活等改善推進員(ヘルスメイト)、老人会、地域のサロンなど、地域の各種団体と協働しながら、講座や研修会などの取組を行います。(例:認知症サポーター養成講座、キャラバンメイト連絡会、介護予防講座、消費生活被害防止講座など)また、担い手の発掘・育成に向けて、学生、働き盛り世代、子育て世代など、世代に応じたニーズを把握・検討しながら、地域の担い手づくりにつながる取組を企画・実施します。(例:小学生向け認知症サポーター養成講座、ボランティア講座、趣味や特技を切り口にした講座など)さらに、地域の状況を踏まえながら、地域住民による取組へのコーディネートや支援をおこなっていきます。 ◆地域の中で個人や団体をつなぐ人材の育成 ケアプラザないの各職種間で連携し、各種団体同士の交流や情報共有等の場・機会を通して、地域の中で個人や関係機関、団体のつなぎ役となるような人材を地域と共に育てていきます。 ◆多様な主体と連携した取組 地元の企業、学校、NPO 法人、社会福祉法人、保育所などの多様な主体と連携しながら、地域住民と共に地域づくりの取組を行います。 (例:地元商店や障害者事業所と連携した坂のまちの買い物支援、企業や薬局等と連携したた世代交流サロンや認知症カフェの開催など) コラム:気軽に参加できる子どもの居場所が増えています! 「ゆうづる学習会」は、いちば地区・いちば第二地区の中学生を対象にした学習支援の場所です。教えるボランティアは地域の大人たち。学校や家庭とは違う場で、住民同士の交流を大切に、一緒に学んでいます。 同じくいちば地区の「平安・ふれあい食堂」は、令和元年度から開始し地域に定着しており、月に2 回、毎回60 食程度のカレーライスを提供しています。地域を問わずどなたでも利用でき、コロナかでも休止することなく持ち帰り形式で行われました。フードバンクかながわ等からの食材支援を受け、活動を継続できています。 【17ページ】 コラム: ~鶴見・あいねっとリレー~ さまざまな取組を紹介します! 踏み出す勇気を、地域ケアプラザが応援! 東寺尾地域ケアプラザでは、地域の男性向け自主活動グループ“令和会”を支援しています。令和元年度に男性向けの地域デビュー講座に参加したメンバーで構成されており、話し合いで今後の予定を計画しメンバーが行きたいところ、やってみたいことを企画し役割分担をしています。コロナかでも、感染予防に努めながらそば打ち体験などを行いました。活動が継続出来るよう取り組んでまいります。 地域の担い手をつなぐ!「子育てサロン連絡会」 潮田地域ケアプラザでは、地域で親子の居場所を提供する“子育てサロン”同士の連絡会を開催し、情報交換をおこなっています。連絡会には区役所や鶴見区地域子育て支援拠点(わっくんひろば)にも参加を依頼し、さまざまな子育て関連情報が飛び交います。参加者からは、「他のサロンのことが気になるようになった」「新型コロナが収束せず運営への不安もあったが、皆の話を聞き安心できた(令和2年7月)」との声もありました。それぞれのサロンの特色を保ちつつ、ノウハウを共有できるよう連携を進めます。 区役所による地域活動への支援 「鶴見・まちづくりゼミナール」は、いつまでも住み続けたいまちをつくるため、地域の課題を自分たちで解決するノウハウや仲間づくりのコツを、講義やグループ活動などを通してしっかり学べる講座です。 また、「鶴見区新たなチャレンジ応援補助金」では、魅力あるまちづくりや住民の交流支援など、区民が自主的に取り組み、地域における課題を解決するための新たなチャレンジを補助します。 いずれも、お問い合わせは区政推進課地域りょく推進担当まで! 【18ページ】 【推進の土台】:人材(未来の担い手づくり) 行動目標:区民の地域活動参加を促し、未来の担い手づくりを進めます 1.取り組む理由 鶴見区では、各地区や各分野において、これまで積み重ねてきた活動の後継者となる担い手の不足や担い手の高齢化などの状況が続いていますが、ここで少し立ち止まって、地域活動に携わることで、個人にどのような変化があるのか考えてみたいと思います。 令和元年8月から9月にかけて実施した区民アンケート調査の結果を見ると、何らかの地域活動に参加していると答えた人について、地域活動に参加することで、人との新たなつながりができたり、生活の充実を感じたりと、自分自身にプラスになりながら、地域にも還元していることが分かります。 地域活動に参加してよかったと思うこと(複数回答)回答者273人 新たな友人・知人を得ることができた 43.2% 地域社会に貢献できた 33.3% 新しい知識や経験が身についた 27.1% 自分自身の健康に役立った 25.3% 生活が充実していると感じられた 23.1% 自分の技術や経験を生かすことができた 9.5% 不明 7.3% その他 7.0% 令和元年度第4期鶴見区地域福祉保健計画区民アンケート調査結果報告しょより 地域の活動に参加することで、人や地域との関わりの中で、自分自身の生きがいや充実感にもつながります。 背伸びはせず、まずは自分にできることから始めてみましょう。 2.活動を通した気づき ・長い目で見ると、中学生など、日頃からのた世代とのつながりづくりが大事。 ・地域活動の担い手を増やしたい。おやじの会に限らず地区活動全体が、共働きでもになえる仕組みになると良い。 ・自分の好きな趣味などで集まる機会を作ると良い。元気な人の活動参加を引き出せるのでは。 ・子育て中の親が気軽に地域とつながれる機会や活動に参加できるきっかけを作っていくことが大事。今は支えられる立場でも、次の支え手になっていけると思う。 ・子どもと親の居場所については、出入りや各プログラムの参加も自由にするなど、ただ気兼ねなくいられるような居場所が求められているように思う。 ・地域の役員交代がスムーズに進んでいることについて、その土台となっているのは日頃の近所付き合いだと感じる。 ・地域の中に、活動をコーディネートできる人材を増やしていくことが必要だと思う。 【19ページ】 3.自分で、地域で、始められる種まき(活動) 【自分で種まき】 ・家族をさそって、地域のイベントや行事に参加する ・地域のイベントや行事の手伝いなど、できることから関わる ・自治会・町内会でどのような活動をおこなっているか調べる ・地域活動に参加する時に、近所の人をさそう ・地域行事や活動を知人にも伝える(口コミ) ・地域のおすすめスポットをSNSに投稿する ・日頃からあいさつや声かけを行う ・地域でどんな活動や行事をしているのか、まちの掲示板や回覧ばんを見る ・まちの歴史や人について調べる 【地域で種まき】 ・中学生が地域の行事や取組に参加するような工夫、仕掛けをする ・地域の子どもや外国につながる人がまちのことを知る機会をつくる ・小学生だけでなく、未就学の子どもや親も参加できる活動を増やす ・地域の掲示板、回覧ばん、情報誌などで地域の行事やイベント、活動の予定が分かるように工夫する ・共通の特技や趣味を通してつながれるような活動を増やす ・共働きの人や子育て中の親も参加できるよう、日程や方法の工夫を考える ・子どもや子育て世代と高齢者が交流できるきっかけづくりを行う ・顔の見えにくいマンション住民同士や新たに引っ越ししてきた住民が交流できる場・機会を増やす ・地元の施設や企業などと協力して、子どもから高齢者まで参加できる機会を増やす コラム:地域活動参加への種まき〈中学生の地域デビュー〉 矢こう地域では、令和元年度の日枝神社例大祭にて、矢こう中学校の生徒20 人以上が初めて担い手として参加しました。 秋空の下、この日のために矢こう地区連合町内会で作ったお揃いの白い法被を着て、神輿を担ぎ、沿道を盛り上げました。例大祭の他にも、しって銀座商店がいのよみせでは売り子として参加するなど、地域行事で目覚ましい活躍を見せてくれています! 【20ページ】 【推進の柱2】:必要なときに支援が届く地域づくり 《キーワード》支えあい、見守り 高齢化率の増加や核家族化の拡大など、地域を取り巻く状況が刻々と変わり、住民の抱える課題が複雑化・多様化している中、住民同士の支えあい・見守りの取組は着実に広がっています。 引き続き地域での日頃からのネットワークづくりを行い、必要なときに、誰かが気付き、支援につながることができるよう取り組みます。また、誰でも安心して自分らしく日々を過ごすことができるよう、住民が自分ごととして捉えながら、一人ひとりの権利を守る取組を進めます。 【行動目標①】:誰もが必要な支援につながるしくみづくりを進めます 住民同士の「顔のみえる関係づくり」を行い、住民と関係団体・機関との連携をより深めながら、子どもや子育て世代、ヤングケアラー(※)、高齢者、障害者、外国につながる人、様々な事情により生活の困りごとや課題を抱えている人など、誰もが必要な支援につながるよう取組を進めます。 ※【ヤングケアラー】 一般に、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話、介護、感情面のサポートなどを日常的におこなっている18 歳未満の子どもをいう。法令上の定義はない。 【みんなの取組例】 ・子ども、子育て世代、介護者、障害者の家族などの孤立を防ぐ取組の充実 例)子ども食堂、介護者の集い、認知症カフェなど ・ひとり暮らし高齢者への支援 例)ごみ出しや草むしりなどのボランティア、配食や会食会など ・外国につながるかたとの共生につながる取組 例)外国につながるかたが参加しやすいイベント等の実施、ごみ置き場に外国語表示を行い配慮をする、「やさしい日本語」を活用した広報など ・地域の情報を必要な人に届ける工夫 例)地域情報における掲示板やWeb の活用、電子メール・SNS・動画等を活用した非対面でのつながりづくりなど コラム:心がつながる!配食事業の取組 寺尾地区では、ひとり暮らしの高齢者や障害があるため買い物や調理が困難なかたを対象に、見守りを兼ねた配食サービスが行われています。ボランティアの方々が作るお弁当は彩り豊かで季節感、栄養バランスが考えられ、利用者の皆様も楽しみにしています。配達の際に顔を合わせ、何気ない会話やありがとうの言葉が活動の原動力となっています。利用者さんにとっては外出が難しくなっても人とのふれあいがあることで孤立予防に役立っています。 【21ページ】 【行動目標②】:見守りの輪を地域全体に広げ、支援につなげます 住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるよう、また災害時などのいざというときに備え、高齢者や障害者、子どもなどを地域全体で見守り、支えあいのネットワークづくりを進めます。住民一人ひとりが、家族、知人、近隣住民などのささいな変化に気付き、必要な支援につながるよう、住民の学びの場・機会づくりにも取り組みます。 【みんなの取組例】 ・地域でのゆるやかな見守り 例)居場所、サロン等におけるゆるやかな見守り ・災害時要援護者名簿を活用した見守りの体制づくり ・地域独自の見守り体制づくりやツールの工夫 ・小学生のとう下校時の見守り活動 ・住民の学びの場・機会づくり 例)地区社協の福祉講座や地域ケアプラザの出張講座など ・企業と連携した取組 【行動目標③】:安心して自分らしく日々を過ごせるよう、権利擁護を推進します 高齢者・障害者・子どもが、詐欺・金銭の搾取・虐待などに遭わず、必要なときに適切な支援を受けながら安心して生活できるよう、一人ひとりの権利を守る取組や、住民が近隣住民などのささいな変化に気付き、関係機関につながる取組を進めます。 【みんなの取組例】 ・自立支援協議会などを通した障害者の権利擁護の取組の推進 ・認知症への理解促進 例)認知症サポーター養成講座やキャラバンメイト連絡会への参加 ・住民の学びの場、機会の企画や参加 例)消費生活推進員と地域ケアプラザ等が連携した消費者被害に関する講座の開催など ・各地区での子どもの学習支援等の取組 コラム:憩いの場は、見守りの場に。「た世代交流カフェ」 かみすえよし4丁目に、地域のかたが軽に集まれる憩いの場「ゆるカフェ かちゃ」があります。かちゃでは、駒岡地域ケアプラザと連携して、定期的にた世代交流カフェが行われています。ゆったり過ごしたり、参加者同士でおしゃべりを楽しんだりと、ほっとできる居場所になっています。また、かちゃでの出会いを通じて少しずつ顔見知りが増えるなど、地域のかたをつなぐ場になっており、ゆるやかな見守りにもつながっています。 【22ページ】 【推進の柱2】必要なときに支援が届く地域づくりへの主な取組 【区役所の取組】 ◆障害者支援の推進 障害児・しゃ及びその家族が、地域の中でいきいきと生活できる環境づくりを進めます。(自立支援協議会での取組、障害児関係機関連絡会など) ◆子育て支援の推進 妊娠中から子育て期にかけての切れ目のない支援に取り組み、地域で安心して子育てができる環境づくりを進めます。(両親教室、育児教室、こんにちは赤ちゃん訪問事業、子育てのコツ講座など) ◆放課後児童育成の推進 子どもたちが安全安心な放課ごを過ごせるよう環境づくりを進めます。(放課後キッズクラブなど) ◆経済的な困りごとなどへの支援の推進 様々な事情により経済的な困りごとなどを抱えているかたに相談、支援を行います。また、必要なかたに支援がいき届くため、庁内外の関係団体・機関との連携やネットワークづくりに取り組んでいきます。(生活困窮者自立支援制度、中学生への学習支援「つるみ未来塾」、小中学生への生活支援「つるみ元気塾」など) ◆認知症の理解促進及び見守り体制の構築 認知症への理解がさらに広がり深まるよう啓発活動に取り組みます。地域において認知症のかたや家族を見守ったり支援する支えあいのネットワークづくりを進めます。(もの忘れ検診の普及、認知症高齢者等SOS ネットワークの充実など) ◆災害に備えたきょうじょの取組の支援 災害時要援護者に対する地域での見守り活動をさらに進めていくため、関係団体・機関と連携しながら、取組を支援していきます。(災害時要援護者支援、きょうじょのための防災活動支援事業など) ◆ひとり暮らし高齢者等への見守り活動の充実 民生委員・児童委員や見守り活動をされている地域住民、関係団体・機関と連携しながら、地域での見守り・支えあいの取組の充実を図ります。(「広げよう見守りの輪」推進事業など) ◆民間事業者と連携したゆるやかな見守り体制の構築 生活に密着したサービスを提供する関係事業者が、日常業務の中で異変を発見した場合に関係機関に通報するなど、民間事業者と連携した孤立化・孤独死防止のためのゆるやかな見守りを行います。(横浜市孤立予防対策事業など) ◆区民にわかりやすい情報の発信 誰もが生活に必要な情報を得ることができるよう、多様な手段を通じて、わかりやすく各種情報の提供を行います。(障害特性に応じた情報発信、つるみ区子育て応援ガイドブック、た言語版での発行物の作成など) ◆鶴見区地域福祉保健計画(鶴見・あいねっと)の周知 機会を捉えて多くの区民に地域福祉保健の取組をさらに周知します。(各地区の各種会議、行事でのPR など) 【23ページ】 ◆医療と介護の連携強化 誰もが住み慣れた地域で自分らしい生活を続けられるよう医療と介護の連携強化等を進めます。(在宅医療連携拠点の活用、地域包括ケアシステムと連携した取組など) ◆高齢者や障害者の権利擁護への理解促進 高齢者や障害者(知的障害、身体障害、精神障害など)の権利擁護に取り組み、区民が各制度を正しく理解できるよう推進します。また、住民が自分ごととして捉え、元気なうちから考える機会を増やし、自己決定できるよう取り組みます。(成年後見制度、鶴見区版エンディングノート「わになるノート」など) ◆障害への理解促進 障害者と住民が交流する場や障害者の活動などについて知る機会をつくり、住民の障害に対する理解を深めます。(障害福祉施設等による自主製品販売支援、障害者週間行事など) ◆た文化共生への理解促進 住民、関係団体・機関などのた文化共生への理解を深めるための取組を進めます。(区民向け啓発イベント、鶴見国際交流ラウンジでの外国人区民と日本人区民の交流など) 【区社協の取組】 ◆見守り活動の充実  自治会・町内会や班単位などでの小規模な見守り活動について、地域の方々と一緒に考え、その必要性を共有します。より幅広い世代の参加と、取組が増加してきている災害時要援護者見守りのしくみを活かせるよう支援し、いつでも支援につながることのできる、より安心なまちづくりにつなげます。 ◆相談体制の強化 区役所・地域包括支援センター等と連携し、いつでも気軽に相談できる窓口の一つとして、相談者へ(必要なかたへ)必要な支援が届くようにしていきます。また、地区担当制を活かしながら、ボランティア相談、権利擁護相談(あんしんセンター)など各種相談事業について区社協内で連携し、職員のスキル向上を図ります。 ◆「共に生活する」ことへの意識づくり 障害のあるかたや外国につながるかたに対する理解を深めるために、啓発イベントへのボランティア募集の他、啓発講座、権利擁護周知、福祉教育などを通して広く区民に発信します。また、地域の方々の自発的な食支援の取組を通じて、生活に困窮しているかたへの支援の啓発を行います。 コラム:あんしんセンターについて 鶴見区社協のあんしんセンターでは、ご自分で金銭や大切な書類を管理することに不安のある高齢者や障害のあるかたに対し、福祉サービスの利用や金銭管理などのお手伝いをしています。 支援により、必要なものの購入ができたかたやお金を貯めることができたかたもいます。 