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にしく通信!(2019年8月24日)
第55回西区虫の音を聞く会が開催されました!
最終更新日 2019年9月5日
8月24日(土曜日)、第55回西区虫の音を聞く会が開催されました。
会場となった掃部山公園は、戦災の被害から献木運動により復興したという経緯があります。
「西区虫の音を聞く会」は、公園が美しく整備されたお祝いにと、月夜の茶会として昭和40年より始まった、西区の夏の風物詩です。
この日は、茶の湯をこよなく愛した井伊直弼公の銅像に、井伊家の流れを汲む流派、摂草庵流の前田滴水先生のお点前でお茶を捧げる「献茶式」から会が始まりました。
厳かな献茶式 緊張しました
天目茶碗で井伊直弼公に捧げます
今年は第55回の節目の会ということで、彦根市より彦根鉄砲隊の皆様が来場くださり、火縄銃による鉄砲演武をご披露くださいました。
真っ赤な甲冑姿から放たれた、壮大な鉄砲の音には圧倒されました。会場からも大きな拍手がわきおこりました。
大迫力の彦根鉄砲隊演武 音にびっくり
身につけている鎧はなんと20キロもあるそうです
開会式の後、銅像前広場では文化協会筝曲部の皆様による琴・尺八の演奏、文化協会茶道部の皆様によるお茶会が行われました。琴・尺八の風雅な音色に耳を傾けながら、色とりどりのお茶菓子とともにいただくお茶は格別の味だったことと思います。
また、子どもの広場では、地域の方々出店の模擬店がたくさん並び、飲食やゲームを楽しむ方でいっぱいでした。
琴や尺八の演奏、素敵な音色でした
野外での夏のお茶会
見事なお点前でした
静かに時間が流れます
万灯の下、お茶会は続きました
子ども広場は大にぎわい
子どもたちもいろんなゲームを楽しんでいました
わなげでは、老松中生徒さんが大活躍
地域の皆様による出店です
暑い中頑張って調理にあたる皆様 おいしかったです
お孫さんにと鈴虫を2かご購入されていた方も。
「鉄砲の音に怖がるどころか大はしゃぎでした」
公園内歌席で短歌を一句 「88歳になりましたが、毎年楽しみに来ています」
直弼公も西区の夏を楽しまれたことでしょう
この会を盛り上げてくれるのは、だんだんと日が暮れるにしたがって灯る、万灯・献灯、ぼんぼりの美しさです。ふんわりと照らされた灯りの下、琴や尺八の音色に聞き入り、お茶を楽しむ夏の夜はとても情緒豊かでした。そして会場の皆さんがこの豊かな時間を共有する中で、温かいつながりができていることを感じました。
彦根ライオンズクラブ・横浜ふじライオンズクラブの皆様をはじめ、彦根商工会議所青年部古式銃研究会彦根鉄砲隊の皆様、主催者であるふるさと西区推進委員会、ご協賛くださった企業・団体、運営事業者、地域の皆様方に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
令和元年9月5日 西区長 寺岡 洋志
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