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平成30年度の記事

最終更新日 2020年6月26日

1月31日

ニューカレドニアへ カンムリシロムクとオウギバトを送りました

平成元年に横浜市政100周年を記念してニューカレドニア南部州政府より横浜市にニューカレドニアの固有種で絶滅の危機に瀕しているカグーが寄贈され、それを契機に、横浜市とニューカレドニア南部州政府は、カグーなどの希少鳥類の保全を目的とした学術交流や動物交換を行っています。この交流の一環として、横浜市は、1月23日、6羽のカンムリシロムクと2羽のオウギバトをニューカレドニアにあるミッシェルコルバソン動植物公園に送りました。これらの鳥たちがニューカレドニアで元気に暮らして繁殖し、横浜市との友好の架け橋となってくれることを願っています。

11月21日

カンムリシロムクをインドネシアに送りました

輸送箱に入ったカンムリシロムクの写真

繁殖センターでは、インドネシア共和国のバリ島にのみ生息し絶滅の危機に瀕しているカンムリシロムクの飼育下での繁殖に取り組んでいます。また、2004年からは、インドネシア共和国政府と協力して、生息地にある西部バリ国立公園で実施している野生復帰事業の支援も行っています。現地での野生復帰に役立てるため、繁殖センターを中心に日本国内で繁殖したカンムリシロムクを継続的に送致しており、11月7日、7回目となるカンムリシロムク15羽の送致を行いました。これまでに送った総数は160羽となりました。


送られた鳥たちはインドネシアの保全施設で飼育されているカンムリシロムクとペアリングされ、そこから生まれた子孫たちが野生に放たれることになります。
横浜育ちのカンムリシロムクの子どもたちがバリ島の森林を飛び回るのが楽しみです。

8月10日

科学スクールを開催

科学スクールの様子

毎年夏に行っている「繁殖センター科学スクール」を、今年は7月27日から29日の3日間開催し、合計で31名の方が参加されました。
今年もDNAを抽出する実験を体験してもらうとともに、バクやカンムリシロムク、カグーなどの希少動物を見ながら野生での現状や飼育下での保全の取り組みについて説明を聞いていただきました。
この体験を通して、普段は非公開の繁殖センターが、絶滅危惧種を守るためにどんな活動をしているのか理解していただけたと思います。


5月7日

ミゾゴイの春

巣材の小枝を咥えるミゾゴイの写真

ミゾゴイは春になると繁殖のために日本に飛来する渡り鳥です。繁殖地となる里山の減少によって生息数が減っていて絶滅も心配されているため、繁殖センターではこの鳥の保全に力を入れています。2015年には国内初となる飼育下での繁殖に成功し、それ以来3年連続で雛が巣立っています。
最初の年に育った2羽の雄は良いペアリング相手がいないため、まだ兄弟だけで暮らしています。それでも繁殖期の始まる3月下旬頃になると巣材となる小枝を大事そうにくわえている姿を見ることができるようになります。その姿を見るにつけ、早く良い相手が見つかって繁殖につなげられればいいと思っています。


このページへのお問合せ

横浜市環境創造局公園緑地部動物園課繁殖センター

電話:045-955-1911

電話:045-955-1911

ファクス:045-955-1060

メールアドレス:ks-hansyoku@city.yokohama.jp

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