【24ページ】 【地域ケアプラザの取組】 ◆日頃からの関係づくりによる支えあいの推進 地域と顔のみえる関係づくりを行いながら、自治会町内会、民生委員・児童委員、各種団体等との情報共有を行い、気になるかたがいたらケアプラザに情報提供いただき、具体的な支援につなげられるようにします。また、元気なうちからケアプラザとつながりを持ち、必要なとき速やかに支援につなげることができるよう、地域活動に積極的に関わっていきます。 ◆より身近な地域でのネットワークの充実 地域のさまざまな見守り活動者との連携を広げながら、地域のニーズを把握し、子どもから高齢者まで、より身近な場所でのネットワークづくりが進むよう支援します。 ◆地域や関係団体・機関と連携したわかりやすい形での情報発信 地域や関係団体・機関との相互の協力体制をつくりながら、広報しの発行、ホームページへの掲載、出前講座等を通じて、地域に必要な情報を発信します。 ◆互いが自然と気にかけることのできる意識の醸成 見守る、見守られる関係でなく、住民相互が気にかけられる意識の醸成を進めます。また、ケアプラザも地域の一員として、積極的に地域活動に協力し、ともに地域を盛り上げていきます。 ◆高齢者等の生活や権利、財産を守る取組の推進 関係機関と連携しながら、高齢者等の虐待の未然防止や早期発見につながるよう取り組みます。また、高齢者等が安心して生活できるための関連制度の正しい理解を促進します。(例:鶴見区版エンディングノート「わになるノート」書き方講座、消費者被害等についての講座、関係機関との成年後見制度や虐待防止に関する研修など) ◆高齢者、障害者等に対する理解や交流の促進 認知症や障害者等について、正しく理解する取組や交流する機会をつくります。(例:障害理解講座、出張販売での交流など) コラム:わになるノート(鶴見区版エンディングノート)  鶴見中央地域ケアプラザでは、毎年、鶴見中央地区と豊岡地区の消費生活推進員のかたと協力して、わになるノート(鶴見区版エンディングノート)講座を実施しています。写真は豊岡地区の消費生活推進員のかたが紙芝居を読み、詐欺被害防止の普及啓発を実施しています。  講座を通して、しゅう活準備に必要な知識や消費生活被害防止の知識が地域に広がっています。 【25ページ】 コラム:~鶴見・あいねっとリレー~さまざまな取組を紹介します! 横浜市寄り添い型学習支援事業(つるみ未来塾)  鶴見区では、生活困窮状態にあるなど、支援を必要とする家庭に育つ中学生に対し、高等学校等への進学に向けた個別学習の場を提供しています。将来の進路選択の幅を広げ、自立した生活がおくれるようにすることが目的です。主に大学生の学習支援アシスタントが、個別に丁寧に学習支援をおこなっています。  また、高校生世代に対する居場所の提供、高等学校等の中退防止の取組(つるみプラス)もおこなっています。 障害児・しゃとその家族が地域でいきいきと生活できる環境づくり  鶴見区では、障害児・しゃが自分らしく地域で暮らしていけるよう、地域全体で連携し支援することを目的とした地域自立支援協議会を設置して、活動を続けています。  地域自立支援協議会では、定期的な会議のほか、「相談部会」、「権利擁護部会」、「精神保健福祉部会」を設置し、事例検討や研修を行い、より具体的な課題について検討しています。 さまざまな文化を知る取組が進んでいます  鶴見中央地域ケアプラザでは、鶴見区に暮らし外国につながる住民にご協力いただき、平成25 年度から、語学をきっかけにた文化を知る講座「あらま~韓国」を実施してきました。毎月、ハングルの勉強と合わせて文化の紹介を行い、参加者のつながりも強くなり、参加者同士で韓国ツアーに行くまでになりました。施設の講座としては区切りをつけ、8年目の令和2年度には何度も話し合いを重ね、「いきいきライフ」と名前を変え自主的に活動を続けています。 【26ページ】 【推進の土台】:相互理解(住民同士の理解や尊重) 【行動目標】:さまざまな人が共にくらせるよう、相互理解を深めます 1.取り組む理由 高齢化、核家族化などさまざまな背景から、地域の支えあいがより重要となっています。 このような状況だからこそ、住民同士が互いのことを知り、理解し、認め合うことがだいじになります。また、「自分も人の助けを必要とするときがあるかもしれない」と、自分ごととして考えることも大切です。 相互理解を実践することは難しく感じるかもしれませんが、例えば、近所に「少し心配だなぁ。」と思う人がいたら、あいさつや話をしてお互いにどんな人か知り、日頃の生活の中で少し気にかけてみるだけでも良いのではないでしょうか。 “それっきり”でなく、ゆるやかな関わりの中で気にかけ“つづけ”、少しずつその人のことや置かれている状況を理解していくことが重要です。一人ひとりが自分でできることを実践しながら、相互理解の輪を広げていきましょう。 2.活動を通した気づき ・自助、きょうじょ、公じょだけでなく、きんじょの考え方が大切。いざというときは、助けてくれる人も多いと思う。 ・孤独死の予防は、普段からの関わりが大事。誰でも気軽に集まってしゃべれるような居場所も大事だと思う。 ・外国につながる人に、た言語版のゴミの捨てかたチラシを渡したら、感謝された。相手に届くかたちでの情報提供が必要。 ・子どもと親の居場所づくりも大事。居場所を通じて子どもをより理解し、認めてあげることが大事。 ・地域の見守り活動や取組のおかげで、身近な住民を気にかけるようになり、以前よりも早い段階で地域ケアプラザに相談が寄せられるようになっているように思う。 【27ページ】 3.自分で、地域で、始められる種まき(活動) 【自分で種まき】 ・いざというときに備えて、隣近所の人と顔見知りになる ・地域の清掃活動に参加する ・フードドライブ(下記コラム参照)など自分にできることを行う ・回覧ばんや掲示板などを見て、地域でどのような人がどのような活動をおこなっているか調べる ・地域で子ども食堂をおこなっているか調べる ・地震や大雨のときに、気になる家族や知人にメールなどで連絡する ・近所の人に笑顔であいさつプラスひとことを実践する(「寒くなってきましたね」など) ・近所に「心配だなぁ。」「大丈夫かなぁ。」と思う人がいたら、日頃から少しだけ気にかけて生活する ・身の回りのことで困ったとき、どこに相談すればいいか調べる ・外国語や手話を勉強する 【地域で種まき】 ・防災訓練に中学生など若い世代の参加を促す ・小学生のとう下校の見守り活動の輪を広げる ・自治会・町内会やマンション管理組合でAED 講習会を開催する ・地域サロンなど地域の居場所の情報を分かりやすく発信する ・消費者被害に関する勉強会や注意喚起を、さまざまな機会に行う ・災害についての情報を地域で共有するしくみづくりを行う ・外国につながる人も一緒に楽しめるイベントや行事を開催する ・障害や認知症について学ぶ機会を増やしたり、模擬体験会を開催する ・認知症カフェなど、介護が必要なかたとその家族が、気兼ねなく過ごせる地域の居場所を増やす コラム:食品回収のモデル事業が始まりました 令和3年12 月から、駒岡地域ケアプラザのエリアにて、地域住民と地域ケアプラザ・障害者施設・区社協が協働して行う食品回収のモデル事業が始まりました。 食品回収箱を、駒岡地域ケアプラザ及び駒岡地区にある就労継続支援B型事業所の一歩舎3号館に設置。住民から寄付された食品の回収・仕分けを一歩舎3号館で行い、区社協へ配送しています。これらの食品は、生活にお困りのかたの食料支援に活用しています。 【28ページ】 【推進の柱3】:健やかに暮らせる地域づくり 《キーワード》健康 鶴見区の健康づくりは、徐々に広がりがみられています。今後もより身近な場所で参加でき、活動を続けやすい地域となるよう取組を推進します。また、主体的に健康づくりに取り組む住民が増えることで、より一層安心で住みやすいまちとなることを目指します。 【行動目標①】:地域での健康づくり活動に取り組みます 健康づくりは一人でもできますが、興味や関心が同じ人達とつながることも大切です。近所で気軽に、仲間と楽しみながら健やかなからだづくりにつながる、継続的な活動のしくみづくりに取り組みます。 【みんなの取組例】  ・各種団体の活動や地域行事そのものが、健康づくりにつながる取組の情報共有 ・身近な健康課題とその予防対策の推進 介護予防の推進(フレイル(※)予防、元気づくりステーション支援) 認知症予防の推進(認知症カフェ、認知症サポーター養成講座、予防活動への支援) 必要な区民に情報を届けるための地域と連携した取組 ※【フレイル】かれいに伴い、心身の活力・認知機能・筋力・社会との繋がり等が低下し、介護が必要となる手前の状態のこと。 ・学校と連携して、子どもの健康づくりにつなげる取組 ・保健活動推進員等による、幅広い世代に対する、ウォーキングの推進 ・子育て世代とその子どもへの食育推進(健診や講座・イベント等の機会を捉えた取組、ヘルスメイト等との協働) コラム:GO GO 健康!「元気づくりステーション」 鶴見区では、しゅ体的・継続的に介護予防活動に取り組むグループ「元気づくりステーション」の支援をおこなっています。潮田東部地区では、身近な公園4かしょでそれぞれ活動を進めており、参加者本人、そして仲間や地域が元気になることを目指しています。 〈汐入ハッピーステーション:汐入公園〉体力測定会も実施しています 〈スマイル日東浜:日東浜公園〉ハマトレなど新しい体操を取り入れています 〈寛政公園生き生き広場:寛政公園〉少人数で和気あいあいとラダー運動を楽しんでいます 〈エンジョイ東潮田:東潮田公園〉ソーラン節に続くオリジナル体操「きよしのズンドコ節」ができました 【29ページ】 【行動目標②】:住民がすすんで健康づくりを始め、続けられる環境を整えます 地域で行われる活動に継続参加し、個々の心身の健康が保たれると、まち全体の健康づくりにもつながります。活動に積極的である人ほど、自身を健康と感じる割合が高くなり、こう循環が生まれることが分かっています。 楽しみながら運動・レクリエーションが出来る場が身近(徒歩圏内)にあること、また、その運営のお手伝いをする担い手がいること、活動参加を促すための情報発信の工夫など、様々な整備が重要です。地域のイベントなどのあらゆる場面を捉え、生きがいや健康づくりへの意識の醸成につなげられるまちづくりを目指します。 【みんなの取組例】 ・既存の活動を認め合う機会や発表の場づくり(あいねっと推進フォーラム、社会福祉功労者表彰ほか) ・健康づくりに関心を持つ住民が増えるよう、既存の活動が広がるための他の活動や団体、個人へのつなぎ ・子どもと高齢者が交流する居場所づくり ・関係団体・機関が連携して健康情報を発信し、区民の健康意識醸成や疾病予防を推進する取組 ○歯周病及びオーラルフレイルの予防啓発のための区内医療機関等との連携 ○イベントや保健活動推進員による口コミなどによる、特定健診等受診率向上と健診結果の活用 ○区役所と地域(歯科医師会、大学、保育園、学校等)が連携した、区民の正しい歯磨き習慣の定着 ○心の健康づくり(メンタルヘルス)の理解促進   コラム:歯と口の健康啓発「ワッくん歯磨き絵本」 鶴見大学、鶴見区歯科医師会及び区役所が連携し、子どもも大人も楽しみながら歯磨き習慣が身につく絵本「ワッくんのはみがきするよ」が完成しました。絵本の中では、歯とお口の健こう習慣について紹介しています。絵本は、区内歯科診療じょ(歯科医師会会員)、鶴見図書館、地域子育て支援拠点(わっくんひろば)、地域ケアプラザ、保育所、幼稚園等にて閲覧用に配架しています。 症状がないときでも、お近くの歯科医院でねんに2回は定期的なチェックを受けましょう! 絵本は、QR コードや区役所のホームページから見られるよ! 【30ページ】 【推進の柱3】:健やかに暮らせる地域づくりへの主な取組 【区役所の取組】 ◆健康づくりの推進 ・保健活動推進員やヘルスメイト等とも協働し、運動の機会づくりや食育啓発、特定健診・がん検診の普及など、生活習慣病予防につながる取組を推進します。(健康チェック事業、食育事業、ウォーキング普及啓発、よこはまウォーキングポイント事業、健康づくり推進会議など) ・関係団体・機関(区歯科医師会、区薬剤師会、大学、保育所、学校等)と連携し、歯周病やオーラルフレイル(※)の予防啓発、正しい歯磨き習慣の定着などの「歯の健康づくり」を進めます。(歯と口の健康啓発など)※こうくう機能の軽微な低下や食の偏りなどを含む ・区の健康統計情報を体系的に分析し関係団体・機関と共有するとともに、区民に還元し、実際の地域の声も活かしながら主体的な活動につなげます。 ・学校等と連携し、他者への思いやりや自分を大切にする心を育む取組を進めます。(命の授業など) ・うつや自殺への対策など、メンタルヘルスの重要性及びリスクについて区民の理解を深めます。 (精神保健福祉対策事業、ゲートキーパー(※)啓発など) ※【ゲートキーパー】:心理、社会的問題や生活上の問題、健康上の問題を抱えている人等が自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応(悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る)を図ることができる人のこと。特別な資格等はない。 ◆介護予防の推進 元気で活動的な生活を継続できるよう、地域の特性を活かしながら、高齢者が介護予防(フレイル予防)に取り組める事業を展開します。住民主体による情報発信りょくの強化啓発や、活動運営を担うリーダーの育成を進めます。(「ひざひざワッくん体操」等の推進、介護予防週間啓発、介護予防事業・介護者のつどいの実施など)  ◆地域社会で活躍・貢献できる機会づくり 区民が地域活動等で新たな担い手として活躍する場を広げるため、これから活動を始めようとしているかたの背中を押す情報提供の実施や、活動者同士の交流の機会づくりなどを進めます。(補助金交付団体の交流会、つるみ区民活動センターの活用など) ◆支えあいの場づくり ・高齢者がより身近な場で介護予防に取り組み、住民主体でおこなっている「元気づくりステーション」等を引き続き拡充し、運営支援を進めます。 ・安心して子育てできる環境づくりに向け、家庭や地域の育児りょくを向上する多様な場・機会を提供します。( 親子の居場所「ふらっとるーむ」、地域子育て支援拠点「わっくんひろば」、放課後キッズクラブなど) ◆施設の整備及び機能の充実 施設の整備による場の拡充を進めるとともに、施設のもつ機能をより高めます。(保育所等の整備、地区センター・コミュニティハウス・地域ケアプラザ(地域包括支援センター)など地域の拠点の機能の充実) 【31ページ】 【区社協の取組】 ◆地区社協の幅広い活動支援体制の確立  ウォーキングや体操教室のみならず、居場所づくり、生きがいづくり活動など、より幅広い「健康づくり」の具体例を挙げることで、地域住民がつどえる場づくりが充実し、住民がすすんで活動を始め、続けられるよう地区社協を支援します。そのことが、より多様な課題解決を目指す取組の創出を促します。 ◆ボランティアセンター機能の強化  初めての方でも不安なく活動に取り組めるよう丁寧なコーディネートを行います。また、活動者自身の趣味や特技を活かせるもの、地域へ出るステップにつながるもの等、様々なボランティア活動を紹介できるよう工夫します。 ◆区社協だから出来る情報発信方法の確立  地区社協や地域ケアプラザなど、区内の各地域で行われている健康活動を取りまとめ、区社協のホームページや広報し(鶴見区社協だより、つるボラ情報)などの媒体や会議体を活用して発信できるよう工夫します。 【地域ケアプラザの取組】 ◆健康づくりの機会を増やす取組の実施 ・ボッチャや体操など、子どもから高齢者、障害者まで幅広い区民が運動できる機会を提供します。 ・健康増進を意識した高齢者向け、現役世代向け、親子で参加できるものなど、様々な参加者に向けて、運動レベルに合った健康づくり事業を展開します。また、広報誌等を通じて、健康づくりに関する情報を発信します。 ・健康講座・地域サロン・食事会・体力測定・体操教室・ウォーキングなどの体験型活動を通じて、健康についての意識づけを行い、介護予防を進めます。 ◆健康づくりの機会を増やす環境づくり ・よこはまウォーキングポイント事業のカードリーダー設置を継続し、啓発と共に協力します。 ・健康づくり事業の企画の際の工夫(実施時間帯や曜日、申し込み方法など)を通じて、より多くの人が参加できる場づくりを進めます。 ◆住民の個性を活かせる場・機会づくり ・地域ケアプラザないに限らず、地域住民が通いやすく、個性がいかせる自分の居場所を得られるよう、サロンやサークルなどの場・機会づくりを進め、支援します。 ・活動の状況など、地域の情報を把握し、住民一人ひとりが活躍できる場・機会づくりを行います。 (例:定年退職を迎えた住民の地域デビュー講座、障害児余暇事業など) ・資料や住民など、地域の歴史に関する資源を活用した取組を企画し、高齢者の経験や知識を若い世代に知ってもらい、受け継ぐ取組を進めます。 【32ページ】 コラム: ~鶴見・あいねっとリレー~ さまざまな取組を紹介します! 地域ぐるみで!「夕暮れラジオ体操&簡単ストレッチ」  生麦地域ケアプラザでは、夕方の時間を使って健康づくり事業を開催しています。コロナかを機に、地域住民が外に出て体を動かす健康づくりの場が必要と考えたことがきっかけです。  参加者からは、「自宅に閉じこもりがちだったので良かった」「一人では運動する機会がつくれなかったのでうれしい」という感想がありました。 オーラルフレイル予防について  「噛めないものが増えた」など、かれいに伴う歯や口の働きの衰えをオーラルフレイルといいます。