令和7年度 西区運営方針 T 基本目標 つながりを大切に 誰もが にこやか しあわせに くらせるまち 西区 昨年の西区制80周年を通じて育まれたつながりを生かし、地域・企業・団体の皆さまと協力しながら様々な取組を行います。 今年は西区の総合的な計画である西区地域福祉保健計画(にこまちプラン)の第4期計画が最終年度を迎えます。現在の計画を着実に推進するとともに、令和8年度から始まる第5期計画を地域の皆さまと策定 していきます。 GREEN×EXPO 2027の機運醸成や脱炭素化に向けたライフスタイルをPRするとともに、横浜の玄関口である横浜駅の美化や環境改善 にも取り組みます。また、こどもたちが健やかに成長できる地域づくりと切れ目のない子育て支援、認知症や障害への理解促進に向けた取組を行い、あらゆる世代の皆さまが生き生きと暮らせるインクルーシブな社会の実現を目指します。さらに、激甚化する自然災害への対策や警察と連携した防犯対策等を推進し、安全・安心なまちづくりにも尽力します。 U 目標達成に向けた施策 ・80周年で育まれたつながりを生かし、取組を推進 ・GREEN×EXPO 2027の機運醸成 1 地域のつながりづくり 2 いきいきと健やかに暮らせるまちづくり 3 まちの回遊性向上とにぎわいづくり 4 安全・安心なまちづくり ・横浜市中期計画2022〜2025 V 目標達成に向けた組織運営 〜区民の皆さまに寄り添う区役所づくり〜 1 お客様の立場に立った区民サービスの提供 窓口では、区民の皆さまを笑顔とあいさつで温かくお迎えします。傾聴を第一に、丁寧で分かりやすい説明を心がけ、正確で的確なサービスを提供するとともに、適切に業務を行います。また、区民の皆さまの目線に立ち、多媒体を活用した「伝わる」広報をはじめ、区民の皆さまの利便性向上等に取り組みます。 2 つながりを生かした効果的な事業推進 地域・企業・団体との協働による地域課題の解決・支援を推進します。連携の中で、区民ニーズを的確に把握し、取組を実施します。また、事業の効果・達成度を検証し、区民の皆さまが効果を最大限実感できるよう、取り組みます。引き続き、デジタルツールやDXを活用した地域の負担軽減・連携強化を進めます。 3 『チ―ム西区役所』の強化 人材育成や風通しのよい職場づくりに加えて、協働、共創、チームイノベーションを創出する職場環境の実現と働き方改革を進めるとともに、歳出見直しに向けて取り組みます。また、各課の連携を強め、『チーム西区役所』として総合力を発揮し、区民満足度の向上に努めます。 ■主な事業・取組 地域のつながりづくり 中期計画 テーマ02 コミュニティ・生活環境づくり 1 「にこまちプラン」を推進し、地域の皆さまとともに課題解決に取り組みます ・令和7年度は「にこまちプラン」の第4期計画(令和3〜7年度)の最終年度であり、区制80周年で育まれた地域の皆さまのつながりを生かしながら、引き続き現行の計画を着実に推進します。 ・第4期計画の振り返りで挙げられた、地域を支えるリーダーや担い手の高齢化・人手不足等の各地区共通の課題を踏まえながら、地域の皆さまがともに支えあうまちを目指し、地域や関係機関等と一体となって、第5期計画(令和8年度〜)を策定します。 ・地域活動の充実につなげるため、「にこまちフォーラム」を開催します。また、小学校への出前講座等の「子ども向け啓発」を通じ、子どもたちやその親世代の地域参加を促し、新たな担い手の発掘・育成に取り組みます。 2 地域活動を支援し、協働によるまちづくりを進めます ・自治会町内会をはじめとして、地域で活動する様々な団体と連携し、より良いまちづくりを進めます。 ・自治会町内会と行政とのコミュニケーション手段として、デジタルツールを活用した情報共有を行い、地域の負担軽減・連携強化を図ります。 ・野毛山地区をこれまで以上に誰もが分け隔てなく学び、楽しみ、安らげるエリアとなるよう、「のげやまインクルーシブ構想」の実現に向けて、地域や関係機関との連携を強化し推進します。 3 「学び」の機会や実践する場をつくるとともに、地域の「つながり」の輪を広げる支援を行います ・「西区今昔かるた」を使ったイベントや中央図書館と連携した読書活動の推進を通じて、歴史・文化などあらゆる視点から西区について学び、魅力を再発見する機会をつくり、地域に愛着を持つきっかけとします。 4 区内の大学・企業・団体と連携し、地域課題解決を図ります ・地域課題解決に向け、連携推進協定を締結している神奈川大学をはじめ、企業、団体と連携強化を図ります。 いきいきと健やかに暮らせるまちづくり 中期計画 テーマ01 子育て世代への直接支援/中期計画 テーマ02 コミュニティ・生活環境づくり 1 こどもたちが健やかに成長できる地域づくりと、妊娠期から学齢期までの切れ目のない 子育て支援を行います ・子育て家庭が地域で孤立することなく、安心してこどもを産み育てられるよう、「プレパパママクラス」や「赤ちゃん教室」、新たに実施する「プレパパ向け」の講座などを実施し、夫婦で取り組む子育てを学ぶ機会や仲間づくりの場を提供します。 ・幼稚園・保育園や地域子育て支援拠点などが連携し、育児講座を行うなど、安心して子育てができる地域づくりに取り組みます。また、子育て世帯がより手軽に情報を得られるよう、「パマトコ」の活用やオンライン上での動画配信等を行います。 ・地域の中で学齢期のこどもたちが健やかに成長できるよう、小中学生への危機管理教室や中学校いのちの教室、放課後事業に携わる職員の人材育成研修、西前小学校における朝の居場所づくりモデル事業などの取組を進めます。 2 高齢者が住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けられるよう取り組みます ・オンラインツールを活用した効果的な広報等により、高齢期における社会参加等の重要性の理解を進めるほか、「ころばんよ体操」や介護予防リーフレット「お元気活動応援マップ」などを活用し、区民の健康づくりや介護予防に取り組みます。 ・幅広い世代に向けた認知症サポーター養成講座の開催や、気軽に脳の健康チェックができる機会づくり等を行うことで、認知症に対する理解を深め、認知症との共生と早期対応の機運づくりを進めます。 3 障害のある人も住みやすい環境づくりを進めます ・イベントや広報媒体等を通じて、区民に障害への理解を深める取組を進めます。 また、地域防災拠点訓練等を通じて、障害者に対する災害時の支援や配慮への 理解の取組を進めます。 ・施設や病院から地域生活への移行や住宅の確保に向け、一人暮らしを体験できる 生活体験事業を継続し、並行して居住支援関係機関等に働きかけを行います。 4 健康づくり啓発や健康情報の発信に取り組みます ・生活習慣病の予防の取組のほか、親子で参加できる歯みがき教室を行うなど、将来を担う子ども及び働き・子育て世代の健康づくりにも力を入れて取り組みます。 まちの回遊性向上とにぎわいづくり 中期計画 テーマ03 生活年齢人口流入による経済活性化/中期計画 テーマ04 まちの魅力・ブランド力向上 1 GREEN×EXPO 2027の機運醸成や、脱炭素化に向けたライフスタイルをPRします ・2027年に開催するGREEN×EXPO 2027について、様々な場面でPRします。 ・脱炭素など環境に配慮した具体的取組やSDGs達成に向けた取組を行うきっかけづくり、子どもたちが作成したSDGsに関する作品のパネル展を開催します。 2 地域資源を活用して、回遊性向上に取り組みます ・花と緑や史跡等をはじめとした地域資源、まち歩きルート「温故知新のみち」を活用し、区内の回遊を促進します。 3 商店街等と連携したイベントを実施し、地域経済の活性化を図ります ・商店街を巡るスタンプラリーを開催し、商店街の誘客促進を図り、まちの賑わい創出につなげます。また、区内の商店街の様々な魅力を市民目線で発掘・発信していただく機会として、フォトイベントを開催します。 4 西区民まつりを通じて、地域の活性化を図ります ・50回目となる西区民まつりを開催し、顔の見える関係づくりや情報発信の機会を 増やすことで、地域の交流や活動の活性化を図ります。 5 伝統文化に触れあう機会を創出し、地域交流を促進します ・「西区虫の音を聞く会」や小学生を対象とした「能と狂言の出前講座」を実施し、 区民に地域の伝統文化に触れる機会を提供します。 6 身近な場所で誰もがスポーツに親しめる機会をつくります ・年齢、障害の有無等に関わらず楽しめるインクルーシブスポーツを含む体験の場の提供、ウォーキングイベント等を通じ、誰もがスポーツに親しめるよう働きかけます。 7 まちの緑化を通じて地域のつながりづくりを進めます ・区民が身近に花や緑を感じられるよう、公園愛護会や小中学校等と協働し、公園や学校の花壇への花苗植えを行います。また、公園藤棚の再生に向けて維持管理を行うとともに、ご家庭でも育てられる鉢植え藤(一才藤)の管理講習会を開催し、区民に「藤」をより身近に感じてもらえるような取組を推進します。 安全・安心なまちづくり 中期計画 テーマ05 都市の持続可能性 1 地域・区本部の防災機能の強化とともに、自助・共助の取組を進めます ・「新たな横浜市地震防災戦略」の方針に基づき自助・共助・公助の取組を一層推進 します。地域防災拠点の運営・訓練支援を行うとともに、医療機器を使用している 方が停電時にも充電できるよう各拠点へ発電機の配布を継続するなど、誰もが 安心して避難できる体制が構築されるよう支援します。 ・区本部における各種訓練(震災・風水害等)を実施します。 ・感震ブレーカー、初期消火器具の設置を促進し震災対策を強化するとともに、崖地 相談会の開催や、河川水位情報伝達システムの更新により風水害対策を強化します。 