表紙 第4期さかえ・つながるプラン(栄区地域福祉保健計画) 計画期間 令和3年度〜7年度 誰もが暮らしやすい笠間地区を実現するための支えあい・見守りあいのプランをご紹介します。 計画期間 令和3年度〜7年度 笠間地区のプロフィール 江戸幕府の初期、里(笠間と田立)が合併して「笠間町」が誕生し令和3年度は415年目になります。先人たちが築いた区域が全く変わらず引き継がれています。鉄道等の発達に併せ、大船駅前の再開発が進められました。交通の利便性から再開発により中高層マンションの建設が進みました。 面積は1.12?、世帯数は6,145世帯(自治会加入)、人口は16,462人(令和3年3月末)この地域に16の町内会自治会で構成され、それぞれが“住みよい街づくり”をめざして活動しています。 地区の特徴から考えられること ■従来からの住宅地に集合住宅が混在しているため、平常時からつながりのある生活習慣が大切になりました。 ■駅に近い利便性から転入・転出がはげしく、地域情報の発信や共有が必要不可欠です。 ■幅広い年代層が暮らしているため、より住民同士の助け合いが必要です。 ■高齢者が多くを占めるようになったため、各町内会自治会の災害時要援護者支援の 取組(訓練を含む)が最重要課題となっています。 ■支えあいの観点から、町内会自治会間での情報交換と連携が喫緊の課題となっています。 第4期笠間地区地域福祉保健計画『笠間連合町内会自治会』が主体になり推進 笠間地区総人口 男 8,045 名 女 8,417 名 計 16,462 名 (令和3 年3 月現在) 自治会加入世帯数 6,145 世帯 16町内会自治会 12団体 3福祉団体 中面 スローガン 「〜顔のみえる関係づくり〜”お互いに支えあっている まちづくり”」 現状・課題 1.お互いさまの関係づくりの意識向上が必要 ■子育て世代と地域との協力関係が不十分 ■防災訓練や地域活動を自主的にやることの大切さが浸透していない ■子どもの下校時は見守りの目が少ない 2.町内会自治会・活動団体の特性が活かされていない ■町内会自治会や活動団体の活動が見えない ■役員交代等により、地域活動のつながりづくりが難しい ■子どもに関する活動には町内会自治会ごとに差があった 3.住民間および組織間のネットワーク連携ができていない ■趣味など通した活動が地域の活動につながっていない ■子どもと地域のつながりづくりが希薄だった 4.相互の情報交換・共有の場の充実が必要 ■必要な人に必要な情報が届いていなかった ■町内会自治会間の情報交換・共有が不足していた ■困っている人(障がい児者・認知症高齢者など)との情報交換をする機会がなかった 将来像 支えあい @ 交流の場、仲間づくり、健康づくり、社会参加を通じて、困りごとを相談しやすい環境づくりができている A 住民の多様性(性別、障がい、認知症、国籍等)を認め合い、お互いさまの関係ができている 防犯防災 Bすべての住民が防犯防災に関心を持ち、人材の育成ができている C世代間の連携が進み、イベントを通じてつながりができている 広報、情報発信 D 情報が行き届き、つながりができている 取組内容 支えあい ■誰もが参加できるサロンや健康づくり、趣味の集まりを維持・拡大 〈例〉サロン、ラジオ体操、ウォーキング、趣味の会、町内清掃など ■日頃のふれあいができる場を増やす  〈例〉公園・ベンチの活用、散歩・ウォーキングなど ■お助け隊やシニアクラブ等のボランティア活動の継続・拡大 ■町内会自治会間のつながりを強化  〈例〉イベントの共催など ■交流の場を活かし、住民同士の理解を深める  〈例〉引きこもり・不登校・認知症の講座、外国人との交流など 防災 ■ひとりでも多くの住民が参加できる訓練の実施 ■災害時要援護者の避難支援訓練で、日頃から助け合える関係づくり ■町内会自治会を中心に自分の身は自分で守れるよう啓発する 〈例〉年2回以上の防災訓練、いっとき避難場所の活用など ■近所で助け合える小さな単位(組・班)での関係づくり 〈例〉向こう三軒両隣での安否確認体制の確立 ■平日、日中での発災においての中学生との連携 情報発信 ■情報紙の発行 ■町内会自治会で開催されるイベントをタイムリーに情報発信 ■活動団体間の交流や情報交換 〈例〉サロン交流会の開催、成功事例の共有など ■掲示・回覧板等、様々な手段での情報発信 防犯 ■住民同士の自然な挨拶の実践と啓発 〈例〉身近な地域での挨拶・声掛けの関係づくり ■安心安全なまちづくり 〈例〉防犯パトロール、高齢者世帯等弱者への声掛け、自転車前かごに「防犯板」の取り付け等 ■子どもの見守りの充実 〈例〉登下校の見守り、学習支援、居場所づくりなど 裏面 各種データから見た笠間地区 共同住宅比率、高齢者比率推移のグラフは省略します。 共同住宅比率が栄区内で一番高い地区です。 転入転出の方が多く、また単身世帯も多い状況です。 日頃からの声かけ・交流など関係づくりが大切です。 平成29年から高齢者の割合が増加しています。 今後さらに高齢化が進むことが予測されます。 高齢者の見守り等の支援は今後もさらに求められます。 笠間地区30年間の「年齢別男女別人口構成」比較 グラフは省略します。 65歳以上の比率7.2%から24.3%に約3.5倍に、15歳未満が20.8%から12%に減少