一般質問から 12月9日本会議(第3日)において、市政全般に関する方針や事業などについて、各会派を代表して7人の議員から「一般質問」が行われました。その中から、13項目を抜粋して掲載します。 【自民党】6問 ●火山灰対策 ●財政運営 ●コロナ禍で影響を受けている若者への就職支援 ●こどもの虐待防止 ●市営住宅駐車場の有効活用 ●鶴見大橋の老朽化対策と鶴見川の治水対策 【立民フ】3問 ●新たな劇場整備 ●コロナ禍における文化芸術振興支援 ●人にやさしい歩行空間の整備 【公明党】2問 ●地域交通の充実 ●障害者の移動支援施策の拡充 【共産党】2問 ●第8期横浜市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画・認知症施策推進計画 ●三ツ境駅周辺の交通バリアフリーと北口バスセンターのエレベーター設置 交通 地域交通の充実 公明党 (問) 市では特に山坂が多く、高齢化が進展している地域において、地域交通の確保が求められており、地域交通サポート事業(※)を中心に様々な取組が展開されています。しかし、条件が整わない地域が数多くあり、潜在的なニーズも含めると、移動手段を求める市民のニーズは非常に高いと認識しています。地域交通の充実に向けて一歩踏み込んだ方向性を示すべきと考えますが、いかがですか。 (答) 移動手段の確保は、経済・社会活動などを支え、豊かな市民生活や持続的な成長につながる、重要な土台であると認識しています。コロナ禍による地域交通のひっ迫した状況も踏まえ、最優先に取り組むべき政策として、ICTの活用やバス路線の再編など、あらゆる取組について、全庁が一丸となって進めていきます。 用語解説 地域交通サポート事業(文中の(※)で表示) 生活に密着した交通手段の導入に向けて、地域の主体的な取組がスムーズに進むように、実現にいたるまでの活動に対して支援を行う事業。 政策 新たな劇場整備 立民フ (問) 新たな劇場整備について、この時期の莫大な額の劇場建設費の議論は、現状の市民生活とはかなりギャップがあるように感じます。今後の新型コロナウイルスの感染状況も見通せず、また、大変厳しい財政状況が示される中、新たな劇場整備の事業の進捗については、一旦立ち止まり、劇場整備に関わる事業費は今現在、困っている文化・芸術に携わる方々への支援・救済の施策に振り向けるなどするべきと考えますが、いかがですか。 (答) 新たな劇場整備は、優れた舞台芸術の創造と発信により、にぎわい、観光誘客などの経済活性化、さらに次世代育成に貢献し、横浜の将来の成長をけん引する取組として位置づけています。コロナ禍での文化芸術に携わる皆様へのご支援と劇場整備の事業化に向けた検討、ともに文化芸術創造都市横浜として大切な取組であり、しっかり進めていきます。 防災 火山灰対策 自民党 (問) 市では防災計画風水害等対策編で富士山の大規模噴火を想定し、各分野や状況における対策などを定めていますが、富士山の大規模噴火に備えた火山灰対策は非常に重要かつ喫緊の課題であると考えます。防災計画における火山灰対策の具体性を高めるため、今後どのように取り組んでいくのか、うかがいます。 (答) 現在、国において、大規模広域の住民避難の方策や火山灰の処理方法など、大規模噴火時の広域降灰について具体的な対策が検討されています。今後、その結果を踏まえ、県とも連携しながら、市域における具体的な対策を検討し、防災計画に反映させていきます。 財政 財政運営 自民党 (問) 新型コロナウイルス感染症の深刻な問題として、感染症対策だけではなく、困窮している市民や企業の支援なども含めた経済対策を同時に進めていかなければならないという問題があります。令和3年度予算案では、感染症対策と経済対策の両立を目指すとともに、その他の重要施策も含めてバランスの取れたものにする必要があります。令和3年度予算編成では何に重点的に取り組むのか、現時点の考えについて、うかがいます。 (答) コロナ禍において、市民の皆様の安全・安心を守り抜くことが最優先です。そのため、感染症対策を強化しながら、依然として厳しい経営環境にある事業者支援などの経済再生実現に取り組みます。同時に、中期4カ年計画の最終年度として徹底した事業見直しに取り組みながら、医療、教育や防災・減災などに真に必要な施策にしっかりと取り組んでいきます。 文化 コロナ禍における文化芸術振興支援 立民フ (問) 現在の公会堂では配信環境が整っておらず、主催団体の方からは配信環境の整備の費用負担だけではなく、公会堂や業者との配線工事などのやりとりにご苦労があったとうかがっています。公会堂のインターネット配信環境を整えるなど、地域の文化芸術活動が継続できるよう支援すべきと考えますが、いかがですか。 (答) 現在、公会堂では利用者の感染防止対策を十分図った上で、通常どおり開館をしています。しかし、来場者を制限する場合や、直接来館することを控える方もいるため、映像をオンライン配信できる環境整備について、指定管理者と調整を図っていきます。こうした取組により、公会堂において市民の皆様が文化活動などを継続できるよう支援をします。 横浜市会Facebook 「横浜市会 FB」 で検索 横浜市会Twitter 「横浜市会 ツイッター」 で検索 市会インターネット中継 「横浜市会 インターネット中継」 で検索 横浜市会ダイジェスト 「横浜市会 ダイジェスト」 で検索