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市長定例記者会見(平成30年10月12日)

最終更新日 2018年10月19日

平成30年10月12日(金曜日)13:30~市庁舎2階応接室

※市長記者会見における質疑内容の要旨を政策局報道担当でとりまとめの上掲載しています。

テーマ資料

質疑要旨

1 情報提供
日本初開催 IAAF世界リレー2019横浜大会の開催が決定しました

(ゲスト)
公益財団法人日本陸上競技連盟 会長 横川 浩 様
陸上選手 セイコーホールディングス所属 山縣 亮太 様

記者:

世界的なリレー大会が横浜で開催される意義や、どのように大会を盛り上げていくか、今後の取組も含めてお聞かせください。

市長:
日本初開催で、横浜で開催できることは本当に光栄です。横浜では子どもたちに陸上競技(に親しんでもらおう)ということで、民間企業様にとても力を入れていただき、横浜国際総合競技場で毎年(大会を)行っています。子どもたちがいきいきと陸上競技の練習をしている姿を何度か近くで見ることがあり、とても嬉しく思いました。そして、(世界リレーでは)憧れの一流選手が目の前を走ってくれます。特にリレーはバトンを渡していく面白さがあり、選手それぞれの個性がよく出ます。チームワークや走る順番によっても変わってくる、そうした楽しみがとても伝わってくる競技で、私も大好きです。世界のトップアスリートが目の前で真剣勝負をするという素晴らしい機会を、横浜市民、横浜の子どもたちに、もちろん全国からも(多くの皆様が)お越しになると思いますが、この地で観ていただけることはとても嬉しいことで、「スポーツ都市横浜」を皆様に感じていただけると思います。それから、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて勉強ができる良い機会ではないかと思います。横浜市では陸上競技は行われませんが、野球、ソフトボール、サッカーが行われます。陸上競技はオリンピックの華ですが、その1年前に一流選手が横浜国際総合競技場で(競技を)行うことは、とても意義があります。観に来てくださる多くの人たちには、競技が終わった後、横浜の街を是非観光していただきたいと思います。食事もおいしく、三溪園という伝統的な日本庭園や港があり、ショッピングをするところもあります。そうしたことも是非お楽しみいただきたいと思います。最高のおもてなしをさせていただき、陸上競技の素晴らしさ、走ることの本当の素晴らしさをもっと多くの人に観ていただき、魅力を感じてほしいと思います。そのために、しっかり集客を、責任を持って行っていきます。さらに、日本陸上競技連盟様と連携し、市民招待や市が持つ広報媒体を利用した大会PRを行うことも話し合っています。良い連携をとり、しっかり盛り上げ、集客していきます。

記者:

横川会長にお聞きします。この大会は世界的にもレベルの高い大会と位置づけられていると思いますが、日本の地で開催される意義を改めて教えてください。
公益財団法人日本陸上競技連盟 会長 横川 浩 様:
これまで国際陸上競技連盟が主催する大会は、あまり日本で開催されてきませんでした。世界陸上という大会を東京で1回開催し、その後2007年に大阪で開催、それからクロスカントリーの大会や世界室内(陸上競技)の大会などを過去に行ったことがある程度でした。国際陸上競技連盟主催の大きな世界大会をしかるべき場所でしっかりと開催することは、国際社会、国際陸上界での日本の位置づけを考える時に、非常に大事なことだと思っています。今回も多少紆余曲折があり、従来だと何年か前に開催が決まっているのですが、(これまで開催していた)バハマで開催できなくなりました。時間があまりない中で、日本であれば何とか短い期間にしっかりとした準備をして大会を行ってくれるだろうという期待感が国際陸上競技連盟のみならず国際社会全体にあって、私たちが行うようになったと思っています。世界の期待に応えるような大会にしなくてはいけないという責任を負うと同時に、日本のことをポジティブに考えていただけたことが光栄であり、それが確認できたことは非常に良いことだと思います。東京オリンピックの前年のタイミングで開催することは、東京オリンピックに向けて、とても意義があると思っています。さらに、目の前でトップアスリートの真剣勝負を観ていただくことは、陸上のみならずスポーツの振興・発展にとって非常に良いことで、この大会には多くの意義があると思います。

記者:

