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温故知新!西区てくてくスケッチ:第三十六回 高島水際線(すいさいせん)公園
2013年6月から、広報よこはま西区版で掲載されたスケッチと文章です。内容は現在とは異なる場合があります。ご了承ください。
最終更新日 2020年6月23日
横浜駅東口近くに、ながめが良いのにあまり知られていない公園がある。
横浜そごう店裏から帷子(かたびら)川に架かる橋「はまみらいウォーク」を渡る。日産本社ビル手前の階段を下りて、川沿いを歩いて行く。「みなとみらい大橋」をくぐると、2011(平成23)年に開園した「高島水際線公園」がある。
園内に入ると、明治時代後期にこの地に築造された「横浜港導水堤」に使われていた麻袋詰めコンクリートがモニュメントとして設置されている。ここは、しばらく前は横浜港の海であったのだ。
すぐに魚、エビ、カニ、貝などが住める生態護岸、潮入りの池、磯場、干潟、潮溜(だ)まりが設けられている「親水ゾーン」。池では元気にボラが飛び跳ねていた。
公園からは帷子川を行き交うシーバス、対岸のポートサイド地区の高層マンションが見渡せて、とてもながめが良い。時折、脇を高島線の電気機関車が通り過ぎて行く。
題字・絵・文:鈴木太郎(西区文化協会)
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