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横浜市生活交通バス路線維持制度と路線(乗合)バスの現状について
最終更新日 2023年6月8日
横浜市生活交通バス路線は赤字部分を市民の皆様の税金で補てんすることで運行されています。しかし、そもそも「黒字だからバスが走っているんじゃないの?」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。そこでまず、全国の路線バスの現状を知っていただきたいと思います。
路線(乗合)バスの現状について
路線バスは労働集約型産業(人件費の占める割合が高い産業)と言われており、運行経費の57%が(※1)が人件費です。
そのため、収支改善が難しく、路線バスの経営は非常に苦しいのが現状で、全国のバス事業者が運行している路線の約7割が赤字路線(※2)となっており、一部の黒字路線の利益で赤字路線の利益で赤字路線を運行しています。
※1平成28年11月国土交通省調べ
※2「数字で見る自動車2016」より
一般的な企業であれば、赤字部門は廃止されてもおかしくありませんが、バス事業者の多くは、公共交通を担うものの使命として、上記の通り赤字路線も含めて皆様の移動手段を守っています。一方であまりにも収支が悪く、路線を廃止せざるを得ないこともあります。路線の廃止により、日常生活の利便性が大きく低下しないように設けられた制度が横浜市生活交通バス路線維持制度です。
横浜市生活交通バス路線維持制度について
市民の皆様の生活交通の確保の為に、主に以下に該当する路線を横浜市生活交通バス路線維持制度の対象路線としています。
<1>廃止によって駅から1km、他のバス停から300mの圏内から外れる地域が発生する路線。
<2>最寄り駅まで15分圏内の達成人口が減少する路線。
現在、横浜市生活交通バス路線は13路線あります、令和2年度は5億616万円の赤字が税金によって補てんされました。この補てん額を減らすためにも一回でも多くバスをご利用いただきますよう、ご協力をお願いいたします。
上記についてもっと詳細を知りたい!という方は以下のリンクからご覧ください。
その他知られざる路線(乗合)バスの真実についてはこちら
横浜市生活交通バス路線維持制度についての詳細はこちら
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