明日をひらく都市(とし) YOKOHAMA 4 広報(こうほう)よこはま2024 幸(しあわ)せを創(つく)る明日の風景(ふうけい) GREEN×EXPO2027 YOKOHAMA JAPAN 市長(しちょう)だより  「GREEN×EXPO 2027」まで3年となりました。私たちの生活(せいかつ)に大きく影響(えいきょう)する気候変動(きこうへんどう)を考える、日本で初(はじ)めての国際博覧会(こくさいはくらんかい)です。たくさんの花と緑(みどり)の中で、脱炭素社会(だつたんそしゃかい)を実現(じつげん)する最先端技術(さいせんたんぎじゅつ)を体感(たいかん)することができます。子どもたちがあそびながら自然(しぜん)をまもる大切さを勉強したり、健康(けんこう)のもとになる食べ物(もの)と農業(のうぎょう)がいっしょにある生活(せいかつ)を実感(じっかん)したりして、すべての世代(せだい)の人が楽しめる会場(かいじょう)にする計画(けいかく)です。「環境(かんきょう)を大切にして、市民(しみん)のみなさんといっしょにつくる」博覧会(はくらんかい)、それを“環共(かんきょう)”ということばで感じてもらえるような博覧会(はくらんかい)をめざします。  GREEN×EXPOを開いた後、会場(かいじょう)の跡地(あとち)には、博覧会(はくらんかい)のレガシーとして環境(かんきょう)にやさしいグリーンな社会(しゃかい)を考えて、都市型公園(としがたこうえん)を計画(けいかく)します。もし大きな地震(じしん)によって災害(さいがい)が起(お)きたら、ほかの地域(ちいき)から救援部隊(きゅうえんぶたい)や支援物資(しえんぶっし)を受(う)けいれることになります。横浜市(よこはまし)は人口(じんこう)が多いので、災害(さいがい)のときには受(う)けいれるキャパシティや効率性(こうりつせい)がとくに重要(じゅうよう)になります。だから日本中(にほんじゅう)から来る救援部隊(きゅうえんぶたい)を受(う)けいれるベースキャンプができるようにします。そして支援物資(しえんぶっし)を受(う)けいれて分配(ぶんぱい)もできるような、横浜市(よこはまし)で初(はじ)めての広域防災拠点(こういきぼうさいきょてん)をつくります。それから、災害(さいがい)のときに支援物資(しえんぶっし)の中継輸送(ちゅうけいゆそう)もできるような新しい交通基盤(こうつうきばん)がほしいので、会場跡地(かいじょうあとち)と東名高速道路(とうめいこうそくどうろ)を直結(ちょっけつ)するインターチェンジをつくる計画(けいかく)です。  「人々の環境(かんきょう)についての意識(いしき)や行動(こうどう)は横浜(よこはま)のGREEN×EXPOから変(か)わった」といわれるようにしたいです。そして、会場跡地(かいじょうあとち)が大きな地震災害(じしんさいがい)のときに地域(ちいき)と命(いのち)をまもりぬく基盤(きばん)となるように、環境(かんきょう)と防災(ぼうさい)に強い都市(とし)・横浜(よこはま)をめざして、これからも準備(じゅんび)を進(すす)めていきます。 横浜市長(よこはましちょう) 山中竹春(やまなか たけはる)   GREEN×EXPO 2027 YOKOHAMA JAPAN 環 共(かん きょう) 環境(かんきょう)と共生(きょうせい)し、みなさんと共(とも)につくる 開幕(かいまく)までいよいよ3年 開かれる期間(きかん):2027年3月19日(金よう)~9月26日(日よう) 「GREEN×EXPO 2027」とは  私たちの生活(せいかつ)に大きく影響(えいきょう)する気候変動(きこうへんどう)を考えて、環境(かんきょう)と共生(きょうせい)(=いっしょに生きること)し、市民(しみん)のみなさんと共(とも)につくる、「環共(かんきょう)」をテーマにした日本で初(はじ)めての国際博覧会(こくさいはくらんかい)です。  