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東京2020オリンピック・パラリンピックを契機とした「花と緑にあふれる環境先進都市」横浜の取組
最終更新日 2024年4月9日
「花と緑にあふれる環境先進都市」横浜の取組とは
東京2020オリンピックの競技会場となる、横浜国際総合競技場及び横浜スタジアムの周辺エリア等において、花壇や街路樹の整備、レインガーデン、下水再生水の活用、風力発電によるクリーンな電力の使用など、様々な先進的な環境の取組を一体的に展開しています。
取り組むにあたっては、関係区局や地域・団体の皆様など、様々な方と連携し、魅力と賑わいにあふれる環境空間づくりにつなげました。
横浜国際総合競技場周辺エリア等での取組
花と緑による彩り・賑わい
競技場への動線となる主要な街路において、花や緑で華やかさを演出しています。
- 競技場ごとに設定されている、コアグラフィックス「紅」に合わせた色合いの花で街路を彩ります
- 竹垣(四つ目垣)や坪庭風装飾など、和の雰囲気で街路を彩ります
- 木箱やオベリスク等を用いて花壇に立体感を出し、街路を彩ります
- ハンギングバスケット(76基)、コンテナ花壇(41基)、大型コンテナ花壇(6基)、立ち型ハンギング(15基)、フラワータワー(7基)、フラワーワゴン(1基)により立体的に街路を彩ります
- フラワータワーや大型のコンテナ花壇等を用いて、競技場を彩ります
レンガ花壇
坪庭風装飾
オベリスク(右奥)を活用した花壇
フラワーワゴン
ハンギングバスケット
ハンギング付きコンテナ花壇
スタジアム通りの花壇
競技場外周の花壇
フラワータワーと大型コンテナ
地域が主体となった通りの緑化
新横浜町内会が主体となって、「新横浜町内会美化環境部ガーデンシティ新横浜プロジェクトチーム」を結成し、新横浜スクエアビルへの壁面緑化の実施などに取り組みました。壁面緑化の高い視認性を活かし、賑わい演出の起点としています。
また、コンテナ花壇を民有地に設置し、街全体が緑豊かな雰囲気となるよう演出しています。
壁面緑化
雨水を引き込み貯留するレインガーデンの設置
スタジアム通りに11箇所、新横浜中央通りに2箇所、Fマリノス通りに16箇所、それぞれでタイプの異なるレインガーデン(※)を設置しています。
(※)道路や歩道など周辺の雨水を花壇に引き込み、一時的に貯留し、時間をかけて浸透させる花壇
レインガーデン
取組内容の案内プレートの設置
競技場周辺での取組内容をお知らせする案内プレートを、6月29日に設置しました。エリア内に6箇所設置し、来街者に取組を発信しています。
案内プレート
横浜国際総合競技場の照明LED化
- 競技用照明をLED化し、オリンピックの基準を満たす照度を確保しています。このことにより、音響と一体となった臨場感あふれる迫力ある照明の演出が可能となっています。
- 既存の照明に比べ、約35%の省エネを実現しています。
- 場外のライトアップ照明はフルカラー化され、多様な色彩での点灯が可能になり、季節を表現した演出などで街に彩りを添える地域のランドマークとしての機能も発揮できる様になっています。
競技場内
競技場外
デザインマンホールによる賑わい
英国代表チームが、横浜国際プールで事前キャンプを行っています。横浜市は”GO GB(ゴー・ジービー:がんばれ、英国)”を合言葉に、英国代表チームがベストパフォーマンスを出せるようなサポートを行っています。
これに合わせ、7月8日に、北山田駅周辺に“GO GB”デザインのマンホールを10枚設置しました。
デザインマンホール
横浜スタジアム周辺エリアでの取組
横浜スタジアム周辺エリアでは、オリンピック・パラリンピック期間中、”海を通した世界に対するアプローチ”というテーマで、横浜公園〜日本大通り~山下公園を花や緑でつなぎ、横浜から世界へ、ガーデンシティ横浜を実感いただける取組を発信しています。
夏の暑さに負けないよう、2019年から実施した夏花壇の実証実験の成果も活かし、花や緑で彩っています。
横浜公園の花と緑(7/23~8/9は横浜公園内には入れません)
横浜公園では、”花を通じた異文化交流”をテーマに演出しています。
- エントランス付近は、おもてなしガーデンとして、鮮やかな配色でウェルカム感を演出しています