2 防犯力の強化に向けた取組や地域の交通安全対策を推進します ・地域の皆さまが安心して暮らせるよう、広報よこはまでの情報発信や地域と連携した防犯パトロール等、地域の防犯力を向上させます。また、子どもたちの安全確保のため、関係機関と連携した通学路等における交通安全対策の実施や、交通安全教室を開催します。 3 ごみの資源化・減量の啓発や清掃活動等を通じてきれいなまちづくりを推進します ・「ヨコハマ プラ5.3(ごみ)計画」の達成、脱炭素社会の実現に向け、令和7年4月 から変更したプラスチックごみの分別ルールや使い捨てプラスチックの削減等を 啓発します。また、引き続き、ごみ減量、リサイクル推進、ごみの分別等を区民、事 業者に働きかけていきます。 ・きれいなまちづくりを推進するため、地域の皆さまや学校・企業等と連携した清掃 活動、ポイ捨て対策を実施します。 ・GREEN×EXPO 2027の開催に向け、来街者の増加が見込まれる横浜駅周辺 において、地域や事業者の皆さまと協働し、美化・環境向上に取り組みます。 区民の皆さまに寄り添う区役所を目指して 総務課:チーム西区役所を支えます。快適で親しみやすい区役所づくりを推進するとともに「新たな横浜市地震防災戦略」の方針を踏まえ、災害対策の取組をより一層強化します。また、選挙事務や統計調査を適正に進めます。 区政推進課:分かりやすく「伝わる」情報発信を行い、皆さまの声を地域課題の解決につなげます。また、GREEN×EXPO 2027の機運醸成や脱炭素に向けた取組を推進しながら、魅力と活気あふれるまちづくりを進めます。 地域振興課:自治会・町内会や商店街をはじめとした地域の皆さまに寄り添いながら、まちの魅力発信やにぎわいづくりを更に進めていきます。また、清潔できれいなまちづくりや安心・安全なまちづくりに取り組みます。 税務課:公平公正で適切な賦課業務を行うとともに市税収入の安定的な確保と税負担の公平性の実現のため、適切な徴収事務を進めます。区民の皆さまに寄り添いながら、分かりやすく、丁寧に説明することを心掛けます。 区会計室:区民の皆さまの信頼に応える、正確で迅速な会計経理事務を行います。また、窓口に来られた方や電話でのお問い合わせに対し、分かりやすく説明し、親切・丁寧で寄り添った応対を心掛けます。 高齢・障害支援課:高齢者も障害のある方も、自分らしい暮らしを続けられるよう、寄り添った支援やつながりづくりに取り組みます。また、認知症や障害等への理解促進と介護予防の啓発を進め、誰もが住みやすいまちづくりを目指します。 こども家庭支援課:地域や関係機関の皆さまと連携して、こどもとその家庭を妊娠期から切れ目なく支えます。一人ひとりきめ細やかな支援を大切にし、安心して出産・子育てができ、こどもたちが健やかに成長できる地域づくりを進めます。 福祉保健課:地域の皆さまや関係機関と連携し、最終年度となる第4期「にこまちプラン」を推進するとともに、令和8年度からの第5期計画を策定します。また、関係団体と協力し、区民の皆さまの主体的な健康づくりを推進します。 生活衛生課:食中毒予防・感染症対策・動物の適正飼育を推進する取組を通じ、地域の皆さまや西区を訪れる人々の食の安全や暮らしの衛生を確保します。特に、主要駅周辺の飲食店や宿泊施設に対する衛生指導を重点的に実施します。 戸籍課:皆さまの生活の根幹をなす戸籍簿・住民基本台帳等の適正な管理を徹底するとともに、親切・丁寧でわかりやすい窓口対応を行います。また、マイナンバーカードを利用した手続の推進と円滑な交付・更新手続を行います。 保険年金課:皆さまが安心して医療・介護等を受けられるよう、国保・介護等の保険や、国民年金について、適切かつ迅速に業務を進めます。また、安定した制度運営のため、保険料収納率の向上を図ります。 生活支援課:生活の不安や困りごとがある方に寄り添い、ご相談をお聴きしながら皆さまの生活を支えていきます。また、子どもたちの将来の自立に向けて、生活・学習支援事業を行い、学習できる環境づくりを推進します。 西土木事務所:道路・下水道・公園の適切な維持管理と災害対応により、区民の安全・安心な暮らしを守ります。また、公園愛護会活動などの支援や藤の花再生にも取り組み、潤いと安らぎを感じられるまちづくりを進めます。 南浅間保育園:こども一人ひとりを尊重し、豊かな人間性を育む保育を行います。保育資源ネットワーク構築事業の事務局園として、様々な機関や地域の皆さまと連携して育児支援事業を行うとともに、区全体の保育の質向上を目指します。 「チーム西区役所」は資源循環局 西事務所や西消防署、中央図書館等とも連携し、地域の皆さまと一緒に課題解決に取り組みます! 問合せ 区政推進課企画調整係 電話 320-8327 FAX 314-8894 令和7年5月発行