自然(しぜん)・人・社会(しゃかい)がいっしょに持続(じぞく)するために、地球(ちきゅう)の限界(げんかい)や脱炭素社会(だつたんそしゃかい)をよく考え、「人々の環境(かんきょう)への意識(いしき)や行動(こうどう)は2027年の横浜(よこはま)から変わった」といわれるように準備(じゅんび)を進(すす)めていきます。 テーマ「幸(しあわ)せを創(つく)る明日の風景(ふうけい)」  博覧会(はくらんかい)のテーマである「幸(しあわ)せを創(つく)る明日の風景(ふうけい)」につながるのは、気候変動(きこうへんどう)などの世界的(せかいてき)な問題(もんだい)を、“自然(しぜん)の力”、“グリーンの力”で解決(かいけつ)し、環境(かんきょう)にやさしい未来(みらい)のくらしを考えて、横浜(よこはま)から世界に発信(はっしん)していくことです。 横浜(よこはま)スタジアムおよそ28個分(こぶん)、およそ100ヘクタールの広いエリア 5つのVillage(ビレッジ) と 3つのゾーン  瀬谷区(せやく)・旭区(あさひく)にまたがる上瀬谷(かみせや)の広い里山(さとやま)が舞台(ぶたい)です。丘(おか)がつらなる地形(ちけい)や川の源流(げんりゅう)などの自然(しぜん)を生(い)かして、市民(しみん)や企業(きぎょう)が出展(しゅってん)する5つの「Village(ビレッジ)」と、花や緑(みどり)の美しい風景(ふうけい)が楽しめる3つの「ゾーン」をつくります。 【ビレッジ】 Urban GX Village  脱炭素社会(だつたんそしゃかい)をめざして新しい技術(ぎじゅつ)を使う未来(みらい)の都市(とし)のすがたを体感(たいかん)できます。 Craft Village  自然(しぜん)といっしょに生(い)きる知恵(ちえ)と技(わざ)がこめられた、日本の伝統産業(でんとうさんぎょう)などの温故知新(おんこちしん)(=むかしからのものを見なおして新しく学(まな)ぶこと)を体感(たいかん)できます。 Farm & Food Village  健康(けんこう)をささえる食べ物(もの)と農業(のうぎょう)がいっしょにある生活(せいかつ)と、そのゆたかさを実感(じっかん)できます。 Kids Village  これからの地球(ちきゅう)を生(い)きる子どもたちが、あそびながら自然(しぜん)の大切さを勉強します。 SATOYAMA Village  日本のむかしからの風景(ふうけい)である里山(さとやま)を体で感じて、生物多様性(せいぶつたようせい)の価値(かち)を再認識(さいにんしき)します。 【ゾーン】 国際出展(こくさいしゅってん)ゾーン シンボルゾーン 日本ゾーン きくところ 脱炭素(だつたんそ)・GREEN×EXPO推進局(すいしんきょく) GREEN×EXPO推進課(すいしんか) TEL:045-671-4627 FAX:045-212-1223   会場跡地(かいじょうあとち)の使いかた 災害時(さいがいじ)の広域防災拠点(こういきぼうさいきょてん)  博覧会(はくらんかい)が終わった後には、「環境(かんきょう)」と「防災(ぼうさい)」をテーマにした公園(こうえん)をつくります。また、横浜市(よこはまし)で初(はじ)めて、広域防災拠点(こういきぼうさいきょてん)として、大きな災害(さいがい)のとき全国(ぜんこく)から集まる消防(しょうぼう)・警察(けいさつ)・自衛隊(じえいたい)などの応援部隊(おうえんぶたい)を受(う)けいれるベースキャンプをつくります。そして、市内(しない)あちこちの避難所(ひなんじょ)に物資(ぶっし)をできるだけ早く送(おく)るための場所(ばしょ)にします。 新しいインターチェンジ(IC)  広域防災拠点(こういきぼうさいきょてん)として最大限(さいだいげん)のことができるように、旧上瀬谷通信施設地区(きゅうかみせやつうしんしせつちく)と東名高速道路(とうめいこうそくどうろ)を直接(ちょくせつ)むすぶ新しいICをつくる計画(けいかく)です。同時(どうじ)に、日常(にちじょう)の交通(こうつう)をもっと便利(べんり)にすること、市内(しない)の経済(けいざい)をもっと活性化(かっせいか)することをめざします。 