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第十五話:一つ目小僧

最終更新日 2019年3月8日

「一つ目小僧」の民話のイラスト

 むかし、十二月八日の晩になると人の目には見えない一つ目小僧が、部厚い帳面をかかえて山から村へおりてきて、戸締りの悪い家をさがしてははいってくるといわれています。子どもたちがお行儀悪くぬぎ散らかしている下駄や草履(ぞうり)を見つけては、それにぺたんとはんこを押して帳面に名前を記していくのです。帳面が名前でいっぱいになると、それを辻の道祖神(どうそじん)に初午の日まで預けて、一つ目小僧はまた山へ帰ってゆくのです。
 名前を書かれた子どもの家は、翌年になると必ず疫病神(やくびょうがみ)がやってくるといって、人々から恐れられていました。だから、村の子どもたちは、初午の日に一つ目小僧がきても、帳面がその手に渡らないように、正月の十四日には門松やお飾りなどで作った道祖神さまの仮の祠(ほこら)を、どんど焼きといっしょに燃やしてしまうのです。
 おとなたちは、一つ目小僧がやってくる十二月八日になると、家の庭先に目籠(めかご)をさげておきます。すると、一つ目小僧は、
「こいつはたくさん目があるなあ、こんなやつにはかなわないよ。」
といって逃げ出してしまうのだそうです。


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