福祉 8050問題(※)対策 公明党 (問) ひきこもり状態にある方の家族が疾病や介護などの課題を持っていたり、世帯全体が経済的困窮や社会的孤立などの課題を抱えていたりする可能性もあります。ひきこもり対策では世帯への支援が必要と考えますが、いかがですか。 (答) 親も高齢化しており、子の将来の生活に関する不安に加え、介護の問題に直面するなど様々な悩みを抱えている場合があります。相談窓口である各部署が、世帯全体の課題として捉え、チーム支援ができるよう、連携強化や体制構築に取り組みます。 用語解説 8050問題(文中の(※)で表示) 80代の親がひきこもり状態にある50代の子を支えることで、親の介護の問題等も含めて世帯として課題が多様化・複雑化する新たな社会問題。 環境 公園の公民連携 自民党 (問) 公園は、花や緑に囲まれた憩いの場であり、地域コミュニティの拠点や防災機能を持つ重要な場所です。市は、元年9月に「公園における公民連携に関する基本方針」を策定しており、2年度から予算面も含めた本格的な取組を期待しています。公園における公民連携への取組姿勢について、うかがいます。 (答) 近年、花や緑の豊かな公園でカフェやレストラン、ヨガなど魅力的なイベントを楽しみたいニーズが高まっています。市民生活の豊かさや市のブランド力向上のため、民間のノウハウや資金を活用して公園の魅力やにぎわいをより高めることを目指します。 IR 実現に向けた決意 自民党 (問) 人口減少や超高齢社会の進展など、今後、厳しい社会状況と財政状況が見込まれます。市の20年、30年先の将来を見据え、市会とも意見交換しながら検討を進める必要があると思います。横浜IRの実現に向けた市長の決意をうかがいます。 (答) 将来の安定的な市政運営に強い危機感がある一方、横浜はさらに飛躍するポテンシャルを持っています。ギャンブル依存症や治安の対策に力を入れ、観光立国を目指す日本の成長戦略の一翼を担いたいと思います。 IR 横浜IRとスマートシティ 自民党 (問) AIを使った同時通訳のテクノロジーや、分身ロボットの活用をはじめ、横浜IRはスマートシティとしての特色を出すべきと考えますが、いかがですか。 (答) SDGs未来都市・横浜として、横浜IRでは、ICTやIoTなどを活用した効率的で持続可能な最先端技術と、水際(みずぎわ)に展開する緑あふれる魅力が同時に存在するまちを目指します。次世代スマートシティの実現に向け、市が求めることを実施方針等にまとめ、民間事業者から提案を求めます。 IR 事業者契約の解除規定 立国フ (問) 1月28日の衆議院予算委員会で国交相は、申請後の取下げは可能と答弁しました。IR開設後であっても状況の変化により、立ちどまることができるよう、事業者との契約には、解除に関する規定を設けるべきと考えますが、いかがですか。 (答) 事業者選定後、基本協定等を締結し、信義則に反する場合のペナルティ設定などを検討します。区域整備計画の申請後、国から認定された場合、市と事業者で実施協定を締結します。IR整備法では、実施協定の有効期間や違反した場合の措置などを定めることとなっており、あらゆるリスクを想定して検討します。 IR アドバイザリー契約事業者の透明性・公平性・公正性 共産党 (問) 市とアドバイザリー契約したEY(イーワイ)新日本有限責任監査法人(以下、「本法人」)の関連海外法人は、横浜への進出を企図(きと)する海外のIR事業者の監査法人です。本法人が、市の事業者選定のための実施方針や募集要項の策定に関わることは、透明性・公平性・公正性を担保できるか、うかがいます。 (答) 各国のEYグループ各法人は法的に独立した組織で、業務に関して情報共有しないことを確認しており、市の検討状況等が漏えいすることはありません。また、市の利益に反する行為の制限や守秘義務を課しており、本法人がIRに関連して民間事業者の支援を行うことはありません。 交通 旧上瀬谷通信施設での新たな交通の導入 自民党 (問) 旧上瀬谷通信施設(瀬谷区、旭区所在)では、年間1,500万人が訪れるまちづくりを目指しており、交通需要に対応するために、相鉄線瀬谷駅周辺から中量軌道輸送システム(※1)の整備を想定し、1月から土地区画整理事業等とあわせ、環境影響評価の手続きを開始しています。新たな交通の導入に向けた検討の進め方について、うかがいます。 (答) 想定される来街者数に適した輸送力を持つ、新交通システム(※2)を軸に検討を進めます。2年度は設計や調査などを行い、環境影響評価や都市計画の手続きを進めます。 