道志水源林ボランティア事業
最終更新日 2023年5月8日
横浜市は、山梨県道志村に水源林を所有しており、100年余にわたって計画的に維持管理を行っています。
しかし、道志村の面積の約6割を占める民有林の中には、人手不足などで管理が行き届かず、水源かん養機能(水を蓄え、浄化し、洪水を緩和する機能)の低下が懸念される森があります。
水道局では、このような森の水源かん養機能を再生させるため、平成16年度から、市民ボランティアと協働で民有林を整備する「道志水源林ボランティア事業」を実施しています。
NPO法人道志水源林ボランティアの会やその他の市民ボランティア団体を対象に、道志村の民有林において、スギやヒノキ等の針葉樹を間伐し、保水機能の高い広葉樹林や針広混交林(しんこうこんこうりん)※を育成する水源林保全活動を支援しています。
また、直接ボランティア活動に参加できない市民の皆さまにも、資金協力という形で広く水源保全活動に参加していただくために、「横浜市水のふるさと道志の森基金」を創設しました。この基金は、道志水源林ボランティア事業の財源として活用しています。
皆さまのご協力を心からお待ちしています。
※針葉樹林の中に保水機能の高い広葉樹が混生する森林
目次
NPO法人道志水源林ボランティアの会
「NPO法人道志水源林ボランティアの会」は、「私たちの飲む水と水源の森は、私たち市民が自ら守り育て、次の世代へと引き継ぐ」ことを基本理念に、道志の森を再生させる保全活動を進めています。
【お知らせ】
令和5年度における「NPO法人道志水源林ボランティアの会」の活動については引き続き、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として活動人数を削減し、マスク着用やアルコール消毒などを徹底した上で実施します。(今後の感染拡大状況により、活動中止になる場合があります。)
今後も、「道志水源林ボランティア事業」を継続していくために、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
【NPO法人道志水源林ボランティアの会による道志水源林における間伐活動の様子】
木を倒す方向を見定め、鋸で切ります。
切り倒した木を切り分け、安全な場所へ運びます。
チェーンソーを使う動力班。女性も活躍しています。
感染症対策を徹底しています。(道志水源林の間伐材を活用したアルコール消毒スタンド)
NPO法人道志水源林ボランティアの会の活動
活動期間 |
4月から10月まで |
---|---|
活動回数 |
月2回程度 |
作業時間 |
3時間程度(途中休憩を含む) |
主な作業内容1 |
間伐作業 |
主な作業内容2 |
除伐作業 |
活動日の行程 |
JR関内駅北口を8時頃に貸切バスで出発し、19時頃帰着予定(現地集合・現地解散も可能) |
案内 |
初心者の方でもインストラクターが丁寧に指導しますので、安心してご参加ください。 |
NPO法人道志水源林ボランティアの会の入会手続き
「NPO法人道志水源林ボランティアの会」では、会員を募集しています。
ぜひ入会して、横浜市の水源「道志川」が流れる道志村の民有林保全活動に参加してみませんか!
