読書バリアフリー啓発リーフレット このリーフレットは4ページあります。 バリアフリー図書、読書支援機器のイラストが記載されています。 1ページ目 標題:みる、さわる、きくいろんなカタチの読書方法があります。 「文字の大きさや色を変える」「本の内容を音声で読み上げる」など、 自分に合った方法で読めるバリアフリー図書や各種サービスを紹介します。 このような読書のお困りごとはありませんか? ・視覚障害などにいより、活字が見えない、見えにくい ・腕や手などに障害があり、本を持つことやページをめくることが難しい ・文章を読むことが難しい※ ※学習障害などの発達障害により、脳が文字を「にじんで見える」、「ゆらいで見える」、「かすんで見える」、「鏡文字で見える」 ように認識して文章を読むことが困難なことがあります。 2ページ目 凡例: 【電子機器で再生】…パソコン・タブレット・スマートフォン・専用機器などを使って、読むことができます。(一部対応していない端末もあります) 【対象の制限あり】…ご利用できる方は、視覚障害や肢体不自由、発達障害や学習障害等、読むことに困難がある方に限られます。 1パリアフリー図書 (1)耳で読む ・音声デイジー 【電子機器で再生】【対象の制限あり】 本の内容を録音して音声にしたものです。図や写真の説明も入っています。 ・ 音声読み上げ対応の電子書籍・オーディオブック 【電子機器で再生】 電子書籍の中には、音声合成機能で読み上げられるものがあります。 オーディオブックは、本の内容を朗読した音声データです。 (2)目で読む ・大活字本 目の見えにくい方にも読みやすいように、大きな文字で書かれた本です。 ・LLブック やさしい言葉で分かりやすく書かれた本です。ピクトグラム(絵文字)や写真・図を使って理解しやすく書かれています。 (3)耳と目で読む ・マルチメディアデイジー 【電子機器で再生】【対象の制限あり】 本の内容を録音した音声を、その部分の文字や画像をハイライトしながら読むことができます。 ・テキストデイジー 【電子機器で再生】【対象の制限あり】 文字情報(テキストデータ)を音声合成機能で読み上げるものです。 (4)触って読む ・点字図書 点字に翻訳された本です。点字と点図を透明なシートを打って、絵本に貼った「音訳絵本」もあります。紙の本のほかに点字データもあります。 ・布の絵本・さわる絵本 布・革・毛糸などを用いて作られた絵本で、触って絵の形が分かるようになっています。 2パリアフリー図書の利用方法 (1)貸出 市立図書館窓口または配送により貸し出ししています。 (2)インターネットサービス 下記のバリアフリー図書が利用できます。 音声デイジー、マルチメディアデイジー、テキストデイジー、点字データ等 ・サピエ図書館 所蔵データ:30万タイトル以上 申込:市立図書館の「活字資料での読書が困難な方へのサービス」に登録後、「サピエ図書館」に登録 ・国立国会図書館視覚障害者等用データ送信サービス 所蔵データ:3万タイトル以上 申込:国立国会図書館に直接登録 3ページ目 3読書を支援する道具や機器 (1)拡大読書器 文字を拡大表示させる機器です。白黒反転、拡大率の変更等の機能がついています。 (2)デイジー再生機 音声デイジーなどを再生する専用機器です。ボタンの形状が大きく、音声ガイドがついているものもあります。 (3)点字ディスプレイ パソコン等に表示された文字を点字で表示する装置です。サピエ図書館・国立国会図書館視覚障害者等用データ送信サービスにある点字データをダウンロードし、点字ディスプレイで読むことができます。 (4)リーディングトラッカー 読みたい特定の行に集中して読めるように、両隣の行の文字を隠して読み進めることができる機器のことです。 4読書支援機器の利用方法 利用(図書館内):図書館内で一部の読書支援機器を利用することができます。 購入(給付):一部の読書支援機器について、給付を受けられる場合があります。購入前に下記の窓口(各区福祉保健センター高齢・障害支援課もしくはこども家庭支援課)へご相談ください。 5図書館サービス 凡例:【対象の制限あり】…ご利用できる方は、視覚障害や肢体不自由、発達障害や学習障害等、読むことに困難がある方に限られます。 ・対面朗読・オンライン対面朗読 【対象の制限あり】 図書館の本や持参した本を、朗読者が直接読み上げます。 ・レファレンスサービス(テキストデータで回答) 【対象の制限あり】 レファレンスサービスで回答した資料について、読み上げ可能な「プレーンテキスト」で提供しています。 4ページ目 横浜市 読書バリアフリー情報サイト 読書バリアフリーの各種サービスの詳細や利用方法を掲載しています。 <主な掲載内容> ・自分に合った方法で読める「バリアフリー図書」利用方法 ・「読書支援機器」の利用方法 ・読書バリアフリーの各種サービス他 ホームページは 「横浜市」と「読書バリアフリー」を掛け合わせて検索してください。 読書バリアフリー法 誰もが読書をできる社会を目指して、2019年6月に読書バリアフリー法※1が成立しました。 どのような法律? 障害の有無に関わらず、すべての人が読書による文字・活字文化の恩恵を受けられるようにするための法律です。 さまざまな障害のある方が、利用しやすい形式で本の内容にアクセスできるようにすることを目指しています。 ※1視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律 発行 横浜市教育委員会事務局総務部生涯学習文化財課 〒231-0005 横浜市中区本町6丁目50番地の10 TEL: 045-671-3282 FAX:045-224-5863 令和5年9月発行