オーラルフレイルが進むと、必要な栄養素が不足して筋力の低下を招き、介護が必要となる場合があります。令和3年度は、満70 歳の区内高齢者に、オーラルフレイル予防に関する情報と横浜市歯周病検診(無料) の受診かん奨について個別通知を行い、鶴見区歯科医師会との協働により歯科検診時にオーラルフレイル予防に関する個別指導を実施しました。 楽しみながら健康づくり!身近な地域でウォーキング・ランニングを  鶴見区では、健康づくりに取り組むきっかけとなるよう、まちの見どころの情報発信や「歩きたくなる事業」をおこなっています。 ・つるみ見どころ90マップ …区民からの公募で区内の見所を紹介 ・ことりっぷ横浜鶴見 …人気ガイドブックとコラボし、見所を紹介 ・お散歩マップ …ワッくん鶴見カルタで紹介されたスポットを紹介 ・横浜旧東海どうみち散歩 …旧東海どうの史跡・名所を紹介 ・おきなわタウン鶴見 …沖縄タウン鶴見を紹介 ・よこはまウォーキングポイント事業 …18 歳以上の横浜市在住・在勤・在学者が対象。歩数でポイントが付与され、プレゼントがあります! 【33ページ】 保健活動推進員によるウォーキングの取組  保健活動推進員は、地域の健康づくり活動のひとつとしてウォーキングを推進しています。ウォーキングは道具や会場を必要としない、誰もが気軽に取り組むことのできる運動です。参加者からは「コロナかで運動不足になっていたので、良いきっかけになった。」「歩きながら会話することで色々な情報交換ができた。」との声もありました。その他、健康チェックやひざひざワッくん体操などの事業にも積極的に取り組んでいます。 コロナかに学び、生活習慣の見直しを!  鶴見区は、血圧や中性脂肪などの特定健診有所見者割合が高く、生活習慣病予防への取り組みが極めて重要となっています。そのため、区役所の事業のみならず、地域住民一体となった普及啓発活動が大切です。コロナかに学び、健診を積極的に受け自身の健康状態を正確に把握し、健康相談や地域の各種活動等を活用しながら、生涯に渡って健康の保持増進に努めていきましょう。 区内中学校での思春期研修  区役所こども家庭支援課では、平成28 年度から区内の中学校で、保健師・助産師による出張思春期研修をおこなっています。命の大切さや自分を大切にすること、妊娠・出産、せい感染症等について伝えています。  参加した生徒からは「相談することが大切」「自分の行動に責任を持つ」「自分を大切にすることは相手を大切にすること」などの意見があり、これからも子ども達が正しい情報を知る機会を増やしていきたいと思います。 【34ページ】 【推進の土台】:場・機会(居場所や機会の充実) 行動目標:いきいきと暮らせる機会づくりを、より身近な場所で進めます 1.取り組む理由 活動や居場所がどのようなものなら参加してみたくなるのか、区民の声を聞いてみると・・・ どのような状況であれば地域の活動に参加しやすいですか?(「今は参加していないが今後は参加してみたい!」を1つでも事前選択した人限定)(複数回答)回答者657人 気軽に参加できる活動がある…61.8% 活動場所が近くにある…53.3% 経費や手間がかからない…42.2% 知っている人が参加している…36.7% その他…9.6% 活動に必要な技術や経験がいかせる…8.4% 不明…5.2% 令和元年度第4期鶴見区地域福祉保健計画区民アンケート調査結果報告しょより  「気軽さ」や「場所の近さ」が大きなポイントであることが分かります。今後はより身近な通いやすい場所で、より気軽に続けられる、場・機会の充実が求められています。  例えば、参加申し込み方法の工夫や“お試し参加”など、参加しやすいしくみづくりも進めるなど、交流の場を育てて、お互いの信頼が得られるまちを目指しましょう。 2. 活動を通した気づき ・町内会単位でカラオケの集まり、体操教室、太極拳などが行われ、交流の機会になっている。 ・一人では参加しづらいが、誰かにさそわれると参加しやすい。 ・(認知症カフェなどの)お茶飲み場があれば、情報を得ることができ、かつ楽しくおしゃべりもできる。 ・地域の医師など専門家を巻き込んで、薬のことなどを相談できる「地域の保健室」のような場所があると良い。 ・移動販売などの買い物支援は、買い物ができるようになっただけでなく、会話をする居場所になっている。 ・親子の居場所については、出入りや各プログラムの参加者をより自由にするなど、気兼ねなくいられる工夫が求められているように思う。 ・ある保育関連施設では、働くスタッフについて、利用者だった親のにゅう職が増えている。現利用者もいつか地域に貢献したいという思いを持ってくれており、良い循環ができている。 ・朝のラジオ体操をおこなっているが、高齢者が多く、50~60歳代のかたにも参加してもらいたい。その参加者が、他の地域活動にも参加するようになると良いと思う。 ・ウォーキングなどの健康づくり活動は、安否確認や他世代交流の場にもなるので、広げていきたい。 ・(保健活動推進員の)研修会に参加し、担い手としてスキルアップしたい。 【35ページ】 3.自分で、地域で、始められる種まき(活動) 【自分で種まき】 ・家族や友人との地元での過ごしかたを大切にする ・自分や家族のペースで、学校・地域のイベント等に参加する ・近所を歩いて、「新しい発見」を探す ・地区センターやコミュニティハウス、地域ケアプラザに立ち寄ってイベント等をチェックし、参加す る ・ご近所同士で日頃からあいさつし、顔見知りの人を増やす ・回覧ばんやごみ出しなど、日常生活の中でご近所と接する機会をだいじにする ・定期検診の結果を活用し、良い生活習慣(栄養・運動・休養)を心がける ・早寝早起きや睡眠時間の確保で、心の健康づくりに取り組む ・健康講座等に参加し、地域の人と交流する 【地域で種まき】 ・口コミで、近所の人を地域のイベント等にさそう ・誰でも参加できるようイベントを工夫し、楽しさを共有する ・健康づくりにつながる特技や経験を分かち合う ・既存の活動の一部に、健康づくりに役立つ内容を取り入れる ・様々な住民が一緒に楽しめるよう、活動を工夫・継続する ・徒歩圏内の居場所が出来るよう、みんなでまち歩きをしてアイデアを出し合う ・場・機会づくりに関わる団体・機関で情報交換する ・地域の障害者や認知症の人とその介護者、支援をする人とふれあい、学び合う ・機会を共有した住民同士で会話を楽しみ、相手の想いにふれる時間をつくる コラム:親と子のつどいの広場  鶴見区では、0さいから就学前までの子どもと保護者が気軽につどえる広場が増えています。常設では、子育て支援拠点(わっくんひろば)を含め、令和3 年2 月にかみすえよし地区でオープンしたcoron(ころん)で6 カ所になりました。アットホームな雰囲気で過ごせる広場は、地域の親子が交流でき、「鶴見で楽しく子育て」につながる居場所になっています。 【36ページ】 第3章:地区別計画 【地区別計画とは】  概ね各連合町内会を単位とし、地区ごとに話し合いなどを重ねながら、区全体計画と同じく5 年ごとに計画を策定しています。立てた目標に沿った取組を進め、その振り返りを行いながら、じ年度以降のまちづくりにつなげています。  また鶴見区は地域によってまちの状況に特徴があり、取組への個別性がひときわ重要となっています。   南部(臨海部)は工業地帯、中央部は商業・住宅地域が主体となっていますが、住工混在地区も見られます。また、丘陵部は、区内では数少ない自然が残された住宅地となっています。昭和2 年の横浜市の区制施行によって誕生した鶴見区は、工業地帯としての顔ばかりでなく、商業都市、住宅都市としての顔も兼ね備えています。 「うみのまち」:臨かい部(南部) 「丘のまち」:きゅう陵部(西部・北部) 「川のまち」:鶴見川周辺(中央部・東部) 38 ページから、各18 地区別計画をご紹介します。ぜひご覧ください! 【37ページ】 コラム:世代構成も、地区の特色です!  鶴見区はうみ・丘・川と地理的特徴に富んでいますが、地域を構成する世代の割合も地区によって異なります。あなたのまちの特色を知り、未来の姿を想像しながら、活動・取組に参加しましょう! 2018 年 年齢4区分別人口割合(地区別) 出典:横浜市ホームページ『統計情報ポータル』 矢こう:年少人口12.6%、生産年齢人口66.9%、前期高齢者人口10.6%、後期高齢者人口9.9% いちば:年少人口12.5%、生産年齢人口68.2%、前期高齢者人口10.3%、後期高齢者人口9.0% いちば第二:年少人口17.5%、生産年齢人口67.0%、前期高齢者人口9.0%、後期高齢者人口6.4% 鶴見中央:年少人口11.2%、生産年齢人口72.3%、前期高齢者人口9.3%、後期高齢者人口7.3% 潮田中央:年少人口12.0%、生産年齢人口65.3%、前期高齢者人口11.6%、後期高齢者人口11.0% 潮田東部:年少人口11.1%、生産年齢人口63.8%、前期高齢者人口13.9%、後期高齢者人口11.1% 潮見ばし:年少人口10.1%、生産年齢人口63.7%、前期高齢者人口13.4%、後期高齢者人口12.8% 潮田西部:年少人口11.2%、生産年齢人口64.3%、前期高齢者人口12.4%、後期高齢者人口12.1% おの町:年少人口10.9%、生産年齢人口66.7%、前期高齢者人口12.9%、後期高齢者人口9.5% 生麦第一:年少人口8.8%、生産年齢人口66.8%、前期高齢者人口12.7%、後期高齢者人口11.7% 生麦第二:年少人口12.5%、生産年齢人口65.6%、前期高齢者人口11.8%、後期高齢者人口10.1% 豊岡:年少人口11.4%、生産年齢人口68.4%、前期高齢者人口10.7%、後期高齢者人口9.5% 寺尾:年少人口13.9%、生産年齢人口64.2%、前期高齢者人口11.4%、後期高齢者人口10.4% 寺尾第二:年少人口14.4%、生産年齢人口63.6%、前期高齢者人口11.1%、後期高齢者人口10.9% 駒岡:年少人口15.2%、生産年齢人口65.2%、前期高齢者人口10.4%、後期高齢者人口9.3% かみすえよし:年少人口13.6%、生産年齢人口61.9%、前期高齢者人口12.6%、後期高齢者人口11.9% しもすえよし:年少人口10.8%、生産年齢人口63.3%、前期高齢者人口13.7%、後期高齢者人口12.3% えがさき:年少人口22.4%、生産年齢人口65.7%、前期高齢者人口6.5%、後期高齢者人口5.4% コラム:地域の主役は、区民一人ひとりです  あなたが安心して暮らせるまちとは、どんなまちですか?私たちは、日ごろのあいさつをはじめ、住民同士の見守りや地域美化・緑化など、様々な活動をし、互いに支えあって暮らしています。「生きがいを見つけたい」「自分にも何かできるかな」など、区民一人ひとりの自分への期待が、地域とつながるきっかけを与えてくれます。  育まれる縁を、まちづくりにつなげていきましょう。 【38ページ】 【1:矢こう地区】 1. 第4期計画策定(令和3 年度から7 年度) 誰もが安心して暮らせる矢こうのまち 目標1:子どもが健全に過ごせる場づくり ■5 年間の具体的な取組 ①:子どもと高齢者等様々な団体同士の交流会の開催。 ②:がくれい期の子どもへの支援体制を整える。 ③:あいさつ運動の拡大。(例:入学式、日頃からの挨拶・声掛け等) 区計画とのつながり:交流、見守り、相互理解、場・機会 目標2:住民の参加(担い手づくり) ■5 年間の具体的な取組 ①:町会の垣根を越え、子どもから高齢者まで誰でも参加できる趣味やスポーツを通じた声かけや交流の企画。(例:運動会、グランドゴルフ等) ②(綿花の)一鉢運動をより多くの人に広げる。 ③:イベント等に来てもらえる仕掛けづくり。 (例:地域の関係団体との連携、情報発信の工夫等) ④:若い世代の参加。(例:お神輿、防災訓練、町会行事等) ⑤:若い担い手づくり。 区計画とのつながり:交流、多様な主体、人材、場・機会 目標3:住民同士の見守り見守られる関係づくり(ゆるやかな見守り) ■5 年間の具体的な取組 ①:黄色いリボン運動の継続。 ②:地域の社会資源を活用し、身近な場所に人々があつまれる場所をつくる。(例:地域食堂、カラオケ、サロン等) ③:災害時要援護者の日頃からの見守り。 区計画とのつながり:交流、支えあい、見守り、場・機会 【39ページ】 2. これまでの取組について <第3期計画の主な取組内容(平成28年度から令和2年度)> 誰もが安心して暮らせる矢こうのまち 目標1:子どもが健全に過ごせる場づくり 目標2:住民の参加(担い手づくり) 目標3:住民同士の見守り見守られる関係づくり あいさつ運動 矢こう小・矢こう中の入学式で、「おはよう」「おめでとう」と声かけを行い、あいさつの標語のプリントをはさんだクリアファイルを配布しました。 黄色いリボン運動 災害じ、各戸に黄色いリボンを掲げて迅速な救助活動につなげます。黄色いリボンは「わがやは大丈夫だから、他の人を助けて」のサインです。 とちのきフェア 矢こうあいねっと参加団体のブースを回り、活動体験やクイズを通して、各団体を知る機会を作っています。 炊き出しの会 毎年シールアンケートをおこなっています。令和元年度は、第4期計画に関連した「みんなで考える矢こうのまちづくり!」をテーマに出店しました。 <第4期計画策定に向けて> 矢こうあいねっと地区フォーラム開催!(令和元年11 月27 日開催) 第4期計画の策定に向け、グループに分かれて目標ごとに活動を振り返り、話し合いをしました。 【意見】 ・行事で会った子ども達がまちで声を掛けてくれる。 ・地域の中での声掛け・日頃からのつながりを大切に。 ・おやじの会がお祭りや炊き出しの会で活躍している。 ・行事ごとに協力者を募る等、参加しやすい環境整備。 ・黄色いリボンの周知徹底が必要。 【活動を通して見えてきた課題】(アンケートより) ・相互理解をした上での世代間交流をおこなったら良い。 ・子どもの時から各種行事に参加してもらい、中学、高校、社会人になっても地域とのつながりを持つようにしていきたい。 ~参加者~ 矢こうあいねっと推進委員会、民生委員、主任児童委員、保健活動推進員、町内会、老人クラブ、PTA、矢こう小サポーターズ、保育園から56名が参加! 【40ページ】 【2:いちば地区】 1. 第4期計画策定(令和3 年度から7 年度) 支え合い 笑顔で見守る いちば地区 目標1:日頃のあいさつから地域のつながりを強め、情報がいき届くまちを目指します。 ■5 年間の具体的な取組 ①:日頃のあいさつ、声掛けにより、世代を超えて笑顔と安心を増やしていきます。 ②:今ある活動の参加者を増やし、顔のみえる関係をつくることで、地域のつながりを強めていきます。 ③:ほがらか教室など、町会や団体を超えた交流づくりを継続し、更に若い世代に向けた情報発信を行うなど、新しい住民の参加を促します。 区計画とのつながり:交流、健康、相互理解、場・機会 目標2:地域行事を通じて、未来の担い手をつくります。 ■5 年間の具体的な取組 ①:オールいちばゆうづる夏祭り、運動会など世代を超えて参加できる行事を充実させます。 ②:地区内の小・中学校と連携・支援を深める機会を充実させます。 ③:行事ごとに協力者を募るなど、誰でもできる範囲で気軽に地域活動が経験できるよう工夫します。 区計画とのつながり:多様な主体、人材、場・機会 目標3:子どもから高齢者まで、地域の中で見守り、支え合いの活動を推進します。 ■5 年間の具体的な取組 ①:とう下校時の子どもの見守り活動を通じて、互いに顔のみえる関係づくりを進めます。 ②:民生委員や見守り訪問員だけでなく、高齢者等の安否確認体制について町会全体で考える場づく  りなど、今後も継続できる取り組みを考えていきます。 ③:見守りを進めていくための個人情報の適切な活用や課題、仕組みづくりなどについて、関係機関と連携して地域で共有します。 区計画とのつながり:交流、支えあい、見守り 【41ページ】 2. これまでの取組について <第3期計画の主な取組内容(平成28年度から令和2年度)> 声かけて 笑顔でつながる いちば地区 目標1:世代間を超えた交流 目標2:次世代の担い手発掘 目標3:見守り、支え合い活動の推進 ○5年間の活動の振り返り 平成28年度災害時要援護者見守りシステム「情報共有方式」のモデル地区として、先進的に28 年度から取り組みを開始。民生委員、見守り訪問員が活躍しました。 平成29年度健康づくり・地域交流・広域避難場所の確認を目的とした「歩け歩け大会」や、保健活動推進員主催の「鶴見区制90 周年記念ウォーキング大会」を実施し、様々な年齢層の交流を深めることができました。 地域の健康づくりの場として「輝き西中町元気クラブ」を始めました! 平成30年度地域の方と障害者の方の交流を目的として平成20 年度から開催している「ゆうづるのど自慢大会」が30 回大会を迎えました。 令和元年度健康づくり・介護予防をテーマに25 年以上続いている「ほがらか教室」で防災講演会を開催し、95 名の参加がありました。台風19 号による避難じょ開設の際も、助け合いながら避難じょ運営を行うことができました。 令和元年6月からは「平安・ふれあい食堂(子ども食堂)」を開始!コロナかでは持ち帰りのカレーライスを販売し、多くのかたに事業を周知することができました。 認知症カフェ「いきいきサロン」が5周年を迎えました。 <第4期計画策定に向けて> ○地区懇談会での意見(あいねっといちば地区懇談会 令和4年1月17 日開催) 日頃地域活動を担っていただいている方々に参加していただき、5つのグループに分かれ、テーマに沿って各団体の日頃の取組内容や活動するにあたっての課題、今後やってみたいことを話し合いました。 