表紙 第4期さかえ・つながるプラン(栄区地域福祉保健計画) 豊田地区 地区別計画 誰もが暮らしやすい豊田地区を実現するための支えあい・見守りあいのプランをご紹介します。 計画期間 令和3年度〜7年度 豊田地区の特徴 地区の概要 場所 区の北西部に位置しています。 面積 約5?。区内で一番大きな地区です。 長尾台町、田谷町、金井町、飯島町、長沼町、本郷台の6つのまちで構成されています。 人口 28,320人(令和3年3月末時点、※平成29年3月末時点28,416人)。区内で一番人口の多い地区です。 歴史 「豊田」という地名は、地区の間に流れる柏尾川によって豊かな田んぼが多く、その周辺に集落ができ、栄えたことからきています。田谷の洞窟や長尾砦跡(鎌倉時代、鎌倉扇ケ谷の上杉氏の家臣であった長尾氏の館のあったところ)なども残る歴史のある地域です。 特徴 JR東海道線や柏尾川に沿って東側は主に住宅が多い地区、西側は工業地帯となっており、農地が多く残っている地区もあります。ほとんどの地区で高齢化が進行していますが、新しい住宅開発などで若い世代が増えている地区もあります。また、田谷エリアに横浜環状南線と横浜湘南道路の栄インターチェンジ・ジャンクション(仮称)を建設中です。 地区の特徴から考えられること 自治会・町内会ごとに取り組んでいる内容に違いがあり、情報の共有が必要になっています。 地区の中でも高齢化率が最も低い地域(約20%)と最も高い地域(約45%)で高齢化率が大きく異なっており、それぞれの地域に合わせて対応をしていくことが重要です。(令和3年3月末時点) 地区の14歳以下の人口は地区全体の11.2%以上を占めており、子育て世帯も多く、支援の必要な家庭もあります。 数字から見た豊田地区 地区の特徴 高齢化率について、65〜74歳は平成29年14.4%から令和3年3月末で13.4%へと減少。 75歳以上は平成29年13.5%から令和3年3月末で16.0%へと増加。 人口は平成29年度末から5年間(令和3年3月末)で微減。 15〜64歳の人口構成割合は、59.6%と栄区全体に比べて約2.0%高い。 中面 スローガン 「みんなで声かけ・見守り・支えあう・・・誰もが安全で安心して暮らせるまち豊田」  テーマ みんなが集い交流できる居場所を充実させよう 障害児者が安心して暮らせるまちづくりを進めよう あいさつを通して気軽に声かけあえるまちづくりを目指そう  子どもは地域みんなで愛しみ育てよう 運動、栄養、社会参加の観点から健康寿命を延ばそう 地域に情報を広く届け、活用しよう 日頃から災害時に備える意識を高めよう 現状・課題 交流の場 ■多文化・多世代の交流の場を、より身近な地域に増やし、つながりあい、助け合える地域づくりが必要 ■近所づきあいが減っているため、地域のサロンがもっと身近にあると良い ■サロンや地域行事への参加者が固定化している 見守り ■支援を必要としている人や孤立している人の把握と見守りが不十分 ■見守りを必要とする人自らの発信がまだ少ない 高齢 ■障害者の理解・啓発が不十分である ■身近で気軽に頼みごとができる関係を作る必要がある 活動者 ■認知症に対する理解がまだ広がっていない ■認知症の方や家族を支援し、孤立させない地域にする必要がある ■買い物や通院などの移動手段が少ない地域がある あいさつ ■担い手の高齢化・固定化が進んでいる ■各年代が活躍できるような役割分担と地域活動の意義付けが必要 障害 ■あいさつ運動としては一定の成果が見られるが、日常的な声かけは不十分 ■自由に遊べる場所(公園)が少ない ■身近な場所に子どもや親が集える居場所が少ない ■役員を担える親がいないため、子ども会の加入者が減少している ■高齢化にともない、外出機会が減っている ■高齢者の運動量が、栄区平均よりも少ない ■健康づくりが各地で行われているが、参加者が限定的である(特に男性の参加が少ない) ■10食品群(肉類、魚介類、卵類、牛乳、大豆製品、緑黄色野菜、海藻、いも類、果物、油脂類)のうち、毎日4品目以上とる人の割合が、栄区の平均よりも少ない ■情報が住民一人ひとりにまでは、行き届いていない ■広報誌やチラシをより多くの人に読んでもらう工夫が必要 ■町内会、自治会のそれぞれの課題を知る機会が少ない ■備蓄物品の準備、避難場所・避難経路の確認などより具体的な取組が必要 ■防災への関心・意識が高まりつつあるが、防災訓練への参加者は少ない 目標 ■近くにいる人同士がお互いに見守りあえる地域になっている ■誰もが地域のことに関心を持ち、お互いに声かけ、助け合っている ■多文化や多世代で交流する場が増え支えあいの気持ちが広がっている ■障害や認知症の理解が進み、共存、共生できる地域となっている ■あいさつを通して、地域で顔見知りが増え、コミュニケーションが深まっている ■「とよだ子ども会議(仮)」を設置し、子どもや地域住民、行政等が一緒に考える場がある ■自治会館、町内会館が子どもたちに開放されている ■地域全体、世代を通じて、健康づくりのための活動に取り組んでいる ■健康寿命が延びている ■栄養が十分とれて、心身ともにバランスの取れた健康づくりができている ■情報が広くいきわたっている ■みんなが自分の住むまちに関心を持っている ■情報を共有することで、地域活動が活性化している ■災害時に支援を必要とする人への配慮の視点、意識が高まっている ■住民一人ひとりが防災に対する意識を持っている 取組内容 ■地域の空き家などを活用して誰もが参加しやすい場を作り、人と人との結びつきを深める ■身近なサロンなど交流の場の充実 ■住民同士の助け合いの仕組みとして、ご近所支えあいマップをつくり、日常生活の見守りを進める ■身近な地域・町内会や自治会において、見守りができる人を増やすための研修会を行う ■見守りを必要とする人自らが発信しやすい地域にする ■障害の有無にかかわらず誰もが参加しやすい、交流の場を作る ■啓発講座や障害者施設の訪問、外部講座への参加 ■地域作業所やグループホーム・福祉施設等との交流や連携を行う ■PTA・学校・地域などとの交流と研修会の機会を作る ■認知症の理解を深めるための啓発講座を実施する ■認知症であることをオープンにできる地域づくり ■認知症の家族同士が相談したり、話し合ったりできる交流の場を作る(認知症カフェ) ■事業者との提携による買い物と移動手段の確保 ■様々な世代が地域活動に関われる担い手の充実を進める ■退職後の男性を地域活動へつなげるため、仲間づくりの機会を作る ■あいさつ運動を小中学校の登校時の「おはよう」から地域全体への「こんにちは」まで広げる ■とよだ子ども会議(仮)を設置し、公園での遊び方などについて子どもと一緒に考える場をつくる ■子ども会のあり方の検討 ■SNSを活用した子育てに関する地域情報の発信 ■身近な場で保護者と子どもの居場所を増やす(たまり場とよだの増設等) ■事業所や企業の協力も得ながら、身近なところで多様な集まりの場をつくる ■運動習慣を身に付け筋力を保持するための運動講座や、バランスの良い食生活に向けた栄養講座を出前講座として行う ■男性の参加を促す、「男シリーズ」事業を実施する ■広報誌「ふれあい豊田」の充実 ■町内会自治会訪問による情報の収集及び発信 ■発信内容、方法の工夫を検討する機会の充実 ■回覧板、掲示板等の活用方法の検討 ■住民の防災に対する意識向上の取組の実施(自助) ■日常の見守り体制の強化 ■向こう三軒両隣での安否確認体制の確立(近助) 裏面 地区別計画推進体制の図は省略します。 第4期計画策定の経過 令和元年度 9月〜10月、5か所で地区懇談会を実施 令和2年度 10月〜2月にかけて6つの課題別懇談会開催地区社協並びに支えあい連絡会にて検討し策定 具体的な推進委員会 見守りネットワーク委員会 ●高齢者に関する課題全般の検討 ●見守り体制の構築、移動・買物に関する課題検討 子どもネットワーク委員会 ●未就学児やその親、学齢期の子ども支援に関する状況確認、課題検討 あいさつ運動推進委員会 ●あいさつ運動に関する状況確認や課題検討、推進健康づくり委員会 ●健康づくり(運動・栄養・社会参加)に関する状況確認、取組についての検討 障害児者支援委員会(仮称) ●障害児者支援に関する状況確認、課題検討 広報編集委員会 ●支えあい連絡会や各種委員会に関する情報発信 ●広報誌「ふれあい豊田」の発行 第3期に豊田地区の重要な活動がスタートしました ■飯島お手伝い隊の立ち上げ、活動開始 ■たまり場とよだ(こども食堂・交流の場)、あいさつ運動の立ち上げ