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市長定例記者会見(平成30年12月18日)

最終更新日 2018年12月27日

平成30年12月18日(火曜日)14:00~市庁舎2階応接室

※市長記者会見における質疑内容の要旨を政策局報道担当でとりまとめの上掲載しています。

テーマ資料

質疑要旨

1 テーマ
公民連携により横浜市広告付案内サイン・公衆無線LAN整備事業を推進します! ~情報提供の面から来街者に快適な滞在環境を提供します~

(ゲスト)
エムシードゥコー株式会社 代表取締役社長 ジャンコーム ランフランキ様

記者:

市長にお聞きします。既にバス事業でパートナーシップを結んで一緒に仕事をしてきたということですが、新しいパネルを作るということで、インバウンドで訪れる人に有用だと思います。事業効果など、改めて受け止めをお聞かせください。

市長:

エムシードゥコー様と交通局が2004年6月に、バス事業の上屋整備及び維持管理に関する契約を締結して、市庁舎前バス停など、231基の広告付きバス停(上屋)を整備していただいています。とても成功していて、クオリティーが高い広告だと思います。今回はその質の高い広告とあわせて、市の地図や情報が掲示されるということで、(こうした案内サインが)増えていくことは、ビックイベントが続く横浜にとっては大変ありがたく、また、エムシードゥコー様が市とさらにこうしたことを進めていきたいとおっしゃっていただいたことに大変感謝しています。エムシードゥコー様は利用者のニーズを常に吸収して案内サインを作っているので、とても鮮度感があり、常にフレッシュな感じがしますし、公衆無線LANの増設など、サービス拡大に向けてエムシードゥコー様としっかり調整していきます。大事な事業と考えており、期待しています。

記者:

社長にお聞きします。バスに続き、この事業でも横浜市をパートナーとして仕事をされますが、横浜で事業をするメリットをどのように感じていますか。

エムシードゥコー株式会社 代表取締役社長 ジャンコーム ランフランキ様:
まずは、非常に大きな社会貢献の機会を与えていただいたことです。こうした新しいプロジェクトを横浜市と一緒に進められることは、会社にとっても、スタッフにとっても非常に喜ばしいことです。新しい事業のパネルのデザイン、製造、設置、そして清掃維持管理に及ぶ全ての費用は広告収入で賄われます。新しい広告媒体を運営できることで、より広告事業が安定し、継続性がもたらされると考えています。また、今回新たにデジタル広告にチャレンジすることができることも非常に大きなメリットだと考えています。この新たなイノベーティブなサービスを市民や多くの人に提供できることを非常に嬉しく思っています。

記者:

どういった意味で、日本で初めてのプロジェクトになるか教えてください。

ランフランキ代表取締役社長:

一点目は規模です。これだけ大規模にこうした事業を進めるのは横浜市が初めてです。150もの新たな地図案内を整備するのは日本で初めてになります。また二点目は、デジタル広告を活用した事業として、日本で初めての本格的な事業になると考えています。

記者:

災害時に通信障害が起きた場合、こうした案内板はとても便利だと思いますが、そうした場合に何か特別な情報提供を考えていますか。

事務局:

現在、災害情報(の提供)については総務局と調整中です。重要度に応じてどの程度(情報を)出すか検討しています。出し過ぎてしまうと、色々な混乱を招く(恐れがある)ため、その程度について調整しています。

記者:

外国人観光客にとっては貴重な情報源になると思いますが、そうした観点での情報提供は考えていますか。

事務局:

多言語対応も含め、トータルで検討を進めています。

記者:

USB充電器は何基に設置する予定ですか。有料か無料かも教えてください。また、フランスの会社ということで、日本ではこのようなものはあまり見ませんが、フランスではこうしたものが主流になってきているのかお聞かせください。

ランフランキ代表取締役社長:

全てのスマートパネルにUSB充電器を搭載します。全て無料でご利用いただく予定です。こうした手法を用いて整備することは海外では一般的ですが、USB充電器や公衆無線LANを一体としてパネルに搭載して提供するという組み合わせの点で、非常にイノベーティブな事業だと思っています。また、事業スキームも非常にイノベーティブだと考えています。賢い支出(ワイズスペンディング)の一つだと思いますが、公民連携のスキームなので税金を使わずに広告料収入を原資として、こうしたパネルの整備と維持管理を行っていきます。

記者:

市のお金を使わずに地図も設置していただけるということで、非常に良いことづくめだと思いますが、災害時など停電になった場合、地図が見えなくなってしまう懸念があります。既存の地図を撤去してこれを設置するのか、そうした点を教えてください。

事務局:

現在このエリアの地図は老朽化しており、基本的には再整備して、新設含め150基整備する考えです。設置場所などの詳細はこれから土木事務所などと調整を進めます。(既存の地図を)撤去しないところもあるとは思いますが、基本的には再整備を前提として進めていきます。

市長:

どちらも置かれる可能性がありますか。

事務局:

近いところは一つあれば十分ですが、離れたところに(新たに設置する場合、既存の地図を)残す可能性もあります。

記者:

停電時は作動しないのですか。

事務局:

