このページの先頭です

メキシコにおけるA(H7N3)型鳥インフルエンザウイルスによる人の感染について

■この記事は教科書的、文献的な内容についてまとめ、多くの方が参考にしていただけるよう掲載しています。必ずしも最新の知見を提供するものではなく、横浜市としての見解を示すものではありません。■なお、本件に関して専門に研究している職員は配置されていないため、ご質問には対応しかねます。また、個別の診断や治療については医療機関へご相談ください。

最終更新日 2019年7月12日

2012年9月までの状況について

2012年6-8月、メキシコのJalisco州の家きん農場でA(H7N3)型ウイルスによる鳥インフルエンザが発生しました。この鳥インフルエンザが発生した家きん農場で働いている2人がA(H7N3)型ウイルスに感染し、結膜炎を発病しましたが、軽快しました(参考文献1)。人から人への感染例は確認されていません。発病した2人は、いずれとも感染した鳥との濃厚な接触がありました。濃厚な接触とは、例えば、感染した鳥を扱ったり、感染した鳥と狭い空間に一緒にいたりすることです。

このメキシコにおけるA(H7N3)型鳥インフルエンザウイルスによる人間の感染の第1例は、32歳の女性で、この鳥インフルエンザが発生した家きん農場で卵を集める仕事をしていました。7月7日に左眼のかゆみでJaliscoの診療所に受診しました。左眼の発赤・腫脹・流涙が認められ結膜炎と診断されました。症状を緩和する薬による治療が始まりました。この第1例の患者は、全快しました。両眼の分泌物からA(H7N3)型鳥インフルエンザウイルスが分離されました。

このメキシコにおけるA(H7N3)型鳥インフルエンザウイルスによる人間の感染の第2例は、第1例の親族の52歳の男性で、第1例と同じ家きん農場の従業者です。7月10日に眼の結膜炎が発症し、7月13日に地元の診療所に受診しました。症状を緩和する薬による治療が始まりました。この第2例の患者も、全快しました。眼の分泌物からrRT-PCR法でA(H7)型鳥インフルエンザウイルスが検出されました。

WHOによる2012年のまとめによれば

2012年における動物由来のインフルエンザウイルスによる人の感染についてWHOがまとめています(参考文献2)。メキシコにおけるA(H7N3)型鳥インフルエンザウイルスによる人間の感染は、この二例だけでした。また、2012年におけるA(H7N3)型鳥インフルエンザウイルスによる人の感染については、メキシコのこの二例以外はありませんでした。

参考文献

  1. Centers for Disease Control and Prevention(CDC). Notes from the Field: Highly Pathogenic Avian Influenza A (H7N3) Virus Infection in Two Poultry Workers --- Jalisco, Mexico, July 2012. Morbidity and Mortality Weekly Report (MMWR). September 14, 2012 / 61(36);p. 726-727.
  2. WHO. Update on human cases of influenza at the humananimal interface, 2012. Weekly epidemiological record(WER). 29 MARCH 2013, 88th year, No. 13, p. 137-144.

2013年7月10日初掲載

このページへのお問合せ

健康福祉局衛生研究所感染症・疫学情報課

電話:045-370-9237

電話:045-370-9237

ファクス:045-370-8462

メールアドレス:kf-eiken@city.yokohama.jp

前のページに戻る

ページID:915-255-922

先頭に戻る