市内西部地域全体(しないせいぶちいきぜんたい)の新しい交通(こうつう)  市内(しない)の西側(にしがわ)の地域(ちいき)では、南や北の方向(ほうこう)に移動(いどう)しにくいという課題(かだい)があります。そこで、瀬谷(せや)と上瀬谷(かみせや)のあいだで新しい輸送(ゆそう)システムをつくり、また、まわりの道路(どうろ)を使ってバス路線(ろせん)をつくり、いくつかの鉄道路線(てつどうろせん)とつながるようにします。このような新しい交通(こうつう)ネットワークで、みんなが移動(いどう)しやすいまちを実現(じつげん)しようとしています。 こんなことが期待(きたい)できます ●公共交通(こうきょうこうつう)が足(た)りない地域(ちいき)がなくなる ●子育(こそだ)て世代(せだい)や高齢者(こうれいしゃ)などがもっと住みやすくなる ●バスから電車など、公共交通(こうきょうこうつう)による移動(いどう)がしやすい ●公共交通(こうきょうこうつう)の利用(りよう)がふえれば脱炭素化(だつたんそか)が進(すす)む 次世代技術(じせだいぎじゅつ)を使うバス  瀬谷(せや)・上瀬谷(かみせや)のあいだでは、バス専用(せんよう)の道路(どうろ)をつくり、連節(れんせつ)バス最大(さいだい)3台(だい)が1列(れつ)になって走れるようにして、少ない人員(じんいん)でより多くの人がスムーズに移動(いどう)できるシステムをつくろうとしています。 きくところ 脱炭素(だつたんそ)・GREEN×EXPO推進局(すいしんきょく) 上瀬谷交通整備課(かみせや こうつうせいびか) TEL:045-671-4607 FAX:045-550-4106 広域防災拠点(こういきぼうさいきょてん)について 総務局(そうむきょく)防災企画課(ぼうさいきかくか) TEL:045-671-4096 FAX:045-641-1677   4月1日から  予防接種(よぼうせっしゅ)・感染症(かんせんしょう)についてのお知らせ 1 赤ちゃんと小さい子どものための2つのワクチンをまとめた5種混合(しゅこんごう)ワクチンの接種(せっしゅ)がはじまります  これまでは4種混合(しゅこんごう)ワクチンでしたが、それにヒブワクチンもふくめた5種混合(しゅこんごう)ワクチンの接種(せっしゅ)が4月からはじまります。4月1日より後に初(はじ)めて接種(せっしゅ)する人※は、原則(げんそく)として5種混合(しゅこんごう)ワクチンでの接種(せっしゅ)となります。 ※すでに4種混合(しゅこんごう)ワクチンまたはヒブワクチンで接種(せっしゅ)を始めている人は、のこりの回数(かいすう)も原則(げんそく)として同じワクチンでの接種(せっしゅ)となります。 2 小児用肺炎球菌(しょうにようはいえんきゅうきん)ワクチンに、もっと効果(こうか)が高いワクチンが加(くわ)わります  肺炎球菌(はいえんきゅうきん)は、子どもの感染症(かんせんしょう)の2つの大きな要因(よういん)のひとつです。これまでのワクチンより多くの型(かた)にたいして予防効果(よぼうこうか)が期待(きたい)できる、15価(か)ワクチンによる接種(せっしゅ)ができるようになります。 【あてはまる人】生(う)まれて2か月から60か月まで 【接種(せっしゅ)の回数(かいすう)】決(き)められた間隔(かんかく)をあけて4回(かい) こどもの予防接種(よぼうせっしゅ)についてはウェブページを見てください。 3 成人用肺炎球菌(せいじんよう はいえんきゅうきん)ワクチンを受(う)けられる人は原則(げんそく)として65歳(さい)の人だけになります  66歳(さい)以上の人に接種(せっしゅ)する機会(きかい)をつくった経過措置(けいかそち)は終わりになりました。これからは、65歳(さい)の人と、60~64歳(さい)で指定(してい)する障害(しょうがい)がある人だけが受(う)けられます。 成人用肺炎球菌(せいじんよう はいえんきゅうきん)ワクチンの予防接種(よぼうせっしゅ)についてはウェブページを確認(かくにん)してください。 <3月31まで> 4種混合(しゅこんごう)ワクチン 予防(よぼう)する病気(びょうき):ジフテリア・破傷風(はしょうふう)・百日(ひゃくにち)せき・ポリオ あてはまる人:生(う)まれて2か月から90か月まで 接種(せっしゅ)の回数(かいすう):4回(かい) 合計(ごうけい)8回(かい) ヒブワクチン 予防(よぼう)する病気(びょうき):Hibによる髄膜炎(ずいまくえん)・急性喉頭(きゅうせいこうとう)がい炎(えん) あてはまる人:生まれて2か月から60か月まで 接種(せっしゅ)の回数(かいすう):4回(かい)合計(ごうけい)8回(かい) ※接種(せっしゅ)を始めた時期(じき)によって回数(かいすう)がちがいます。 <4月1日から> 5種混合(しゅこんごう)ワクチン 予防(よぼう)する病気(びょうき):ジフテリア・破傷風(はしょうふう)・百日(ひゃくにち)せき・ポリオ・Hibによる髄膜炎(ずいまくえん)・急性喉頭(きゅうせいこうとう)がい炎(えん)など あてはまる人:生(う)まれて2か月から90か月まで 接種(せっしゅ)の回数(かいすう):4回(かい) 新型(しんがた)コロナウイルスについてのお知らせ 感染症(かんせんしょう)/ワクチン接種(せっしゅ) コールセンターがなくなりました  これからは、救急相談(きゅうきゅうそうだん)センターや予防接種(よぼうせっしゅ)コールセンターに問(と)いあわせてください。 今みてくれる病院・診療所(しんりょうしょ)の案内(あんない)などについて 救急相談(きゅうきゅうそうだん)センター TEL:#7119またはTEL:045-232-7119 (ダイヤル回線(かいせん)・IP電話) いつでも1日24時間うけつけます 2024年度(ねんど)のワクチン予防接種(よぼうせっしゅ)  くわしいことは市(し)ウェブページで見てください。※情報(じょうほう)は必要(ひつよう)なときに更新(こうしん)します。 きくところ 横浜市予防接種(よこはまし よぼうせっしゅ)コールセンター (接種(せっしゅ)の予約(よやく)はできません) TEL:045-330-8561 FAX:045-664-7296 月~金よう〈祝(しゅく)・休日(きゅうじつ)はお休み〉9:00~17:00   自分の保険料額(ほけんりょうがく)をチェック! 4月から65歳(さい)以上の人の介護保険料(かいごほけんりょう)が変わります  第(だい)9期(き)(2024年度(ねんど)~2026年度(ねんど))の基準額(きじゅんがく)(第(だい)6段階(だんかい)の保険料額(ほけんりょうがく))は、年額(ねんがく)79,440円(月額(げつがく)6,620円)に変わります(第(だい)8期(き)は年額(ねんがく)78,000円、月額(げつがく)6,500円)。  介護保険料(かいごほけんりょう)は、本人(ほんにん)と住民票(じゅうみんひょう)による世帯(せたい)の課税(かぜい)や、本人(ほんにん)の前の年の所得金額(しょとくきんがく)などで決(き)まります。横浜市(よこはまし)の第(だい)9期(き)保険料(ほけんりょう)は、国による13段階(だんかい)より多い19段階(だんかい)にしています。所得(しょとく)によって細(こま)かい保険料段階(ほけんりょうだんかい)にして、保険料(ほけんりょう)が上がるのをおさえ、また所得(しょとく)の低(ひく)い人の保険料(ほけんりょう)を軽(かる)くしています。  あなたの保険料(ほけんりょう)がいくらであるか、6月の終わりごろに送られてくる「介護保険料額決定通知書(かいごほけんりょうがく けっていつうちしょ)」で確認(かくにん)してください。  保険料段階表ほけんりょうだんかいひょう)などくわしいことはウェブページを見てください。 「よこはまポジティブエイジング計画(けいかく)[2024-2026]」ができました  高齢者(こうれいしゃ)の保健福祉事業(ほけんふくしじぎょう)や介護保険制度(かいごほけんせいど)、認知症施策(にんちしょうしさく)の総合的(そうごうてき)な計画(けいかく)として、3年ごとに決(き)めています。  