表紙 第4期さかえ・つながるプラン(栄区地域福祉保健計画) 本郷第三地区 地区別計画 誰もが暮らしやすい本郷第三地区を実現するための支えあい・見守りあいのプランをご紹介します。 計画期間 令和3年度〜7年度 本郷第三地区の特徴 本郷第三地区は、歴史と自然に彩られた美しく住みよい街です。 その昔、いざ鎌倉と武士(もののふ)が馳せ参じた鎌倉街道は4車線道路として整備され、幹線道路沿いや駅徒歩圏の地域ではマンション開発に伴い、子育て世帯が増加しています。 街道の西の「鍛冶ケ谷市民の森公園」には、多くの横穴古墳群が見られ、古代遺跡文化が保存されています。 街道の東の「本郷ふじやま公園」には、横浜市が誇る文化財として江戸時代の建物を移築した「古民家」があり、季節行事や手作り体験など、世代を問わず市民が交流する場として親しまれています。 「顔のみえるまちづくりアンケート」の結果より より多くの地域の方の声を反映させることを目的に、令和元年度に自治会・町内会を通してアンケートを実施しました。 以上の事を踏まえて、さらに住みやすい地域づくりへの取組課題が見えてきました。 1今後も今の地区・地域に住み続けたいと思う人が圧倒的に多かった。 2子育て世帯が安心して利用できる場所や、相談のできる場所の確保が求められている。 3住民の防災訓練に参加する意欲が比較的高い。 数字で見る本郷第三地区 アンケート調査結果のグラフは省略 中面 スローガン 「顔のみえるまちづくり〜お互いの配慮によって支えあおう〜」 テーマ @誰もがあいさつできるまちにしよう A高齢者が孤立しない、孤立させないまちにしよう B子育て世代が安心して暮らせるまちにしよう C災害に強いまちにしよう D認知症・障がいのある方も安心して暮らせるまちにしようそして、障がいの意味を改めて考えてみよう(※社会モデル) E身近なことからボランティアに参加しよう F情報をいきわたらせよう 現状・課題 ■継続して子どもと大人が一緒に関わっていける仕組みづくりが必要 ■近隣住民同士の顔のみえる関係性を強化したい ■サロンや地域行事の参加者(特に男性)が少ない ■出歩けない高齢者がいる ■地域に子どもが安心して集える居場所が少ない ■不審者などからの見守りが十分ではない ■災害時にお互いを助け合う関係づくりが十分とはいえない ■地域の誰もが、防災訓練や災害時要援護者支援の取組に、関心を持てるような工夫が必要 ■認知症や障がいについて、幅広い視点を持つことが必要 ■シニアボランティアポイントの認知度・普及率を高めたい ■回覧板、掲示板では情報が行き渡っていない(特に若い世代) ■「本三みらい」の認知度や満足度を高めたい 将来像(目標) ■学校とも連携しながら、あいさつを通して、地域に顔見知りの大人が増えるようなまち ■困った時に相談できる人がいるまち ■自治会・町内会にあったかたちの繋がりづくりが出来ているまち ■住民が集える場所がたくさんあるまち ■子育て世代と地域の繋がりづくりのための取組が出来ているまち ■地域全体で、防災への関心が高く、地域の特性に応じた防災の取組が強化出来ているまち ■要援護者と支援者や向こう三軒両隣りの顔の見える関係が出来ていて、日頃の見守りに?がっているまち ■誰に対しても、配慮に満ち溢れたまち ※障がいは、その人の機能障がい等ではなく、社会や人が作り出しているもので、それは配慮によって取り除かれるという考え方 ■ 誰もが、行事やサロンに役割を担って参加出来るまち ■次世代のボランティアを積極的に受け入れ、学べる場があるまち ■新規ボランティアの参加が多いまち ■「本三みらい」やホームページなどを活用し、わかりやすい形で、魅力的な情報を届けることが出来ているまち ■紙媒体だけでなく電子媒体も有効活用出来ているまち 取組内容 ■子どもに「おかえり」といえるまちにしよう ■地域であいさつを啓発するようなポスター等を募集しよう ■まずは大人が見本となってあいさつをしよう(自分の家の前などで) ■自治会・町内会が学校、シニアクラブ等の協力を得て、誰もが参加しやすいイベントを企画しよう ■スポーツなど健康づくり活動を通した世代間交流を企画・実施しよう ■世代間交流をはかり、お互いに見守れるまちにしよう(よりそい通信の活用等) ■高齢者が詐欺にあわない対策を考えよう(警察と連携、ステッカー配布など) ■地域内各組織・団体との連携を強化しよう ■子育て世代と地域が声をかけあっていける居場所づくりを促進しよう ■地域の企業(コンビニ・施設など)とも協力して子ども達を見守っていこう ■子育て世代が安心して暮らせる地域について、意識調査を実施しよう ■子ども目線での「顔の見えるまちづくり」会議を地域の大人と一緒に行い、出た意見を今後の計画に反映させていこう ■多世代が楽しんで参加できる魅力のある防災訓練を実施しよう ■地域の特性に応じた「自助力」を高める防災対策を進めよう ■自分の身は自分で守れる子どもを、地域と学校が連携して育てよう ■災害時要援護者が参加する安否確認や避難支援について、日頃の交流の機会と捉えて実施しよう ■地域防災拠点など、社会資源の役割を理解できるよう取組を進めよう ■認知症のサポーターを増やそう ■障がいの考え方「社会モデル」に関心を持とう ■認知症・障がいについて理解を深めるための研修、また実践に活かせる内容の研修(体験)等を企画し、広く参加を呼び掛けよう ■誰もが暮らしやすいまちとなるよう、社会、人が作り出している障がいに気づき、障がいを取り除くための配慮を地域ぐるみで実践しよう ■どんな小さいことでも、自分に出来るお手伝いを積極的にしてみよう ■学校などを通して、子ども達が地域の行事や防災訓練で役割を担えるような呼びかけをしよう ■男性ボランティアも活動しやすい工夫をしよう ■初めてでもボランティアに参加しやすいような講座、イベントを実施しよう ■多世代が楽しんでボランティアに参加出来る取組を検討しよう ■困りごと等の相談ができる場所を周知しよう ■障がいのある方に配慮したホームページを充実させ、情報の選択肢を増やそう ■ホームページ、SNS等を活用した情報発信ができるよう、スマートフォンやパソコンについて知識を高めよう ■広報紙等で地域の活動・行事を紹介し、参加のきっかけを提供しよう ■地域の暮らしに役立つ情報をまとめたパンフレットの作成をしよう 裏面 推進体制組織(本郷第三地区支えあいネットワーク) 誰もが安心して自分らしく、健やかに暮らせる地域づくりを目指して、身近な支えあい・見守りあいの仕組みづくりを進めるための計画(栄区地域福祉保健計画 本郷第三地区 地区別計画)を推進するために、「本郷第三地区支えあいネットワーク」という組織があります。支えあいネットワークでは、本郷第三連合町内会と本郷第三地区社会福祉協議会が中心となり、地域で福祉保健活動を行っている各種団体やボランティアが連携して、5つの分科会(高齢者等関連・災害時・広報・ボランティア・子育て関連)が地区別計画に沿った活動テーマについて取組を行っています。