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最終更新日 2018年8月20日
「日最高8時間値の年間99%タイル値」(以下「99%タイル値」と呼びます。)とは、 光化学オキシダント(OX)の濃度を経年的に評価するために、2014年に環境省が発表した「光化学オキシダントの環境改善効果を適切に示すための指標」(以下「新指標」と呼びます。)を算出する際に使われる年間統計値であり、一年間のうちで光化学オキシダントの濃度が高かった日に着目して、高濃度がどの程度であったかを示す尺度の一つです。
99%タイル値は、1年間の全ての時間について、8時間の移動平均値(以下「8時間値」と呼びます。)を計算し、一日ごとにその最高値(以下「日最高8時間値」と呼びます。)を算出し、一年間で得られた日最高8時間値を、値の低い方から高い方に順に並べたとき、低い方(最低値)から数えて99%目の日数に該当する日最高8時間値です。
例えば、365個の日最高8時間値がある場合は、99%値は、低い方から数えて99%目に該当する第361番目の日最高8時間値です。
逆に、高い方(最高値)から数えると、最高値から数えて1%分の日数である4番目までを除いた第5番目の日最高8時間値です。
光化学オキシダントの新指標を算出する際に使用されます。
ある年度における光化学オキシダントの新指標は、当該年度を含めた過去3年分の99%タイル値の算術平均値(移動平均値)です。
新指標 = INT(99%タイル値(2年前) + 99%タイル値(1年前) + 99%タイル値(当該年))/3 + 0.5)
※ INTは小数点以下を切り捨てて整数化する関数
新指標は、3年分の99%タイル値が全て有効である場合に算出され、それ以外は欠測となります。
光化学オキシダントの99%タイル値は、累積頻度分布上の99%タイル値であるため、 二酸化窒素(NO2)の環境基準の評価で用いられる 日平均値の年間98%値と似ており、下記(3)では同じような手法を用いています。
99%タイル値は、次の3段階を経て算出されます。
(1) まず、毎日の24時間について8時間の移動平均値(8時間値)を算出
(2) 次いで、一日ごとに24個の8時間値の中の最高値(日最高8時間値)を算出
(3) 最後に、一年間で得られたすべての日最高8時間値を数値の低い方から高い方に(昇順)に並べたとき、低い方から数えて99%目の日数に該当する日最高8時間値が、99%タイル値です。
(1) 8時間値
(2) 日最高8時間値
(3) 日最高8時間値の年間99%タイル値
日付の順に格納されている日最高8時間値の配列Xを、昇順ソートして、測定値の低い方から順に並べ替えた配列Yを作り、99%タイル値を算出する考え方を下の図に示します。(有効測定=365日の場合)
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