経済 コロナ禍で影響を受けている若者への就職支援 自民党 (問) 新型コロナウイルス感染症の影響で、市の有効求人倍率は令和2年6月に5年ぶりに1倍を切り、依然として低い水準で推移しています。この度のコロナ禍は、個人個人ではどうすることもできません。コロナ禍で影響を受けている若者への就職支援に力を入れていく必要があると考えますが、いかがですか。 (答) これまでも、企業と連携したインターンシップなどに取り組んできました。新たな3密対策として、ウェブを活用した就職支援セミナーや合同就職面接会を実施します。コロナ禍でも事業を拡大している業界や急成長している企業など、採用意欲の強い企業とのマッチングを進めることで、若者が活路を見出し、横浜経済の担い手となっていただけるよう、力強く支援をしていきます。 子育て こどもの虐待防止 自民党 (問) 市は中期4カ年計画において、妊産婦を含む多様な相談に応じ、様々な支援を行う「こども家庭総合支援拠点」の機能を、区役所に所持させることを検討することとされています。各区こども家庭支援課に、この機能が設けられることで、どのような効果が期待されるのか、うかがいます。 (答) 各区こども家庭支援課の児童虐待等に対応する体制を強化することで、児童虐待に関する通告や相談に対して、より迅速な対応が可能となります。あわせて、国の基準で心理職等も配置することとされていますので、子育て等に関する様々なご相談に対して、それらの専門職を活用し、よりきめ細かな支援を行うことで、児童虐待の予防を着実に進めることができると考えています。 福祉 障害者の移動支援施策の拡充 公明党 (問) 障害の状況で、自家用車を利用している方からは、かねてから燃料費の助成を要望する声がありました。令和2年第3回市会定例会において、燃料費助成を含めた移動支援施策の拡充に向けた調整を進めていく方針が示されたことは大きな前進であると考えます。障害者の移動支援施策の拡充に向けた意気込みについて、うかがいます。 (答) 障害の状況や生活環境から公共交通機関の利用が難しい方々から切実なご意見をいただいており、選択肢を広げることが重要だと考えています。引き続き、障害のある方の声をしっかりとうかがいながら、燃料費助成を含めた移動支援施策の拡充に向けて、具体的な調整を進めていきます。 福祉 第8期横浜市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画・認知症施策推進計画 共産党 (問) 介護保険制度が始まった平成12年度から、保険料が約2倍に上昇しています。市の保険料基準額も第1期3,165円から第7期6,200円と約2倍です。市介護保険事業の令和元年度決算では約42億円の黒字で、さらに介護保険給付費準備基金が今年度末では約150億円と予想されます。現在の保険料改定は16段階の区分ですが、16段階目は所得2,000万円以上とひとくくりであり、所得に対する適正なバランスとは言えません。保険料は基金の活用や高額所得者の保険料を増やすなどをして、値上げはやめるべきと考えますが、いかがですか。 (答) 後期高齢者の増加に伴い、要介護認定者や介護サービス利用者が増加するため、保険料が上昇することが見込まれます。保険料基準額については、第8期計画策定の中で検討していきます。 住まい 市営住宅駐車場の有効活用 自民党 (問) 1世帯当たりの自家用乗用車の保有台数は年々減少しており、市の市営住宅駐車場では、約1万区画のうち約4割が何も使われず、空いている状況です。令和2年4月には駐車場の有効活用が進むよう改正した、横浜市営住宅条例が施行されました。市営住宅駐車場の活用については、新たな視点で今後も積極的に有効活用を進めるべきだと考えますが、いかがですか。 (答) これまでも、コインパーキングやカーシェアリングなどに取り組んできましたが、さらに、郊外住宅地の課題解決や地域の活性化につながるよう、時代の変化や市民の皆様のニーズを捉え、様々な形で活用していきます。 道路 人にやさしい歩行空間の整備 立民フ (問) 市では区ごとにバリアフリー基本構想(※1)と道路特定事業計画(※2)を策定し、バリアフリー化を推進しています。青葉区の市が尾駅周辺地区では平成28年度から整備が始まっています。早期の整備完了を望むとともに、バリアフリー化がより多くの地域で展開されることが期待されます。今後もより一層、バリアフリー化を推進していくべきと考えますが、いかがですか。 (答) これまでに、市が尾駅など、各区の代表的な駅周辺について、バリアフリー基本構想を策定し、整備を進めてきました。今後は、対象となる駅をさらに増やし、積極的に国費を導入するなど、バリアフリー化をより一層推進していきます。 用語解説 バリアフリー基本構想 (文中の(※1)で表示) 市民の皆様がよく利用する施設が集まった地区内において、駅、道路、公園、建築物、信号機等に対するバリアフリー化事業により、地区の重点的かつ一体的なまちのバリアフリー化を推進する構想。 道路特定事業計画 (文中の(※2)で表示) バリアフリー基本構想に即して作成する具体的な事業計画(特定事業計画)のうち、道路のバリアフリー事業について道路管理者が作成するもの。事業を実施する道路の区間や事業の内容及び実施予定期間、配慮すべき重要事項などを定める。 道路 三ツ境駅周辺の交通バリアフリーと北口バスセンターのエレベーター設置 共産党 (問) 三ツ境駅周辺には、瀬谷区側には区役所、警察署、福祉施設があり、旭区側には西部病院、保育園が立地しています。西部病院は市の中核病院であり、区外からも多くの人が来院されます。高齢化が進む中で電車やバスで通院される高齢者も多くなっています。三ツ境駅周辺のバリアフリー対策は急務です。中でも応急に対応可能なバスセンターのエレベーターの整備は早急にすべきと考えます。今後の計画はどうか、うかがいます。 (答) 三ツ境駅周辺のバリアフリー環境や、北口歩道橋の昇降機能の向上について、関係者の協力を得ながら検討していきます。 道路 鶴見大橋の老朽化対策と鶴見川の治水対策 自民党 (問) 鶴見川河口部の産業道路には、市が管理する鶴見大橋という、昭和38年以来、57年供用を続ける橋があります。産業道路は第1次緊急輸送道路となっており、震災時の重要な機能を担っていることや、台風や豪雨災害の備えとなる治水安全対策を着実に進めていく観点から、建設から50年以上経過し、老朽化している鶴見大橋は、早期に架け替えるべきと考えています。鶴見大橋の老朽化対策の進め方について、うかがいます。 (答) 鶴見川の河道掘削(※)にあわせた橋梁の老朽化対策は、治水安全性、構造安定性を向上できる大変重要な事業です。現状での維持補修や架け替えなど、最善策を早急に検討し、河川管理者である国と連携して進めていきます。 用語解説 河道掘削 (文中の(※)で表示) 洪水時の水位を低下させるため、川の水が流れる道(河道)を掘って水が流れる面積を増やす事業。 ※自民党・・・自由民主党横浜市会議員団・無所属の会  立民フ・・・立憲民主党・無所属フォーラム横浜市会議員団  公明党・・・公明党横浜市会議員団  共産党・・・日本共産党横浜市会議員団