表紙 第4期さかえ・つながるプラン(栄区地域福祉保健計画) 本郷中央地区 地区別計画 誰もが暮らしやすい本郷中央地区を実現するための支えあい・見守りあいのプランをご紹介します。 計画期間 令和3年度〜7年度 本郷中央地区の特徴 本郷台、港南台の2駅を最寄り駅とし、バス利用により大船駅を利用することもできます。 南側の荒井沢市民の森など豊かな自然が残されており、丘陵地の住宅地では地区計画や建築協定により住環境が保全されています。また、北端の区役所近辺には公共施設が点在し利便性が高い地区となっています。 13の町内会自治会で構成され、約7,000世帯(R3.1.1)が加入する規模が大きな地区です。 数字で見る本郷中央地区 本郷中央地区の65歳以上の高齢者人口の割合は36.8%で、栄区内平均の31.0%よりも高くなっています。 人口は最近5年間で617人減少していますが、75歳以上の割合が16.6%から21.6%に増加しました。一方で65〜74歳の割合が18.4%から14.9%に 減少しています。 18歳未満世帯員のいる世帯の割合は栄区内で一番低く、ひとり暮らし高齢者の世帯の割合は栄区内で一番高くなっています。子育て支援や、高齢者の見守りの取組が引き続き大切です。 年齢階層別人口構成、総人口の推移と高齢者人口割合の推移、18歳未満世帯員のいる世帯率、ひとり暮らし高齢者率のグラフは省略します。 中面 さらに「顔の見える関係づくり〜世代間(タテ)・隣近所(ヨコ)のつながり」 テーマ @高齢社会を支えあうつながり(高齢社会部会) A子育てを通した地域のつながり(子育て部会) B災害時にも動ける日常的なつながり(地域防災部会) Cすべての人が安心安全に暮らせるつながり(見守り部会) 現状・課題 ■地域の中で関わり合い不足があるため、孤立を防ぎ、健康に過ごすために、身近で参加できる活動の周知や支援が必要。 ■地域の中に認知症など、介護の必要な方が増えている。 ■担い手(町内会自治会含む地域活動)が不足している。 ■困ったときの相談先がわからない方がいる。 ■デジタル化への対応が困難。 ■情報の周知の方法(掲示板や負担の大きい回覧では限界がある)。 ■身近な地域で、様々な親子の交流、地域との交流のできる場が必要。 ■地域で孤立することなく、つながりができるように、さまざまな子どもの居場所づくりが必要。 ■多様化する子ども、一人ひとりに合わせた子育てが必要。 ■情報化社会の進展に合わせた、子どもへの教育が必要。 ■防災活動参加者の広がりや防災意識向上について啓発活動の継続が必要。 ■風水被害への対応の検討が必要。 ■実効ある災害時要援護者支援が必要。 ■防災活動を通じた隣近所とのつながり強化。 ■13町内会自治会と各種ボランティア団体等との横の情報共有。 ■身近なコミュニティ活動の活用、参加を促し、障害者の理解を深めるきっかけを作る。それにより、顔の見える関係を作る必要がある。 ■障害当事者の方の趣味、余暇の集まりが少ない。 ■ 経済の悪化によって困窮世帯が増えていると思われるが、どこにいるのか見えづらい。 目標 ■高齢者がいきいきと地域で過ごすことができる。 ■地域の人と関わりをもちながら、安心して子育てができる。 ■子ども一人ひとりの個性を大切にした地域の子育てができる。 ■災害時要援護者や災害弱者も含めた災害に強い地域作りができる。 ■障害のある方も生活に困窮している方も含めてすべての人が安心して地域で暮らすことができる。 取組内容 健康長寿(フレイル予防)のために ■いきいき情報シートの活用(見直し・再周知、掲載団体への支援を行う)。 ■健康に過ごすために「運動」「栄養」「社会参加」の啓発・普及を行う。 困りごとがある方を地域で見守る ■認知症の正しい理解を広める。 ■町内会自治会、民生委員、地域ケアプラザなどの役割や活動を広く知ってもらう。 デジタル化への対応 ■デジタル化の社会に高齢者が置いて行かれないように周知や啓発を行う。 居場所づくり・イベント ■子ども・親子イベントの情報発信(13町内会自治会の情報を共有)。 ■子ども・親子に必要な居場所づくりや情報発信。 ■世代間交流の機会を増やす。 啓発・普及 ■発達障害を含めた障害への理解、支援機関との連携。 ■SNSの現状と活用についての理解を深める。 ■子ども・親子の食育環境の向上を図る。 情報の整理・共有 ■災害時要援護者支援に関しての取組について調査し、地域で情報を共有する。 ■防災組織運営の好事例の共有。 ■各町内会自治会の地域特性に合わせた防災施策やノウハウを共有する方法の検討。 自助・共助を推進するための環境整備 ■風水被害対策の一環として、地域避難所活用の具体化。 ■本郷中央地区としての人材育成施策の推進及び町内会自治会を超えた連携。 ■安否確認訓練等を通じて隣近所とのつながりを深める。 情報発信 ■障害者やその家族が同じ悩みを話せる場の周知。 ■障害者施設の紹介と障害者の暮らしについての情報発信。 ■生活困窮に関する理解について啓発・周知を行う。 居場所づくり ■既存の仕組みを利用しての場づくり(障害当事者団体の会などの活用)。 裏面 取組体制 本郷中央地区支えあい連絡会 幹事会 ※幹事会では事業の企画、計画、実施に向けた事項の審議 高齢社会部会 高齢社会を支えあうつながり 子育て部会 子育てを通した地域のつながり 地域防災部会 災害時にも動ける日常的なつながり 見守り部会 すべての人が安心安全に暮らせるつながり 本郷中央地区支えあい連絡会の構成 コープ野村湘南本郷台自治会 コープ野村本郷台自治会 フローラ桂台自治会 朝日平和台自治会 桂台団地自治会 公田町団地自治会 公田ハイツ自治会 椎郷台町内会 湘南ハイツ自治会 桂公田町会 桂台自治会 湘南桂台自治会 グリーンテラス本郷台自治会 地区環境事業推進委員連絡協議会 地区民生委員児童委員協議会 地区社会福祉協議会 地区青少年指導員協議会 地区スポーツ推進委員連絡協議会 地区保健活動推進員会 地区シニアクラブ連合会 栄消防団(第4分団第1班) 栄交通安全協会本郷中央支部 地区消費生活推進員会 栄区子ども会連絡協議会 地区主任児童委員 ☆取組の推進は「本郷中央地区支えあい連絡会の会員」と各種団体、個人が協力して行っています。