歳(とし)をとっても自分らしく暮(く)らせるまちをめざして、計画(けいかく)にもとづいて高齢者福祉施策(こうれいしゃふくししさく)を進(すす)めます。  計画書(けいかくしょ)はウェブページからダウンロードできます。また市役所(しやくしょ)3階(かい)市民情報(しみんじょうほう)センターや区役所(くやくしょ)などで読むことができます。  くわしいことはウェブページを見てください。 きくところ 介護保険料(かいごほけんりょう)について 健康福祉局(けんこうふくしきょく)介護保険課(かいごほけんか) TEL:045-671-4254 FAX:045-550-3614 よこはまポジティブエイジング計画(けいかく)について  健康福祉局(けんこうふくしきょく)高齢健康福祉課(こうれいけんこうふくしか) TEL:045-671-3412 FAX:045-550-3613   よこはま彩(さい)発見 vol.16 海、港(みなと)、緑(みどり)、歴史(れきし)、地域(ちいき)、人々など、さまざまな魅力(みりょく)を持つ横浜(よこはま)。このまちの彩(いろど)りを「よこはま彩発見(さいはっけん)」として届(とど)けていきます。 今月は3月15日にリニューアルオープンした横浜美術館(よこはまびじゅつかん)(西区(にしく))についてです。 ウェブ版(ばん)では、抽選(ちゅうせん)で読者(どくしゃ)プレゼントがあります もっとくわしい話(はなし)はウェブページを見てください。  新しくなった横浜美術館(よこはまびじゅつかん)に期待(きたい)してください 横浜美術館(よこはまびじゅつかん) 副館長(ふくかんちょう)・主席学芸員(しゅせきがくげいいん) 柏木 智雄(かしわぎ ともお)  1989年に開かれた横浜博覧会(よこはまはくらんかい)をおぼえていますか? 横浜美術館(よこはまびじゅつかん)は、この博覧会(はくらんかい)のパビリオンの一つとして公開(こうかい)され、その年の11月に正式(せいしき)に開館(かいかん)しました。  美術館(びじゅつかん)をつくると考え始めたときから、国際的(こくさいてき)な美術交流(びじゅつこうりゅう)の場(ば)、鑑賞(かんしょう)と創造(そうぞう)の場(ば)、美術情報(びじゅつじょうほう)センター、写真のコレクション、市民(しみん)の美術活動(びじゅつかつどう)の育成(いくせい)と発展(はってん)という、横浜美術館(よこはまびじゅつかん)の5つの理念(りねん)が決(き)められました。建物(たてもの)は日本を代表(だいひょう)する建築家(けんちくか)・丹下健三(たんげ けんぞう)が設計(せっけい)しました。その5つの理念(りねん)を具体化(ぐたいか)するために、向かって右側(みぎがわ)に創造(そうぞう)の場(ば)(アトリエ)、左側(ひだりがわ)に美術情報(びじゅつじょうほう)センター(いまは美術図書室(びじゅつとしょしつ))、そして中央(ちゅうおう)の横に長い部分(ぶぶん)に鑑賞(かんしょう)の場(ば)(展示室(てんじしつ))がつくられた、シンメトリー(左右対称(さゆうたいしょう))の構造(こうぞう)が特徴(とくちょう)です。博覧会(はくらんかい)が終わって美術館(びじゅつかん)が正式(せいしき)に開館(かいかん)した後も、みなとみらい21地区(ちく)では工事(こうじ)がつづいたので、ダンプカーが行ったり来たりして土(つち)ぼこりが舞(ま)う中でお客様(きゃくさま)を案内(あんない)したこともありました。  みなとみらい21地区(ちく)の発展(はってん)を見まもってきた美術館(びじゅつかん)は、開館(かいかん)から30年たった2021年から大規模改修工事(だいきぼかいしゅうこうじ)のためお休みになり、昨年11月に工事(こうじ)が完了(かんりょう)しました。いまは「第(だい)8回(かい)横浜(よこはま)トリエンナーレ」の会場(かいじょう)になっています。