山縣選手にお聞きします。アメリカやジャマイカなど、強豪が出場するだろう大会で、アスリートとしてどのような横浜大会にしていきたいか、改めて意気込みをお聞かせください。また、今の自身の課題や、その取組も含めてお聞かせください。
陸上選手 セイコーホールディングス所属 山縣 亮太 様:
まず、リオデジャネイロオリンピックで日本の男子リレーが4×100mリレーで銀メダルをとってから、世界の大会での金メダルというものをチームとしても非常に意識するようになりました。当然、2019年の世界選手権や2020年の東京オリンピックで金メダルを目指して僕たちはやっていますが、その中で世界リレーという大会でも金メダルを目指してやっていきたいと思っていますし、日本はそれだけの可能性があるチームだと思っています。現状は、100mですと9秒台に入っている選手が1人だけなので、アメリカ、ジャマイカ、今はイギリスも強いですが、そうした強豪チームに勝つためには、個々の走力をもう一段上げていくことが最優先課題だと思っています。走力で他チームに並ぶことができれば、日本にはバトンパスという強みがあるので、金メダルを目指していけると思っています。

記者:

山縣選手は横浜で競技をした経験はありますか。

山縣選手:

大学に入ってから練習拠点が横浜で、主に大学のインカレなどで横浜国際総合競技場で走ったことがあります。

記者:

競技場の印象はいかがですか。

山縣選手:

横浜国際総合競技場は非常に走りやすく、タイムが出る印象があります。

記者:

来年5月に横浜国際総合競技場でということになりましたが、5月の横浜は競技をする場所としていかがですか。

山縣選手:

タイムが期待できるのではないかと思います。僕自身の話になりますが、200mの自己ベストは、大学3年生の5月にインカレで出した記録です。200mは半周ですが、周回競技でもしっかり記録が狙えるのではないかと思います。

記者:

日本で開催となった時に、横浜を一番に考えたという話がありましたが、その具体的な理由をお聞かせください。

日本陸上競技連盟 横川会長:

やはり東京オリンピックを意識しており、新国立競技場は来年の5月にはできていませんので、東京に近いところで開催をすることで東京オリンピックに向けた体制を強化する場になると思っています。また、おそらく海外から来られる方も東京オリンピックを念頭に置いて、近郊での大会ということでのご関心は高いだろうと思っています。それから、横浜国際総合競技場は、国際的にも非常に定評がある立派なスタジアムですので、選手にとって、Forアスリートという意味でも良い場所です。また、テレビなどを通じて世界で放送されるにあたっても、横浜は街の佇まいを含めて品格がある(ということも挙げられます。)こうしたことがあり、横浜が真っ先に頭に浮かんだのだと思います。

記者:

是非多くの方に観てもらえればと思いますが、改めてリレー競技の魅力、楽しさを教えてください。また、大会に出場する選手に選ばれれば、どんな走りを見せたいか教えてください。

山縣選手:

リレー種目の魅力は、まず、僕たち走っている選手としては、楽しさが4倍になることというか、普段は個人種目で走っていますが、仲間と力を合わせて目標を達成した時は達成感があり、喜びが非常に大きいことです。そして、観ている方にもその楽しさや熱気みたいなものが伝わると、観ている方も楽しく、エキサイトできることがリレーの魅力だと思っています。僕自身は、まずメンバーに入ることだと思いますし、どの区間を任されるかもわかりませんが、それぞれのメンバーが持ち味を適材適所で出していけるかどうかがリレーで結果を出す上での1つのカギになると思うので、日本チームの層の厚さと、それぞれが持ち味を発揮する姿をお見せできれば良いと思います。

記者:

これまでの3大会は同じ所で行っていましたが、今後はずっと日本で開催するのでしょうか。

日本陸上競技連盟 横川会長:

2年に1回という感じで、次は2021年になると思いますが、何も決まってなく、議論もしていません。

記者:

山縣選手は慶應義塾大学の陸上部で、日吉で練習をしていたと思います。ご出身は広島ですが、慶應の後輩や、地域の方々が山縣選手を観られることを非常に楽しみにしていると思いますので、改めて開催への意気込みをお聞かせください。

山縣選手:

世界トップクラスの大会が日本で開催されることは、とても貴重な機会だと思いますし、会場がゆかりのある横浜の地で開催されるというチャンスは、僕にとっても、ファンの皆様にとっても滅多にないと思うので、是非たくさんの方に会場に足を運んでいただき、パフォーマンスを観ていただきたいと思います。また、選手としては、そこでベストパフォーマンスを、観ていて楽しいと思っていただけるような、やはり一流選手はすごいと思ってもらえるようなパフォーマンスをしたいと思っています。

