動画「新型コロナワクチン接種後の副反応への対応方法」【令和3年9月1日公開】(厚生労働省ウェブサイトより)
主な副反応は、注射した部分の痛み(※)、頭痛、関節や筋肉の痛み、疲労、寒気、発熱等があります。また、稀に起こる重大な副反応として、ショックやアナフィラキシーがあります。なお、新型コロナワクチンは、新しい種類のワクチンのため、これまでに明らかになっていない症状が出る可能性があります。接種後に気になる症状を認めた場合は、接種医あるいはかかりつけ医に相談してください。
- (※)モデルナ社ワクチンによる1・2回目接種では、接種直後よりも翌日に痛みを感じる方が多く、また、接種後1週間程度経ってから、痛みや腫れなどが起きることも報告されています。
ファイザー社ワクチン ※コミナティ添付文書より
発現割合 |
症状 |
50%以上 |
接種部位の痛み、疲労、頭痛 |
10~50% |
筋肉痛、悪寒、関節痛、下痢、発熱、接種部位の腫れ |
1~10% |
吐き気、嘔吐 |
モデルナ社ワクチン ※スパイクバックス(COVID-19ワクチンモデルナ)添付文書より
発現割合 |
症状 |
50%以上 |
接種部位の痛み、疲労、頭痛、筋肉痛 |
10~50% |
関節痛、悪寒、吐き気・嘔吐、リンパ節症、発熱、接種部位の腫れ、発赤・紅斑 |
1~10% |
接種後7日目以降の接種部位の痛みなど(接種部位の腫れ、発赤・紅斑) |
- 接種直後よりも翌日に痛みを感じている方が多いです。
- これらの症状の大部分は、接種後数日以内に回復しています。
- 疲労や関節痛、発熱など、1回目より2回目の方が、頻度が高くなる症状もあります。
- 薬や食物が体に入ってから、短時間で起こることのあるアレルギー反応です。
- じんま疹などの皮膚症状、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状が、急に起こります。血圧低下や意識レベルの低下(呼びかけに反応しない)を伴う場合を、アナフィラキシーショックと呼びます。
- 起こることはまれですが、接種後に、もしアナフィラキシーショックが起こっても、すぐに対応が可能なよう、ワクチン接種会場や医療機関では、適切な医療体制を整備しています。
- ワクチン接種に対する緊張や、強い痛みをきっかけに、立ちくらみがしたり、血の気が引いて時に気を失うことがあります。
- 誰にでも起こる可能性がある体の反応で、通常、横になって休めば自然に回復します。
- 倒れてケガをしないように、背もたれのある椅子に座って様子をみてください。
今までに報告された新型コロナワクチンの副反応疑い報告について(厚生労働省ウェブサイトへのリンク)
- 厚生労働省のウェブサイトでは、今までに報告された新型コロナワクチンの副反応疑い報告など、新型コロナワクチンの接種後の副反応(副作用)に関する情報を公表しています。
- 市販の解熱鎮痛薬(アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬[イブプロフェンやロキソプロフェン等])で対応いただけます。
- 発熱時には、水分を十分に摂取することをお勧めします。
- 妊娠・授乳中の方や胃潰瘍・腎機能障害・喘息などの持病のある方は、薬剤師や医師にご相談ください。
- かゆい場合は冷やしたり、抗ヒスタミン剤やステロイドの外用薬(軟膏等)を塗ると、 症状が軽くなります。こうした成分は、 市販の虫刺されの薬などにも含まれています。
新型コロナワクチン接種後、頻度としてはごく稀ですが、心筋炎や心膜炎になったという報告がなされています。軽症の場合が多く、心筋炎や心膜炎のリスクがあるとしても、ワクチン接種のメリットの方が大きいと考えられています。
- mRNAワクチン(ファイザー社及びモデルナ社のワクチン)接種後については、高齢者よりも思春期や若年成人に、女性よりも男性に、より多くの事例が報告されています。
- 心筋炎や心膜炎の典型的な症状としては、ワクチン接種後4日程度の間に、胸の痛みや息切れが出ることが想定されます。特に若年の男性は、こうした症状が現れた場合は速やかに医療機関を受診することをお勧めします。
- 詳細は、「新型コロナワクチンQ&A(厚生労働省)(外部サイト)」をご確認ください。
ごく稀ではあるものの、mRNAワクチン(ファイザー社とモデルナ社)及びアストラゼネカ社ワクチン接種後にギラン・バレー症候群が報告されています。接種後、手足の力が入りにくい、しびれ等の症状が現れたら、速やかに医療機関を受診してください。
神奈川県新型コロナワクチン副反応等相談コールセンター
- 接種後の継続的に生じた副反応にかかる相談など、医学的知見が必要となる専門的な相談
- (個別の医療機関の紹介はしていません。診断を希望される場合は、かかりつけ医や接種した医療機関にご相談ください。)
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- 新型コロナワクチンは、臨時の予防接種として、「予防接種健康被害救済制度」の対象となります。接種を受けた方に健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が生じた場合、その健康被害が予防接種によるものであると厚生労働大臣が認定したときは、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます。
-
- 詳細は、「新型コロナウイルスワクチン接種に係る健康被害救済制度」をご確認ください。
[参照:首相官邸ウェブサイト、厚生労働省ウェブサイト]
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