東京電力から電気を引いてくる前提で、その中でバッテリーを内蔵するか、規格の中で決まります。

ランフランキ代表取締役社長:

広告面に一部デジタルを活用しますが、地図掲出面は紙のポスターに地図を印刷して掲出する形となります。夜間には内照式で照明がついて見やすくなります。日本では長く停電が続くことはないと思いますが、停電時でも、今設置されている地図と同じように地図はご覧いただくことが可能です。

2 情報提供
平成30年 市民が選ぶ横浜10大ニュースが決定

(3 その他にて質問あり)

3 その他

記者:

横浜10大ニュースについて、1位、2位と少し悲しいニュースが並んだ印象ですが、今年の印象的な市内のニュースを教えてください。

市長:

横浜10大ニュースで選ばれた順位は、ほぼ私の気持ちと一致しています。晴れ着トラブルは強烈な思いで受け止めていました。それから、歌丸さんが亡くなったことも本当に悲しい思いでした。相鉄線の星川駅から天王町駅間(の高架化)は16年かかりましたが、開通してから市民の皆様に良かったと言っていただき嬉しく思っています。(15位の)北西線シールドトンネルの掘削工事が終わったことも印象に残っています。それから、(4位の)熱い夏、異常な気候だったことも印象的でした。

記者:

今年を振り返ってみて、市長にとってはどんな年でしたか。

市長:

私にとっては非常に充実した一年でした。特に全国都市緑化よこはまフェアのレガシーとして(開催した)、ガーデンネックレス横浜2018が成功しました。それから、Dance Dance Dance @YOKOHAMA 2018は3回目(のダンスフェスティバル)でしたが、リヨンのダンス・ビエンナーレとも連携して国際的になりましたし、多くの市内外のお客様が(ご覧になった)ということで、苦労して立ち上げた事業でしたが、成果が出たと感じました。フランス映画祭は13年ぶりに横浜で(開催となり)、改めて市民の皆様がフランス映画を愛していることが確認できましたし、芸術的な交流は大きなインパクトを残しました。また、世界トライアスロンシリーズ横浜大会、横浜マラソン、ラグビーのブレディスローカップには、たくさんのお客様に来ていただき、スポーツを大事にする都市として、良い結果でした。それからSDGs未来都市(に選定されたことは)とても嬉しかったです。とても苦労した事業で、温暖化対策統括本部をつくったこともチャレンジでしたが、それが根付き、県も選ばれましたが、(SDGs未来都市の)10自治体に選ばれたことは非常に嬉しかったです。また、大規模な自然災害が全国で起こり、指定都市市長会の会長としても被災地に職員を派遣しました。災害に対して油断してはならないと肝に銘じることにもなりました。相鉄線の星川駅から天王町駅間の全線高架化は嬉しかったです。こうした仕事は長い時間がかかるので、立ち上げてから最後まで見届けることは少ないですが、前市長から始まって16年の歳月を経て完成し、開通式に出させていただき、市民の方にも喜んでいただいたことは感無量でした。本当に感謝しています。商工会議所との関係もさらに強くなり、企業・市民・団体、大学関係、そうした方たちとのコミュニケーションがとても良くなり、何をするにもご支援をいただいています。大きなスポーツ大会はもちろん、文化観光局が行うDance Dance Danceなども市だけの資金で開催しているわけではなく、文化庁などから支援をいただいていますし、様々なジャンルの方にご理解いただき一緒に行っていただいています。これはコンパクトな都市である魅力だと思っています。今年は厳しいことがとても多く、痛ましい出来事もあり、油断してはならないと、立ち返ることにもなりました。一方で、今まで進めてきた政策が実ったことは、バランスがとれた行政(を進めることができた)ということでもあり、(市民の皆様に)安全・安心な都市の約束を果たすことはできたのではないかとも感じています。

記者:

非常に充実した1年というお話でしたが、今年の世相を表す漢字に「災」という漢字が選ばれましたが、市長が考える今年を象徴する漢字を教えてください。

市長:

自分が目指す政策が確実に進んできたこと、それから職員や市民の皆様、色々な分野の方々と非常に良くコミュニケーションがとれたことがあり、少し堅いですが、確実の「確」です。確かなものを自分が見出した、横浜という都市への確実な想いをとても感じて、とても手応えがあった年だったので、「確」という字を選びました。

記者:

都市ボランティアの公募が締め切られ、募集の倍以上の人が集まったことの受け止めをお聞かせください。

市長:

2,500人ほどの募集に5,834人(の応募がありました)。各都市のデータが出ていますが、横浜市は(募集人数に対する倍率が、現時点で)全国で2番目に高い2.33倍で、とても嬉しかったです。国際的な大きなスポーツ大会を続けてきて、ボランティアを体験していただいているので、多くの手が挙がったのだと思います。何よりも横浜に対する愛情、お住まいの都市に対するロイヤリティが強く、コンパクトにまとまっている都市だと感じました。30代以下(の応募者)が、40代以上に比べて低いのですが、これは受験勉強や就職活動、働く世代は仕事との両立など、若い人ほど先のスケジュールが読めないということがあって、応募が少なかったのだと思います。(多くの応募があり、)本当に感謝しています。

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