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中東呼吸器症候群(MERS:Middle East Respiratory Syndrome)について

最終更新日 2018年7月23日

MERS(マーズ)は新種のコロナウイルス(マーズコロナウイルス(MERS-CoV))による感染症で、2012年に初めて報告されました。主な症状は発熱や、急性の重症な呼吸器症状で、ほとんどの患者が肺炎を起こしますが、中には軽症の患者や所見が非典型的な場合もあると言われています。

中東周辺地域で患者の発生が見られるほか、中東周辺地域への渡航者からも患者が発生し、徐々に患者の発生国が増加しており、死亡率が高いことから十分に注意する必要があります。

人がどのようにしてMERSに感染するかは、まだ正確には分かっていません。患者から分離されたMERSコロナウイルスと同じウイルスが、中東のヒトコブラクダから分離されていることなどから、ヒトコブラクダがMERSウイルスの感染源動物の一つであるとされています。その一方で、患者の中には動物との接触歴がない人も多く含まれています。家族間や、医療機関における患者間、患者-医療従事者間など、濃厚接触者間での感染も報告されています。ただし、季節性インフルエンザのように、次々にヒトからヒトに感染すること(持続的なヒト-ヒト感染)はありません。

海外渡航時には渡航先での流行状況を確認し、手洗いの励行や動物との接触を避けるなど、一般的な衛生対策を心がけることが大切です。また、MERSは潜伏期間が2~14日程度と現在では推測されており、渡航先からの帰国後に発症することも十分考えられます。中東地域から帰国後14日以内に、発熱や咳などの症状がみられ、最寄りの医療機関を受診する際は、事前に医療機関に連絡の上、中東地域に滞在していたことを告げてください。また、中東地域以外でも、帰国後に発熱や咳などの症状がみられた人で、発症前14日以内にMERS が疑われる人と濃厚な接触があった人や、気道分泌液又は体液等の汚染物質に直接触れた人は医療機関に連絡の上、マスクを着用して受診することが必要です。

コロナウイルスとは

ウイルスの表面に長い突起(エンベロープ)があり、それが太陽のコロナのように見えることからコロナウイルスと名付けられました。コロナウイルスにはいろいろな種類があり、その中にはヒトに普通の風邪を引き起こすものもあり、一般的なウイルスですが、中には重症急性呼吸器症候群(SARS)などの重い病気の原因となるものもあります。今回の新型のコロナウイルスは中東で発見されたため、「Middle East respiratory syndrome coronavirus(MERS-CoV)」と名付けられました。

関係リンク及び出典

2014年5月22日掲載
2015年6月2日更新
2015年6月8日更新

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