用語解説 中量軌道輸送システム (文中の(※1)で表示) 新交通システム(AGT)、都市モノレール、次世代型路面電車システム(LRT)等の交通機関。 新交通システム (文中の(※2)で表示) 桁上に設置された走行路(床板)の上を、ゴムタイヤのついた車輪を有する車両が案内レールに従って走行するシステム。 教育 デリバリー型給食の早期実現 自民党 (問) 教育委員会では昨年、外部有識者を含めた懇談会の開催や、生徒・保護者等へのアンケート調査などを実施し、現在の中学校昼食の選択制について一定の評価がされていることや、デリバリー型給食への保護者の期待が高いことがわかりました。デリバリー型給食の早期実現を目指すべきと考えますが、いかがですか。 (答) 選択制を充実する中で、ハマ弁の更なる改善を図り、3年度からの実施も視野に入れ、できるだけ早期に学校給食法上の給食に位置付けることを目指したいと考えています。 教育 ハマ弁を給食に位置付けることの意義 公明党 (問) デリバリー型給食への保護者のニーズがある中で、成長期の子どもたちに栄養バランスの良いハマ弁を気兼ねなく食べてもらうためにも、給食化を進めるべきと考えます。ハマ弁を学校給食法上の給食に位置付けることの意義について、うかがいます。 (答) ハマ弁を給食に位置付けることで、市が献立作成や食材調達の規格などを担うことになり、中学校の昼食に対する責任がより明確になります。国産比率の向上や地産地消の推進など、食材の充実も目指したいと考えており、生徒や保護者の安心感につながり、さらに利用しやすくなると考えています。 教育 中学校給食の実施 共産党 (問) デリバリー給食の要望は高いというアンケート結果を元に、ハマ弁を給食化しようとしていますが、中学生や保護者から本当に求められているものは何かを改めてアンケートを実施し、把握することが必要です。見解をうかがいます。 (答) 市では実現可能な選択肢はハマ弁のようなデリバリー型の昼食と考えており、今後も、中学校の昼食のあり方や給食実施を直接問うことは考えていません。今回のアンケート結果から、デリバリー型給食への保護者の期待は高く、懇談会からも、学校給食法上の給食に位置付けることを含むご意見をいただいていますので、その方向で進めていきたいと考えています。    教育 1人1台端末を活用した教育 自民党 (問) 1人1台の端末が整備されるということは、これまでと違った新しい教育の狙いがあり、新しいものが授業で使われるようになると思います。1人1台端末を活用してどのような教育を目指すのか、うかがいます。 (答) Society(ソサエティ)5.0(※)を生きる子どもたちは「未来社会の創り手」となるべく、確かな基礎学力を土台にした創造性を育む必要があるとされています。理解度や特性に応じて、個別に最適化された学びを取り入れ、児童生徒が端末を主体的に活用し、多様な立場の人たちと協働して、課題解決に生かせるようにしていきます。 用語解説 Society5.0 (文中の(※)で表示) 内閣府において提唱された、情報社会に続く、新たな社会。仮想空間と現実空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会。 教育 医療的ケア児・者への支援 自民党 (問) 人工呼吸器を使用する児童生徒には、登校してからずっと保護者が付き添っていなければなりません。子どもの自立・成長の面からも、保護者の精神的・体力的な負担の面からも喫緊の課題です。保護者付き添い解消に向けた具体的取組について、うかがいます。 (答) 4月以降、準備の整った訪問看護ステーション等から看護師を学校へ派遣し、現在保護者が行っている医療的ケアにモデル的に取り組みます。児童生徒の安全確保を第一に、緊急時の対応など校内の安全管理の仕組みが整い次第、段階的に取組を進めます。 教育 いじめ早期解決に向けた取組 立国フ (問) いじめの早期発見・早期解決のため、他都市では危機管理室の中に対策チームを設置しているところもあります。いじめの相談窓口の体制について、うかがいます。 (答) 学校では、担任教諭のほか、全市立学校に配置されている児童支援・生徒指導専任教諭やスクールカウンセラーなどが相談を受け付けています。学校に相談しにくい場合には、いじめ110番や一般教育相談、学校生活あんしんダイヤルなどにおいて、臨床心理士やスクールソーシャルワーカー、元教員などが対応しています。 ※自民党・・・自由民主党横浜市会議員団・無所属の会 立国フ・・・立憲・国民フォーラム横浜市会議員団 公明党・・・公明党横浜市会議員団 共産党・・・日本共産党横浜市会議員団 ヨコ会・・・横浜から日本を変える会