- 映像等が配信されることも意識し、スタジアム内などの高いところから見た時にも綺麗に見えるよう、草花の配置を工夫しています
おもてなしガーデン
配置を工夫した草花
日本大通りの花と緑
日本大通りでは、”海を通じた世界に対するアプローチ”をテーマに演出しています。
- 交差点の信号待ちや、日差しを避ける木陰の近くなど、足を止めたくなるスポットを中心に、夏も楽しい街路に、草花を使った涼を演出しています
- 様々な種類のアサガオ、竹でできた支柱を設置し、日本の夏の風物詩を表現しています
山下公園の花と緑
山下公園では、”港町よこはまの歴史と文化のおもてなし”をテーマに演出しています。
- 「公園の形をした海岸」「日本の風物詩を見せつつ、海外の風物詩を取り込む、出入りの場」というというコンセプトのもと、⽇本の夏の花、⻄洋の夏の涼しげな⾊の花を組み合わせています
- 海を背景に、多様な花の競演をお楽しみください
両エリア共通の取組
障害者就労支援施設等と連携した花壇
障害者就労支援施設等との連携により、各エリアに花壇を設置し、華やかさや賑わいを演出しています。
- 新横浜駅北口駅前広場
東京2020オリンピック・パラリンピックPR花壇を設置し、障害者就労支援施設等で維持管理を行っています。
- 新横浜駅前公園
花や緑で花壇を彩り、障害者就労支援施設等で花の植替え、維持管理を行っています。
- 横浜公園
ガーデンネックレス開催期間中に設置された花壇を引継ぎ、障害者就労支援施設等で維持管理を行いました。(7月12日まで)
新横浜駅北口駅前広場の花壇
新横浜駅前公園の花壇
横浜公園の花壇
花や緑への水やりに下水再生水を活用
エリア内の花や緑への水やりに下水再生水(※)を活用することで、水循環の形成に寄与します。
(※)水再生センターで下水処理を行った下水処理水は、大部分を海や河川へ放流していますが、一部は砂ろ過やオゾン処理などを行い下水再生水として、修景用水、トイレ洗浄水、雑用水等多くの用途に利用しています。
水やりに使用する下水再生水は、下水処理水を砂でろ過して、目に見えない細かい汚れを更に取り除いた後、オゾン消毒設備で滅菌しています。
再生水による水やり
質の高い維持管理
今回整備した花壇や植栽帯は、一体的に管理しています。花や緑の成長や街路樹の育成を見据えた、長期的な視野で維持管理することにより、緑花による魅力ある空間を演出します。
暑さをしのげる環境づくり
- 街路樹を、緑陰が増えるように、樹形を整え、枝を多く残す等の剪定を実施しました。木陰をつくることで直射日光を遮り、暑さの緩和を図っています。
- 国土交通省の実証実験と連携し、新横浜駅前公園に、アーチ型とベンチ型の暑熱緩和施設を設置しています。アーチ型の施設にはミストを設置し、暑さを軽減しています。
- 横浜国際総合競技場の東ゲート橋の地面を遮熱性舗装し、照り返しによる暑さを軽減しています。
- 横浜国際総合競技場内にフラクタル日除け(特殊な構造の日除け)を設置し、クールスポットを創出しています。
暑熱緩和アーチ
フラクタル日除け
横浜市風力発電所による電力の再エネ化
大会期間中、両会場で使用する電力については、横浜市風力発電所ハマウィングで創出されたグリーン電力証書(※)により、再エネ化を行います。
(※)グリーン電力証書制度
風力や太陽光などの自然エネルギーで発電されたクリーンな電気が持つ「環境付加価値」を「証書」化して取引する仕組み。証書を使用することで、特定の期間・場所で使用する電力を、自然エネルギーによる電気を使用したとみなすことができる制度。
ハマウィング
グリーン電力証書
地産地消サポート店の紹介
両会場周辺で、横浜でとれた新鮮な旬の野菜や果物、卵、“はまぽーく”などの農畜産物を積極的にメニューに取り入れて、地産地消に取り組んでいる市内の飲食店等を紹介しています。
詳細は以下をご覧ください。
マップ(新横浜近隣エリア)
マップ(横浜都心臨海部)
このページへのお問合せ
みどり環境局戦略企画部戦略企画課
電話:045-671-2891
電話:045-671-2891
ファクス:045-550-4093
メールアドレス:mk-kikaku@city.yokohama.lg.jp
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