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室内の有害化学物質濃度をへらすためには
最終更新日 2023年4月1日
“部屋の空気”気になりますか?
近年、家を新築したり購入した方から、「せっかく新居に入居しても臭いが強く、目や鼻に刺激がある」「体の具合が悪くなってしまったのだけれども、どうしたら良いでしょう」「健康への影響が心配だ」というような相談が増えています。このようなケースは、室内空気環境中の化学物質が原因となっている可能性があります。
ここでは、気になる部屋の空気を汚す化学物質、室内の有害化学物質濃度を低減する住宅建築の基本的な考え方、新築・リフォーム後住宅に入居直後に気をつけること等について説明します。
- 現代人は生活時間の大部分をいずれかの室内で過ごしている
- 建物への外気の流入量が減少し、室内保温のために気密性が増大した
- 建築材料や室内装飾品等への化学物質の利用が進み、室内空気汚染発生の機会が増えた
むかしの家
いまの家
適切な材料の選択
- 有害化学物質の放散が少ない施工材を使用する
- 有害化学物質が放散する可能性のある建材、施工材を使わなければならない場合には、極力使用量を減らす
適切な施工
- 建材、施工材を正しく施工する
- 養生、乾燥期間等を十分配慮した工期を設定する
換気、通風への配慮
- 効率的な換気ができるような窓の配置や間取りを考慮して計画を立てる
- 適切な換気量を確保する
新築後しばらくの間は、化学物質の放散が高い場合があると予想されます。換気は窓だけでなく室内ドアなども開放して通風を確保すると効果的です。それでも「強い臭いがする」、「目がチカチカする」、「喉に渇きを感じる」などの症状を覚えたときには、福祉保健センターに相談をしてください。
-参考資料-
(1)健康住宅研究会:室内空気汚染低減のための設計・施工ガイドライン、(財)住宅・建築 省エネルギー機構、1998.
(2)健康住宅研究会:室内空気汚染低減のためのユーザーズ・マニュアル、(財)住宅・建築 省エネルギー機構、1998.
(3)横浜市西区:西区ユウユウ住まいる指針、横浜市西区役所、1997.
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