また、各グループで第4期計画の策定に向けたキャッチフレーズを考えました。 ★テーマ:見守り・声掛け・世代間交流・未来の担い手・ふれあい・情報・健康づくり ・誰でもできる範囲で気軽に地域活動に参加できる環境づくりが大切。 ・災害時などに協力するためには、日頃から顔のみえる関係づくりが必要。 ・現行の活動を継続・充実させていき、必要なかたに情報が届くよう、声掛けや情報提供を積極的におこなっていきたい。 ・地域での見守り活動を進めていくため、個人情報の適切な活用や仕組みづくりについて関係機関と連携して地域で共有していきたい。 ○地区懇談会の結果を踏まえて、地域での話し合い(令和4年2月22 日開催) 令和4年1月17 日のあいねっといちば地区懇談会での話し合いをもとに、いちば地区自治会連合会2月の会長会において、第4期地区別計画のキャッチフレーズを決定しました。 新しいキャッチフレーズは「支え合い 笑顔で見守る いちば地区」に決定しました! 【42ページ】 【3:いちば第二地区】 1. 第4期計画策定(令和3 年度から7 年度) はじける笑顔があふれるいちば第二 目標1:情報発信や広報の工夫により、地域のつながりをより強くしていきます。 ■5年間の具体的な取組 ①:各自治会町内会の取組・工夫を共有し、インターネット・SNS 等を活用した地域の情報発信の仕組みを検討し、取組みます。【地区連合会や各団体等の情報発信での活用】 ②:地域のさまざま活動やイベントなどでの交流を通じて、団体同士のつながりを深め、地域の情報  を住民に届けていきます。【様々な広報しの活用など】 区計画とのつながり:交流、支えあい、人材、相互理解、場・機会 目標2:交流の場を通じて、世代等を超えたつながりをつくります。 ■5年間の具体的な取組 ①:自治会・町内会を超えた交流の場を作ります。【盆踊り、音楽さいなど】 ②:乳幼児をもつ若い世代や小・中学生のかたにも積極的に地域活動に関心・参加してもらえるような楽しいイベントを行います。【盆踊り、餅つき、資源回収や小・中学校との連携など】 ③:子どもから高齢者、障害児・しゃ、国籍を超えた相互理解を深める場を大切にします。【ゆうづる学習会の開催、わっくんサテライト、地域活動ホームや作業しょとのつながり】 区計画とのつながり:交流、多様な主体、人材、相互理解、場・機会 目標3:見守り・支え合いのまちづくりに取り組みます ■5年間の具体的な取組 ①:地域での身近な見守りの協力者を増やし、また協力者を支える場や機会をつくっていきます。 【見守り協力者の連絡会等の開催】 ②:各自治会町内会の見守り活動について、良い取組を情報共有し、それぞれの地域に合わせた進めかたを考えていきます。【災害時要援護者名簿の活用、連絡シートの作成等】 区計画とのつながり:支えあい、健康、見守り、人材、相互理解、場・機会 【43ページ】 2. これまでの取組について <第3期計画の主な取組内容(平成28年度から令和2年度)>  好きですいちば第二 みんなの笑顔が見られるまちに ○5年間の活動の振り返り 目標1:声掛けから始まる一歩を踏み出します ・広報し「いち2のサン」で配布先を拡大し、幅広い世代へ地域情報の発信を進めています。 ・障害者施設の行事や手作り製品の販売を通して、地域の人との交流ができています。 目標2:世代を超えたつながりから新たな担い手を育てます。 ・ 3町合同の盆踊りや熊野神社の盆踊りや祭礼、オールいちば運動会を通じ、若い世代の担い手がうまれました。また、青少年音楽さいや少年少女球技大会を実施しています。 ・ゆうづる学習会で地域の担い手と中学生がつながりをつくることができました。 ・各町で集いの場や健康に関する活動(ウォーキング等)が始まっています。 ○5年間であった地域の動き ・子育て世代の転入が増えたことにより、いちば小学校「けやき分校」が開校しました。 ・災害時要援護者名簿の情報共有方式に関する協定を、全自治会・町内会で結びました。 ・地域子育て支援拠点「わっくんひろばサテライト」ができるなど、子育て世代を支える環境が整ってきています。 ・防災検討会を実施し、ペット避難の検討や、無線機(各自治会町内会2台)を導入しました。 ○活動を通してみえてきた課題 ・各町の特性を活かした見守りの仕組みづくりや活動状況の共有の場ができるとよいです。 <第4期計画策定に向けて> ○地区懇談会での意見 令和3年度 第1回あいねっと関係者連絡会(11月)開催 3期からのメンバーにさらに新たなメンバーも加わりました。第3期の振り返りとグループに分かれて「つながりづくり・情報発信団体間の情報共有」「新たな担い手・世代を越えた交流」「防災・見守り・支え合い」をテーマに話し合いました。 地域の団体間でのさらなる情報共有・情報発信や、行事を通じた交流、日々の活動の中での工夫、地域と地域内の事業所とのつながりや郵便局による見守り等について様々な意見が交わされました。 ○地区懇談会の結果を踏まえて、地域での話し合い あいねっと地域との打ち合わせ(12月)開催 (参加者意見より抜粋) ・町会を超えて発展させていく具体的な取組を考えていく必要がある。 ・広報、情報発信の工夫を共有できたらいい。 ・地域の特徴に応じた見守りができるとよい。 あいねっと地域との打ち合わせ(1 月)開催 ・盆踊りやお祭り、カラオケ大会やイベントなど楽しい行事を続けていきたい。 ・各町会のよいところを共有したり、一緒に行事をしたりして、地域を盛り上げていきたい。 【44ページ】 【4:鶴見中央地区】 1. 第4期計画策定(令和3 年度から7 年度)  健康と防災でみんながつながる鶴見中央 目標1:声かけでみんながつながる地域づくり ■5 年間の具体的な取組 ①:町内会館や公園などの身近な場所で、ご近所同士のつながりづくり 例:サロン「鶴見みんなの会」「つるいちカフェ」 ②:住民全員が分け隔てなく楽しめるイベントづくり →(町会加入の有無を問わず、)誰もが地域とかかわりを持てるようなイベントを充実させる。 ③:企業や学校等を含め、地域全体がつながりあうための情報発信 例:広報誌「まちしるべえ」、ホームページ上での広報 区計画とのつながり:交流、多様な主体、人材、場・機会 目標2:みんなで見守りができるまち ■5 年間の具体的な取組 ①:地域での防災意識を高める 例:地域防災拠点立ち上げ訓練 例:各自治会の防災組織の拡充 ②:地域での見守り活動 例:「つるみっ子見守り隊」など 例:「防犯パトロール」など 区計画とのつながり:支えあい、見守り、相互理解 目標3:みんなが健康にすごせるまち ■5 年間の具体的な取組 ①:地域が主催する健康づくり 例:健康測定、食育講座、公園清掃など ②:既存の活動を活用した健康づくり 例:子育て支援教室終了後の歯の健康講座など ③:趣味や運動を通じた健康づくり 例:ラジオ体操、ペタング、グランドゴルフなど 区計画とのつながり:健康、場・機会 コロナかのもとでの活動 自身の体調に留意し、体調が悪いときには無理せず、活動への参加は控えます。 また、活動する時にはマスクを着けしゅし消毒したうえで、人との距離は2 メートル空けるなどいわゆる三密を避けるなど感染対策を十分取って上記の取組を進めます。 【45ページ】 2. これまでの取組について <第3期計画の主な取組内容(平成28年度から令和2年度)>  あいさつと声かけでつながる鶴見中央 目標1:声かけでみんながつながるまち 目標2:あいさつで見守るまち 目標3:みんなが健康にすごせるまち ○5年間の地域活動 防災・防犯 ・防災訓練(鶴小児童が参加!) ・防犯パトロール ・放置自転車対策 子育て ・出張保育「出張保育さくらんぼの会」 健康づくり ・ウォーキング・ペタング・グランドゴルフ ・ラジオ体操 地域の交流活動 ・鶴見みんなの会(new) ・「まちしるべぇ」の発行 ・お祭り・おもちつき ・公園清掃 見守り ・一人暮らし高齢者訪問 ・配食サービス「みつば亭」 ・認知症サポーター養成講座(new) <第4期計画策定に向けて> ○鶴見中央地区あいねっと推進委員会での意見 次期計画でやりたい取り組み 【目標1】:つながり 居場所サロン:誰でも立ち寄れる居場所づくり 住民同士の交流:誰でも参加できるまちのイベント 情報発信の工夫:まちしるべぇの配布先の拡充 【目標2】:あいさつ・見守り あいさつの継続・まちをよくするためには挨拶は必要:こどもが見知らぬ人と挨拶しない時代のため、方法の工夫が必要 【目標3】:健康 既存の活動を活用した取組み:子猫クラブの後に歯の健康講座など ○鶴見中央地区あいねっと推進委員会での意見を踏まえた話し合い ・「住民全員が分け隔てなく楽しめるイベントづくり」について、どういう体制で費用をどこから捻出するかの問題がある。 ・地区社協の予算を使って「あいねっと」のイベント等に活用する方法がある。 ・町会関係の取組と「あいねっと」の取組の位置づけを分けて、計画・推進していく必要がある。 ・「あいねっと」を知らないかたが多い。様々な機会に「あいねっと」を周知していく必要がある。 ・今後、計画の実現に向けて、具体的な取組内容等について推進委員会で検討していく。 【46ページ】 【5:潮田中央地区】 1. 第4期計画策定(令和3 年度から7 年度)  つながりの街 USHIODA  目標1:住民同士の“つながり”の輪を広げる ■5 年間の具体的な取組 ①:日頃からのあいさつやとう下校時の見守り・声かけ、身近な居場所を通した、つながりづくりを行なう。 (例:高齢者サロン、子育てサロン) ②:子どもから高齢者、外国につながるかたなど世代や文化を超えた交流を深める。 (例:クリスマスランタンフェスタ) ③:まちの美化に協力して取り組み、住民同士のつながりをつくる。 (例:ごみの分別の啓発、地域清掃) 区計画とのつながり:交流、支えあい、見守り、相互理解 目標2:災害に備えて安心・安全なまちづくり ■5 年間の具体的な取組 ①:防災訓練の呼びかけや内容の工夫を行い、小中高校生、若い世代、外国につながるかたの参加を促す。 ②:日頃から子ども、高齢者、障害者等の見守りを行い、地域みんなでの助けあう意識を高めていく。 ③:災害時要援護者の見守り、声かけ等の体制づくりをおこなっていく。 区計画とのつながり:支えあい、見守り、相互理解 目標3:地域みんなで健康づくり ■5 年間の具体的な取組 ①:地域の公共施設や福祉施設を活用し、地域での健康づくりの取組をさらに充実させる。 (例:ラジオ体操、ウォーキング大会) ②:若い世代、外国につながるかたも含めて、住民一人ひとりが健康づくりの意識を育てられる場・機会づくりを行う。 ③:健康づくりの取組等に、外国につながるかたやこれまで参加していなかったかたが参加しやすくする。 (例:掲示板の活用、情報発信の工夫) 区計画とのつながり:交流、多様な主体、健康、人材、場・機会 【47ページ】 2. これまでの取組について <第3期計画の主な取組内容(平成28年度から令和2年度)>  地域とかかわりやすい『まちづくり』 目標1:“つながり”に関すること 目標2:“防災”に関すること 目標3:“健康”に関すること ○5年間の活動の振り返り (目標1) ・高齢者(ひだまり)、子ども(さかえルーム)の居場所運営 ・た世代交流や地域のネットワークづくり、健康をテーマにした「うしおだ健康フェスタ」を潮田公園で開催(H30 雨天中止・R1) ・交流の場として「クリスマス・ランタンフェスタ」を開催(R2) ・とう下校時の見守り・あいさつ・声かけ (目標2) ・潮田小・中学校での地域防災拠点訓練 ・潮田中学校・潮田保育園 合同津波避難訓練(H29) ・鶴見川の防災情報講座(R1) (目標3) ・健康づくりウォーキング(保健活動推進員主催) ・健康講座「ロコモ予防大作戦」など(保健活動推進員主催) <第4期計画策定に向けて> 令和2年7月30 日に実施した潮田中央地区あいねっと検討委員会では、事前に検討委員が提出した意見シートを用い、第3 期計画の振り返りとしてグループワークを行いました。 【テーマ】:第3 期計画の目標①から③についての取組 <第4期計画につながるキーワード> 顔のみえる関係せいづくり・防災意識・た世代交流 ○地区懇談会(潮田中央地区あいねっと検討委員会)の結果を踏まえて、各町会に第4期の計画案を周知しました。 第4期計画につながるポイント 【つながりの輪を広げる】 とう下校時の見守りをとおした顔のみえる関係づくりの充実 ・地域の団体、学校等との更なる連携により担い手の裾野を広げる 【災害への備えの取組】 ・防災訓練への中高生、若い世代、外国につながるかたの参加 ・災害時要援護者の見守り方法の検討(名簿の活用) 【地域の健康づくりの取組を広げる】 ・情報発信や参加方法の工夫、団体同士・他の町内会と連携した取り組み 【48ページ】 【6.潮田東部地区】 1. 第4期計画策定(令和3 年度から7 年度)  声かけて 心がつながる 潮田東部 みんなで 挨拶をしよう、手をつなごう、輪をつくろう、声をかけよう、支えあおう 高齢者、子ども、子育てをしている親、介護者、障害のあるかた、外国籍のかたなど、様々な世代、様々な環境にあるかたが地域でつながり、支えあうことを大切にします。 地域で何が課題になっていて、住民が何を望んでいるか、住民の『声』をもとに取り組んでいくことを目指します。 目標1:地域みんなで支えあい ①:災害に備えた地域ごとのしくみづくりを進めます。(要援護者支援など) ②:支援者間での情報共有を進めます。(支え合いマップの活用や、地域と行政等の関係機関との情報交換など) 区計画とのつながり:支えあい、見守り、人材 目標2:地域の中での見守り活動 ①:高齢者に限らず、見守り活動を推進します。身近な範囲で顔なじみの人で見守りができるように働きかけます。 ②:様々な世代、様々な環境にある方への理解・啓発に取り組みます。 区計画とのつながり:多様な主体、支えあい、見守り、相互理解 目標3:地域で楽しく健康づくり ①: 4公園の元気づくりステーションを充実させます。 ②:既存の活動(ウォーキングや体操等)のPRを強化します。 ③:活動を通じ、た世代交流、趣味・特技を活かした健康づくりに取り組みます。 区計画とのつながり:交流、健康、場・機会 【49ページ】 2. これまでの取組について <第3期計画の主な取組内容(平成28年度から令和2年度)>  声かけて 心がつながる 潮田東部 目標1:地域みんなで支えあい 目標2:地域の中での見守り活動 目標3:スポーツを活用した健康づくり ○5年間の活動の振り返り(年度ごとまたは、テーマごとにまとめる。) 第1、2期の取り組みを継続 【緊急連絡簿】:要支援者の緊急時の連絡先(家族等)を把握する 【見守りステッカー】:地域での見守りを啓発する 第3期より新しく開始 【支え合いマップ】:見守り活動の一助としてご近所の状況を把握・共有する 【元気づくりステーション】:地区内4公園で実施。健康づくり、介護予防の活動を通じ地域全体が元気になる 第3期では、第1、2期からおこなってきた取組みを継続しつつ、取組みの幅を広げて実施できた。 ○活動を通してみえてきたこと ・緊急連絡簿では、町内会での回収率に差がある。地区全体として取り組みを強化していく。 ・活動を行う担い手が不足している。活動への理解者をまずは増やしていく。 ・町内会での役員交替で、今までの取組み・活動が引き継がれていないことがある。町内会によって一体てきな取り組みができるようフォロー体制を整えていく。 <第4期計画策定に向けて> ○地区懇談会(潮田東部地区フォーラム)での意見 ・近所で日頃から声掛けをしていくようにすることが大切。 ・支え合いマップ等で情報共有することも大切。マップは地域のことを考える機会となり有効だと思う。 ・災害に備え、具体的な見守りの仕組みづくりを進める必要がある。 ・第1 期からの取組みを継続・充実させることが大切。 ・取組みの理解者を増やしていくことで活動が地域に浸透していく。 ○地区懇談会の結果を踏まえて、地域での話し合い ・高齢者に限らず、様々な世代、環境にあるかたが地域で支え合う環境づくりが大切。 ・災害に備え、要支援者支援など具体的な仕組みを構築する必要がある。 ・作成した支え合いマップの活用や、地域と関係機関との情報交換など支援者間での情報共有の取組みが重要だと思う。 ・元気づくりステーション等の活動を地域で気軽に参加できる健康づくりや交流の場として浸透させていくことが大切だと思う。 【50ページ】 【7:潮見橋地区】 1. 第4期計画策定(令和3 年度から7 年度)  ふれあい 支えあおう 潮見ばし 目標1:つながりを広げよう!