「こどものアートひろば『はらっぱ』」など、だれでも楽しめる企画(きかく)も行っています。  トリエンナーレが終わると、コレクションを運び入れて、今年11月から順(じゅん)にオープンしていきます。新しく生(う)まれ変わった横浜美術館(よこはまびじゅつかん)では、美術図書室(びじゅつとしょしつ)の位置(いち)が変わって、グランモール公園(こうえん)「美術(びじゅつ)の広場(ひろば)」から直接(ちょくせつ)出入(でい)りできるようになります。その図書室(としょしつ)の前には新しいギャラリーもできます。ショップ、カフェも新しくなって開店(かいてん)。アトリエも設備(せつび)が新しくなって、さらに充実(じゅうじつ)した活動(かつどう)ができるようになりました。エントランスのグランドギャラリーには、子ども向(む)けのスペースができるほか、新しい椅子(いす)やテーブルもたくさん用意され、だれでも自由(じゆう)にくつろぐことができます。楽しみに見に来てください。 横浜美術館(よこはまびじゅつかん) 【交通(こうつう)】みなとみらい線(せん)「みなとみらい」駅から歩いて3分。または、JR根岸線(ねぎしせん)・市営地下鉄(しえいちかてつ)ブルーライン「桜木町(さくらぎちょう)」駅から歩いて10分 「第(だい)8回(かい)横浜(よこはま)トリエンナーレ」6月9日(日よう)まで開かれています きくところ 横浜美術館(よこはまびじゅつかん) TEL:045-221-0300 FAX:045-221-0317 日本最大級(にほんさいだいきゅう)の園芸(えんげい)イベント 横浜(よこはま)フラワー&ガーデンフェスティバル2024  いろいろな園芸(えんげい)の楽しさを体で感(かん)じてください。 【開催日(かいさいび)】5月3日(金よう・祝日(しゅくじつ))~6日(月よう・休日(きゅうじつ))10:00~17:00(6日は16:00まで) 【会場(かいじょう)】パシフィコ横浜(よこはま) 展示(てんじ)ホールA・B(西区(にしく)みなとみらい1-1-1) 【チケット】前売券(まえうりけん)1,500円、当日券(とうじつけん)1,800円、中学生以下は無料(むりょう) バラのまち・横浜(よこはま)からトレンドのバラをいちどに紹介(しょうかい) くわしいことはウェブページを見てください。 楽しいイベントがいっぱいです! ステージ 三上真史(みかみ まさし) 園芸(えんげい)トークショー ローラン・ボーニッシュ デモンストレーション ほかにもいろいろ! ●有名(ゆうめい)ガーデナーによるショーガーデン展示(てんじ) ●最新(さいしん)のバラなどの苗(なえ)を販売(はんばい) ●ジャパンセレクション~新しい品種(ひんしゅ)の展示(てんじ)と人気投票(にんきとうひょう)~ ●職業体験(しょくぎょうたいけん)、たねダンゴづくりなどのワークショップ ●GREEN×EXPO 2027 PRブース きくところ NTTハローダイヤル TEL:050-5548-8686(毎日9:00~20:00 6月10日まで)FAX:045-550-4093   能登半島地震(のとはんとうじしん)から防災(ぼうさい)を考える 被災地(ひさいち)はけん職員(しょくいん)の体験(たいけん)  横浜市(よこはまし)は、石川県輪島市(いしかわけん わじまし)・志賀町(しかまち)・珠洲市(すずし)などに横浜市職員(よこはまししょくいん)をのべ1,404人(3月14日までの人数(にんずう))をはけんして、さまざまな支援(しえん)をしています。被災地(ひさいち)に行った職員(しょくいん)が、現地(げんち)のようすや日ごろのそなえについて話しています。 被災地(ひさいち)はけん職員(しょくいん)の体験(たいけん) とてもよくわかった、水の大切さ 水道局給水(すいどうきょくきゅうすい)サービス部(ぶ) 洋光台水道事務所(ようこうだい すいどうじむしょ) 石井和宏(いしい かずひろ)  石川県輪島市(いしかわけん わじまし)・志賀町(しかまち)で、福祉施設(ふくししせつ)や避難所(ひなんじょ)の受水槽(じゅすいそう)や給水(きゅうすい)タンクへ給水車(きゅうすいしゃ)で水を運びました。