記者:

メンバーはいつ頃決まるのでしょうか。また、東京五輪を視野に入れたメンバー構成になるのでしょうか。

日本陸上競技連盟 横川会長:

メンバーを決めるのはまだ先になると思います。大会に近い時期になると思います。まずはどのような選考基準とするか、日本陸上競技連盟の強化委員会や理事会などで議論し、選考方法を決めます。それは、次の理事会が12月なので、その時になると思います。他方で、国際陸上競技連盟では、リレーにも色々な種目が行われますが、どの国がこの大会に参加できるかを、従来ですと参加標準記録のようなものを設定し、それに基づいて決めていきます。そうしたことがあるので、実際に山縣選手か、どの選手が出るか、何に出るか決まるのはだいぶ先になります。

記者:

オリンピックと世界陸上を見据えたベストメンバーになるのでしょうか。

日本陸上競技連盟 横川会長:

オリンピックのメンバーを考えて世界リレーのメンバーを決めるわけではありません。オリンピックはオリンピックで、基準に基づいて選考をしていくことになります。オリンピックの一年前の世界リレーに日本代表として選ばれることは、スプリンターとしてトップクラスにいる証明になるので、その顔ぶれは2020年東京オリンピックの顔ぶれのイメージを皆様に持っていただけるような、結果としての類似性はあると思いますが、決め方は全く別のものです。

2 その他

記者:

10月5日に、横浜市、NTTドコモとNEDOによるAI運行バスの実証実験が開始されたということですが、なぜ臨海部でこのような取組を始めたのですか。また、12月10日まで実証実験を続ける予定ということですが、その後の動きを含めて教えてください。

市長:

横浜でこうした先進的な実証実験をしていただくことは、大変ありがたく思います。NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)様、NTTドコモ様にはとても感謝しています。今回の実証実験は、JR東日本様が進める「モビリティ変革コンソーシアム」とも連携することで、一次交通である鉄道と組み合わせた、より広範なサービスとなることが期待できます。市は観光・MICEに力を入れていますが、観光スポットを上手に回っていただく際に、お客様がご自身のスマホでオーダーをすると、駅ではないところで、バスと呼んでいますがワンボックスの大型タクシーのような車が停まる仕組みです。インプットした目的地に到着する形で、一次交通の近くにそうしたもの(交通手段)があるわけではありませんでしたので、お客様が自由に気軽に(観光スポットを)回れることは大変意義があり、観光にとても資するものだと思います。特にみなとみらい21地区や関内地区は観光地として人気があるので、利便性が高い、新しい交通システムが生まれることは本当にありがたく、商業サービスにも結びついていき、新たなお客様の獲得や地域経済の活性化につながると、とても期待をしています。

事務局:

今回の実証実験は12月10日までを予定しています。その後は、今回NTTドコモ様含め、ご参画いただいた皆様と効果を検証し、また次のステージへの実証が横浜で行われれば嬉しく思います。

記者:

次のステージの実証実験というと、今はタクシーを10台回していますが、さらに拡大する、エリアを拡大するなどの構想をお持ちなのでしょうか。

市長:

今回の実験結果(次第)です。エリアの拡大など、必要に応じて、本当に横浜で取り入れられればありがたく、それを目指しているところです。

記者:

川崎で移民反対の街宣をしたグループが、インターネット上で、今度は鶴見区で行うと表明をしていて、そのグループは川崎でヘイトスピーチではないかと言われ、少しもめている団体なのですが、移民問題やヘイトスピーチについての考えをお聞かせください。

市長:

ヘイトスピーチは重大な人権侵害で、あってはならないことです。ご指摘の団体ですが、現在のところ、まだ横浜市の施設への利用申請はありません。今後、申請があった場合は、申請内容、それから関係機関からの情報なども踏まえ、総合的に判断し、適切に対処いたします。ヘイトスピーチであれば、絶対にお受けできません。

記者:

東京都教育委員会が2020年東京オリンピック・パラリンピックで、観戦チケットを用意して小中学校を対象に提供することを検討しているようですが、市では何かお考えはありますか。

市長:

子どもたちに東京2020オリンピック・パラリンピックを観戦する機会を作ることは本当に大事なことで、素晴らしい企画だと思います。大会組織委員会で現在検討している学校連携観戦プログラムがあり、その内容を確認して、対応を検討していきます。できれば、是非行いたいです。

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