声かけでつなぐ地域の絆づくり ■5 年間の具体的な取組 ①:隣近所でのあいさつや声かけでつながりを広げよう 例:隣人やご近所での声のかけ合い 行事・イベントをきっかけにしたつながりづくり ②:住民同士の心のふれあいの場や機会を増やそう 例:こどもから高齢者まで参加しやすい行事 日頃のごみの分別や環境美化を切り口にした交流 ③:広報や口コミなど情報発信の内容や方法の工夫を行おう 例:友達同士や親子への声かけ 学校との連携した子どもたちへの声かけ 区計画とのつながり:交流、相互理解、場・機会 目標2:支え、助け合う安全・安心なまちづくり ■5 年間の具体的な取組 ①:日頃からの子どもや高齢者の見守りを続けよう 例:小学校の学援隊での見守り、声かけ 一人暮らし高齢者への声かけ、見守り ②:人が集う場・機会での見守りを広げよう 例:子育てサロン・居場所(潮見ばしちびっこ広場等) 高齢者サロン・居場所 ③:災害に対する備えをしよう 例:防災講座の開催、地域の福祉施設や学校との連携した取組 区計画とのつながり:多様な主体、支えあい、見守り、人材、場・機会 目標3:それぞれの人に合った健康づくり ■5 年間の具体的な取組 ①:老若男女が参加できる健康づくりの場を充実させよう 例:子どもや若い世代も参加できる工夫 ②:趣味や特技を活かした健康づくりを広げよう 例:ウォーキング、グランドゴルフ、ペタンク、料理教室など ③:みんなで心身の健康づくりに取り組み、健康寿命をのばそう 例:広報等で特定健診の大事さを伝える、健康講座の開催 区計画とのつながり:交流、健康、相互理解、場・機会 【51ページ】 2. これまでの取組について <第3期計画の主な取組内容(平成28年度から令和2年度)>  住んでよかった潮見ばし~人は親切 心が触れ合う~ 目標1:地域の行事を通じて、つながりを広げよう! 目標2:あいさつ・声かけ・見守り 目標3:いつでも元気で潮見ばし 今日も元気だ潮見ばし ○5年間の活動の振り返り (目標1) ・「潮見ばしふれあいの集い」などみんなが楽しめる参加型の行事を企画し、住民同士の交流を深めた。 ・ちびっこ広場の開設、したのやまつり(したのや小学校との共催)など、子どもが参加するイベントの実施。 (目標2) ・地域活動を通じて知り合った人とのあいさつ・声かけ。 ・したのや小学校の学援隊での声かけあいさつの実施。 (目標3) ・学援隊を中心とした「ふれあい給食(したのや小学校主催)」への参加。 ・健康診断の受診推進(回覧ばん、掲示板での啓発、地区連合会での周知)。 ・施設見学会をかねたウォーキング、ラジオ体操の実施、参加呼びかけ。 <第4期計画策定に向けて> ○地区懇談会等での意見 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、地区懇談会の開催が困難だったので、代替策として、意見シートを作成使用して、町内会ごとに意見出しを行いました。 【寄せられた意見】 ・地域行事など既存の活動、取組を「継続」することが重要 ・世代を超えた交流、つながりの輪を広げるための工夫が必要 ・学校との連携でこどもの見守りを強化 ・挨拶や声かけを通じた安心安全なまちづくり ・見守り活動等を活用した健康に対する意識の醸成 ・健康づくりの更なる充実 ○地区社協役員での話し合いで出た意見 ・コロナかで地域活動が行えない状況が続いているが、今後の状況を見極めながら工夫しておこなっていきたい。 ・今後、高齢者サロンなど、人が集う場・機会が増えると良い。集う場・機会があることで、それまで地域活動にこなかったかたが参加し始めるきっかけになるかもしれない。 【52ページ】 【8:潮田西部地区】 1. 第4期計画策定(令和3 年度から7 年度) “安心・安全・支え合い 人が育む まちづくり 目標1:地域みんなで支え合うまちづくり~健康・絆・生きがい・安全対策・災害対策~ ■5 年間の具体的な取組 ①:食品ロスの推進(食生活改善) ②:ご近所活動の推進(絆・生きがいづくり) ③:だべり場の設置(居場所づくり) ④:安心・安全マップの維持・管理(防災対策づくり) ⑤:減災への取り組み(防災・交通安全対策) 区計画とのつながり:交流、多様な主体、見守り、健康、場・機会 目標2:地域の中で資源の掘り起こし~居場所・後継者探し・地域の活性化~ ■5 年間の具体的な取組 ①:ご近所活動の推進(居場所づくり) ②:後継者探し(組織強化) ③:地域が要求するニーズの把握(地域の活性化) ④:地域が必要とする資源調査(活動の質の向上) 区計画とのつながり:交流、支えあい、人材、場・機会 目標3:地域の資源・情報を活用した組織づくり~組織づくり~ ■5 年間の具体的な取組 ①:ITを駆使した情報の収集(情報の共有化) ②:他組織との交流(情報収集・活用) ③:分かり易い地域活動の発信(組織への理解・活動の周知) ④:組織が必要とする人材の発掘,育成(組織りょくの強化) 区計画とのつながり:交流、支えあい、人材、相互理解、場・機会 【53ページ】 2. これまでの取組について <第3期計画の主な取組内容(平成28年度から令和2年度)> “まちづくり 絆づくりと 健康づくり” 目標1:地域みんなでまちづくり 目標2:情報でつなぐ地域の人の絆づくり 目標3:地域の特性を活かした健康づくり ○5年間の活動の振り返り ◆黄色いリボン運動 災害時に、見えやすい場所にリボンを掲げて安否不明のかたを迅速に救助できるようにする「黄色いリボン」の取組を進めました。今後は、訓練に活用するなどして、さらなる浸透を目指します。 ◆災害用伝言ダイヤル171 災害時の連絡手段として推奨されている「災害伝言ダイヤル」について、使用方法などについて確認しました。今後も、体験利用を行うなど、実際に使えるような取組を推進していきます。 ◆絆(あんしん連絡)カード 絆カードとは、緊急連絡先等が記載されており、災害時や緊急時に備えるためのカードです。普及に向けて推進していきます。 ◆健康と人との声かけ作り 保健活動推進員を中心に、花木園・横溝屋敷内やキリン工場等までのウォーキング、地区センターでの健康講座など、さまざまな取組を行いました。 ◆ごみの分別 環境事業推進委員が中心となり、年末最後のゴミ収集後、ごみ集積場に注意喚起の貼り紙を貼る等の取組を行いました。また、環境事業推進委員と消費生活推進員との合同で、食べ残しのごみの分別等や食品ロスについて情報共有しました。 ◆持たない暮らし、使い切る暮らし 消費生活推進員が悪徳商法未然防止やエンディングノートについての講座を行いました。 <第4期計画策定に向けて> ○地区懇談会(潮田西部地区あいねっと推進会議)での意見 ・実際の活動ではテーマや各町会の状況によって目標の達成度あいが異なる。 ・町会の取り組みは町会に入っている人だけのものではないので、あいねっとを通じて、地域全体の発展に寄与するまちづくりを行いたい。 ・目標探しにおいては難しく考える必要はなく、日頃の地域の課題をとり上げればよい。 ○地区懇談会の結果を踏まえて、地域での話し合い ・第3期計画から引き続きの取り組みもあるので、振り返りも行いながら第4期計画を決めていきたい。 ・目標を定めても具体的な行動計画がなければ絵にかいた餅となってしまうので、担当やスケジュールなどもしっかりと確認していく必要がある。 ・各町会の取り組みを連合でも共有していくことが大事。 【54ページ】 【9:おの町地区】 1. 第4期計画策定(令和3 年度から7 年度)  地域みんなでつながろう 目標1:地域みんなでつながろう ■5 年間の具体的な取組 ①:新たな担い手を育てていこう 例)懇談会(パパ・ママ会)・おやじの会等、 同世代の集まりによる仲間づくり ②:中高生が地域行事に参加する取り組みをしよう 例)お祭りへの参加、行事での参加賞配布 ③:若い人を含めた行事の周知と広報しなど周知方法を工夫しよう 例)掲示の工夫、広報しの作成と全戸配布 区計画とのつながり:交流、人材、場・機会 目標2:人のつながりで災害に強いまちにしよう ■5 年間の具体的な取組 ①:災害に備えていこう(避難・情報伝達・協力等) 例)地域の福祉施設・病院・企業等と連携したいっとき避難場所の確保 ②:災害時に支援が必要な人を把握しよう 例)災害時における要援護者名簿の活用、 平時のゆるやかな見守り ③:顔のみえる関係をつくり、助けあえるまちにしよう 例)日頃からの隣近所の挨拶・声かけ、行事をきっかけとした関係づくり 区計画とのつながり:支えあい、見守り、相互理解 目標3:地域みんなで健康づくり ■5年間の具体的な取組 ①:地域資源を活用した健康づくりの活動をしよう 例)地域の福祉施設・病院からの出前健康講座 ②:高齢者の集まる場や機会を増やしていこう 例)カラオケ・健康麻雀等、趣味・特技を活かした活動 ③:ラジオ体操、レクリエーション等、地域の日常的な活動に積極的に参加・声かけしよう 例)ウォーキングにご近所さんをさそって参加 区計画とのつながり:交流、多様な主体、健康、場・機会 【55ページ】 2. これまでの取組について <第3期計画の主な取組内容(平成28年度から令和2年度)> 地域みんなでつながろう 目標1:地域みんなつながろう 目標2:人のつながりで災害に強いまちにしよう 目標3:地域みんなで健康づくり ○おの町地区あいねっと懇談会の開催 毎年の恒例行事となり、各町の取組や担う方々の思いを地区全体で共有しました。 28年11月26日、29年11月25日、30年11月24日、元年10月26日、令和2 年度はコロナかで中止 ○おの町地区の色々な行事  体育さい、お餅つき、納涼仮装盆踊り大会 <第4期計画策定に向けて> ○令和元年10 月開催のあいねっと懇談会で次期計画に向けた話合いを行いました。 台風19 号の直後で、防災や支援が必要な人への見守りについても取り上げられました。 この後、皆さんの意見がまとまってきた頃コロナかとなり、連合の定例会等集まれる場を使って計画を仕上げていきました。 【56ページ】 【10:生麦第一地区】 1. 第4期計画策定(令和3 年度から7 年度)  人とひととのつながりを大切に育てます。 目標1:地域みんなで手をひろげ~つながりの維持~ ■5年間の具体的な取組 ①:地区内で活動している団体の連携をより進める。 ②:子ども同士や大人と子どもが世代間で交流する機会を増やす。 ③:多くの人が地域活動に参加し、もっと顔見知りが増えるようにする。 区計画とのつながり:交流、多様な主体、支えあい、見守り、人材、相互理解、場・機会 目標2:地域の中で声をあげ~活動の継承・活性化~ ■5年間の具体的な取組 ①:地域行事を通して、子どもたちに地域の伝統を伝える。 ②:小学校・中学校と連携し、子どもが行事に参加したいと思える情報発信を行う。 ③:掲示板を活用し、自治会・町内会、地区活動を広く届ける。 区計画とのつながり:交流、多様な主体、人材、相互理解、場・機会 目標3 地域みんなが健やかに~健康活動の促進~ ■5年間の具体的な取組 ①:お祭りやスポーツなど、世代を超えて一緒に楽しめる活動を継続する。 ②:既存の定期的な活動をさらに活性化し、新たな参加者を増やす。 ③:みんなが気軽にあつまれる「場」を作り外出する機会を増やす。 区計画とのつながり:交流、見守り、健康、場・機会 【57ページ】 2. これまでの取組について <第3期計画の主な取組内容(平成28年度から令和2年度)> (第3 期計画) ◆地域の文化を伝承することによって、人と人とのつながりが生まれます。 ◆人と人がつながれば、安心・安全なまちがつくられます。 ◆安心・安全なまちは、すばらしい仲間がいる、誰もが住みやすいまちです。 それが、生麦第一地区・・・ ○年間を通し、様々な地区行事を通し、つながりの輪を拡げる取り組みを行いました。 4月:さくらフェスティバル ろくがつ:子どもフェスティバル、じゃもかもまつり 8月:例大祭、生麦盆踊り大会 9月:敬老福祉大会 10月:地区運動会 11月:防災訓練 <第4期計画策定に向けて> 計画策定に先駆け、新たな生活様式に合わせた取り組みを開始しました。 ○ふれあい昼食会=ふれあい配食会 会食が困難な状況のため、ふれあい昼食会を配食に変更し活動しています。 ○なまいちじゃんの発行 地区社会福祉協議会発行の地区社協だより(なまいちじゃん)を通した、地域情報の発信を開始しました。 ○なまいちじゃん連絡会・あいねっと懇談会 地域の情報交換、地区別計画に関する意見交換をおこなっています。 ○交流イベントの実施 地区グラウンドゴルフ大会を実施しました。 【58ページ】 【11:生麦第二地区】 1. 第4期計画策定(令和 3 年度から7 年度)  みんなの笑顔が みんなの健康が なまに(生麦第二地区の愛称)の元気の源 目標1:住みなれたまちで、みんなの笑顔あふれる暮らしを ■5 年間の具体的な取組 ①:声をかけあい、思いやりの心でつながるまち (例:ご近所付き合い、小学生の登校時の見守り) ②:いつまでも住み慣れたまちで健康に暮らそう (例:地域サロン、高齢者の食事会、健民運動会) ③:地域に暮らす誰もが居心地の良さを感じるまちづくり 区計画とのつながり:交流、健康、相互理解 目標2:まもろう みんなで安心して暮らせるまち ■5 年間の具体的な取組 ①:ひとり1 人が防災への意識を高く持ち災害に備える強いまち(自助) (例:備蓄ひんの準備など日頃からの備え) ②:災害じ、要援護者をはじめ隣近所で助けあえるまち (きょうじょ) ③:身近なところから防犯・防災活動の取組みを継続していこう (例:ふれあい防災訪問、防災訓練、防犯パトロール、社会を明るくする運動 区計画とのつながり:支えあい、見守り、場・機会 目標3:子どもから高齢者までみんながまちのにない手(主役)に… ■5 年間の具体的な取組 ①:た世代が楽しく交流できるまち ・安心して子育てができるまち ・子どもの笑顔を守り、健やかに育つまち ・誰もが孤立しないまち ②:地域活動を未来に引きつごう ~次世代へのバトンタッチ~ ③:地域情報の発信者と受信者とのつながりを意識した情報伝達と共有方法の工夫(掲示板、回覧ばん、メール等 ツールの積極的な活用) 区計画とのつながり:多様な主体、人材、場・機会 【59ページ】 2. これまでの取組について <第3期計画の主な取組内容(平成28年度から令和2年度)> 明るく 楽しく 元気よく!みんな『あいさつ』できるまち 目標1:見守りネットワークのある、みんなが元気でつながれるまちづくり 目標2:子育て世代が、地域とつながり安心して子育てができるまちづくり 目標3:災害時も安心できるまちづくり ○5年間の活動の振り返り ・リアルHUG 訓練(避難じょ運営訓練)やDIG 訓練(住民参加型災害図上訓練)を用いた状況に合わせた災害への取組み ・ウォーキングを定期的に行い健康増進だけでなく、ご近所同士の顔のみえる関係づくり ・毎年開催される健民運動会では子ども、大人、高齢者が一体となり総勢2,500 名を超える参加 ○活動を通してみえてきたこと ・毎月開催されている「親子の居場所」の周知方法や活動内容の拡充 ・情報を必要としている住民が、その年代に応じた情報に効率的にアクセスできているか。 ・住民同士の交流は活発だが役員の後継者不足が進んでいる。 ライフステージに関係なく自治会活動に無理なく参加できる仕組みづくりの必要性 <第4期計画策定に向けて> ○地区懇談会での意見 令和元年11 月25 日(月)岸や会館にて開催 14 名の地域のみなさんと、『私のまちの良いところ』、『気になること』について意見を出し合いました。 ・「いろいろな行事があり、参加者も多く活発なところが良い」 ・「空き家対策・ゴミ出し問題に取り組んでいる」 ・「高齢者の孤立予防、外出などの支援が盛んだ」 など、各町会の工夫している取り組みを通してまちの状況を共有しながら、第3期計画を振り返りました。 ○地区懇談会の結果を踏まえて、地域での話し合いででた意見 令和3 年7月26日(月)第1 回検討委員会 ・町内会の活動をみえる化し、地域住民に浸透させていきたい。 ・若い世代に向けて情報の発信と共有を工夫し、また、町内会全域でほしい情報が手にはいりやすい工夫をして行こう。 令和3 年10 月25 日(月)第2 回検討委員会 ・向こう三軒両隣の精神や食事会などの取組を活発化させよう。 ・備蓄ひんの備えなど、日頃から災害について取り組もう。 【60ページ】 【12:豊岡地区】 1. 第4期計画策定(令和3 年度から7 年度)  みんながつながるまち豊岡 目標1:笑顔であいさつして交流の輪を広げよう ■5年間の具体的な取組 ①:子どもから高齢者、障害のある方、外国人まで、日頃からあいさつして、顔のみえる関係づくりを広げよう。 ②:清掃やゴミ出しなど日常生活での関わりや、地域行事などをきっかけに、住民同士の交流を進めよう。 区計画とのつながり:交流、支えあい、相互理解 目標2:安全・安心なまちづくりを進めよう ■5年間の具体的な取組 ①:学童の下校時の見守り活動や防犯パトロールを続けて、地域のみんなが安心して暮らせるまちづくりを進めよう。 ②:自然災害時に備えて、日頃から要援護者を見守る体制づくりを進めよう。 例:「黄色いリボン」「無事です」カードなどの活用 地域の防災訓練への中学生や若い世代の参加 区計画とのつながり:支えあい、見守り、人材 目標3:心とからだの健康づくりを行おう ■5年間の具体的な取組 ①:外に出て、人とつながり、心もからだも健康になろう。 例:豊岡ふらっとカフェなどの居場所づくり 地区連合運動会への参加 ②:地域で健康づくりの取組を行おう。 例:声をかけ合って特定健診を受診 こうくうケアで、歯の健康づくりや感染予防 体操教室(指導者巡回型や介護予防など)への参加 区計画とのつながり:多様な主体、健康、場・機会 【61ページ】 2. これまでの取組について <第3期計画の主な取組内容(平成28年度から令和2年度)>  笑顔で元気なまちづくり 目標1:笑顔であいさつ 目標2:安心・安全なまちづくり 目標3:健康づくり 5年間の活動の振り返り 豊岡地区では、笑顔で元気なまちづくりに向けて、さまざまな取組をおこなってきました。 平成28年度:学童の見守り活動を始めました 「地区全体で取り組めるような活動をしていきたい」という思いが現実になり、平成28 年1月から7 町会合同で学童の見守り活動に取り組んでいます。 月に一度、下校時に、豊岡小学校周辺や各町会で危険があると判断した場所に立って、生徒さんに笑顔であいさつをしています。