道路(どうろ)には亀裂(きれつ)や段差(だんさ)が多く、まわりの家や建物(たてもの)がたくさん倒(たお)れていて、運転がたいへんでした。  現地(げんち)ではライフラインが長くとだえて、想像(そうぞう)以上にきびしく、苦(くる)しい状況(じょうきょう)でした。こういうときのために、それぞれの家で1人1日3リットル、3日分(ぶん)で9リットルの飲み水を必(かなら)ずたくわえるようにしてください。使った分(ぶん)だけ新しく買って、いつでも決(き)まった量(りょう)を用意しておくローリングストック法(ほう)がおすすめです。  また、給水(きゅうすい)のときには、持つところが付(つ)いた飲み口の大きなペットボトルや非常用(ひじょうよう)給水容器(きゅうすいようき)があると早く水を入れられ、持ち運びも楽(らく)です。10リットルの水を入れるのに、2リットルのペットボトルのような小さい口だとおよそ2分かかりますが、大きい口だとおよそ30秒(びょう)です。ぜひ準備(じゅんび)してください。避難所(ひなんじょ)では、被災者(ひさいしゃ)の人たちが給水(きゅうすい)や洗濯(せんたく)などでゆずり合(あ)い、助(たす)け合(あ)うところをよく見かけました。日ごろからの地域(ちいき)のつながりが、たいへんなことが起(お)きた時も重要(じゅうよう)だと感じました。 基本的(きほんてき)なそなえをしっかりと 保土ケ谷区福祉保健(ほどがやく ふくしほけん)センター 高齢(こうれい)・障害支援課(しょうがいしえんか) 保健師(ほけんし) 二階堂紀子(にかいどう のりこ)  石川県珠洲市(いしかわけん すずし)で、被災(ひさい)した人の健康相談(けんこうそうだん)、避難所(ひなんじょ)の衛生対策(えいせいたいさく)などをしました。上下水道(じょうげすいどう)が使えなくて、飲み水は定期的(ていきてき)な配給(はいきゅう)がくるのを待ち、生活用水(せいかつようすい)は雨水(あまみず)や山の水を使う、という大変(たいへん)な状況(じょうきょう)でした。避難生活(ひなんせいかつ)が長くなって、「いつ仮設住宅(かせつじゅうたく)に入れるのか」「これからの生活はどうなるのだろう」と大きな不安(ふあん)を持つ人、自分の家にいても精神的(せいしんてき)ショックやけがで心と体のケアが必要(ひつよう)な人がたくさんいました。  被災地(ひさいち)で支援(しえん)をしているうちに、水や食料(しょくりょう)をたくわえること、家族のあいだで緊急連絡先(きんきゅうれんらくさき)を決(き)めておくことなど、基本的(きほんてき)な「そなえ」の大切さがあらためてよくわかりました。また、日ごろから地域(ちいき)の防災拠点(ぼうさいきょてん)の訓練(くんれん)に行って、避難(ひなん)するときの状況(じょうきょう)を体験(たいけん)しておくこと、地域(ちいき)の人と気軽(きがる)に話せる関係(かんけい)をつくることも、なにか起(お)きたときに心強(こころづよ)いささえになることを感じました。  また、持ち出すものとして「お薬手帳(くすりてちょう)」を準備(じゅんび)しておいてください。よく行く病院・薬局(やっきょく)が営業(えいぎょう)できなくなって、べつの病院に行かなければならないこともあります。なにかあったときに、すぐ持ち出せるようにしてください。 きくところ 被災地支援(ひさいちしえん)について 総務局(そうむきょく)危機管理課(ききかんりか) TEL:045-671-2171 FAX:045-641-1677 水道局職員(すいどうきょくしょくいん)のはけんについて 水道局(すいどうきょく)総務課(そうむか) TEL:045-671-3106 FAX:045-212-1155 保健師(ほけんし)のはけんについて 健康福祉局(けんこうふくしきょく)福祉保健課(ふくしほけんか) TEL:045-671-4069 FAX:045-664-3622