【会員対象】
横浜市内または近隣地域に在住、在勤、在学されている方(高校生以上)で、会の活動日に参加できる方
【年会費】
個人・団体それぞれ、会員の区分により異なります。
正会員 ・・・会の目的に賛同し、会の活動に参加する個人及び団体
賛助会員・・・会の目的に賛同し、(活動には参加しないが)会の活動を支援する個人及び団体
区分 | 個人 | 団体 |
---|---|---|
正会員 | 2,000円 | 10,000円※ |
賛助会員 | 1,000円 | 10,000円 |
※団体正会員・・・企業名や地域団体名で登録し、1回の活動に3名まで参加可能
入会の受付後、会から年会費の払込票を郵送しますので、郵便局で払い込みください。
後日、会から「道志水源林の活動のお知らせ」などを送付しますので、希望する活動日への参加をお申し込みください。
入会手続きなどの詳細は、「NPO法人道志水源林ボランティアの会」にお問い合わせください。
電話、ファクス: 045-664-3972
NPO法人 道志水源林ボランティアの会ウェブサイト(外部サイト)
NPO法人道志水源林ボランティアの会の受付時間
期間 |
受付時間 |
備考 |
---|---|---|
3月から10月まで |
毎週火曜日、木曜日 |
休日・ゴールデンウィーク・お盆の週・活動日を除く |
11月から翌年2月まで |
毎週火曜日 |
年末年始を除く |
※事務担当者が不在のときは、留守番電話またはファクスをご利用ください。
NPO法人道志水源林ボランティアの会の活動予定日
活動日 | 定員 |
---|---|
4月8日(土曜日) | 48名 |
4月21日(金曜日) | 48名 |
5月10日(水曜日) |
48名 |
5月27日(土曜日) | 48名 |
6月9日(金曜日) | 48名 |
6月24日(土曜日) | 48名 |
7月8日(土曜日) | 48名 |
7月28日(金曜日) | 48名 |
8月26日(土曜日) | 48名 |
9月9日(土曜日) | 48名 |
9月27日(水曜日) | 48名 |
10月14日(土曜日) | 48名 |
10月26日(木曜日) | 48名 |
11月10日(金曜日) ※予備日 | 48名 |
参加費無料の体験活動
「入会してみたいけど、どんなことをするのか分からない・・・」「木を切るって大変そう。自分の体力でできるかな・・・」などと不安に思っている、あなた!
「NPO法人道志水源林ボランティアの会」の経験豊富なインストラクターが丁寧に指導しますので、間伐活動の無料体験に参加して、森林浴をしながらいい汗を流してみませんか。
体験活動日 | 上記の「活動予定日」から、ご都合の良い日をお選びください。 |
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参加費 | 無料(昼食・飲み物・活動しやすい服・滑りにくい靴などは、各自ご用意ください。) |
交通費 | 現地との往復は、会が用意する貸切バスを利用します。 |
※活動内容やお申し込みに関する詳細は、会にお問い合わせください。
道志の森インストラクター認定制度(「NPO法人道志水源林ボランティアの会」の会員を対象とした制度)
水道局では、「NPO法人道志水源林ボランティアの会」の会員の中で、一定の資格を保有している方を「道志の森インストラクター」として認定しています。
- 詳しくは、道志の森インストラクター制度へ
関連事業
道志村における民有林の間伐活動に参加することは難しいが、環境保全に何か協力したいという方は、「横浜市水のふるさと道志の森基金」に寄附することで、道志水源林の保全活動を支援することができます。
ボランティア団体等の道志水源林保全活動に対する助成制度
NPO法人、企業や地域などのボランティア団体(以下、「ボランティア団体等」という。)が行う道志水源林の保全活動に対する助成制度です。
助成制度の内容
(1)活動資金の助成
ボランティア団体等が、事前に水道局に申請し、承認を受けて行う道志村の民有林における間伐活動等に対し、交通費の一部とし
て、1回の活動毎に1人あたり2,000円を助成します。
(2)その他
・活動場所は、水道局が道志村における民有林の地権者と調整し、提供します。
・不足する道具類がある場合は、事前申請により貸し出します。
助成対象団体
助成の対象は、次の条件を満たすボランティア団体等です。
(1)環境保全活動を目的とするボランティア団体等であり、10人以上での保全活動が可能であること。
(2)保全活動に関する知識や経験を有する指導者の下に、安全かつ適切な作業管理ができること。
(3)自主的に保全活動計画を策定し、年間に2回以上の保全活動が継続的に毎年できること。
(4)交通事故及び作業に伴う事故に対して、自己の責任と費用負担により傷害保険等に加入でき、自ら責任を負担しかつ必要な対応が
できること。
※保全活動の期間は、4月から11月までです。
※助成の申請受付期間は、毎年4月から5月までです。
※活動場所及び活動内容は、水道局水源林管理所との調整が必要です。