生徒さんからも元気な声で、「さようなら」とあいさつが返ってきます。 平成29 年度:障害のある方への理解 区内の障害児しゃ施設の職員のかたや障害のある方のご家族に、自閉症をテーマにお話をしていただきました。半分にしたペットボトルを覗いて自閉症のかたの見えている世界を感じたり、表現することが難しい言葉を絵に描いてみるといった体験を通し、障害への理解を深めることができました。 平成30 年度:認知症のかたへの理解 認知症カフェ「豊岡ふらっとカフェ」が立ち上がった経緯の説明をした後、カフェの様子をビデオ上映会で振り返りました。 ご本人やご家族の不安を少しでも取り除くことが出来ればとの温かい思いに触れ、カフェに訪れたかたの笑顔溢れる様子をビデオで鑑賞し、活動の理解を深め、「ふらっとカフェ」を連合全体で応援していこう!ということになりました。認知症になられても安心なまちづくりをすすめています。 <第4期計画策定に向けて> 地区懇談会での意見(令和2年7月8日開催 豊岡地区あいねっと情報交換会) ・あいさつはコミュニケーション、つながりの基本。 ・つながりのきっかけとなる、イベント・祭り・行事等が大事。 ・災害時のため、要援護者の把握をきちんとすすめていきたい。 ・皆さんと集まり、お話することは心の健康につながる。 ・特定健診をまちぐるみで声がけして受診を勧められると良い。 ・「歯の健康づくりを進める取り組み」はどうか。歯の健康は、こうくうケア、感染予防にもつながる。 地区懇談会の結果を踏まえて、地域での話し合い(令和3 年11 月17 日開催 豊岡地区あいねっと情報交換会) ・顔のみえる関係づくりでは障害のある方も言及したい。 ・安全・安心なまちづくりには防犯パトロールの継続が大事。 ・防災訓練に若い世代の参加促進や人材育成が必要。 ・健康づくりでは地区連合運動会や体操教室の参加を広く呼びかける。 【62ページ】 【13:寺尾地区】 1. 第4期計画策定(令和3 年度から7 年度)  ふんわりとしたつながりで、絆を強めよう!みんなが寺尾の応援団 ★ 第2期計画では、福を呼び込み、種まきができました。 ★ 第3期計画では、その福を皆さんで育ててきました。 ★ 第4期計画では、育った福を皆さんで花咲かせましょう。 これからも みんながふんわり ふんわり つながって  あたたかで やさしい 人の好きな 寺尾地区が 生まれます 目標1:笑顔がみえるつながりを大切に、地域みんなで安心・安全なまちづくりを進めよう! ■5年間の具体的な取組 ①:私もあなたもみんなで会釈・あいさつをし、顔と顔がわかるつながりをつくります。 ②:災害時に活用する「無事ですシール」の普及をすすめ、防災訓練等を通じて地域住民の防災意識を高めます。 ③:見守りグッズの「安心ホルダー」の普及のため、PR を行い、隣同士で助けあえる関係づくりを目指します。 区計画とのつながり:交流、支えあい、見守り、相互理解、場・機会 目標2:幅広い世代で地域の活動に参加し、地域みんなで楽しく健康に過ごせるまちにしよう! ■5年間の具体的な取組 ①:楽しんで参加できる行事(お祭り、運動会、健康イベント等)を通じて幅広い世代と交流し、若い世代の活躍の機会を応援します。 ②:SNS 等を活用し、幅広い世代に地域情報を届け、新しい形のつながりづくりにチャレンジします。 ③:地域の団体同士が交流する機会を設け、団体間の情報交換を行い、地域へ発信をします。 区計画とのつながり:交流、多様な主体、支えあい、見守り、健康、人材、相互理解、場・機会 【63ページ】 2. これまでの取組について <第3期計画の主な取組内容(平成28年度から令和2年度)> ふんわりとしたつながりで、このまちの福を育てよう! 目標1:地域みんなでつながりを大切にし、見守り活動を広げよう! 目標2:地域の活動を楽しくつづけて、健康生活につなげよう! 見守り ・「安心ホルダー」拡大中! ・「無事ですシール」が完成! ・各地で要援護者見守りグループが誕生! 健康 ・ひざひざワッくん体操 ・寺尾地区保健活動推進員による健康講座を開催 つながり ・学生も参加する防災訓練 ・各町会で夏・秋祭り、運動会を開催 ・めがね橋まつり、てらお昔遊びまつりを開催 ・寺尾地区社協による福祉保健講座(社会を明るくする運動、ひきこもりについて)を開催 ・寺尾地区独自団体の「青少年指導員子ども会連絡会」による子供向けイベントを開催 ○活動を通してみえてきた課題 ・コロナかでの地域活動の再開や工夫、新たな取組の実施 ・各団体の交流による活動の活性化 ・地域の担い手を発掘するための取組 <第4期計画策定に向けて> ○4期の取組についてのアンケートを実施、意見を集約(令和3年8月から10 月実施) (寺尾地区自治連合会へ配布、回答された意見より抜粋) ・「無事ですシール」の使い方についてマニュアル・冊子等を作成したい。 ・年数が経過しても忘れられないよう、PR を続けていきたい。 ・「安心ホルダー」については、年度初めに回覧で希望者を募集している。 ・老若男女が気兼ねなく会話できるときに、地域の運動会・お祭り・イベント等で地域の方々の笑顔があふれているときに、ふんわりとしたつながりを実感する。 ・コロナかだからこそ、SNS・メール等を使って情報共有している。 ○寺尾地区定例会で「あいねっと検討会」開催(令和3年12 月20 日) アンケート結果をもとに目標や具体的な取り組みについて話し合いました。 (参加者の発言より抜粋) ・「ふんわりとしたつながり」は、地理的な制限のある寺尾地区のキーワードで、大切にしていきたい。 ・「無事ですシール」や「安心ホルダー」は、具体的な使用方法の周知や再配付等、普及を進めたい。 ・こどもや若い世代が参加したいと思えるようサポートしたい。 ・SNS を通じて、町会の情報発信ができ、地域の繋がりを感じる。 【64ページ】 【14:寺尾第二地区】 1. 第4期計画策定(令和3 年度から7 年度)  世代を超えて未来につなごう 地域の輪 目標1:思いやりで老いも若きも支え合おう ■5年間の具体的な取組 ①:あいさつと思いやりの心を缶バッチで広げる。 ②:向こう三軒両隣、ご近所同士の声がけで支え合う。 ③:地域の見守りで、安心して暮らせる私たちのまちに。 区計画とのつながり:支えあい、見守り、相互理解 目標2:誰もが絆を深めて、地域りょくを高めよう ■5年間の具体的な取組 ①:楽しい催しで、た世代交流の場を増やす。 ②:世代を超えた連携で、防災意識を高める。 ③:地域の自然や歴史を生かした企画で、誰もが愛着をもてる地域にする。 区計画とのつながり:交流、多様な主体、支えあい、場・機会 <第3期計画の取組の様子> お楽しみ福祉大会、た世代交流会 学んでご飯、地域カフェ 【65ページ】 2. これまでの取組について <第3期計画の主な取組内容(平成28年度から令和2年度)>  世代を超えて未来につなごう 地域の輪 ①:老いも若きも、思いやりの心を育てよう ②:それぞれが楽しみながら連携し、地域りょくを高めよう! ○平成27年の馬場地域ケアプラザ開所により、単一地区の取組となって寺尾第二地区の課題がさらに明確になり、取り組みが具体化しやすくなりました。また、寺尾第二地区社会福祉協議会が推進母体となることにより、スピーディーな対応ができるようになりました。 ○その一つの例が、缶バッヂの取り組みです。平成28年11月に開催されたあいねっと地区懇談会のグループワークで、「声掛け活動のあかしとなる缶バッヂを作っては」との声がきっかけとなり、翌年6月にデザイン公募、8月には完成するという素早い取り組みが実現しました。 ○また、世代を超えた取り組みの一つがた世代交流会 学んでご飯です。地域の高校生が、小・中学生の学習支援をし、地域のかたが作ってくださった夕食を頂き、帰りは地域のかたがお子さんたちを送ってくださり、地域から材料の提供があるなど、この交流会は、地域の力を結集した交流の場と言えるでしょう。 ○さらに、地域での見守り活動についても、令和元年までに全自治会町内会で見守りの体制が整い、互いの情報を共有し互いの良いところは取り入れるべく〝つながり連絡会議“も立ち上げました。また、地域で見守りに携わる方々を中心に、地域に住んでいらっしゃる高齢者や障がいのある方々への理解を深めるため、認知症サポーター養成講座や障がい理解のための講座を毎年開催するなど、安心して相談できるまちづくりを目指し取り組んでいます。その一つのツールとして、地区内に多くの地域カフェや様々な交流の場が増えています。 <第4期計画策定に向けて> ①:第1回寺尾第二地区あいねっと準備会(R3年6月30日 開催) 町内会や地区社協の代表が参加し、第4期計画案の目標及び具体的な取組について検討を行いました。「子供だけではなく『高齢者』『障害者』の見守りもキーワードに入れたい」、「第3期は、実行りょくを生かせた。誰かが声を上げると広がる副産物がたくさんあった」、「コロナかでも『つながっていた感』がある」などの意見が出ました。 ②:寺尾第二地区あいねっと会議(R3年10月25日 開催) 町内会長、民生委員の代表が4グループに分かれ、第4期計画案についてグループワークしました。「活動の担い手を発掘したい」、「今ある『地域カフェ』のようなものが色々な地区にできるとよい」など、各グループからたくさんの意見が出ました。 ③:第2回寺尾第二地区あいねっと準備会(R3年11月9日開催) あいねっと会議で出た意見を踏まえ、第4期計画を策定しました。 【66ページ】 【15:駒岡地区】 1. 第4期計画策定(令和3 年度から7 年度)  ~地域みんなでつながるまち 駒岡~ 目標1:地域のつながりを充実させよう ■5年間の具体的な取組 ①:地域の歴史や自然を生かしたイベントや活動を通じて、若い世代と共に地域のつながりを充実させます。 ②:地域の防災活動を通じて、多様な人材が地域活動に関心を持つ機会をつくります。 区計画とのつながり:交流、多様な主体、支えあい、見守り、人材、相互理解、場・機会 目標2:今よりもっと地域の情報が手にはいりやすいまちにしよう ■5年間の具体的な取組 ①:読み手に合わせた情報発信の方法を検討します。 ②:地域の情報がより多くの人に届くように、住民と地域の団体がつながる機会を大切にします。 区計画とのつながり:交流、支えあい、見守り、人材、相互理解、場・機会 【67ページ】 2. これまでの取組について <第3期計画の主な取組内容(平成28年度から令和2年度)> 地域みんなでつながるまちづくり 目標1: 「地域の行事に新しい風を取りこもう」 目標2: 「今よりもっと地域の情報が手にはいりやすいまちにしよう」 平成28年度:盆踊り当日に、婦人部や子ども会の浴衣の着付け直しボランティアを募集しました。 平成29年度:盆踊りに参加したことがない親子に参加してもらうために、別びで「初めての着付け教室」と「浴衣着付けボランティア」も同時募集をしました。 平成30年度:目標1の取り組みとして、過去2年間開催した「着付け教室」は、より身近な場所で参加できるよう各町会単位で周知・募集を行いました。 <新しい人材発掘もあり、地域の活動を知ってもらうきっかけになりました。目標2も「社協だより」を活用し、地域の魅力を発信しました。> 平成30年度の取組内容を振り返り、駒岡地区の現状や魅力を確認しました。地域のかたの駒岡への思いやニーズを知り、第4期計画にいかすため、令和元年8月から9月アンケートを実施しました。 (回答262名) 駒岡地区あいねっとの会(4町会会長・地区社協事務局長・ 4町会婦人部部長)が中心となって定期的に意見交換し、令和2年2月12日にはさまざまな分野のかたに集まって頂き、アンケート結果をもとに第4期策定に向けて話し合いを行いました。 <第4期計画策定に向けて> ●駒岡地区懇談会の開催:令和3年10月14日(木)午後 駒岡地区センター中小会議室 感染拡大予防対策を徹底しながら20名の方々にご参加いただきました。前回計画の振り返りや第4期計画の概要を共有した後、4グループに分かれて地域の課題や第4期計画と今後の活動に向けた具体策を話し合いました。今回は子育て世代の代表のかたにもご参加いただき、有意義な意見交換の場となりました。 【目標①:つながりの充実について】 ・既存のイベントをはじめ、あらゆる世代がつながるきっかけとなる場を大切にしたい ・コロナかにより変化した人々の生活習慣に合わせてイベントのやり方を皆で考えたい 等 【目標②:情報が手にはいりやすいまちづくりについて】 ・地域に関心興味をもつきっかけや住民の声を拾う仕組みを作りたい ・SNS などIT を活用した効果的な周知方法を考えたい 等 どのグループもこれからの駒岡地区の発展に向けた前向きな意見が出ており、明るい未来を考える皆さんの表情はとてもとても生き生きと輝いていました。地区懇談会で出た意見をもとに、地域支援チームメンバーにて案を作成し、町内会長をはじめ地域のかたとともに計画策定確定に向けて話し合いを行いました。 【68ページ】 【16:かみすえよし地区】 1. 第4期計画策定(令和3 年度から7 年度)  まわりがみえる住みよいまち かみすえよし 目標1:既存の行事や活動を充実させて、世代をこえたつながりをつくろう ■5年間の具体的な取組 1:子育て世代、高齢者など、同年代だからできるつながり、仲間づくりを大切にし、なじみのある行事やスポーツイベントで、ひとりでも多くの「仲間」ができるよう工夫しよう。 ②:さまざまなアイデアで活動の場を増やし、交流だけでなく、防犯や閉じこもり・引きこもり防止対策にもつなげよう。 ③:地域の組織や団体を活性化させ、新たな担い手をみつけよう。 ④:まちの情報発信やフレイル予防(介護予防※)、見守りなどに家族から中高生へ、中高生から家族や友人・知人に広がるよう掲示板や回覧ばん、SNS※※などを活用していこう。 ※:高齢者のフレイル(虚弱)を予防する事。 ※※SNS:ソーシャル・ネットワーク・サービス 区計画とのつながり:交流、支えあい、見守り、健康、人材、相互理解 目標2:日頃の交流を深めよう ■5 年間の具体的な取組 ①:清掃やお祭りなどの地域行事の機会を活かして、た世代交流を深めよう。 ②:案内・掲示などでの周知だけでなく、電話やメモなども活用しながら積極的にコミュニケーションをとろう。 ③:SNSの活用や地域行事に可能な範囲で協力できる仕組み(サポーター登録制度)など、若い世代や男性が参加しやすい仕組みづくりを考えよう。 ④:こども会、シニアの団体、婦人部などが日頃から情報共有し、それぞれの行事を活かして交流する機会をつくろう。 区計画とのつながり:交流、多様な主体、相互理解、場・機会 目標3:気軽なあいさつから、見守り・支え合いの輪に広げよう ■5 年間の具体的な取組 ①:ウィズコロナに対応した見守り活動をするために、区役所・区社協・ケアプラザと情報を共有し、連携しよう。 ②:既存の見守り活動をしている団体とのつながりを深めよう。(若い世代への働きかけが重要) ③:発災じ、自助・きょうじょを軸とした実現できる計画をつくろう。 区計画とのつながり:多様な主体、支えあい、見守り、場・機会 【69ページ】 2. これまでの取組について <第3期計画の主な取組内容(平成28年度から令和2年度)> 交流を深め、ささえあう、住みよいかみすえよし地区を目指して 目標1:既存の行事や活動を充実させて、世代をこえたつながりをつくろう 目標2:日頃の交流を深めよう 目標3:日頃の交流を、見守り・支え合いの輪に広げよう ○平成28 年度から平成30 年度 「地域の見守りや支え合いの輪を広げる」ことに焦点をあて、要援護者名簿の情報共有方式について協定締結を行い、町会ごとに名簿登載者の把握方法や見守り活動の体制づくりなどを共有しました。更に、名簿登載情報をマップに落とし込み「みえる化」を図っている町会より、情報提供をいただき、活発な意見交換が行われました。 ○令和元年度から令和2 年度 ・第3期計画 目標1から3の取組みについて、ワールドカフェ方式を用いたグループワークを実施し「今、やっていること」「ちょっと気になっていること」「これからできそうなこと」に分類し、振り返りを行いました。 ・特に「情報発信」がキーワードとなり、広報の工夫や世代の違う人を介して情報共有できる仕組みの必要性が話し合われました。 <第4期計画策定に向けて> ○「かみすえよしあいねっとの会」における意見 令和3年度 第1回あいねっとの会(6 月)開催 ・コロナを経験し、地域におけるつながりの重要性が再認識されました。 ・ウィズコロナに対応した見守り活動や、防災対策などを第4期計画に含める事を確認しました。 令和3年度 第2回あいねっとの会(9 月)【縮小開催※】 ・「地域をつなぐために、今までとは違う方法を考えていかなくてはならない。異世代をつなぐ方法のひとつとしてICT(情報通信技術)は、やっていかなくてはならない時代になっている。(参加者意見より)」 ※縮小開催:コロナウイルス感染対策として、参加人数を各町内会長、計7名に縮小 令和3年度 第3 回あいねっとの会(11 月)開催 ・キャッチフレーズの「まち」の文字は、広い世代に親しみやすい計画になって欲しいとの願いから、読みやすいひらがな表記とする。 ○令和3年度「かみすえよしあいねっとの会」構成メンバー かみすえよし地区各町会長、各町会民生委員、保健活動推進員会 会長、老人クラブ連合会 会長 かみすえよし地区社会福祉協議会 事務局長、駒岡地域ケアプラザ、区社会福祉協議会、鶴見区役所 【70ページ】 【17.しもすえよし地区】 1. 