このページの先頭です

生活道路におけるビッグデータを活用した交通安全対策

最終更新日 2020年12月4日

取組の概要

生活道路が抱える問題と背景

交通事故の死者数は大幅に減少しているものの、生活道路の交通事故は減少割合が小さく、また、自宅から500m以内の身近な道路で事故が多く発生しており、通学路等の生活道路の交通安全対策の推進が強く求められています。
自宅周辺の身近な道路は、買い物や送り迎えなど、普段の生活に沿って使われるべきところが、40、50km/hと速い速度で抜け道利用している車が多く見られ、歩行者や自転車が日常的に通行するうえで、事故が起こるリスクが高くなっています。
人と車が衝突したとき、車のスピードが30キロを超えると、死亡率が急激に上昇するというデータもあり、重大事故を減少させるためには、生活道路における車のスピードを30km/h以下にすることが重要となります。
そのため、国と協力して、ETC2.0ビッグデータを活用した生活道路の交通安全対策に取り組んでいます。

衝突時の自動車の速度と致死率の関係
出典:世界保健機関(速度マネジメントに関する報告書)

ETC2.0ビッグデータとは

高速道路の自動料金収受及び実際に走行している車のデータとして、挙動データ(急減速、急ハンドル)、速度、経路データが収集できるシステムです。
データは国土交通省が所有しており、データの提供を受けることにより、速度や経路などのデータを得ることができ、地区における課題を定量的に分析することができます。

ETC2.0の概要
※国土交通省提供資料を基に、横浜市が作成

生活道路における交通安全対策取組箇所

港北区大倉山三丁目地区

1 概要
港北区大倉山三丁目地区は、横浜市の中で事故が多いエリアとなっていました。また、幹線道路を避けてエリア内をスピードを出して抜け道利用する車が多く、通勤・通学する方や地域の住民にとって危険な状況であり、早急に対策を講じる必要がありました。
地域の課題を受けて、平成29年に地域住民と小学校、警察、国土交通省、横浜市等で構成される「車両速度抑制対策検討会」を設立し、大倉山三丁目地区に関する安全対策の検討を進めることにしました。

2 実証実験(平成29年10月5日~平成29年11月1日)
平成29年に「車両速度抑制対策検討会」で意見交換を行い、ハンプ体験会や実証実験(ハンプ等の試験施工)を行いました。

【ハンプとは】
道路に台形状の凸部を設置することにより、車の速度を低下させます。

【狭さくとは】
道路を狭くすることにより、すれ違わず、ゆずりあうことで車の速度を低下させます。

3 本施工
実証実験(ハンプ等の試験施工)の速度抑制効果を確認することができたため、対策内容や位置等について地域住民と意見交換を行い、平成31年2月にハンプと狭さくを設置しました。

港北区大倉山三丁目地区実施箇所位置図
港北区大倉山三丁目地区実施箇所

4 効果検証結果
ハンプ及び狭さくの設置による速度抑制効果が発揮されているかを検証するため、対策前、対策後1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月と車の走行速度のデータを分析しました。

本施工後の効果検証結果グラフ。車両の走行速度が継続して30km/h未満。
本施工後の効果検証結果グラフ

参考:85%タイル速度とは
85%タイル速度とは、ある区間を走行する車両の速度を低い順番から並べた場合に、全体の85%が含まれる速度の値である。例えば、100台の自動車の走行速度を低いものから順番に並べた場合、85番目の速度(上から16番目の速度)である。平均速度以外に実勢速度を表す指標として85%タイル速度があり、85%タイル速度は特異値ではなく「その地点を走行する車両の85%はこの速度以下で走行していることを表し、通常の走行をしている車両の速度の上限値とみなすことができる速度」、「適切な制限速度のための良い指標」と位置づけられている。

緑区中山町地区

1 概要
緑区中山町地区は、周辺の幹線道路を避けて対象区間(ゾーン30区域内及び通学路)をスピード を出して通過する車が多く、横断歩道部では歩行者が渡りにくい状況にありました。また、 ETC2.0ビッグデータの分析結果からも速度超過等が確認されており、通勤・通学する方や地域の皆さまにとって危険な状況であり、早急に対応を講じる必要がありました。
地域の課題を受けて平成30年度に地域住民と小学校、警察、国土交通省、横浜市等で構成される「交通安全対策協議会」を設立し、安全対策の検討を進めることにしました。

2 実証実験(平成30年11月20日~平成30年12月17日)
平成30年に「交通安全対策協議会」で意見交換を行い、実証実験(スムース横断歩道、ハンプ等の試験施工)を行いました。

【スムース横断歩道とは】
横断歩道を歩道の高さまで上げることで、ドライバーが認識しやすくなり、車の速度を低下させ、歩行者が安全に横断できます。

【ハンプとは】
道路に台形状の凸部を設置することにより、車の速度を低下させます。

【狭さくとは】
道路を狭くすることにより、すれ違わず、ゆずりあうことで車の速度を低下させます。

【交差点カラー舗装とは】
交差点内を赤く塗ることにより、ドライバーに注意喚起します。

3 本施工
実証実験(スムース横断歩道、ハンプ等の試験施工)の速度抑制効果を確認することができたため、対策内容について地域住民と意見交換を行い、令和2年3月にスムース横断歩道やハンプ等を設置しました。

緑区中山町地区地区実施箇所位置図
緑区中山町地区実施箇所

4 効果検証結果
スムース横断歩道やハンプ等の設置による速度抑制効果が発揮されているかを検証するため、対策前、対策後1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月と車の走行速度のデータを分析しました。

本施工後の効果検証結果グラフ。車両の走行速度が継続して30km/h未満。
本施工後の効果検証結果グラフ

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Get Adobe Acrobat Reader DCAdobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ

このページへのお問合せ

道路局道路部施設課

電話:045-671-2785

電話:045-671-2785

ファクス:045-651-5443

メールアドレス:do-shisetsu@city.yokohama.jp

前のページに戻る

ページID:186-931-715

先頭に戻る