第4期計画策定(令和3 年度から7 年度)  さらに“つながる”まちしもすえよしを目指して 目標1:地域みんなでつながりあえる、しもすえよしを目指そう ■5 年間の具体的な取組 ①:行事を通して、日ごろから挨拶しあえる繋がりづくりをしていこう。 ②:子育て世代が地域との繋がりを持ち続けられるように仕組みを作ろう。 ③:地区フォーラムを開催し、情報の共有をして各町内会の輪を広げよう。 区計画とのつながり:交流、支えあい、見守り、人材、相互理解 目標2:地域の中で、より情報を共有できる仕組みを考えよう ■5 年間の具体的な取組 ①:事業所懇談会等を継続し、地域住民、施設、活動団体の繋がりを活かして課題や情報を共有していこう。 ②:地域で行われている福祉活動や支えあいの取組をより多くのかたに知っていただけるようPR の方 法を考えていこう。 ③:掲示板や回覧ばん以外にも、様々な方法で、必要な情報を広くお知らせできる工夫を検討していこう。 区計画とのつながり:多様な主体、支えあい、見守り、人材、相互理解 目標3: 「担い手」が活躍し、「場の活用」ができる活動を充実させよう ■5 年間の具体的な取組 ①: 『町内会館』や『いこいの家』の更なる活用を図るとともに、新たな『場』を探していこう。 ②:お祭りや運動会といった既存の活動を、次世代へ繋ごう。 ③:既存の活動に関心を寄せてくれた住民が、積極的に参加したくなるような活動を行おう。 区計画とのつながり:交流、支えあい、健康、人材、場・機会 【71ページ】 2. これまでの取組について <第3期計画の主な取組内容(平成28年度から令和2年度)> ~ さらに住みよいしもすえよし地区をめざして ~ 目標1:さらに地域みんなでつながりあえる、しもすえよしをめざそう 目標2:地域の中で、より情報が共有できる仕組みを考えよう 目標3:会館も含め、さまざまな「場」を活用し、交流を深めていこう ○5 年間の活動の振り返り ・ 28 年度の地区フォーラムにおいて、世代間交流や担い手・人材育成、町会と施設、活動団体の交流、場づくりと健康づくりについて意見交換をしました。 ・ 29 年度地区フォーラムでは、『居場所』をテーマに開催しました。 ・ 30 年度には、地域の中で気になっていることを意見交換しました。そこから発展して『つながり』が課題として見えてきました。 ・令和元年度には、これまで地域とはあまりつながりがなかった、高齢と障害の事業所が集まり、事業所懇談会を開催。情報共有を行いました。 ○活動を通してみえてきたこと しもすえよし地区はもともと地域・学校・障害者作業しょ等のつながりが強い地区ですが、さらに『つながり』を意識して活動した結果、地域と学校、障害者作業しょ、育児サークルなど新たなつながりができました。 <第4期計画策定に向けて> ○地区懇談会での意見 ・あいさつや声かけをしながら、行事をとおしてつながろう。 ・若い世代と地域行事をとおした交流をもちながら、担い手育成をしていこう。 ・今ある地域の輪を大切にし、さらに顔のみえる関係を作ろう。 ・行事や地域活動の情報発信の工夫をしていこう。 ・老人会と育児サークルなど、世代間交流をしよう。 ・だれかの『こうしたい』を応援する地域づくりをすすめよう。 ○地区懇談会の結果を踏まえて、地域での話し合い 平成31 年2 月9 日 しもすえよし地区フォーラム <フォーラム参加者の中から4 期計画に向け20 名の有志を得る> 令和2 年2 月6 日 あいねっとの会(4 期に向けての準備会) ・・・・・・・コロナかで中断・・・・・・・ 令和3 年 5 月24 日 第1 回あいねっと会議(9名体制) 令和3 年11 月30 日 第2 回あいねっと会議(9名体制) 令和3 年12 月17 日 法人しもすえよし連合会議で承認 【72ページ】 【18.えがさき地区】 1. 第4期計画策定(令和3 年度から7 年度)  支えあう・助け合うまち えがさき 目標1:子どもが健全に過ごせる場づくり ■5 年間の具体的な取組 ①:年少人口の増加に伴う多様化した居場所づくり。 ②:子育て中の親への支援の充実と交流の支援。 ③:中学生を積極的に地域活動へ参加を促し、親世代まで活動を広げる。 区計画とのつながり:交流、人材、場・機会 目標2:世代を超えた住民間の交流 ■5 年間の具体的な取組 ①:様々な地域行事により住民の参加と交流を広げる。 ②:イベントなどを「きっかけ」とした顔のみえる関係づくりの強化。 ③:総合防災訓練などを通じて災害に備えると共に、きょうじょの働きかけを促進する。 区計画とのつながり:交流、支えあい、見守り、相互理解 目標3:誰もが参加しやすい環境・見守り ■5 年間の具体的な取組 ①: 「誰にでも伝わる」地域の情報発信について工夫する。 ②:楽しく・気がるに・誰でも参加しやすい場と環境を整える。 ③:あいさつ運動をさらに浸透させ、住民間の交流を深める。 区計画とのつながり:交流、支えあい、場・機会 【73ページ】 2. これまでの取組について <第3期計画の主な取組内容(平成28年度から令和2年度)>  支えあう・助け合うまち えがさき 目標1:子どもが健全に過ごせる場づくり 目標2: 世代を超えた住民間の交流 目標3: 誰もが参加しやすい環境・見守り ○5年間の活動の振り返り 子育て広場 毎月第2火曜日に開催。地域の情報交換、世代間交流の場になっています。 えがさきサマーフェスティバル まちのコミュニティづくりとして開催。毎年6千人を超えるかたが参加しました。 えがさき町総合防災訓練 ペット同行訓練、要援護者搬送訓練には中学生もボランティアとして参加しました。 あいさつ運動 小学校・中学校の入学式にて校門前で新入生や保護者に声掛けし、顔のみえる関係づくりを行いました。 <第4期計画策定に向けて> えがさき地区あいねっとアンケートを実施 令和元年8月、えがさき地区にお住いのかたを対象にアンケートを実施し、情報収集の方法やまちの行事への参加などについて意見をお伺いしました。 アンケート結果の一部をご紹介します! もっと住みやすくなるために、今後充実するとよいと思うものは? 1位…こどもの居場所 2位…高齢者世帯の安否確認・見守り 3位…隣近所でのあいさつ・声かけ 4位…様々な世代のかたが気がるに過ごせる場所 『えがさきあいねっと推進協議会』での振り返り アンケート結果をもとに、令和元年11 月28 日(木)にえがさき地区の計画の振り返りを行いました。 <主な意見> ・中学生に防災訓練やサマーフェスティバル等の行事に積極的に参加してもらっている。 ・参加者を限定しないいつでも気軽に立ち寄れるような場所があるとよい。 ・行事はより多くの人が参加しやすい日時の設定が必要。 ・声をかけてもらうと嬉しい。まずは声をかけるという一歩が大切だと思う。 <話し合いを通して見えてきた課題> ・昔からの住民と新しい住民との交流 ・SNS などの情報発信ツールの活用 ・気がるにつどえる場づくり 【74ページ】 第4章:計画を推進するための体制・支援  第4 期計画では、引き続き「たすけあい・支えあい・人と人とのネットワーク」を基本理念として掲げ、区民の皆様、区役所、区社会福祉協議会、地域ケアプラザ、関係団体・機関等が連携しながら取組を進めます。 1.鶴見区の地域支援体制  鶴見区では、鶴見・あいねっとの推進に向けた地域活動支援とともに、地域の防災りょく向上に向けた支援も行い、地域の自主的な課題解決に向けた取り組みによる、より安全・安心に暮らせるまちづくりに取り組んでいます。 (1)鶴見・あいねっと地区別支援チーム  地区別計画による福祉保健活動を支援するため、区役所職員・区社協職員・地域ケアプラザ職員・公立保育園長等で構成され、事務職・看護職・社会福祉職・地域活動交流コーディネーターなど様々な職種の職員が参加しています。メンバーそれぞれの組織や所属を超えて地域情報の共有を図り、地域とともに課題解決に向けた取組を進める横断的組織です。  災害に強い地域づくりに向けた支援のため、区役所防災リーダー、地域防災拠点担当者(参与)を中心に、防災啓発活動(地域防災拠点開設訓練等)の検討や、拠点運営に関する活動支援をおこなっています。 (2)アドバイザー派遣  鶴見区役所では、地域の課題解決やまちの魅力アップに取り組む活動団体に対して、助言等を行う専門アドバイザー(外部講師)を派遣しています。さらに、鶴見・あいねっと地区別支援チームへの助言や地区懇談会等でのコーディネートをになえるアドバイザリースタッフの派遣もおこなっています。 【75ページ】 2.区社会福祉協議会 (1)区社会福祉協議会  社会福祉法第109 条に基づき、地域福祉を推進することを目的に組織されている公共性・公益性の高い非営利の民間団体です。全国の都道府県や市区町村に一つずつ設置されており、「社協」という略称で呼ばれています。  地域の福祉に関する様々な悩みや困りごとを、住民の皆様と一緒に考え、解決を図ることを通じて、誰もが住みやすいまちづくりを進めています。 (2)区社会福祉協議会の活動内容 ◆地域活動等の支援に関すること 地区社協活動の支援/ボランティア相談/福祉教育/福祉保健活動団体への支援(事業助成、活動拠点運営等)/地域のネットワークづくり/鶴見・あいねっとの推進等 ◆高齢者、障害児しゃ等の支援に関すること 送迎サービス/移動情報センター/あんしんセンター/障害児しゃ関係団体の活動支援/生活福祉資金貸付/フードバンク(食支援)等 3.地域ケアプラザ 地域の福祉保健の総合相談窓口として、地域住民に寄り添い、また、活動をコーディネート・サポートする、福祉保健の活動拠点として、区内9か所に設置されています。みなさんが住み慣れた地域で安心して生活できるよう、まちづくりにも取り組んでいます。 (各地域ケアプラザについては、関係機関一覧(P91)をご覧ください。) <共通機能> ◆地域活動・交流 地域の福祉・保健活動の支援/ボランティア活動の支援/自主事業の開催 ◆生活支援体制整備 見守りのしくみづくり/通いの場づくり/生活支援のしくみづくり ◆地域包括支援センター 福祉保健に関する相談・支援の総合窓口/地域住民、事業者、医療機関などとのネットワークづくり/ 介護予防・認知症予防などの事業開催、地域活動の支援 ◆きょ宅介護支援 介護認定の申請・更新手続きの代行/ ケアプランの作成 ※通しょサービス事業(デイサービス)をおこなっている施設もあります。 【76ページ】 4.関係団体・機関  鶴見区内にはさまざまな関係団体・機関があり、互いに連携し、区民の皆様とともに、誰もが安心して健やかに暮らせるまちづくりを進めています。  主な関係団体・機関について、鶴見・あいねっと推進委員会※のメンバーの活動紹介とともにご紹介します。 ※鶴見・あいねっと推進委員会とは 区民、区社会福祉協議会、地域ケアプラザ・区役所が協働し、「鶴見区地域福祉保健計画(鶴見・あいねっと)」及び地域福祉保健関係事業等を着実に推進するための組織です。 地域福祉保健関係団体の代表者、福祉関係団体(ボランティア団体、区内福祉施設など)、学識経験者などで構成されています。 (1)自治会・町内会  自治会・町内会は地域住民相互の連帯感を育て、地域の福祉・環境・防犯・防災等、さまざまな課題に取り組んでいる自主的・民主的な任意組織です。  鶴見区内には、126 の単位自治会があり、自主的に地域福祉活動・レクリエーション活動・防災防犯活動などさまざまな活動をしています。  この単位自治会が地域ごとに集まって17 の地区連合自治会を形成しています。 1.矢こう地区連合町内会、2.いちば地区自治会連合会、3.いちば地区第二自治連合会、 4.鶴見中央地区自治連合会、5.潮田中央地区連合会、6.潮田東部地区自治会連合会 7.潮見橋地区連合会、8.潮田西部地区自治連合会、9.おの町地区自治連合会、10.生麦第一地区連合会 11.生麦第二地区連合会、12.豊岡地区連合会、13.寺尾地区自治連合会、14.寺尾第二地区連合会 15.駒岡地区連合会、16.かみすえよし地区自治連合会、17.法人しもすえよし連合会、18.えがさき町内会 地域住民で話をする場・機会や“顔と顔のみえる関係づくり”を大切にしながら、誰もが安心して健やかに暮らせるまちづくりに向けて、区民の皆様、関係団体・機関と一緒に取り組んでまいります。 生麦第二地区連合会長 杉浦 節子 【77ページ】 (2)地区社会福祉協議会(地区社協)  地区社協は地域住民の最も身近な福祉活動を行う団体として、地域の人達の「自分の地域は自分で良くして行こう」という気持ちで組織された任意の団体です。  高齢者食事会・見守り活動・親子の集い・福祉保健講座・広報し発行など、各地区の実情にあわせてさまざまな活動をおこなっています。 (3)民生委員・児童委員  民生委員・児童委員は地域住民の身近な相談相手であり、支援を必要とする住民と行政や専門機関をつなぐパイプ役となっています。 自治会・町内会(主任児童委員は自治連合会)からの推薦により、厚生労働大臣が委嘱をしています。なお、民生委員は児童福祉法により児童委員を兼務しています。 私達区民を取り巻く環境は複雑多岐に渡っています。このような状況の中で、地域における「身近な相談役」として常に住民の立場に立って人々の暮らしを支え、やりがいを持って、支援が必要な人を見逃さないよう「見守り活動」を行い、関係機関につなぐ「つなぎ役」として活動しています。  鶴見区民生委員児童委員協議会会長 小林 政晴 (4)主任児童委員  主任児童委員は児童福祉に関する事項を専門的に担当する民生委員・児童委員です。  児童福祉に関するさまざまな相談に応じ、学校や児童相談所と連携して子どもの健全育成に取り組んでいます。 (5)保健活動推進員  保健活動推進員は、自治会・町内会の推薦により市長が委嘱します。地域の健康づくりの推進役、行政の健康施策のパートナー役として、地域において生活習慣病予防などの健康づくり活動を行います。   横浜市の健康づくり施策の指針となる計画「健康横浜21」の地域における推進役として、地域の人々の健康を支えるための活動をおこなっています。   皆さんが、住み慣れた地で明るく・楽しい日々を過ごせるまちづくりを目指し、コロナかにおいて検温や手指消毒等、感染予防対策を講じ、出来る限り活動を続けてまいりました。  体操教室や有事の際の避難じょ確認を兼ねたウォーキングなど、体力向上を目標とした活動に力を入れています。 鶴見区保健活動推進員会会長 ましこ 眞智子 【78ページ】 (6)鶴見区老人クラブ連合会  老人クラブは、地域を基盤とする高齢者の自主的な組織として、仲間づくりを通し、生きがいと健康づくり・生活を豊かにする楽しい活動をおこなっています。その知識や経験を生かして関係団体・機関と協働し、地域を豊かにする社会・明るい長寿社会の実現や保健福祉の向上を目指しています。 機会に恵まれ、生き生きと暮らしている人も多くいる一方、話し相手にも恵まれず、心細い想いで暮らしている人も多くいます。私達は、「たすけあい・支えあい」をモットーに、身近な地域のかた同士声をかけ合い、親しみやすい地域づくりに向けて皆様と取り組みを進めていきます。 鶴見区老人クラブ連合会会長 烏田 次雄 (7)鶴見区地域子育て支援拠点「わっくんひろば」  地域子育て支援拠点は、0さいから就学前の子どもとその保護者、妊娠中のかたとその家族、子育て支援に取り組むかたたちが利用できる施設です。フリースペースの提供・子育て相談・子育て情報の提供・研修会の開催などをおこなっており、利用登録のうえ無料で利用できます。鶴見区には、「わっくんひろば」(豊岡町)と「わっくんひろばサテライト」(しって)があります。   子育て中は人とのふれあいが大切。子どもを遊ばせながら世間話や相談ができる居場所と、困った時に子どもを預かってくれる人が必要です。そんな居場所作りと地域での預け合いをサポートしながら、妊娠期からたくさんの人に囲まれて、安心して子育てできるまちを目指しています。 「わっくんひろば」施設長 富樫 あかね (8)鶴見区障害児・しゃ団体連合会  鶴見区内の障害児・しゃに対する社会理解を深め、関係団体・機関の連携を強化し、当事者の社会参加及び自立を目指しています。福祉の向上を図るため、バザーや障害者週間キャンペーンなどの行事の開催、障害児・しゃが製作した製品の区役所・駅・地域ケアプラザでの販売促進など、さまざまな活動をおこなっています。連合会には、地域作業しょ・地域活動ホーム・グループホーム・当事者団体などが加盟しています。 区内事業所や各当事者団体同士が連携し、さまざまな行事などを企画・実施することで、障害児・しゃの暮らしが充実するよう活動してきました。鶴見区が、障害にかかわらず、これまで以上にお互いのことを理解し認めあえるまちになることを願っています。 鶴見区障害児・しゃ団体連合会長 藤田 美智子 【79ページ】 コラム:さまざまな関係団体・機関を紹介します! まめっこひろば(横浜市乳幼児一時預かり事業)  預かり保育や親子で集まれる会、保育付きママ企画など子育て家庭への応援をしています。子育ては体も心もフル回転…心身への負担が蓄積されて疲弊する前に、肩の力を抜いてもらうための場所です。ほんの少しお子さんと離れる時間を持つだけで、体調不良や緊張から解放されたりします。自分を取り戻す時間が持てると、余裕が生まれ、笑顔になれたり優しくなれたりします。  令和3年12 月に活動場所を移転し、よりアットホームな雰囲気になりました。どうぞ自分の為に…家族の為に…ご利用ください。 鶴見区精神障害者家族会 のぞみ  こころの病を持つかたのご家族が、支え合いながら活動をおこなっています。懇談会、バスハイク等を通じ、同じ立場の家族が話し合い、交流しています。  また専門家を招いての講演会では、病気についての理解や対応の仕方を学んでいます。30 名の会員(令和3 年8 月現在)がおり、家族会役員による家族相談も実施しています。(毎月第2水曜日の午後2時から4時まで。鶴見区在住のご家族が対象) た文化共生の取組が広がっています  鶴見区には大勢の外国につながる方々が住んでおり、地域住民、関係団体・機関等により、た文化共生のまちづくりに向けたさまざまな取組が行われています。  NPO 法人こんにちは・国際交流の会では、日本語ボランティアが中心となって、「日本語教室」をはじめ「国際理解講座」や「国際交流のための茶道体験・着物体験」など様々なイベントを企画・実施し、相互理解の輪を広げられるよう取り組んでいます。 【80ページ】 介護者の集い~介護者の横のつながりが大切~  鶴見区では、家庭で高齢の家族を介護している人を対象とした介護者の集いを開催しています。介護者の集いは、介護している者同士でお互いに介護の苦労や悩みなど本音を打ち明け合う、笑いあり、涙ありの場となっています。活動を通して「介護者の心のケアや孤立を防ぐためには、介護者同士の横のつながりが大切」と会の代表はお話しされています。これからも、介護者に寄り添いながら、活動を続けていきます。 鶴見区社協ボランティア・市民活動団体分科会  区内のボランティア・市民活動団体39 団体が、定例会や交流会を開き、連携を強化しています。また、障害者支援施設などへの施設見学や勉強会、講座の機会を設けて、活動者としてのスキルアップを図っています。令和3年度は「コロナかでの活動講座」を開き、講師を招いて、休止中の活動をいかに転換して再開するかを学びました。  例年の鶴見・あいねっと推進フォーラムでは、各団体のパネル発表を行い、地域住民への周知に努めています。 公園の環境づくりを通じた障害者の地域交流  障害者地域活動ホーム「つるみ地域活動ホーム幹」の活動では、障害のある利用者と公園愛護協会が協力し北寺尾4丁目公園の清掃活動をはじめて以来、「七夕かざり」や「クリスマスイルミネーション」等近隣住民と一緒に行うイベントとして実を結び、広がりを見せています。今年は、『花壇に彩を添えよう!』と利用者が種付け・種まきを行い、見事な花が咲きました。  小さな公園の活動を通じて、「共に支え合う」関係として花が開いています。これからも大切に育てていきたいと思います。 【81ページ】 5.第4期計画の評価指標  今後の第4期計画の推進状況を把握するため、次の視点を取り入れながら振り返り、取組の評価指標とします。  取組を進めることで地域の交流が深まり、住民が安心して健やかに暮らせる住みよいまちになることを目指します。指標の達成は一人ひとりの幸せにつながるとともに、幸せな生活をみんなで支える地域の実現に近づく目安となります。 指標:鶴見区の住み心地 考え方:区民アンケートにおいて鶴見区の住み心地が「住みやすい」「どちらかというと住みやすい」を合わせた割合 現状ち:74.8%(平成26 年度)、目標ち:向上 指標:近所付き合いの頻度 考え方:区民アンケートにおいて「困ったときに相談、助け合いができる」「簡単な頼みごとができる」「たまに世間話や立ち話をする」「顔を見ればあいさつをする」を合わせた割合 現状ち:89.9%(平成26 年度)、91.2%(令和元年度)、目標ち:向上 指標:地域活動の経験率 考え方:区民アンケートにおいて「何らかの活動をしている」割合 現状ち:27.5%(令和元年度)、目標ち:向上 指標:災害時の助け合い意識 考え方:区民アンケートにおいて災害時の地域の助け合いには顔のみえる関係が「とても必要」「必要」を合わせた割合 現状ち:91.5%(平成26 年度)、85.5%(令和元年度)、目標ち:向上 指標:健康診断の受診率 考え方:区民アンケートにおいて「この1年間に健康診断を受けた」割合 現状ち:77.8%(平成26 年度)、80.1%(令和元年度)、目標ち:向上 指標:歯科健診の受診率 考え方:区民アンケートにおいて「この1年間に歯科健診を受けた」割合 現状ち:52.9%(平成26 年度)、57.4%(令和元年度)、目標ち:向上 指標:地域の居場所数 考え方:区内の「地域子育て支援拠点」「地域子育て支援拠点サテライト」「つるみ・ふらっとるーむ」「親と子のつどいの広場」高齢者の「居場所・サロン」、「認知症カフェ」の合計 現状ち:161か所(平成28 年度)、263か所(令和元年度)、目標ち:向上 コラム:取組を振り返り、よりよい取組につなげる「PDCA サイクル」  目にみえる成果だけではなく、そのプロセスや理解者を増やす、他機関との連携ができることも大切です。 Plan(計画を立てる) 地区フォーラム・推進協議会、あいねっとかい・地区懇談会などの地区別計画推進協議体など Do(実行する)、Check(振り返る)地域住民、地区社協、自治会・町内会、民生委員・児童委員、保健活動推進員、ヘルスメイトなど Action(改善する) 【82ページ】 第5章:鶴見区の現状 1、人口及び世帯数 人口はゆるやかに増加、一世帯あたりの人数は減少傾向 令和2年10月1日現在、鶴見区の人口は293,724 人(市内第3位)、世帯数は141,771世帯(市内第3位)となっています。 人口、世帯数ともに増加傾向にありますが、一世帯当たりの人数は減少しています。 2、年齢3区分別人口 65 歳以上人口と0から14 歳人口が増 65 歳以上人口(老年人口)の増加が進んでおり、平成12年に0から14 歳人口(年少人口)と65歳以上人口の数が逆転した後、近年その差が広がる傾向にあります。 令和2年の65歳以上人口(老年人口)のうち、前期高齢者(74 歳以下)の割合は約52%、 後期高齢者(75歳以上)の割合は約48%となっています。 【83ページ】 3、65歳以上の方がいる世帯数 高齢者単身世帯が特に増加 高齢者のいる世帯は2016年(平成28年)から2020 年(令和2年)の間に2,058世帯増え、高齢者単身世帯は1,681世帯増えています。 高齢者のうち、高齢単身者の割合は概ね33%から35%前後となっています。 4、要介護認定者数 要介護認定者数が年々増加 要支援・要介護認定者は2016年(平成28年)から2020年(令和2年)の間に1,127人増えています。 令和2年末の要介護認定者数は、18区中4番目の多さになっています。 【84ページ】 5、各種障害者手帳 所持者数 手帳の所持者数が年々増加 各種障害者手帳所持者数は2016年(平成28年)から2020年(令和2年)の間に857人増えています。 交付状況を見ると、「身体障害者手帳」は横ばい、「精神保健福祉手帳」と「愛の手帳」は増加傾 向にあります。 6、保育所等の利用状況 保育所数、保育所等定員、入所申込が増加傾向 就学児童数は減少傾向ですが、入所申込数は増加しています。 就学前児童数、保育所等定員数ともに市内第2位(第1位:港北区)となっています。 【85ページ】 7、外国人住民数 外国人住民数は、市内で第2位 国籍別に見ると、中国、韓国・朝鮮、フィリピンの順に多く、横浜市全体と比べるとブラジルの構成比が大きくなっています。 鶴見区は令和2年5月1日現在の外国人児童数が496人で、18区中第1位となっています。 コラム:鶴見区から始まる多文化共生(横浜市立東高等学校の取組) 鶴見区馬場にある横浜市立東高等学校では、次世代を担う高校生に対し、持続可能な社会づくりの担い手育成を始めています。令和3年6月23日及び24日の2日間には、「グローカル・シチズンシップ・キャンプ」が行われました。1年生273人全員と約40人の留学生が英語で議論し、互いの考えをチーム で理解していくプログラムで、生徒は6から7名1組に分かれ、留学生と終日行動を共にします。東高校はユネスコスクール認定校として、“ 他人・社会・自然環境との関係性を知り、つながりを尊重できる人”を育てています。こうした取組は、学校内にとどまりません。こども達だけでなく皆で多様性を学び、関心を持つことが重要です。住む地域に一歩踏み出すことで、多様な文化に触れ、誰もが安心して暮らせるまちづくりを、一緒に考えてみませんか? 【86ページ】 8、特定検診受診率(横浜市国民健康保険対象者) 受診率は向上してきているも、市平均より下位 令和2年の鶴見区の特定検診受診率(横浜市国民健康保険対象者)は23.41%で、横浜市平均 25.45%より低くなっています。 9、自治会・町内会の加入率 加入率が年々減少 平成23年の自治会・町内会加入率は80.8%でしたが、年々加入率が下がってきており、 平成27年には78.7%、令和2年には72.5%となっています。 【87ページ】 10、近所との関わり(現状及び今後の希望) 年代を問わず、つながりのある地域づくりを望む人が多数 現状は、年代が高くなるほど地域とのつながりを強く持つ傾向があります。 しかし、今後の希望では、世代を問わず多くの人がつながりを求めており、近所の人とあいさつ以上の「立ち話」や「簡単な頼みごと」、「困ったときの相談や助けあい」ができるよう望んでいます。 【88ページ】 11、近所付き合いと地域活動参加状況の関係性 日頃の近所付き合いが親密であるほど、地域は元気に 近所付き合いが親密になると、地域活動(地域行事や地域の見守り、体操やウォーキング等健康づくりなど)への参加率も高まり、まちに活気が生まれます。 12、地域で求められている交流の場 身近に・気軽にふれあえることで、つながりが生まれる あったらうれしい交流の場として地域サロンが人気を集めており、身近で気軽な居場所が求められています。 その他、健康づくり・介護予防ができる場所、こども食堂やみんなの食堂などにも需要があります。 【89ページ】 13、健康観と地域活動参加状況の関係性 地域活動に参加している人ほど、健康観が充実する傾向に 地域活動に参加しているほど、自身のことを「健康」「どちらかというと健康」と回答する人が増える傾向にあります。地域のつながりは、住民の健康にも良い影響を与えます。 14、地域で求められている福祉保健活動 世代を超えた交流の充実は、まちの住みやすさに直結 より住みやすい地域になるよう、近所でのあいさつや見守りを通じてゆるやかにつながることを多くの人が望んでいます。さらに、世代を超えて気軽に過ごせる居場所にも充実を願う声があります。 【90ページ】 15、活動団体における必要な情報の入手先 活動団体同士の輪を広げ、連携を深めることが必要 区内の福祉関係団体・機関や自治会・町内会、区役所、区社会福祉協議会などは、日頃から情報交換を進めています。これまで以上に連携を広げ、よりよい地域づくりにつなげることが大切です。 16、認知症キャラバンメイト及び認知症サポーターの数 支援が必要な人・家族への理解を深め、見守り支えあえる地域へ 高齢化が進む中、認知症がある人を地域で見守り支えあう体制づくりが進んでいます。相談できる場所につなげる、簡単な手助けをする「サポーター」が増えています。 【91ページ】 関係機関一覧 【鶴見区役所】 総務課     :電話番号(045)510-1653、FAX(045)510-1889 区政推進課   :電話番号(045)510-1678、FAX(045)504-7102 地域振興課   :電話番号(045)510-1687、FAX(045)510-1892 高齢・障害支援課 :電話番号(045)510-1768、FAX(045)510-1897 こども家庭支援課:電話番号(045)510-1797、FAX(045)510-1887 生活支援課 :電話番号(045)510-1782、FAX(045)510-1899 福祉保健課 :電話番号(045)510-1826、FAX(045)510-1792 【地域ケアプラザ・地域包括支援センター】 潮田地域ケアプラザ  :電話番号(045)507-2929、FAX(045)507-2930 矢こう地域ケアプラザ  :電話番号(045)573-0020、FAX(045)573-0027 寺尾地域ケアプラザ  :電話番号(045)585-5566、FAX(045)585-5737 東寺尾地域ケアプラザ :電話番号(045)584-0129、FAX(045)570-6202 駒岡地域ケアプラザ  :電話番号(045)570-6601、FAX(045)570-6602 鶴見いちば地域ケアプラザ:電話番号(045)504-1077、FAX(045)500-6677 鶴見中央地域ケアプラザ:電話番号(045)508-7800、FAX(045)508-7808 生麦地域ケアプラザ  :電話番号(045)510-3411、FAX(045)510-3018 馬場地域ケアプラザ  :電話番号(045)576-4231、FAX(045)576-4233 【福祉保健関係・拠点施設等】 鶴見区社会福祉協議会(鶴見区福祉保健活動拠点):電話番号(045)504-5619、FAX(045)504-5616 鶴見区基幹相談支援センター          :電話番号(045)580-5066、FAX(045)582-1313 鶴見区生活支援センター            :電話番号(045)576-3173、FAX(045)576-3172 鶴見区地域子育て支援拠点 わっくんひろば(豊岡):電話番号(045)582-7590、FAX(045)582-7591 鶴見区地域子育て支援拠点 わっくんひろばサテライト(しって): 電話番号(045)642-5710、FAX(045)585-0051 鶴見国際交流ラウンジ             :電話番号(045)511-5311、FAX(045)511-5312 つるみ区民活動センター            :電話番号(045)510-1694、FAX(045)510-1716 【92ページ】 鶴見・あいねっと推進委員会メンバー紹介(令和4年3月31 日現在) 杉浦 節子:生麦第二地区連合会長、鶴見区自治連合会ぜん福祉保健部長 八森 あつし:学識経験者(株式会社メディコラボ研究所 代表取締役) 石井 キヨ子(令和3年度から):鶴見区社会福祉協議会 ボランティア・市民活動団体分科会 会長 大野 鎮夫(令和2年度まで): 鶴見区社会福祉協議会 ボランティア・市民活動団体分科会 会長 板山 重樹(令和3年度から):駒岡地域ケアプラザ 所長 桑島 ちから(令和2年度から令和3年9月末まで):馬場地域ケアプラザ ぜん所長 加藤 賢次(令和元年度まで):鶴見いちば地域ケアプラザ ぜん所長 髙橋 まどか(令和元年度まで):潮田地域ケアプラザ ぜん所長 富樫 あかね:鶴見区地域子育て支援拠点「わっくんひろば」 施設長 押山 道代:横浜市乳幼児一時預かり施設「まめっこひろば」 リーダー 斉藤 達之:障害者地域活動ホーム「つるみ地域活動ホーム 幹」 施設長 小林 政晴(令和2年度から):鶴見区民生委員児童委員協議会 会長 神保 修治:鶴見区民生委員児童委員協議会 ぜん会長 西澤 昭彦(令和元年度まで):鶴見区民生委員児童委員協議会 ぜん副会長 ましこ 眞智子:鶴見区保健活動推進員会 会長 渡邊 浩:鶴見区保健活動推進員会 副会長 烏田 次雄:鶴見区老人クラブ連合会 会長 門脇 まさし:鶴見区スポーツ推進委員連絡協議会 会長 川合 桃江:鶴見区介護者の会 「おりづる会」 世話人代表 福井 しおみ:精神障害者家族会 鶴見区家族会「のぞみ」 会長 藤田 美智子:鶴見区障害児・しゃ団体連合会 会長 【裏表紙裏】 あいねっとちゃんのはじめの一歩 推進の土台(人材、相互理解、場・機会) 推進の柱(①:つながりのある地域づくり、②:必要なときに支援が届く地域づくり、③:健やかに暮らせる地域づくり) あなたの年齢は? 0さいから18歳 学校に向かうとき、信号で声をかけてくれる人がいる。元気にあいさつできた! 近所のお祭りに毎年行くけれど、今年は祖父に声をかけられて、お神輿やでみせのお勘定を手伝った。遊ぶだけよりも楽しいかも… 学校でSDGズを勉強し、「ちょこっとボランティア」を知った。何か自分にできること、あるのかな。 18歳から50歳 子どもの通う小学校の「おやじの会」に行ってみたら、思ったより気がるに続けられそう!他のパパとの飲み会、楽しみだな~ ごみ置き場で、外国人のかたに分別のことを聞かれた。答えたら感謝され、声をかけあうようになった。 町内会館の赤ちゃん会に初めて参加。楽しかったのでSNSに投稿したら、ママ友が「いいね」をしてくれた!次回はさそってみようかな。 50歳から65歳 近所の友達とバンドを始めたらお隣さんからカラオケ大会の伴奏を頼まれた。“好きなこと”から地域デビュー! 最近、一人でウォーキングを始めた。おっくうなときもあるから、歩く仲間が欲しいな…地域ケアプラザに相談してみよう。 65歳から75歳 朝の散歩の途中にいつも世間話をするご近所さん、最近見かけないな。心配だから、お宅を訪ねてみようかしら。 定年を機に少し時間ができたので、自分の住むまちの歴史を調べてみた。一緒に学んだり語りあえる人がいたらいいな。 自宅の防災備蓄の缶詰、期限までに食べきれないかもしれない。必要な人に寄付(※)できないかな。 ※フードドライブ あなたにとっての“はじめの一歩”は見つかりましたか?さあ、一歩踏み出してみましょう! 【裏表紙】 令和4年3月 編集・発行 鶴見区役所 福祉保健課事業企画担当  〒230-0051 横浜市鶴見区鶴見中央3の20の1 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